アンジュ・ヴィエルジュ 〜知らば輝く青玉の瞳〜   作:二面サイコロ

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四月に入ってから少々忙しく、投稿ペースが落ちています。申し訳ありません。
また、失踪の予定もありません。


第二十弾 厄介な芽

 

 現在、午後の授業のブルーミングバトル……が終わり、残るは俺たちの様な、自主的にフィールドに残っている者のみである。

 

 据え置き装置によるフィールドの中にいるのは、片側に俺とノア、もう片側にカトルとソフィーナだ。

 本来ならば俺とカトルはフィールドの外でαドライバーをするはずなのだが、プログレスに匹敵する戦闘力をもつ俺達ふたりはその例外にあたる。

 俺達は、実際に戦闘に参加することが可能なのだ。

 代わりにαドライバー無しでのバトルとなるため、痛覚のフィードバックは自分自身に来ることになる。しかし、学園のブルーミングバトル用施設にあるバトルフィールド内での戦闘では一切の怪我を負うことはないので、心配は無用である。

 

 「どっちもがんばれー!」

 

 「頑張ってください!」

 

 フィールドの外から観戦している美海と沙織さんから、それぞれ大音量と普通の音量で声援が届く。

 

 それを背に受け、俺は両手に拳銃を構え、前方のカトルを見据える。

 俺の隣のノアは右手に剣、左手にハンドガンの一剣一銃の構えで、彼女の前方のソフィーナを見ている。のが、気配で分かる。

 電子音のカウントダウンが聞こえる。

 

 3ーーー2ーーー1ーーー

 

 ーーーゼロ。

 

 先に飛び出したのは、俺とノア。

 走りながらふたりの位置関係を変え、俺が前、後ろをノアとした縦一列の並びで突っ込む。

 

 ガガガガガン!

 

 走りながら連射に切り替えた拳銃を続けざまに発砲するが、銃口から飛び出した亜音速の鉛玉は全て、ソフィーナが眼前に展開した炎の盾によって逸らされ、あるいは防ぎきられる。

 だがこの技は黒の世界では比較的基礎的な魔術。銃弾を止めるほどの出力で展開できるのはさすがソフィーナとしか言いようがないが、俺にも対策が無いはずはない。

 

 「はっ!」

 

 シャッ! と俺が拳銃を真上に放り投げ、空いた手で抜きざまに投擲したナイフは、質量が大きすぎるあまり炎の盾だけでは止まらない。

 よって、向こうには防御か回避の必要がでてくる。

 

 「おらっ!」

 

 ガキン!

 

 カトルが身の丈ほどもある大剣をバットのように振り回し、そのナイフを弾いて俺の方に返してくる。

 それが紙一重で俺の真横を通り過ぎるのに肝を冷やしつつ、俺とノアはカトルとソフィーナに突進するのをやめない。

 そしてーーーカトルが自ら振り回した大剣に、カトルとソフィーナの視界が僅かに遮られた、その瞬間。

 

 ダンッ! と地面を蹴って大柄なカトルを飛び越えるように跳躍し、さっき放り投げた拳銃をキャッチする。

 そしてその小柄さを活かして俺の背に隠れ、向こうからは動作が全く見えないノアはーーー俺とは真逆にスライディングして、しかし速度を緩めずにカトルとソフィーナの足元に迫る。

 

 そして、宙返りしながらの俺と、スライディングしながらのノア。

 美海が「おおお! ジェットストリームアタックだー!」と囃し立て、沙織さんが首を傾げる中ーーー

 各々の武器、青の世界と白の世界の拳銃が火を噴く。

 

 いかなる接近戦の流派にも、真上や真下から攻撃されたときの対処法は存在しない。そもそもそんな機会が存在しないからだ。

 しかも、ほぼ真下に陣取ったノアと、ほぼ真上に陣取った俺の、両側からの挟み撃ち。

 どう対応する、カトル、ソフィーナ。

 

 「だっしゃああああ!!」

 

 気合の掛け声と共に、カトルが振り向きざまーーー

 

 ーーードドドドドドドドドドドッ!

 

 振り回した大剣から、空気が歪んで水蒸気が凝結したエネルギーの渦のようなものが放たれた。

 浴びせた銃弾を剣で弾きつつ、その衝撃波の渦は俺に直撃する。

 

 「ーーー!」

 

 咄嗟に腕をクロスさせて顔面をかばうものの、俺は紙くずのように斜め上に数メートルは弾き飛ばされ、なんとか足から着地する。

 

 「豪剣・竜ノ扇(たつのおうぎ)……ってな」

 

 ブン、と鉄塊のような剣を軽々肩に担いでドヤ顔で言ったカトルに、俺は元々ちょっと悪い目つきをさらにジト目にして返す。

 

 「よく言うぜ。俺の技のまんまパクリじゃねえか」

 

 「あっはは。まあそうだけどよ」

 

 今のは、剣を音速に至らせることで衝撃波を発する中距離技・斬波(ざんぱ)に似ている。俺が使っていたのを見てパクりやがったな、こいつ。

 まあ、俺だってこの技は兄さんから盗んだものだし、俺が全身の関節を連動させて刃を音速に至らせているのに対し、カトルはただの馬鹿力でやっているあたり、ちょっと違う技と言えなくもないが。

 

 視線を転じれば、ソフィーナもノアの真下からの銃撃をなんとか防いだらしく、再び距離をとって対峙している。

 まあ……俺とノアのコンビネーションが破られたとは思わないでおこう。こっちの発砲姿勢にも無理があったし。宙返りしながら上下逆で二挺拳銃を発砲なんて、『リベリオン』のガンカタくらいでしか見たことないしな。

 

 背中合わせになった黒の世界の二人に、それを挟み撃ちにする形となる俺とノア。

 一見、俺とノアが圧倒的に有利に見える状態だが、そうとは限らない。

 

 まず、俺達に限ってはまずあり得ないが、俺やノアが発砲した弾が外れると、同士討ちの危険がある。

 さっきの上下からの挟み撃ち同様、お互いを絶対に撃たない阿吽の呼吸が求められるのだ。俺とノアには。

 対するカトル・ソフィーナは、同士討ちを気にせず前方の敵を攻撃できる。

 ただしそれは、お互いに自分の背中を完全に預けることができるという前提のもとの話。

 

 なるほど。ブルーミングバトルじゃ、仲間との信頼という要素が大きい訳だ。

 このバトル、どちらがのチームがより呼吸が合うかで、結果は決まる。

 

 以上のことを俺が考えるコンマ数秒でーーー相手は動いた。

 突然、カトルとソフィーナがお互いの位置を入れ替えたのだ。回転扉のように。

 

 特別な異能の無いノアに、体格で圧倒できるカトルを。

 拳銃戦においてデタラメな技術を持つ俺には、ソフィーナの異能を。

 そういう布陣になったのだ。今の、俺が攻撃に入ろうとするまでの一瞬で。

 

 「悠久なる鎖(エターナル・アレスト)!」

 

 咄嗟にはなんの対応もできなかった俺に、ソフィーナの魔法が襲いかかる。

 中距離戦では装弾数の問題から手数に劣る俺は、迫り来る鞭のような光を撃ち、あるいは避け、ソフィーナに肉薄する。

 そして、制服のブレザーに秘匿された小太刀を抜きざま、ソフィーナに一撃を叩きつけるーーー!

 

 「っ……来なさい、死神の大鎌(デスサイズ)!」

 

 バチュンッッッッッッッッ!!

 

 明らかにただの武器がぶつかり合う音とは違うそれが、俺とソフィーナの間であがった。

 俺に接近を許したソフィーナが、すぐさま魔力で武器を生成して防御してみせたのだ。

 ソフィーナの小柄な体から出てきたとは思えない威力の攻撃に俺は弾かれるように後退し、回転受け身をとって再び相対する。

 見れば、ソフィーナが生成した武器。それは、死神が持つような、身の丈ほどもある大鎌。

 というかこいつ、いつぞやのリゼリッタ戦といいこれといい、デカイ武器が好きだな。本人がチビだから迫力を増強しているのか?

 

 一般的に、鎌は武器としての効率が悪い。西洋で起こった諸革命でも、市民が用いた戦鎌は刃の部分をまっすぐに付け替え、薙刀のようにして使われている。刃が柄と直角になっているのは、リーチばかり短くなるだけで実戦的な利点はほとんどないからだ。

 つまりソフィーナが使うそれが鎌の形をしているのは、ただの武器以上の何かしらの意味があるからでーーー

 

 「あんたが来ないならこっちから行くわよ、シン!」

 

 「ちっ!」

 

 5メートルは離れていた距離をゼロにするような飛びかかりと共に振るわれた鎌を、俺は小太刀を横にして受け止める。

 その鎌と刀のぶつかり合う部分から、黒い瘴気のようなものがあがる。

 これは……呪毒のようなものか。擦りでもしたら、即・戦闘不能みたいだな。フィールド内じゃ怪我はしないと分かっていても、ちょっと怖い。

 

 ソフィーナは続いて鎌を半回転させ、俺の刀にぶつかった反動と遠心力をたっぷりとのせた、柄による殴打を繰り出す。俺がそれを刀で捌くと、まるでロボットアニメのビームサーベルを打ち合うときのような凄まじい衝撃音が轟く。

 鎌という変則的な武器を用いた彼女の戦闘術は、隅々まで我流で極めて多彩。まるでバトンでも振るかのような気軽さで、大剣使いにもこれ以上はないというような威力の鎌を振るってくる。

 このままじゃ、打ち負ける。せめて小太刀ではなく、普通の太刀があれば(・・・・・・・・・)どうにかなったかもしれないがーーーでかくて不便なので、あいにく今はそれはない。

 だから代わりに、ちょっと頭を使う必要があるな。

 

 「はっ!!」

 

 ソフィーナが鎌の柄で繰り出した、空気を震わすような勢いの突き。

 それに対し、俺はーーーとんっ。

 軽くジャンプして、彼女の大鎌の上に着地してやった。これで自慢の我流技も使えまい。このままぶん回そうとしたら、すぐに懐に潜り込んで関節技キメるぞ。

 

 「やっぱりお前、戦いにくいな」

 

 「あんたに言われたくないわ」

 

 一瞬の間、俺とソフィーナの視線が交錯し……

 バッ! とソフィーナが鎌を振り上げた勢いを使い、俺は真上へと跳び上がる。

 さらにソフィーナが繰り出した鎌を半回転させての追撃の刃を、俺は靴底の(スパイク)で蹴って方向を微調整する。

 高い。HCモードの常人離れした俺の脚力とソフィーナの鎌の威力を乗せて跳び上がった俺は、ピラミッド型のバトルフィールドの天井すれすれまで上がったところでひとつ、宙返りを切りつつソフィーナに向けて発砲し、出鼻をくじく。

 ソフィーナが何かに気づき声をあげようとするが、遅い。

 俺が刀を顔の真横に固定し、刺突の姿勢で落下に任せた攻撃を繰り出す先には。

 体格にものを言わせ鉄塊のような大剣を振り回し、ノアの細身の科学剣と鍔迫り合いで押しているカトル。

 

 悪いな。お前らが戦っている相手は俺達だ。各個撃破なんて、そんな都合のいい真似をさせる訳にはいかないぜ。

 

 「東雲・砦貫イイイィィィィ!!」

 

 城門さえ砕くとされた刺突の一撃は、ノア目掛けて大剣を振りかざさんとしていたカトルを地面ごと爆散……の代わりに、フィールドが干渉する青い光を爆発したように弾き飛ばす。

 がーーー手応えが薄い。

 直撃を避けられたッ!

 

 「カトル!」

 

 ソフィーナもさすがに今回はカトルを心配したのか、慌てた声をあげるも、

 

 「あっ!?」

 

 「なっーーー」

 

 それに応えたのは当のカトルではなく、俺とノアだった。

 カトルは、俺の真上からの刺突の直撃を寸前で回避し、肩に受けて倒れ伏しつつも、そのまま俺とノアの脚を掴んで拘束してきたのだ。

 

 「てめカトル、レディーの……ノアの脚を掴んでるんじゃねえよ!」

 

 げすっ! ガッシ! ボッカ!

 

 「マスター、問題点はそこではありません」

 

 ゴスッ! ドカ!

 

 「痛っ! 痛えっ! 今だソフィーナ! やっちまえ!」

 

 俺とノアはなんとかカトルの腕を振り払おうと踏んだり蹴ったりして足掻くが、向こうも必死でしがみついてくる。これでは身動きがとれない。

 そして身動きが取れないということは、ソフィーナの攻撃が……クソッ、来るーーー!

 

 「炎の矢(ブレイジング・アロウ)!」

 

 パパパパパパパパッッッ!!

 

 俺とノアを巻き込む軌道で放たれた無数の矢を、寸前でカトルのロックを外した俺は、しかし回避はしない。俺が回避してもノアに当たるだけだ。

 代わりにそれらを全て、拳銃の残弾を全部使っての銃弾弾きで迎撃。亜音速の弾丸により炎の矢は全て軌道を逸らされ、地面やフィールドの壁に当たって虚しく弾ける。

 両手の銃が弾切れした俺の後ろで、

 

 「どおおりゃあああ!」

 

 ノアの片足を踏んで身動きを封じたカトルが、その超至近距離からノアめがけて大剣を振るおうとするのが見える。

 まずい。この距離からカトルの剣の直撃をもらえば、ノアは確実にダウンする。

 だから俺は、ノアとカトルの間に割って入りーーー

 

 ガスッッッッ!!

 

 と、カトルが今まさに振るわんとしていた剣の動作のおこりを捉え、分厚い鉄板のような剣を脇で固める。

 直撃こそしないものの、カトルの体格にものを言わせた攻撃の威力は凄まじい。ここがフィールド内でなければ肋骨がやられていたと思えるほどの痛みが襲い、内臓が全部口から出てきそうな気さえする。

 が、この剣は放さない。

 ノアを攻撃しようとした、この剣はーーー!

 

 「どっち見てんのよ」

 

 すっ、と。

 

 俺の首にちょうど掛かるように、黒紫色をした刃が添えられた。

 恐る恐る振り返ると、ノアとカトルにかまけていた俺の隙を突いていつの間にか接近していたソフィーナが、カトルの剣を固めていたせいで咄嗟に動けなかった俺と、同じくカトルに足を踏まれていたせいで動けなかったノアの両方の首に掛かるように大鎌を構えている。

 俺達があとワンアクションすれば、彼女は即、その刃を引くことだろう。そうすれば、俺達が無事でいる理由はなくなる。

 

 「……あー、俺の負けだ。ソフィーナ」

 

 「…降参(リザイン)です」

 

 俺とノアは揃って両手を挙げると、ピラミッド型をしたバトルフィールドが消失する。

 

 『ノア・東雲ペアの降参により、勝者、ソフィーナ・カトルペア』

 

 ブザーの音が聞こえ、脇腹の痛みが嘘のように消えるのが分かる。

 ふう、とひとつ息をつき、

 

 「よく躱したな、さっきの」

 

 さっきの、というのはいうまでもない。俺がカトルに仕掛けた、真上からの急襲攻撃のことだ。

 カトルはその大剣を広い背中に納め、白い歯を豪快に向いて笑い、

 

 「ま、いっっっっつもあいつにやられてるからな、真上からの攻撃は」

 

 と、親指で向こうの美海を示す。

 ……あー、そういや美海も使うんだよな。太陽を背にした、真上からの突進技。

 ピラミッド型をしたフィールドのせいで若干の制限はあるものの、自在に飛ぶことができる美海が使う決め技のことだ。

 俺も数回といわず食らっているが、ありゃ反則技だ。姿勢の制御は脚とその長いツインテールだけで行い、自らの異能である風を専ら加速だけに使うことで、戦車の砲弾もかくやというレベルの破壊力を叩き出す。ブルーミングバトルフィールド内じゃなきゃ、直撃したら即死だぞ。まあ、フィールド内だからあんなエグい攻撃をするんだろうけどな。

 その威力は俺やソフィーナ、カトルまでもが恐れるほどで、皆からは絶対に美海を見失うな、もし見失ったら太陽を見ろ、とさえ言われているのだ。

 

 「ま、シンのそれがカトルに躱されたのを抜きにしてもーーー」

 

 結果的にはそのジャンプ台を買って出たことになるソフィーナは、ちょっと違う感想があるようでーーー

 

 「今回はあんたの戦術負けよ。そもそも大魔法禁止の縛りの近接戦なら、いつもはあんたも私と同じくらい戦えるじゃない」

 

 ソフィーナの指摘に、俺はうぐと言葉に詰まる。

 思い当たる節があるからだ。

 さっきのソフィーナの攻撃、炎の矢。

 俺はその射線にノアがいることに気づき、貴重な銃弾を切らしてまで防御をした。

 あそこは、ノアには申し訳ないが俺だけ回避し、カトルを滅多撃ちにして戦闘不能にし、俺とノアふたりで残るソフィーナを相手にすべきだったのだろう。少なくとも、あそこで銃弾弾きを使ったのは完全なる無駄弾だ。

 俺は咄嗟にノアのことが先行し、間違った判断を下してしまったのだ。

 

 「マスターは良くも悪くも私の安全を気にかけすぎに思えます。ソフィーナさんには失礼ですが、私は、炎の矢を多少受けた程度で戦闘不能になるほど、脆弱にはできていません」

 

 白に水色のラインが走った、ポリマーだか金属だか何でできているかも分からん拳銃と剣を、それぞれ制服のスカートの中、背中のホルダーに収めたノアも、相も変わらず無表情のままソフィーナに同調する。

 

 「ま、シンだからしょうがないのかしら? ノアのことが可愛くてかっわいくてしょうがないものね」

 

 ソフィーナがやたらイヤミったらしく言ったのをカトルも感じたか、「何だソフィーナ、ノアに妬いてんのあづあああああぁぁぁぁぁ!」と茶化そうとしてソフィーナに顔面を鷲掴みにされ悲鳴をあげる。

 

 「とはいえーーー」

 

 すぅ、とソフィーナが目を細め、僅かに声のトーンを落とす。

 これはこいつが真面目に話すときのテンションだ。

 

 「ノアに過保護になりすぎないように気をつけなさい、シン。厄介な芽を出さないために」

 

 今のソフィーナの発言はよく分からないものの、少し背筋が寒いものを感じたがーーー

 なんだかシマらないな。片手にカトル吊り下げたままだと。

 

 俺はノアの青みがかった銀髪を乱さぬようゆっくり撫でつつ、そんなことを考えた。

 

 

 

 そして、いつもの帰り道でそいつは起こった。

 いや、そんな導入はいささか大げさだろうか。

 なぜなら、ノアのために戦うと決めたのは、他ならない俺なのだから。

 

 まあ……頭では理解してても、きついんだよな。戦うのって。

 




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