とある狩りゲーと歩んで来た我が人生   作:陰猫(改)

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狩りゲーと言うコミュニケーションツール

 ネットの交流から社内交流に変わった転換期を迎えたのは仕事が切り替わり、派遣社員として活躍していた頃であっただろうか・・・。

 

 その頃にはテレビのコマーシャルで狩りゲーの認知度が大きく変化したのも要因の一つであったのだろう。

 この頃になると携帯ゲーム機による社内交流が盛んであった。

 

 会社の先輩に気に入られ、ゲーム交流する機会も増えた為に私の人と交流する機会も過去とは比べ物にならない程、増えていった。

 休憩時間に某パズルゲームの四人対戦などで会話が盛り上がるなんて事もしばしば、あったりなどもした。

 仕事自体は精密機器の取り扱いの派遣であったが、この交流で私はゲームを嗜む事やゲーム内での立ち回り方などを覚え、いまの狩りゲーに対する一定のマナーを学んだりもするのであった。

 ゲーム自体も発展し、続編が出る頃には私の狩りゲーのメイン武装は刀になっていた。

 

 ゲームでの交流やコミュニケーションツールとしてのゲームの楽しさを知ってからは私は更にのめり込むようになり、その続編を周りの仲間と一緒に遊び尽くすようになっていた。

 誘ってくれていた職場の先輩達もノリが良く、飲み会がてらにゲームでの交流する機会も次第に増えていくようになり、私も人との繋がりを得て充実した毎日を送っていた。

 

 しかし、楽しい時間と言うのは本当にあっと言う間に過ぎ去っていくものである。

 派遣で配属されていた職場の撤収や先輩の引っ越しなどが重なり、私達は散り散りになってしまう。気が付けば、私とその狩りゲーをするのは実家で共に過ごしていた兄弟のみとなってしまっていた。

 そして、最終的には兄弟も別ゲーにはまってしまって、私もそれっきり続編となる新作狩りゲーに手をつける事はあっても、かつてのように人とのコミュニケーションツールとして狩りゲーをする事はなくなってしまったのだった。

 

 この背景にはインターネットの普及の増加により対面での交流が減ったのも要因の一つにあるだろう。

 こうして、私はまた自分の殻に閉じ籠り、別のゲームに没頭するようになって様々なものから遠ざかるようになってしまうのであった。

 

 それでも、また人との繋がりを求め、狩りゲーを続ける事は辞めなかった。

 時には友人に勧めたりもしたが、生来の強情さが出てしまい、結果として逆に敬遠される要因を作ってしまった。

 

 そんな私はある日を境に人とのコミュニケーションツールとしてで狩りゲーを楽しむのではなく、その狩りゲーのストーリー内容に引き込まれて行くようになる。

 それからは一人でオフラインで楽しむようになり、私は私の独自の世界を発展させるようになっていた。

 

 それは近年にオンラインでゲームを共有出来るようになるまで続いた。

 

 余談だが、私は携帯ゲーム機をメインに狩りゲーを行う方であり、パソコンや最新鋭の家庭用ゲーム機によるネット回線の類いには手を出す事がなかった。家庭内事情もあったと言えば、あったのでそこは敢えて、省かせて貰う。

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