様々なことがあった結果自分は汎用奴隷となりそしてフィットア領のボレアス・グレイラット家に売られることとなったらしい。如何せん微かに聞こえる声を頼り考察するしかなく余り詳しいことは分からない。もし本当にそこへ売られるということは一生其所から出してくれないだろう王都にいた時に聞いた噂だとボレアス・グレイラット家は総じて生粋の獣族好きでいるらしい。一応自分も三分の二ぐらいは獣人の血をひいているのでそこに目をつけられたらしい。まあ、これも所詮噂だが獣人の奴隷はボレアス・グレイラット家に行けば夜這いさえたえればそこら辺の低所得者よりは豊かな暮らしが出来るらしい。
自分がボレアス・グレイラット家やフィットア領について知っていることは僅かしか無い。1つは、無類の獣族好きと言うこと。2つ目は、昔の戦争、…確か人魔大戦(実際はラプラス戦役)だかという戦争での人類側の最終防衛ラインであるロアの町が中心になっていること。それぐらいしか分からない。
そうこうしているうちに着いたようだ。奴隷商が自分を含めた7人の奴隷たちに降りろという。素直に降りて顔を上げると王都のにもおとらずのどちらかというと「戦城」ともいえる建物がそこにあった。少しの間立ち止まってしまったが後ろから早くしろと奴隷商が怒ったのですぐに動いた。そして、自分をあっかんしたこの城の中に入っていった。
とある部屋に通され、入ったところそこには貫禄のある老人がいた。その風貌は、旅の途中にチラリと見えた厳つい騎士に負ける劣らずのもので、睨まれたときは冷や汗で脱水症状に陥るところであった。そしてその男は次のように言った。端的に喋っていて周りの奴隷たちは理解できていなかったがつまりはお前たちの事を買った。明日からメイドになれ。拒否権はないと言うことだろう。しかし、説明も何もないまま出て行ったため所詮奴隷である自分たちはどうすればよいのかとずっとざわざわしていたが少しして目が細い好青年が部屋へ入ってきた。差の青年は自分たちに自分たちの置かれた状況とこれからすることを喋った。如何せん、初等教育もましてや親からの家庭教育も受けておらずせいぜい人語(人によっては獣神語とおぼわしきもの)しか使えないものだらけだったので、後でこいつらに説明してやった。つまりは、この家で用済みになるまではメイドとして働かせるらしい。また、衣食住が保証されるが、基本は自由はない。また、主人であるこの家の住人や先輩には逆らってはいけない。残りの細かい説明や訓練は、そして『素質試験』は後日行うそうだ。他にもいろいろと言っていたが、簡単に要約すると前述の通りだ。
そして、次の日から訓練が行われ1ヶ月たったあたりで暫定でメイドとしてそれぞれの場所に配属された。残りは、先輩から聞いて、そして実践して学べらしい。
そうしてここで働いて3年がたった。
多分ここでの彼との出会いは人生観と自分の将来に多大な影響を与えただろう。
無論、当時の私には、知るよしもなかった。
すみません
時間が無いので
これぐらいの内容と文章量です
あと別作品を同時並行で進めているのもあります