SCP財団キヴォトス支部   作:ホネギツネ

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クッソ投稿が遅れましたがこれも全て28連勤が悪いのだ


いい事は連続して起こらないくせに悪い事は連続して起こるもんだ(ブルアカ×SCP財団第六話)

「どうも、黒刃 ユイです。この度シャーレの顧問になりました。」

 黒刃先生は名乗った。その誰もが見ても健康とは言えない体躯を前にここにいる皆の庇護欲は刺激され、心が一つになる。(守護らねばならぬ)と決意したのだった。

「今回あなた達を招集した理由はこれだけでありません」

 七神代理は話を続ける。

「今現在、学園都市全体で起こっている混乱についてです。率直に言うとサンクトゥムタワーの最終管理者がいなくなったため、行政制御権を失ってしまったのです。」

 そう、サンクトゥムタワーは連邦生徒会の本部でありキヴォトスにおいて様々なモノを管理している。例えばインターネットや電話線、各地にある発電所や水道etc…とにかくインフラ関係やその他想像に難くないものなんかは大体ここが管理しているのだ。本来ならもっと大きな混乱に発展してもいいのだが連邦生徒会長の失踪から日が浅いことや財団がリソースを提供することによってかなり小さく抑えられていた。財団がいなかったり彼女の失踪がもっと早くなっていれば、戦車やヘリを始めとした武器の密売が200倍まで膨らんでいただろうとされ、各種インフラはストップ、これによるさらなる治安の悪化が予測されていた。

「連邦生徒会長直々に召喚なされた黒刃先生にはシャーレの顧問になってもらい、タワーの制御権を取り戻してもらいたいのです。」

「ちょっと待ってください、さっきから言ってるシャーレって何なんです?」

「シャーレは単なる部活ではなく、一種の超法規的機関。連邦組織の為、キヴォトスに存在する全ての学園の生徒たちを、制限なく加入させることすらも可能で、各学園の自治区で、制約なしに戦闘活動を行うことも可能です。何故これだけの権限を持つ機関を、連邦生徒会長が作ったかはわかりませんが…シャーレの部室ここから約30km離れた外郭地区にあります。今はほとんど何もない建物ですが、連邦生徒会長の命令で、そこの地下にとある物を持ち込んでいます。先生をそこにお連れしなければなりません」

 と、ここまで話を聞いたところで俺の持っている携帯に電話が入る。失礼、と言って応じると件の場所で戦闘が起こっているという通報だった。

「何だって?外郭地区で戦闘?矯正局を脱出した奴等が周囲のゴロツキを取り込んでる上にクルセイダーまで出てきて手が付けられない?分かった、すぐに行く」

 俺の話を聞いていた4人はそれぞれ武器を取り出しており、戦闘準備は万端のようだ。

「七神代理、一番早い移動手段を手配してください」

 

―――D.U.外郭地区・シャーレ部室付近―――

 

戦場に到着するとヴァルキューレと機動部隊の戦力が前線を構築していた。

「纏まって動くぞ、先生を中心に、俺たちで弾除けになるんだ。周囲の部隊と連携しつつシャーレを目指す」

「「了解」」

 戦闘k

「ちょっと待ってください、私に戦術指揮をやらせてください」

「えぇ?」

「武装がチグハグの部隊でその作戦は無理があります、第一弾除けになるって京介さん、あなたは私と同じただの人間じゃないですか」

「そうですね…わかりました、指揮下に入ります」

「同じく指揮下に入ります」

「生徒が先制の言葉に従うのは自然なことですね。よろしくお願いします」

「よし、じゃあ行ってみましょうか!」

 戦闘開始。

 まず陣形から紹介しよう。先生の指揮を受けやすいようにユウカが前衛、俺と守月が中衛、羽川と火宮、先生が後衛という形になった。基本的に俺と先生を誰かが庇いながら戦う不利を背負うことになるが、一人一人の戦闘力が高いのでカバーしきれるだろう。

ゴロツキと言ったがスケバンと呼ばれる勢力が主体らしい2個小隊と交戦する。といっても所詮は訓練されていない民兵未満の存在、あっけなく全滅させる。羽川がヘッドショットを決めたのを合図に攻撃を開始、守月の閃光手榴弾で視界を奪うと俺とユウカが飛び込んで掃討した。この手際の良さには先生も驚いた。

「すごい、倍近い人数をこんなにあっさり…!」

「ま、我々だって戦い慣れてますから」

「特に彼は正規の訓練を受けた準軍人です。彼にヘイローがついていたらヒナ委員長とも互角以上にやりあえるくらいには強いかと」

 (ザザ…)

 通信機に連絡が入る。七神代理が回しているようだ。

『今、この騒ぎをお起こした生徒の正体が判明しました。狐坂ワカモ。百鬼夜行連合学園で停学になった後、矯正局を脱走した生徒です。似たような前科がある危険人物ですので、気を付けてください。』

「…あらら。連邦生徒会は来ていないみたいですね。フフッ、まあ構いません。」

 通信が終わった直後、俺たちの目の前に件の人物が現れた。

「あの建物に何があるか存じませんが、連邦生徒会が大事にしている物と聞いてしまうと…壊さないと気が済みませんね……。」

 厄災の狐の異名を持つその女は不敵に笑う

「ああ……久しぶりのお楽しみになりそうです、ウフフフ♡」

「…あんた、黙って聞いてりゃピチピチチャパチャパと…そんなに暴れたいなら俺が相手になってやる。剣を抜け、一対一だ」

 

―――真剣勝負が、始まる

 

次回、シャーレ奪還

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