ドラゴンクエストⅤ ~隔世の花嫁~   作:くまたいよう

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 例の猫の名前はゲームでも悩みまくった。


ビアンカとベネット爺さん

 ポートセルミの次はどこに行くか?

 

『南にあるカボチと西のルラフェン』

 

 どちらに行くかな選択で、南は人の行き来が少ないから、今みたいな西への通商用の馬車と同行する機会は滅多に無い、父さんの体調とかも考えると、選択は西しかない。

 

 けど?彼処には・・・・いや、駄目だ。私は、もしも不用意に周りに干渉をしたら?

 

(リュカ、私・・・・リュカに顔向け出来ないかもね)

 

 別に良い、私はこの道を選んだから、生きるんだ・・・・あの『勇者のように』と言える範囲ではないけど、生きるんだ!って、自分に言い聞かせながら到着、父さんと一緒にルラフェンの街中入った瞬間?

 

「~~っ!」

 

「驚いたな、聞いたように迷路のような造りの街並みだよ」

 

「う、うん・・・・(危なかった。怪しまれないようにしないと)」

 

 そう、あちこちに高低の差があって?壁が複雑に要り組んでいる。下手なモンスターなら攻め込んでも、地形を使っての戦法で街の人達が倒せるかも。その日は、入り口近くにあった宿に停まった。長旅の後だったから、父さんは良く眠れてる・・・・そして?

 

 

 

 

 

 深夜、私は宿を抜け出して、入った時に感じた場に向かっていた。道順は何となくわかる。このトンネル?みたいな先にと思ったら、井戸の下に降りたら猫さんがいた。

 

「にゃ~ん?」

 

「うん、そうだよ」

 

「全く、『ベネット爺さん』にも困ったものだニャ?煙たくて仕方ないニャ」

 

「そうだけど、多分お爺さんの研究は必要なのよ・・・・これを」

 

『天使の鈴』

 

 混乱を治療する為のものだけど、私が改良させてもらった。尤も、猫さんや街の人の為じゃないんだけど、これを猫の首輪のようにして着けさせてもらった。

 

「お嬢ちゃん、その歳で難儀だニャ?早いとこ逃げるべき場に逃げる方が良いニャ」

 

「ありがとう、私もそれなりに考えてるから心配無いよ?(それに・・・・多分、この街の住人も気付き始めているけど、私の生家の方の故郷はね?元の場所には無いんだ)」

 

 手を振って退散した。気持ちは嬉しいんだけどね?私は『猫』にだって?顔向け出来ないんだ。多分、自分から人を襲うような事は絶対しないからだとしても、私は迎えに行かない事を選んじゃったんだから。

 

 

 

 

 

 

 一呼吸置いて、今やるべきは?と訪ねた家のドアをノックしたら、お爺さんが出てきたわ。

 

「こんばんわ」

 

「何じゃ、お嬢ちゃんは?煙たいとか文句を言いに来、たの・・・・?・・・・まあ、入って座りなさい」

 

 流石ね、察してくれたわ。私は椅子に座って出してもらったお茶を飲んだ。お互いに落ち着く必要があるわ。

 

「儂は、お嬢ちゃんの望む『失伝魔法』の研究はまだ出来んぞ?例えば『ルーラ』ですら、まだ復活は出来とらんしな」

 

「はい、ではピオリムの資料はありますか?」

 

『ピオリム』

 

 簡単に言えば、自分や味方の素早さを上げる魔法。欲を言えば逆に敵の素早さを下げられる魔法も欲しい、ピオリムは大昔に?魔法が主流の国に仕えていたお爺ちゃんくらいしか使い手がいなかった魔法、杖に入った魔力で発現出来る場合もあるようだけど、単独だと使い方が難しい。その魔法が伝わっていた国は・・・・と考えた時に、お爺さんは小さ目な本を二つ渡してくれた。

 

「『ピオリム』のものと、もう一方は使える時期の噛み合わせが悪かったせいでか?廃れた氷系のものじゃが、今のお嬢ちゃんなら短期間で契約して修得出来るじゃろう」

 

『ヒャダイン』

 

 上級魔法としては凄いものだけど、ピオリムのように何故か廃れてしまった魔法だ・・・・それに、これを私が使えるのと?と、考えた時にお爺さんは私の手を取って目を見据えて来た。

 

「お嬢ちゃん?それは止めておけ?両腕が消し飛ぶぞ?それに、そんな例を今の世に出したらお嬢ちゃんだけの問題では済まん!何故、メラ系とヒャド系両方を使える者がいなくなっているか?いたとしても、初歩を中途半端にしかなのかを良く考えるんじゃ!」

 

「は、はいっ!」

 

「まあ、説明が省けたから良いんじゃ・・・・そろそろ帰りなさい?親が心配する」

 

「はい、ありがとうございました」

 

 

 

 

 

 

 私はお礼を言って、宿への帰路を歩きながら、今日の事を整理し始めた。

 

『     』

 

 あの禁呪に等しい魔法は、私には早すぎる。けど、もしも・・・・駄目だ。私は全然未熟、時間が必要ね・・・・とまとめたら?

 

『『ギラ』で焼き殺されてえか?さっさと『地酒』を持って来やがれ!』

 

『まあまあ、皆眠らせちゃえば良いじゃん?』

 

 荒くれ者の有りがちな叫びが酒場から聞こえて来た・・・・腕力とかでもだけど、不用意に魔法を使えるようになるのはこうなる場合が多いのよね、仕方がない。

 

「・・・・マホトーン」

 

 気付かれないように、呪文封じを使ってあげた。ノリノリで武術で言う張り手か何かのようなポーズ?で、ラリホーやギラと言うより、ベギラマか何かを出しかねない迫力でやった割には、ラリホーもギラも発動出来なくなった酔っぱらい達は?

 

『アレ?』

 

『魔法が出ねえ-』

 

『和◯ア◯子かテメーらは--!』

 

『『ぶべらっ』』

 

 そんな流れで、バキ!ドカ!と、酒場の人達から近くにあった『ひのきのぼう』で、お仕置きされ始めていた。それはそうと、例えが遠回し過ぎる気がするけど、まあ良いわと思って、宿に戻って寝た・・・・貴重な日になったけど、まだ旅は長いからしっかり寝ないと。




 一応、最後の荒くれ者達へのお仕置きが、この作品初の戦闘シーンになるのだろうか?
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