言動が偽夏油や特級呪霊っぽい本物夏油 作:デンスケ(土気色堂)
仕切り直しと言いながら、甚爾はすぐに仕掛けようとせず己の能力や高専に入り込んだ手口を、人面の芋虫に似た格納呪霊を吐き出して見せながら解説する。
「なるほど。知的で巧妙な手口だ。悟を倒した手並みといい、実に良いね」
それに対して夏油は、興味深そうに耳を傾けていた。まるで友人のような気安い態度を、甚爾は不気味に感じた。
「質問しても良いかな? その呪霊って、どんな味かな?」
「味? ……ゲロみたいな味だ」
「やっぱり! 私も取り込むために呪霊を飲み込む必要があるんだけど、あいつらって不味いよね」
結界術で呪霊玉を包んで不味さを克服する事を目指している夏油だが、飲み込めるほど小さな結界はまだ張れていなかった。
「呪霊の不味さを克服しようと物心ついた頃から苦心しているけど、なかなか上手く行かなくてね。あんたは――」
「お前、何のつもりだ。相棒の仇を取りたいとは思わねぇのか? それとも、俺のような呪力を持たない猿如き、いつでも殺せるって余裕かよ?」
甚爾は、朗らかに語り掛けて来る夏油がいよいよ気味悪くなってきた。自分のように、手の内を敢えて語って聞かせる事で術式の開示と同じ効果を得る事を狙っている訳でもないのに、ヘラヘラと喋り続ける態度が不快だった。
しかし、夏油は剣呑な声に遮られても笑みを崩さなかった。
「悟なら自分の仇は自分で取るさ」
「あ゛ぁ? 殺したって言ったろ。ちゃんと呪具でな。あのボンボンが呪いに転ずる事はあり得ねぇ」
「そうだとしても……後で私が悟を復活させるから、問題ない」
「何言ってんだ、お前? 酒でも飲んでんのか?」
甚爾はいよいよ夏油の事が気味悪くなり、術式の開示に相当する種明かしも終わったし、さっさと殺そうと身構えようとする。
「そう焦るなよ。じゃあ、ビジネスの話をしようか?」
「は?」
それを察したのか、夏油は笑みをやや小さくして話題を変えた。
「よくあるだろう? 依頼主の倍、いや、三倍払うから助けてくれ、って」
「よくは無ぇよ。本気で言っているのか?」
「億までなら何とか捻りだせる」
「はっ、五条家のボンボンならともかく、お前みたいな一般家庭出身のガキがか?」
「討伐した呪詛師の隠し口座とか、色々資金源があるのさ」
実際には、夏油にそんな資金源は無かった。
学生の身分でも、術師として任務を熟す高専の生徒には給料が出る。そして、一級術師は二級以下の術師とは任務の危険度が桁違いである代わりに、給与額も桁違いだ。だが、流石に億単位の金は無い。
では何が狙いでこんな話を夏油がしているのかというと――。
「時間稼ぎか」
「ばれたか」
五条が立ち上がってここに来るまで、もしくは異変を察知した他の術師が駆けつけて来るまでの時間稼ぎ。それを見破った甚爾は即座に夏油に仕掛け、夏油は即座に大鯰の呪霊を呼び出す。
「チィ!」
前触れも無く地面に出現する大穴に足が取られ、転倒する甚爾。しかし、彼はすぐさま格納呪霊から天逆鉾を取り出し一閃。大鯰の呪霊の術式を解除する。
(術式を解かれた? 珍しい呪具を持っているじゃないか。悟を殺した、というだけの事はある。術式メインの呪霊は使えない。なら……硝子のお陰で思いついたこいつらの出番だ)
素早く体勢を立て直す甚爾に向かって、両手を合わせる。
「極の番、うずまき・――」
使うのは、蛆頭、四級、そして三級呪霊。物体をすり抜けられる程存在が希薄で、知能が低い……自我の弱い魂の形を奪い、混ぜ合わせる!
「幾呪異性体! 行けっ」
そして、新たな形に捏ね上げ放出。同時に、創り出した後放たずに再び取り込んでいた幾呪異性体を更に二体呼び出す。
「烏合は止めて同じ姿の呪霊で連係プレイか?」
夏油の周りに出現した、逞しい体付きをした三匹の呪霊の姿を認めても、甚爾は内心で楽勝だと考えていた。
おそらく、見た目通り身体能力に優れた呪霊なのだろう。だが、同じ姿が三匹いる時点で特級や一級ではない。せいぜい二級。さっさと斬り捨てて術師本人をやる。
駆けだしながら格納呪霊から刀を取り出し――自分に匹敵するスピードで迫って来た幾呪異性体の拳で殴られ、甚爾はピンボールの球のように吹き飛ばされた。
「がっ!? くっ!」
すかさず襲い掛かる残り二匹の幾呪異性体。甚爾は地面に刀を突き立ててブレーキをかけ、ギリギリで追撃を回避。視界に、夏油が幾呪異性体達を援護させるために放った百足や蜂、蜘蛛の呪霊の群れが映る。
(何が精々二級だ。特級相当を三匹も出しやがって!)
追撃の手を緩めようとしない三匹の幾呪異性体に向かって、甚爾は刀を振るった。狙ったのは頭ではなく、胴体。一撃で倒すつもりは無く、体勢を立て直す時間を稼ぐための牽制のつもりだった。
『っ!』
だが、それで幾呪異性体の一匹が紫色の血をまき散らしながら倒れた。甚爾は内心驚きながらも、討ち取られた同類を踏み潰して襲い掛かってくる残りの二匹の攻撃を紙一重で回避し、刀で反撃する。
『っ!?』
『っ!』
まるで熱したナイフでバターを切るように、幾呪異性体は最初の一匹と同じようにあっさり倒れた。傷を回復させて立ち上がる事も無く、そのまま消えていく。幾呪異性体が倒れたからだろう、殺到しようとしていた百足呪霊達が夏油の方に戻っていく。
(どういうことだ? 俺に匹敵するほど早い呪霊がなんでこんなにあっさり……あぁ、そうか。呪霊の呪力を、力と速さに全振りさせたのか)
だとしたら、呪霊操術と言うのは自分が知っているよりだいぶ器用な真似ができるようだと、甚爾は幾呪異性体に殴られた胸板の具合を確かめた。
肋骨は折れていないが、ヒビは入っているかもしれない。呼吸も、いまのところ問題無し。
「参ったね。一匹作るのに百匹近い呪霊が必要な幾呪異性体を、三匹使ってその程度の手傷しか与えられないなんて」
倒れるどころか戦闘続行が可能そうな甚爾の様子に、夏油は呆れたようにそう言った。
「俺に一撃も与えられなかった五条のボンボンよりはマシだろ」
「そうか。じゃあ、後で悟に自慢しようかな」
「好きにしろよ、あの世でな」
刀と天逆鉾の二刀流で、甚爾が駆け出す。夏油は更に幾呪異性体を一匹創り出し、迎え撃つ。
高速で迫る幾呪異性体を、刀の一閃で葬る甚爾。夏油はその一瞬にも満たない時間で甚爾に迫り、彼の体に巻き付く格納呪霊を取り込み、呪霊の中にあるだろう呪具や重火器を奪おうとした。
「っ!?」
だが、夏油は格納呪霊を調伏できなかった。既に他者との間に主従関係が出来ている呪霊は、彼の呪霊操術では支配できなかったのだ。
その動揺が夏油の動きを一瞬止めた。その一瞬で甚爾の刀が閃き、彼の右腕の肘から先が落ちる。
「五条のボンボンを治すところ、見てたぜ。お前、両手が無いと反転術式が使えないんじゃねぇか?」
そして、甚爾がそう言い終わった時には夏油の胸板を刀で貫いていた。
「かっ……」
夏油が呪霊を呼び出して攻撃させる間もなく、甚爾は彼から刀を引き抜いて離れる。
「すぐには死なねぇ。一分か、二分ぐらいはな。それまでの間に、俺みたいな呪力の無い猿に負けて死ぬって事を精々噛み締めな」
侮蔑に満ちた言葉が、遠く感じる。痛みより熱さ、そして寒さを感じる事に恐怖と焦燥が胸中に溢れる。
(間違いなく致命傷だ。言われた通り、長くても二分で死ぬ。意識は、それよりも早く失うだろう。私は……死ぬのか?)
夏油の脳裏に、両親や担任の夜蛾、五条や家入、先輩の冥冥や庵歌姫、後輩の灰原や七海、そして天内理子や黒井美里の顔が次々に浮かぶ。
理子達を守らなければならないという使命感。甚爾に対する怒りと屈辱、五条に対する信頼、そしてまだやりたい事があるという未練が湧くが、それらの思いも端から解けるように薄らいでいく。
(これが、『死』か! なんて……なんて素敵な……インスピレーション!)
己の命が潰えようとした今際の際で、夏油は己の魂の輪郭を掴んだ!
「極の番、うずまき――」
反転術式で癒した胸で息を吸い、左手と生やしたばかりの右手と重ね合わせる。理子を追おうとしていた甚爾が、夏油が発するただならぬ気配に気が付いて振り返る。
「遍殺即呪体!」
その甚爾が見ている前で、夏油の体を両手の平から溢れる呪力の塊が覆っていく。一瞬で、彼の姿は呪霊の如き異形へと変化した。
「おいおい、呪霊操術の操の字は、装の方じゃねぇだろ」
戦慄に顔を歪める甚爾に、夏油はたった今編み出した術の具合を確かめるように拳を作る。
『術式の拡大解釈って奴かもね。君には感謝しているよ、お陰で私は新しく生まれ落ちる事が出来た』
「訳の分からねぇ――」
事を。そう言い終える前に、夏油は甚爾に接近していた。幾呪異性体を上回るスピードに、甚爾の背に寒気が走る。
繰り出された夏油の腕に付いた刃を、天逆鉾で弾く。だが、術式は解除されない。
(天逆鉾は術式を解除する呪具で、こいつが今纏っているのはただの呪力の塊! 術式を解除させるには、天逆鉾を直接奴に突き立てでもしなきゃ無理か!)
だが、遍殺即呪体は夏油の全身をくまなく覆っている。目や口すらも。天逆鉾を突き立てる隙間は無い。
(よく考えてやがる!)
逆の腕に握った刀を一閃。腕を新しく生やせるほどの反転術式の使い手に、『即死は避ける』なんて悠長な事は言っていられない。一撃で首を落とすつもりだった。だが、彼の刀を受けても夏油は傷一つ負っていなかった。
甚爾が持つ特級呪具「釈魂刀」は、あらゆる物の硬度を無視して魂を切り裂くことが可能と言う破格の性能を持つ業物だ。しかし、その性能を十全に発揮するには無生物の魂すら観測する目が必要になる。甚爾の目はそれを可能にしていたが――
(クソ、雑多な呪力が邪魔で魂が見えねぇ!)
だが、夏油が百以上の呪霊の呪力を纏う遍殺即呪体となっていたため、彼の目でも魂を知覚する事は不可能だった。
「ぐっ!?」
逆に、蹴りを脇腹に受けた甚爾は大きく吹き飛ばされて地面を転がった。
(こいつ、星漿体から俺を引き離す気か。あの也でまだ任務優先とは、クソ真面目だな)
甚爾が素早く身を起こしたのは、出入り口の方だった。理子を追うには、夏油を倒すか横をすり抜ける必要がある。
(……引くか? いや、問題無し。殺る!)
甚爾の脳裏に、撤退の二文字が浮かぶ。だが、すぐに打ち消すと格納呪霊に刀を収納し、代わりに三節棍……特級呪具『游雲』を取り出す。
切れないほど硬いなら、砕けるまで叩くだけだ。
しかし、甚爾は忘れていた。呪霊操術の強みは手数の多さだという事を。
「やれ」
夏油の背後に、十数匹の呪霊が出現する。一度使った大鯰の呪霊、仮想怨霊口裂け女、中心に濁った目が浮かぶ霧の呪霊、漆黒の体に無数の口と耳が生えた呪霊……それらを背に夏油は甚爾を迎え撃った。
「それは見たぜっ!」
目の前に出現した大穴の幻を、天逆鉾で無効化して転倒を回避。
『ワ、ワタ、ワタシ、キレイ?』
だが、即座に口裂け女の術式が発動。返答を強制されるが、それも天逆鉾で解除。夏油が目前に迫り、利き腕で遊雲を振るう。
だが、前触れも無く視界が霧で覆われる。
「チッ!」
感覚だけで遊雲を振るい、サイドステップで夏油の反撃を回避する甚爾。だが、残された感覚の一つである聴覚にも異常が生じた。
『生意気な目つきをするな、この猿め!』
『禪院家の汚点だ!』
『生きているだけでもありがたいと思え! 何とか言ったらどうなんだ!?』
甚爾の姓が禪院だった時に投げつけられた罵声が、彼の耳に響き集中力を削ぐ。
「クソが!」
甚爾が天逆鉾で術式を解除しても、間断なく仕掛けられる呪霊達の術式。呪霊本体を直接祓うのは、遍殺即呪体となった夏油が間にいる以上不可能に近い。
甚爾は気配だけで夏油の位置を予想し、そこから離れながら呪具を格納呪霊にしまい、更に呪霊を自分自身に格納させ口に含んだ。
その瞬間、甚爾の視界は晴れ、耳障りな声も聞こえなくなる。呪具を手放し格納呪霊を口に含んだ甚爾は、呪術的には透明人間、術式の対象にならないからだ。
『やぁ、ちょっとぶり』
だが、人間である夏油の目には見えている。素手の甚爾に容赦なく殴りかかり、腕のブレードで斬りつける。
甚爾はすぐさま夏油の攻撃に対応し、ブレードで浅い切り傷を負いながらも夏油の膝に横から蹴りを叩き込む。
『それ、意味があると思ってる?』
だが、今の夏油は全身に呪霊を纏った遍殺即呪体。呪霊同様、呪力を帯びていない物理攻撃は効かない。逆に膝蹴りを受けて、口の中の格納呪霊を吐き出してしまった。
「ガハッ! ……付き合ってられるか!」
これ以上は割に合わない。甚爾は報酬も何も放り出し、尻に帆掛けて逃げ出そうとした。だが、その彼の前に白髪の少年が立ちはだかった。
「……おいおい、マジかよ」
「あ゛―、それ、俺も言いたい」
甚爾が殺したはずの五条悟。親友と同じく臨死の際で呪術の核心を掴み、反転術式で致命傷を癒してここまでやって来たのだ。
『やあ、悟。生きていてよかったよ。生き返す手間が省ける』
「そう言う傑は人間やめてないよな? 天内は?」
『理子ちゃんは黒井さんと一緒に向こうにいる。私が人間かどうかは……その眼にはどう映っているんだい?』
「スッゲー趣味悪ぃコスプレした傑」
『ハハ、ウケる』
甚爾を挟んで会話を交わす二人。口調はまるで談笑しているようだが、五条の覚醒した六眼は甚爾を捕らえており、背後の夏油の殺気は彼の背に突き刺さっている。
(私達は最強、か。クソが)
詰みだった。勝ち目どころか逃げる事も不可能。らしくもなく、夏油に勝とうとした時点で負けていた。普段の自分らしく、夏油が反転術式で致命傷から復活した時点で逃げ出していれば良かったのだ。あの時点で、割に合わない仕事になっていたのだから。
(否定したくなった。捩じ伏せてみたくなった。目の前で呪術師として急成長を遂げたこいつに勝って、自分自身を肯定したかった。そのために、いつもの自分を曲げちまった)
自分の敗因を悟り、甚爾は息を吐いた。
『……何か、言い残す事は?』
「ねぇよ」
『そうかい』
加速した夏油の腕のブレードが、甚爾の心臓を貫く。
「……二、三年もしたら、俺の子供が禪院家に売られる。好きにしろ」
甚爾が最後に思い浮かんだのは、亡き妻と彼女の腕に抱かれる赤子だった頃の我が子だった。
禪院甚爾を殺した後、彼の格納呪霊を取り込んだ夏油は大忙しだった。
『じゃあ、虹龍をこっちに戻して理子ちゃん達と逃げようか。場所は、五条家の別荘だったよね?』
「そうだけど、傑っていつまでその恰好なの? 変な縛りでも結んで、脱げなくなったとかだったら笑うけど」
『アッハッハ、実はね、今元の格好に戻ると意識を失いそうなんだよね、私』
笑いながら格納呪霊を呼び出し、甚爾の遺体を回収する夏油。
「はぁっ!? なんで!?」
『実は、見た目と違って無傷じゃないんだよね。こいつに殴られて、何か所か骨折しちゃってさ』
効いていないかに見えた甚爾の攻撃は、遍殺即呪体を通して夏油にしっかりダメージを与えていた。硬さはあっても、衝撃は吸収しきれなかったのだ。
「そんなの反転術式で治せよ。使えるようになったんだろ?」
『おいおい、今私が着ているのは呪霊から抽出した呪力の塊だよ? 自分の呪力じゃないんだ、反転術式を使って消えちゃったらどうするのさ』
将来的には遍殺即呪体を維持しながら反転術式を使えるようになりたいが、今は試す時じゃない。これから虹龍に乗せた理子達と合流して、高専から逃げ出さなければならないのだから。
「五条、生きていたのか!? 血だらけじゃ!?」
「夏油さんは何処に? 無事ですか?」
そうこうしている間に虹龍が戻って来た。その背に乗っている理子と黒井が五条と、遍殺即呪体の姿を見るが……遍殺即呪体が夏油だとは思わなかったようだ。
『私はここだよ』
「夏油っ!? そんな、妾達を守るために人間を止めて呪霊に!?」
「ああ、夏油さんっ! 私が不甲斐ないばかりに……!」
「プハハハハッ! 最高っ!」
夏油が声を出すと、理子と黒井が悲痛な声を上げ、それを聞いた悟が腹を抱えて笑い出す。
『いやいや、私は人間を止めてないから。それよりこのまま外に出て、悟の隠れ家まで行くよ。
硝子には書置きでも……いや、私達とグルだと疑われると迷惑をかけるから、何も残さず逃げようか』
〇幾呪異性体
真人が複数の人間を使って作り出す改造人間の一文字違いの呪霊Ver。力とスピードは特級呪霊並だが、防御力と耐久力は四級呪霊並。
作り出した後は呪霊操術の術式で収納しておける。
原料は三級以下の呪霊百匹から数十匹。二級以上は自我が強いため、うずまきで混ぜ合わせられない。
〇遍殺即呪体
死に際でインスピレーションを掴んだ夏油の、極の番&拡張術式「呪霊装術」の成果。数百匹の下級呪霊を纏ったもので、外見は真人の遍殺即霊体とほぼ同じ。
異なるのは、夏油は真人と術式が異なるため、掌まで呪力に覆われている事。
この形態になる事で夏油は禪院甚爾と並ぶかやや上回る身体能力を発揮する事が出来る。ただ、真人と違い中身は人間の夏油であるため、実は強力な物理攻撃(甚爾が振るう遊雲等)は衝撃を殺しきれずダメージを追う。
〇準一級呪霊ズ
遍殺即呪体になった夏油が甚爾にデバフをかけるために呼び出した、術式持ちの呪霊。大鯰、口裂け女は原作と同様。
・中心に濁った目が浮かぶ霧の呪霊、濃霧で視覚を奪われる恐怖から生まれた準一級呪霊。術式は一定の距離まで近づいた対象に濃霧の幻覚を見せて視覚を奪う術式。
・漆黒の体に無数の口と耳が生えた呪霊は、誹謗中傷をされる恐怖や忌避から生まれた準一級呪霊。術式は、対象の心を傷つけ苛立たせる幻聴で精神攻撃を行う術式。
他にも様々。呪霊操術の強みを手数だと夏油が自覚しているため、準一級以上の呪霊を積極的に取り込んでいるので数が多い。
〇禪院甚爾
自分自身が強力な個となったうえに手数で押して来た夏油相手に引き時を間違え、最強に挟まれて死亡。遺体は速やかに夏油に回収された。
〇格納呪霊
速やかに夏油に取り込まれたため、甚爾が所有していた呪具は天逆鉾を含めて全て現存している。
〇五条悟
死の際で呪術の核心を掴んで反転術式を習得して、天上天下唯我独尊な気分で夏油の呪力を頼りに甚爾を追いかけて行ったら、親友の変貌ぶりを見てクールダウンした。
披露する機会はなかったが、虚式『茈』も習得している。
〇〇〇〇〇
れるれるみかん様、so-tak様、エビ+C様、 虗 様、Requord様、キザピィ様、くぉーれ様、何かの缶詰まーくつー様、雪火/雪音様、タケシ3号様、カんナ様、ホモサピエンスストア様、子子子子子子様、ベー太様、トリアーエズBRT2様、migiwa様、柘の木様、とみくし様、成己様、シェメ様、白灰熊様、麻婆餃子様、Agateram replica様、ホタテ土器様、団栗504号様、チョメチョメ様、solubliker4689様、りんごおおおおおおおおおおおおおおおおん様、MISS MILK様、練り物様、ヌヌヌーヌヌーヌヌ様、Qzya様、ああああえあ様、ほす様、百面相様、名前はまだ無い♪様、よっちゃんイカ様、y.y.arnold様、リア10爆発46様、s14me02様、誤字報告ありがとうございます。早速修正しました。
〇修正点
甚爾が持っていた刀が、釈魂刀ではなくただの名刀だと思い違いをしていたため、以下のように終始しました。七菜生麦様、ご指摘ありがとうございます。
だが、硬い呪霊の体も一撃で両断する業物の刃を受けても夏油は傷一つ負っていなかった。
↓
だが、彼の刀を受けても夏油は傷一つ負っていなかった。
甚爾が持つ特級呪具「釈魂刀」は、あらゆる物の硬度を無視して魂を切り裂くことが可能と言う破格の性能を持つ業物だ。しかし、その性能を十全に発揮するには無生物の魂すら観測する目が必要になる。甚爾の目はそれを可能にしていたが――
(クソ甚爾、雑多な呪力が邪魔で魂が見えねぇ!)
だが、夏油が百以上の呪霊の呪力を纏う遍殺即呪体となっていたため、彼の目でも魂を知覚する事は不可能だった。