【完結】楽園の名を持つ少女に惚れた俺は、彼女の為に命を懸ける 作:塊ロック
どこまで行くんでしょうね……。
ちなみに作者はセナディアがどストライクでした。
書類には『ガンズ・ロック』と書かれていた。
何って俺の名前。
冗談みたいだけど俺はこんな名前です。
年齢は19歳。
身長は大体180くらいだったかな。
能力は岩石を操る力を持ってるらしい。
操る、のレベルがどのくらいの範囲で何が出来るのか俺にも良くわかってない。
何となくこの辺にどんな鉱物がある、とか地面から岩の柱を出したりとか出来る。
あ、あと何かシールドが張れるっぽい。
それも結構強力な奴。
岩石を用いた物理的な盾とシールドを使ったエネルギーシールドを合わせた強化な防御力が持ち味らしい。
この前戦った白髪の男にはワンパンでぶち割られたけどな。
何あの人……意味わからんくらい強い……。
で、何で俺がこんな力を持ってるのか。
あの時崩壊エネルギーに被爆したせいらしい。
崩壊エネルギーって?
ああ!
崩壊が始まると現れて、災害やら神秘、魔法みたいな事を起こすらしい。
で、それを利用する技術もこの火を追う蛾は確立してるらしい。
すげー。
ただまぁ大きな力には相応の代償が付き物で。
崩壊エネルギーは排除対象である知的生命体には有害である。
そのため、俺の寿命は保ってあと三年らしい。
男性の崩壊エネルギー耐性は基本的に低いらしく、普通なら瞬間で灰になるらしい。
運が良いやら悪いやら。
で、耐性が高いと崩壊エネルギーを利用し放題かと言われればそうでもなく。
少しずつそれは俺の身体を蝕んでいく。
俺の胸元から首筋にかけて三本の淡く光る傷跡が走っている。
これは崩壊汚染の跡で、汚染が進めばこれが全身に広がっていく。
……広がり切ると俺は崩壊の意志に操られるただのゾンビになるらしい。
なので、その前に処分されるか自決するのがこの組織の決まりだった。
嫌になるね、どのみちこの先死ぬしか無いってのは。
だから俺はこの命尽きるまで戦うことを選んだ。
もう守るものは何も無くなったけれど、せめて俺はこの世界、この文明に居たんだと誰かに覚えておいて欲しくて。
……あ、火を追う蛾って何だって話か。
崩壊から人類と文明を守るために設立された政府どころか世界公認の組織だ。
軍を保有し、最先端技術を複数抱えるトップクラスの研究機関を所持する規格外な場所。
主導者は意外にも女性の学者らしく、メイ博士と呼ばれているのを耳にした。
あと研究の名目で俺を解剖しようとしたメビウスって博士も居たな……。
めっちゃ美人だったからホイホイ付いて行ったら死ぬかと思ったぜ……。
……しかし今思うとよくそんなところに入れたな俺。
まぁ実際万年人員不足なので下っ端戦闘員としてなら枠は全然空いているのだった。
「さて、こんなもんか」
大体書類に記入することは終わり、後は……。
「……あれ、無い」
ここに置いておいたクリアファイルが消えてる。
何でだ?
確かに置いた筈なんだけど……。
……ここで、居住している部屋が割と近い同期と言っても差し支えない存在の事を思い出した。
「パルド!何か持ってきやがったな!」
「えっ、バレた!?」