日本と皇國の幻争正統記   作:坐久靈二

342 / 399
登場人物 その三

 皇(こう)國(こく)貴族

 

⦿水(み)徒(と)端(はた) 早(さ)辺(え)子(こ)

 

・生年月日:皇紀二六六二年(西暦二〇〇二年)五月十日(第四章開始時二十四歳)

・登場:第五話『視(し)界(かい)消(しよう)失(しつ)』

 

※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照

 

 男爵令嬢。

 武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)に拉致された岬(さき)守(もり)航(わたる)らを手助けし、脱出を手引きする一環で航(わたる)に為(い)動(どう)機(き)神(しん)体(たい)の操縦を教えた。

 その後日本国と皇(こう)國(こく)が戦争状態となり、航(わたる)が日本国のエースパイロットとして皇(こう)國(こく)の脅威になると、自分が彼に力を与えた責任を取る為に単身出撃したが、航(わたる)の敵ではなく日本国の捕虜となった。

 

 両国が停戦に向かったのを機に身柄を皇(こう)國(こく)に戻されるが、航(わたる)達日本人拉致被害者を助けた関係性を見込まれて和平交渉特使の一員としてそのまま日本国に蜻(とん)蛉(ぼ)返(がえ)りする破目になり、特別警察特殊防衛課と共に武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)の討伐を巡って協力関係となった。

 当初は彼女と共に派遣された新華族令嬢の我儘さに手を焼いていており、特に鬼(き)獄(ごく)東(あ)風(ゆ)美(み)には暴力を振るわれるなど下に見られて散々な扱いを受けていたが、枚(ひら)辻(つじ)埜(の)愛(あ)瑠(る)と別(びゆ)府(う)幡(まん)黎(れい)子(こ)が狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)に囚われたことを切掛に和解。

 二人の救出に協力し、関係性も幾分か改善している。

 

 また、殺し合いを演じた航(わたる)とは再会した当初こそギクシャクした関係だったが、こちらもある程度普通に話せる間柄に戻っている。

 

 武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)の始末が付き、停戦の目処が立った後は探し求めていた姉と漸く再会したが、同時に姉の本心を謝罪及び絶縁宣言と共に告げられた。

 しかし彼女はそれでも慕う想いは変わらないと返した。

 

⦿鬼(き)獄(ごく) 東(あ)風(ゆ)美(み)

 

・生年月日:皇紀二六六八年(西暦二〇〇八年)六月二八日(第四章開始時十八歳)

・身長:一六五糎(センチ)

・三位寸法:胸八八・胴五五・腰八八

・血液型:B

・外見的特徴:麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)とよく似ている、茶髪

・一人称:私(わたし)

・好きなもの:暴力

・嫌いなもの:生意気な奴

・特技:格闘技

・趣味:料理

・術(じゅつ)識(しき)神(しん)為(い):相手の所持品や遺伝子情報から現在位置の履歴を辿る

・登場:第七十三話『厭(えん)戦(せん)』

 

 麗(うる)真(ま)家の近縁である鬼(き)獄(ごく)伯爵家の令嬢。

 麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)とは再従妹の関係にある。

 枚(ひら)辻(つじ)埜(の)愛(あ)瑠(る)・別(びゆ)府(う)幡(まん)黎(れい)子(こ)と共に「新華族令嬢三羽烏」を自称し、和平交渉特使として日本国に派遣された。

 

 格闘技の才能に恵まれており、女子ながら皇(こう)國(こく)の全国武術大会で優勝している。

 しかし末娘として甘やかされて育ったこともあり、自身の家柄や暴力を鼻に掛けて横暴に振る舞う我儘な性格。

 特に水徒端早辺子に対しては初対面から見下して暴力を振るうなど、関係性は最悪だった。

 

 麗(うる)真(ま)魅(み)琴(こと)のことは一族の敵と見做して襲い掛かるも、全く歯が立たずに逆に痛め付けられてしまい、その後報復を試みるもこれも失敗に終わり、決して敵わないと思い知ってからは逆に忠実に従うようになった。

 ただ、その後魅(み)琴(こと)から様付けで呼ぶことを窘められている。

 

 曾祖父の鬼(き)獄(ごく)魅三郎を通じて神(しん)瀛(えい)帯(たい)熾(し)天(てん)王(のう)のことを知っており、鬼(き)獄(ごく)家に伝わる独自の建国史観を特別警察特殊防衛課に告げたことが神(しん)瀛(えい)帯(たい)熾(し)天(てん)王(のう)の存在を発覚させる切掛となっている。

 曾祖父を始めとした神(しん)瀛(えい)帯(たい)熾(し)天(てん)王(のう)のことは偉大な皇(こう)國(こく)建国の立役者として尊敬していたが、当の魅三郎こと閏閒三入によって鬼(き)獄(ごく)家を鏖にされたことを聞かされると、激昂して殴り掛かろうとした。

 

 家族を喪ったその身柄は帰国後、十桐公爵家に預かられることとなっており、水(み)徒(と)端(はた)早(さ)辺(え)子(こ)の指導を受ける立場になることを憂鬱に思っている。

 

⦿枚(ひら)辻(つじ) 埜(の)愛(あ)瑠(る)

 

・生年月日:皇紀二六六九年(西暦二〇〇九年)九月六日(第四章開始時一六歳)

・身長:一四九糎(センチ)

・三位寸法:胸七八・胴五四・腰八〇

・血液型:O

・外見的特徴:小柄、気怠げな表情、猫のぬいぐるみを持っている

・一人称:私(わたし)

・好きなもの:可愛いもの

・嫌いなもの:五月蠅い環境

・特技:暗殺

・趣味:刃物蒐集

・武(ぶ)装(そう)神(しん)為(い):降(ふり)夜(や)祇(ぎ)ノ(の)守(まもり)刀(がたな)

・登場:第七十三話『厭(えん)戦(せん)』

 

 戦闘一族と評される新華族・枚(ひら)辻(つじ)子爵家の令嬢。

 新華族令嬢三羽烏の鬼(き)獄(ごく)東(あ)風(ゆ)美(み)・別(びゆ)府(う)幡(まん)黎(れい)子(こ)と共に和平交渉特使として日本国に派遣された。

 気怠げな表情で無感情な口調で話す。

 

 鬼(き)獄(ごく)東(あ)風(ゆ)美(み)や別(びゆ)府(う)幡(まん)黎(れい)子(こ)と比べて幾分か良識的な言動を見せるが、歩みの横暴には無関心に振る舞う。

 一方で戦闘一族としての戦い方を叩き込まれており、その実力は一族の最高傑作と評されるだけあってかなりのもの。

 皇(こう)國(こく)の敵と見做した相手は冷酷に始末する「殺(マー)戮(ダー)人(・ド)形(ール)」として叛逆者から恐れられている。

 

 黎(れい)子(こ)と共に久(く)住(ずみ)双(ふた)葉(ば)と密会する椿(つばき)陽(よう)子(こ)を襲撃したが、返り討ちに遭って陽(よう)子(こ)に連れ去られ、狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)に囚われてしまった。

 その後単身脱走したが、黎(れい)子(こ)を見棄てた訳ではなく奪還の機会を窺い、首(しゆ)領(りよう)Д(デー)こと道(どう)成(じよう)寺(じ)太(ふとし)が一人になったタイミングで決行。

 特別警察特殊防衛課や東(あ)風(ゆ)美(み)・早(さ)辺(え)子(こ)と共に奪還に貢献した。

 

⦿別(びゅ)府(う)幡(まん) 黎(れい)子(こ)

 

・生年月日:皇紀二六六七年(西暦二〇〇七年)三月十九日(第四章開始時十九歳)

・身長:一七四糎(センチ)

・三位寸法:胸九二・胴五七・腰九〇

・血液型:A

・外見的特徴:金髪碧眼

・一人称:私(わたし)

・好きなもの:紅茶

・嫌いなもの:自分への差別

・特技:フェンシング

・趣味:ゲーム

・術(じゅつ)識(しき)神(しん)為(い):刺突剣を形成する。剣で付けた傷は大きく開き、大量に出血する。

・登場:第七十三話『厭(えん)戦(せん)』

 

 帰化新華族・別(びゆ)府(う)幡(まん)子爵家の令嬢。

 新華族令嬢三羽烏の鬼(き)獄(ごく)東(あ)風(ゆ)美(み)・枚(ひら)辻(つじ)埜(の)愛(あ)瑠(る)と共に和平交渉特使として派遣された。

 

 別(びゆ)府(う)幡(まん)家は海外で先代神(じん)皇(のう)に恩を売って華族に取り立てられた帰化新華族であり、彼女は人種的に白人である。

 それを理由に皇(こう)國(こく)内では不愉快な視線に晒されることが多く、蔑視を込めて「悪(デビ)魔(ル・)人(ドー)形(ル)」と呼ばれているが、対等に接してくれる東(あ)風(ゆ)美(み)や埜(の)愛(あ)瑠(る)との友情には救いを感じていた。

 

 埜(の)愛(あ)瑠(る)と共に久(く)住(ずみ)双(ふた)葉(ば)・椿(つばき)陽(よう)子(こ)に襲い掛かるが返り討ちに遭い、陽(よう)子(こ)によって狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)の囚われの身となる。

 その後、道(どう)成(じよう)寺(じ)からは屈辱的な扱いを受けて心を折られ、さらに能力によって洗脳されてしまい、戦力としては皇(こう)國(こく)側として最初に脱落した。

 その後、特別警察特殊防衛課によって救出されたが、帰国までホテルで安静に過ごした。

 

 

 

⦿十(とお)桐(どう) 綺(あや)葉(は)

 

・生年月日:皇紀二六〇八年(西暦一九四八年)九月十日(第四章開始時七十七歳)

・登場:第三十話『六(ろく)摂(せっ)家(け)』

 

※その他プロフィールについては第二章の当該項目を参照

 

 皇(こう)國(こく)最大貴族「六摂家」の一角を担う十(とお)桐(どう)公爵家の女当主。

 皇(こう)國(こく)から和平交渉特使として派遣され、日本国の新政権と停戦交渉を行った。

 難航(わたる)する交渉に四苦八苦しながらもどうにか両国の停戦条件を纏めて帰国。

 

 面倒見の良い人物で、家を失って行く当ての無い水(み)徒(と)端(はた)早(さ)辺(え)子(こ)や鬼(き)獄(ごく)東(あ)風(ゆ)美(み)を預かることになっている。

 

⦿敷(しき)島(しま) 朱(と)鷺(き)緒(お)/水(み)徒(と)端(はた) 早(そ)芙(う)子(こ)

 

・生年月日:皇紀二六五八年(西暦一九九八年)九月二十八日(第四章開始時二十七歳)

・登場:第十二話『青(せい)血(けつ)』

 

※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照

 

 新神(じん)皇(のう)となった獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)の近衛侍女で、正体は水(み)徒(と)端(はた)早(さ)辺(え)子(こ)の姉・早芙子。

 

 元々は皇(こう)國(こく)の全国武術大会で優勝する程の剣豪だったが、親友の鸙(ひばり)屋(や)敷(しき)栞(しおり)が不幸な縁談の末にこの世を去ってしまったことを切掛に貴族社会から距離を取るようになった。

 しかし一般の大学で叛逆思想を持った青年・黄(つ)柳(げ)野(の)文(ふみ)也(や)に目を付けられてしまったことで自身も叛逆の道へと引き摺り込まれて行ってしまった。

 

 黄(つ)柳(げ)野(の)文(ふみ)也(や)のことは革命の道に巻き込まれた後も愛しており、一時期は事実婚として妻の黄(つ)柳(げ)野(の)早(そ)芙(う)子(こ)と名乗るほどの関係になった。

 しかし皇族に囚われたという文(ふみ)也(や)を救い出す為に嘗て憧れた獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)の邸宅に侵入した際、絶対強者と謳われる獅(し)乃(の)神(かみ)に手も足も出ずに完全敗北したこと、囚われたと思っていた文(ふみ)也(や)はその実自分を裏切って第一皇女・麒(き)乃(の)神(かみ)聖(せい)花(か)の下に奔っていたと知らされたこと、そしてこれまでの自分のしてきたことが誇り高き叛逆ではなく理想を全う出来ない自身に対する自罰であったと悟ってしまったことから完全に屈服。

 以後は獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)に忠誠を誓い、新たに与えられた近衛侍女・敷(しき)島(しま)朱(と)鷺(き)緒(お)の名と人生を全うするようになった。

 

 現在では主が美しい夢を見続ける為に、時に忠臣として、時に愛人として側仕えする傍らで、相方の貴(き)龍(りゆう)院(いん)皓(しら)雪(ゆき)の動きを警戒していざという時は斬る腹積もりでいる。

 

 

 

⦿貴(き)龍(りゅう)院(いん) 皓(しら)雪(ゆき)→「神(しん)瀛(えい)帯(たい)熾(し)天(てん)王(のう)」の当該項目を参照

 

 

⦿灰(かい)祇(ぎ)院(いん) 在(あり)清(きよ)

 

・生年月日:皇紀二六六一年(西暦二〇〇一年)二月二日(第四章開始時二十五歳)

・登場:第三十八話『自(じ)信(しん)』

 

※その他プロフィールについては第二章の当該項目を参照

 

 皇妹・龍(たつ)乃(の)神(かみ)深(み)花(か)の侍従で、侯爵令息。

 灰(かい)祇(ぎ)院(いん)家は元々臣籍降下した皇族であり、その縁で皇族とも親交があった。

 彼自身も現神(じん)皇(のう)に意見出来る数少ない人物で、彼が皇位を継承してからも何度か己の考えを上奏して諫めようと試みていた。

 

 

⦿鸙(ひばり)屋(や)敷(しき) 栞(しおり)

 

・生年月日:皇紀二六五八年(西暦一九九八年)十一月二六日(享年十八)

・身長:一五一糎(センチ)

・三位寸法:胸七八・胴五五・腰七九

・血液型:B

・登場:幕間十三『破(は)邪(じや)顕(けん)正(しよう)の華(か)傑(けつ)刀(とう)(火ノ巻)』回想内

・退場:本編前

 

 新華族・鸙(ひばり)屋(や)敷(しき)伯爵家の令嬢にして水(み)徒(と)端(はた)早(そ)芙(う)子(こ)の親友。

 六摂家当主の公爵・鷹(たか)番(つがい)夜(よる)朗(あき)に嫁いだが、夫には初夜以来自見向きもされず毎日男と女を取替引替されるという惨めな日々を送っていた。

 結婚から一年程経った頃、遂に耐えかねて鷹(たか)番(つがい)家を後にしたが直後に不審死を遂げた。

 

 この一件は早(そ)芙(う)子(こ)の人生に致命的な影を落としてしまった。

 

 

⦿鬼(き)獄(ごく) 耀(てる)彌(み)

 

・生年月日:皇紀二六三八年(西暦一九七八年)九月十七日(第四章開始時四十七歳)

・登場:第八十五話『無常』

・退場:第八十五話『無常』

 

 

⦿鬼(き)獄(ごく) 雅(まさ)彌(み)

 

・生年月日:皇紀二六六二年(西暦二〇〇二年)八月二十五日(第四章開始時二十四歳)

・登場:第八十五話『無常』

・退場:第八十五話『無常』

 

 

⦿鬼(き)獄(ごく) 勝(かつ)彌(み)

 

・生年月日:皇紀二六六五年(西暦二〇〇五年)七月十三日(第四章開始時二十一歳)

・登場:第八十五話『無常』

・退場:第八十五話『無常』

 

 鬼(き)獄(ごく)伯爵家の新当主とその令息達。

 曾祖父の鬼(き)獄(ごく)魅(み)三(さぶ)郎(ろう)こと閏(うる)閒(ま)三(みつ)入(なり)によって用済みとして始末された。

 

 皇(こう)國(こく)皇族

 

⦿神(じん)皇(のう)・獅(し)乃(の)神(かみ)叡(えい)智(ち)

 

・生年月日:皇紀二六五八年(西暦一九九八年)一月一日(第四章開始時二十八歳)

・登場:第十二話『青(せい)血(けつ)』

 

※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照

 

 革命動乱の最中に崩御した父から皇位を継承した神(しん)聖(せい)大(だい)日(につ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)の新神(じん)皇(のう)。

 戦乱と動乱で大きく傷付いた皇(こう)國(こく)を立て直すべく、神(じん)皇(のう)のみでありながら政界に進出し、首班指名を受けて行政権を握った。

 日本国と皇(こう)國(こく)の友好、延いては日本人の安寧を願っているが、それ故に皇(こう)國(こく)が日本国や叛逆勢力と争わなければならない現実に思い悩み、手を取り合う為の答えを探し求めることになる。

 

 そんな中で日本国や皇(こう)國(こく)の歴史に鍵を求め、日本訪問を切掛に海外思想の流入が諸悪の根源であると判断。

 日本民族をそれらから完全に切り離す為に「日本以外全ての抹殺」を志向して自身が造り上げた最終兵器「無(む)窮(きゅう)為(い)動(どう)機(き)神(しん)体(たい)・アメノミナカヌシ」を起動。

 年が明けると共に命令を執行すると宣言した。

 

 

 

⦿龍(たつ)乃(の)神(かみ)深(み)花(か)

 

・生年月日:皇紀二六六四年(西暦二〇〇四年)十月三十日(第四章開始時二十一歳)

・登場:第十六話『颯(さっ)爽(そう)たる姫(ひめ)騎(き)士(し)』

 

※その他プロフィールについては第一章の当該項目を参照

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(にっ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)皇妹。

 武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)の下から脱走した岬(さき)守(もり)航(わたる)らの前に現れ、彼らの帰国を助けた他、日本国と皇(こう)國(こく)の戦争を回避すべく閣僚の説得を試みるなど、日本国にとって良き理解者である平和主義者。

 

 停戦に向かう情勢の中、残された懸念である武(ぶ)装(そう)戦(せん)隊(たい)・狼(おおかみ)ノ(の)牙(きば)の討伐の為に和平交渉特使に新華族令嬢三羽烏を加えて派遣した。

 両国が戦争状態になってしまったことや革命動乱で家族の半数以上を喪ってしまったことから航(わたる)や魅(み)琴(こと)に対しては複雑な感情を抱いているが、いつかは和解して手を取り合いたいと願っている。

 

 

 

⦿蛟(みずち)乃(の)神(かみ)賢(けん)智(ち)

 

・生年月日:皇紀二六六六年(西暦二〇〇六年)十二月二十五日(第四章開始時十九歳)

・登場:第二十八話『昼(ひる)餉(げ)』

 

※その他プロフィールについては第二章の当該項目を参照

 

 神(しん)聖(せい)大(だい)日(にっ)本(ぽん)皇(こう)國(こく)皇弟。

 心優しき平和主義者で、姉の龍(たつ)乃(の)神(かみ)深(み)花(か)とは都市も考えも近く、仲が良い。

 ただ、女性を無自覚に誑かす悪癖があり、それについては姉も呆れている。

 

 姉とは違い理屈や利害から他人を説得しようとする傾向があるが、詰めも押しも弱く却々言い包められない。

 気が弱く悲観的で、開戦や動乱、兄の政界進出を防げなかったことから世の中のことに嫌気が差し始めている。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。