シャドウって食べれるんだ   作:シャト6

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キャベツ煮/にんにく鳥の親子丼

今日はタルタロスに行く予定はないみたいなので、俺個人で行く準備をしている。

 

 

ピンポーン

 

 

 

すると家のチャイムが鳴る。

 

翼「こんな時間に誰だ?」

 

遅くはないが、時間は午後9時を回っている。

 

翼「はい。どちら様で?」

 

出ると、モニターに映ってたのは琴音とゆかりだった。俺は急いで玄関に行きドアを開ける。

 

ゆかり「こ、こんばんは〜」

 

琴音「ごめんね。こんな時間に」

 

翼「いや、別にこれといった用事は影時間までないが…どうしたんだ?」

 

なんでも、いつも寮の食事を作ってるれる人が体調不良で、今日は夕飯は確実外で食べる予定だったそうだが、全員が全員予定が入り、終わったのが少し前らしい。んで、当然巖戸台商店街の飲食店は、ワイルドダック・バーガー以外は閉まっている。んで、仕方ないから皆で晩飯を作る予定だったが、ジュンペーや桐条先輩が色々やらかしたらしい。

 

翼(ま〜ジュンペーはともかく、桐条先輩はお嬢様だしな。料理なんかしたことないだろう)

 

んで、普段からシャドウを料理してる俺に助けを求めたそうだ。

 

翼「なるほど…」

 

琴音「お願いできないかな?」

 

翼「分かったよ」

 

俺がそう言うと、2人は嬉しそうな顔をする。

 

翼「先に寮に戻ってろ。ウチからも使える食材持ってくから」

 

ゆかり「ありがとう」

 

琴音「それじゃあ皆に伝えておくね!」

 

そして2人は、先に寮に戻っていった。

 

翼「とはいえ、俺ん家にある食材って、トリコとかの食材が多いんだよな…」

 

ま、別にいいか。適当にシャドウが材料とか言っとけば。んで、いくつかの材料を持って寮に到着した。中に入ると、桐条先輩がこっちにやって来た。

 

美鶴「すまない佐藤。態々来てもらって」

 

翼「別に気にしないで下さい」

 

美鶴「本当に申し訳ない…」

 

随分と凹んでるな。

 

翼「取り敢えずキッチンに案内してもらえますか?」

 

美鶴「ああ、こっちだ」

 

桐条先輩の後に続いていくと、キッチンを一生懸命片付けてるジュンペーとゆかり達がいた。

 

翼「いや…ガス爆発でも起きたのか?」

 

琴音「ま〜そう思うよね…」

 

コンロとかは使えるが、フライパン鍋が、炭みたいになってんだけど…

 

順平「ホントすんません…」

 

俺に土下座して謝るジュンペーだった。

 

翼「まあいいが。さて、鍋やフライパンは使えないが、それは普段使ってる俺のを使う。冷蔵庫の中身は…」

 

おっ!野菜が結構残ってるな。ならメニューは決まった。

 

翼「俺が指示するから手伝ってくれ」

 

俺はまず、琴音とゆかりにじゃがいもと人参と玉ねぎの皮むきを頼んだ。桐条先輩も一緒に教えてもらいながらやっている。

 

翼「真田先輩は、俺が持ってきた鶏肉を一口サイズに切って下さい」

 

明彦「任せろ」

 

翼「ジュンペー、お前はこのキャベツを洗って、ザク切りにしてくれ」

 

順平「お、おう」

 

そしてそれぞれ作業に入る。俺は鍋に水を入れ、フライパンでは出汁を作る。

 

ゆかり「野菜の皮むき終わったよ」

 

美鶴「け、結構大変なんだな」

 

だろうな。

 

順平「なあ、ザク切りって本当に、こんな大きさでいいのか?」

 

翼「いい、いい」

 

そこからは俺がテキパキと料理を作る。

 

翼「レイヴンのベーコンも、これで最後だ」

 

野菜とベーコンを入れた鍋で、ひと煮立ちさせ味を整える。

 

翼「まずは一品目と付け合せの完成だ」

 

 

【新鮮野菜ランチ・丸ごとキャベツ煮/かぶのサラダ】

 

 

翼「先に食べててくれ」

 

琴音「いいの?」

 

翼「ああ。後は足りない人や男性陣用だ」

 

「「「「「いただきます」」」」」

 

ゆかり「ん〜♪美味しい!」

 

琴音「野菜がホクホクしてて、凄く柔らかい」

 

順平「旨い!旨い!!」

 

翼「多分男性陣にはそれじゃあ足りないだろ。追加でこれだ」

 

 

【にんにく鳥の親子丼】

 

 

順平「おおっ!親子丼か!」

 

明彦「助かる。あれだけだと物足りなかったんでな」

 

翼「だ…でしょうね」

 

あぶねぇ。タメ口になるとこだった。んで、俺達男性陣は丸ごとキャベツ煮とかぶのサラダとにんにく鳥の親子丼を食べていく。女性陣もそれを見るが、時間が時間で、今日はタルタロスに行く予定ではないので、かなり葛藤している。特に琴音とゆかりが。んで、3人で一杯親子丼を分け合って食べる事にしたのだった。

 

「「「「「「ご馳走様でした」」」」」」

 

後片付けは、俺以外の連中がしてくれた。

 

美鶴「佐藤」

 

すると桐条先輩が話し掛けてきた。

 

美鶴「今回は急な話で無理を言ったが、本当に助かった」

 

翼「気にしないで下さい。せっかく調理や栄養管理を任されてるのに、栄養不足で体調とか崩されたら目覚めが悪いですから」

 

美鶴「そうか」

 

桐条先輩は何か言いたそうだな。

 

翼「どうかしました?」

 

美鶴「いや、君は岳羽や汐見、伊織の事を名前で呼んでいるだろう?」

 

翼「ええ。3人に無理やり読んでくれと言われたんで」

 

美鶴「だったら、私のことも名前で呼んでくれたまえ」

 

はい?何いってんだこの人…

 

翼「いや、先輩ですし」

 

美鶴「いや、昭彦は本人との兼ね合いがあるが、一々戦闘で先輩付けで呼ぶのは効率が悪い。一応リーダーの汐見にもそう言ってるが、直す気がないみたいでな」

 

翼「なら俺も今までのままでいいんじゃ?」

 

美鶴「まあ、前回の事で、私も君に怒られて反省した。今まで私をあそこまで怒ってくれた人はいなかった。父でさえも…」

 

悲しそうな顔をしながらそう言う桐条先輩。

 

美鶴「桐条グループの桐条美鶴ではなく、1人の女性、桐条美鶴として君は見てくれた。だからこそ、敬語などもやめてほしい」

 

翼「いや、だから桐条先輩は1つ年上ですよね?」

 

美鶴「フッ、1年早く産まれただけに過ぎない」

 

駄目だ。この人こういうところは頑固なんだ…

 

翼「分かった!分かりました!敬語もなしで名前呼び。これでいいんだろ?美鶴」

 

美鶴「!あ、ああ!これからよろしく頼む!翼!」

 

こうして俺は、琴音、ゆかりに続き年上の美鶴まで呼び捨ても尚且つ敬語無しで話すことが決定したのであった。何でこうもここの女性陣はグイグイ来るかね…まさか、シャドウを食わせたせいか!?

 

 

※それは今のところ全く関係ありません。

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