まず初めに、お気に入りしてくださった8名の方、また感想をくださった三名の方々、読んでくださった皆様、誠にありがとうございます!
まさか、こんなにお気に入りや感想を書いて頂けると思っていなかったので、非常にうれしいです!
これからも、頑張りますので、よろしくお願いします!
今回、夜遅くの投稿となって、申し訳ありません。
あと感想で、私がセラの現状の能力の話についてこの回で触れられると言ってしまいましたが、はっきりしたものは次回になると思います。大変申し訳ありません。
少し、急ぎ足で完成させたものなので、誤字やおかしなところがあるかもしれません。
長くなりましたが、どうか楽しんでいただけると幸いです!
<追伸>
文章を大幅変更いたしました。
急な変更で申し訳ありません。
報告してくださった方々、誠にありがとうございます。
「「ようこそ
「わぁあ!···すごい広いわね」
ドゴォン!!!
ギルドの広さに感心していたルーシィの視線の端でナツが吹き飛ばした扉が映る。
その扉は、凄まじい回転と共に、奥のテーブに座る誰かの背中にぶつかり、酷い有様になっていた。
「ちょっ、ナツ!アンタが壊した扉、誰かに当たったけど!?」
「ん?大丈夫だろ。物が飛び交うなんて、いつものことだぞ。」
「あんな大きな扉も飛び交ってたら、恐ろしすぎるわよ···。」
そう言ってもう一度、ルーシィが視線を向けると、なぜか大量の白い液体が、テーブルの方から流れ出ていた。その異様な光景を目にして彼女は、ただただ唖然とするしか無かった。
「お、おい、今回はちょっとやばいぞ、ナツ」
ルーシィが唖然としている中、前歯出っ歯の男が、顔を険しくしながらナツに話しかける。
「?何がやばいんだ?····てか、てめェ!火竜の話嘘じゃねーか!」
「へぶっ!」
ナツは、近寄ってきた男の顎を足でかち上げる。吹っ飛んだ男は、周囲の人を巻き込み、喧嘩の火種がみるみる内に広がっていった。
何やら騒がしくなった周囲の音で、目が覚める。
「いたた…いったい何が?」
背中にのしかかっていた、巨大な板をどけて周りを見渡すと、なぜかこちらをチラチラ見ていた人達が一斉に目をそらし、その他大勢は、最早恒例行事と言わんばかりに、暴れていた。
「また、乱闘してる····。って、そうだ。私のコロッケどこだろ·······」
さっきまで目の前にあったコロッケが見つからず、立ち上がろうとすると、
ベチョ
まるで、沼から出る時のような不快な音が真下から聞こえ、まさかと思いながらも目を向けると、
そこにはまるで、タコせんべいのようにペチャンコとなったあわれなコロッケがあった。
「わ、私がミラさんに手伝ってもらいながら作ったコロッケが·····」
色々と感情が高まり、わなわなと体が震える。
もう正直、今までの失敗で溜まった多大なストレスや昨夜一睡もしていないことによる疲れ、魔力消費、そしてやっと完成したコロッケがペチャンコになったことによって、全てぶち撒けそうだったけど、自分の体を見て別の感情が生まれる。
「!?!!」
体を見ると服全体に、とんでもない量の白い液体が付いており、殆ど服が透けていた。
声にならない声で、自身を抱き締め、まん丸とくるまる。
(嘘でしょ!!?·····殆ど透けてるし、何で今日に限って、色ものの下着付けてちゃったの私⋯)
感情は、怒りから恥ずかしさに変わる。
でも、暫く包まって冷静になれば、ミラさんに替えの服がないか聞くために、板で体を隠しながら、ヨタヨタと歩き出す。
この時、気づいていなかったけど、私が隠していたのは前だけで、後ろからパンツもフックも丸見えだったという。
まさしく、裸体隠して尻隠さずである。
恥ずかしい、死にたい。
「漢は、拳でェーーっ!」
「邪魔だっての」
「あっ、私の樽が」
「「「「あっ…」」」」
ゆっくりと歩いている中、正面から大樽とエルフマンがセットになって飛んでくる。
勿論、今の私に避ける反射神経などありもせず、
まず初めに、大きな樽が割れ、樽酒のツンとした匂いと衝撃に襲われると、逃がすまいと、大きなのエルフマンの巨体に押し潰される。
(これ、ヤバいかも⋯お酒めっちゃ口に入った⋯)
ここまで災難な目にあって逆に落ち着いていた。
逆さまの状態で周りを見渡すと、周囲の人達は、あー、終わったなといった顔を浮かべてその場から離れだした。
なぜ逃げるんだい?今の私は無様だよ?
「・・・・」
私は、無言のままズルズルとエルフマンから抜け出し、ふらふらと立ち上がって、倒れているエルフマンに笑みを浮かべ問う。
「だ〜れが、こんなこと始めたんですぅ?」
「お、漢っ!」
「⋯⋯だ・れ・ですかぁー?」
「!? あ、アイツが・・・・」
ズイッと顔を近づけてもう一度聞いてみれば、玄関の方に指を向けた。
「ありがどう、ございましたぁ〜!」
真っ直ぐと頭を下げて感謝ぁ!して、方向転換。
何だかさっきより頭が痛むけど、お酒のせいに違いない。ないったらない!
もう正直、服装とかどうでも良いやと、軽やかなステップで、目的の人物に接近する。
「ナツさ〜ん、お帰りなさい!会えて、すっごく嬉しぃです〜!!!」
「おう!セラいたんだな!ただいま!」
今回の標的であるナツ·ドラグニルと対面する。
「・・・・・って、お前なんで、そんな格好で歩いてるんだ?後、顔赤くねぇか?」
「ナツ、きっと趣味なんだよ。ぷぷっw」
恥ずかしくないのか?と純粋な疑問を問うナツさんで、ワンアウト。
完全に煽り散らかすハッピーで、ツーアウト。
私は、さらにずぃっと体を寄せる。
「あ、あれぇ、何か怒ってない?」
「何言ってるんだよ、ハッピー。セラの奴、すげぇ笑顔じゃねェか」
「もしかして、さっきあんたがぶっ飛ばした扉にぶつかったのって⋯⋯」
綺麗な金髪の女性の人のお陰で、完全に理解した私は、スリーアウトのカウント共に体をバネのように動かす。
バンッ
「うえっ!」
ボゴッ!
「へ?」
ハッピーの体を手刀で叩いて、地面にめり込ませる。
そのことによって呆気にとられたナツに向かい合い、満面の笑みを浮かべて深く息を吸うと、片腕の形を替える。
「この元凶がぁっっ!!!」
ドオオオン!!!
ナツの腹を拳でとらえ、そのまま地面に叩きつける。
「「「·········」」」
乱闘による騒ぎをもかき消す轟音に皆静まり返り、私の意識も途切れる。
「疲れたぁ~⋯⋯」
「お、わしが言わなくとも、静かになったのう。さすが、セラじゃ」
「あら…いたんですか?マスター」
放心していたルーシィは、マスターと言う言葉に反応し、後ろを向くとそこには、小人のような小さなおじいちゃんがいた。
「えッ、この人が、マスター‼?」
あまりの驚きの連続で、ルーシィは、つい思っていたことを声に出てしまう。
「ん?新人かね?」
そう言うと、マスターは凄まじい眼力で、ルーシィを見つめる。一体何をされるのかと、彼女は内心ビクビクしながら、立っていると。
「美人じゃのうー。ワシは、ここのマスターを務めておる、マカロフじゃ。よろしくね」
凄まじい眼力がおさまり、笑みを深め、気さくな挨拶をする。
「ル、ルーシィです!よろしくお願いします!」
「ウム」
(お、思ったより、優しいそうでよかったー)
「とう!!」
挨拶を交わすとマスター、マカロフは回転しながら二階の手すりに向けジャンプするが、手すりに顔をぶつけてしまう。
「へぶっ」
(((あっ、ぶつかった)))
「ごほん」
「まーたやってくれたのう貴様ら等、見よ、評議員から送られてきたこの文書の量を」
そう言って、マカロフは、分厚い紙の束を叩き、一枚目の文書を読み上げる。
「まずは、グレイ」
「あ?」
「密輸組織を検挙したまではいいが・・その後街をすっ裸でふらつき、あげくのはてに干してある下着を盗んで逃走」
「いや・・だって裸じゃマズイだろ」
「まずは裸になるなよ」
「ん?さらに逃走中に少女を抱きかかえていたとあるぞ」
「事案じゃねェか!!」
「いや!それは誤解だ!あいつがぶっ倒れていたのを助けただけで他意はねえ!」
マカロフは大きなため息を突く。
「次、エルフマン!!貴様は要人護衛の任務中に要人に暴行」
「「男は学歴よ」なんて言うからつい・・・」
今度は、頭に手をつき、首を横に振る。
ドンドン
「カナ・アルベローナ、経費と偽って某酒場で飲むこと大樽15個、その内一つを某酒場で働いていた少女の口に突っ込もうとしたとあるぞ。しかも請求先が評議員」
「バレたか・・」
「ロキ・・評議員レイジ老師の孫娘に手を出す。某タレント事務所からも損害賠償の請求がきておる」
そして、次の文書を読み上げるために一枚めくるとマカロフは項垂れる。
「そして、ナツ・・、デボン盗賊一家壊滅するも民家4軒も壊滅、チューリィ村の歴史ある時計台倒壊、フリージアの教会全焼、ルピナス城一部破壊、ナズナ渓谷観測所崩壊により機能停止、ハルジオンの港半壊」
そのあとも、一人ひとりの被害報告の文書を読み上げ、読み上げるごとに眉間の皺も増えていく。そしてまだ読んでいない元の四分の一の文書を取り出すと、
ドン
「それに比べ、セラのを見よ!」
それらの文書を皆に見えるように掲げる。
ドンドン
「まじかよ!····あのセラが!」
「きっとナツのが移っちまったんだ!」
「うっ、嘘だぁぁぁぁ!!!」
驚きの声を隠せずギルド内が騒めく。
ドンドン
「違うわー!
これは、すべて感謝状じゃ」
「『人の話をよく聞き、猫の捜索から、
「ドンドンドン」
····ケガの治癒まで、何でも積極的に行い、
「ドンドンドン」
····市民の評判が良い』と評議会でも
「ドンドンドン」
····話されておったぐらいじゃ。」
「まあ、昨晩、騒音問題が
「ドンドンドンドン」
·····誰じゃあ!!話の最中にやかましい音を立てているもんわ!!」
あまりに会話を遮られ、キレたマカロフは、みるみるうちに体が大きくなり、ギルドの天井ギリギリまでの高さになっていた。
パクパク
(でっ、でかー!!)
先ほどとのあまりの物理的、精神的ギャップに驚くルーシィ以外の者は、音源に目を向けると、
ドンドンドンドンドンドン
そこには、泣きながら残像が見える程の速さでナツの腹を連打するセラがいた。
「うーう。··········」
マスターを含む全員が呆然と見ていると満足したのか、充電が切れたロボットのように動かなくなった。
ポンポンポン
マカロフは、何とも言えない表情をしながら、元の姿に戻る。
「と、ともかくじゃ、」
(流した…) (流したな…) (流したね…)
「四分の三が被害報告で、わしは評議員に怒られてばかりじゃぞぉ…」
ぷるぷる
空気が一変し、皆に緊張が走る。
「だが…評議員などクソくらえじゃ」
そう言うと、マカロフは、被害報告分の文書を破り始め、空中にばらまいた。
「え?」
ルーシィは、一体何をされるのかと、びくついていたのだが、思わぬ言葉に驚き、口を開ける。
「よいか‥、理を超える力はすべて理の中より生まれる。魔法は、奇跡の力なんかではない、我々の内にあるい”気”の流れと
自然界に流れる”気”の波長があわさり、はじめて具現化されるのじゃ。それは、精神力と集中力を使う、いや己が魂すべてを注ぎ込むことが魔法なのじゃ。上から覗いてる目ん玉気にしてたら魔道は進めん、評議員の馬鹿ども怖れるな。」
「自分の信じた道を進めェい!!!! それが、
「「「オオオオ!!!」」」
(これが、妖精の尻尾…、やっぱり、私このギルドに来れてよかった!)
ルーシィは、これからのここでの生活にワクワクしながら、笑みを深めるのだった。
「「「はっはっはっはっはっ!」」」
「んっ⋯頭がズキズキする⋯⋯」
周囲の大きな笑い声で、二度目の意識を取り戻す。何やら自分の真下から、温かさを感じて視線を下げると、そこには気絶したナツさんがいた。
「えっ!?なんで?········あぁっ、·····ごめんなさい!ナツさん!今、治癒魔法を」
『
自分がしでかしたことを思いだして、急いで治癒魔法をかける。
「ううっ···········、っはぁはぁ、もう無理····」
今あるありったけの魔力を使って、治癒魔法をかけるが、途中で立って居られなく再び倒れ込む。
何とか深呼吸しながら、鼓動を落ち着かせていると、不意に人影が映る。
「大丈夫?」
声のする方に、視線を上げると、そこには先ほどの金髪のお姉さんが心配そうに、私を見つめている。
「はい⋯何とか。
心配してくれてありがとうございます⋯⋯えっと、」
「私は、ルーシィって言うの。今日入ったばかりだけど、よろしくね」
そう言って、ルーシィさんは優しく笑みを浮かべながら手を差し伸べてくれる。
「わあ、あっ、ありがとうございます。・・・私は、セラ・ホープライトです。気軽にセラと呼んでください。よろしくお願いします。」
私は、綺麗な人だなと見惚れながらも、差し出してくれた手を握って、よろよろと起き上がり、深々と頭を下げた。
顔を上げると、ルーシィさんは、何かに気づいたかのように私に耳打ちする。
「服・・透けてるわよ」
「っ!」
すっかり忘れていたことを教えてもらい、再び地面にへたり込む。
「うぅー・・」
(そうだったぁ、・・・服が〜・・・)
どうしたらいいの〜?と、頭を悩ませていると⋯
「大丈夫、セラ?替えの服を持ってきたわよ」
「「ミラさん!?」」
救世主ことミラさんが、替えの服とすごく燃えているなにかを運んでやってきた。
「結構きつそうね、私の背中に乗れそう?」
私の足が余りに千鳥足過ぎて、ミラさんが更なる助け舟を出してくれた。
最近ミラさんに甘え過ぎかなと自覚をしながらも、正直、かなり限界が来ていたので、流れるようにミラの背中に乗り込む。
「ルーシィ、これをナツに。食べさせたら、目を覚ますと思うの」
そう言って、替えの服と一緒に持ってきていた、やたら燃えているなにかをルーシィに渡す。ところで一体、何が燃えているのだろう。
「じゃあ、行きましょうか、セラ」
「ありがとうございます、ミラさん。あと手伝ってくれたのに、ごめんなさい・・・」
「ふふ、大丈夫よ。また今度、頑張りましょうね。」
落ち込む私に、ミラさんは笑顔でそう答えてくれた。
「じゃあ、ナツが火竜って呼ばれてたのか!? ほかの町では」
「確かにオメーの魔法はそんな言葉がぴったりだな」
「ナツが火竜ならオイラはネコマンダーでいいかな」
「マンダーってなによ」
あるテーブルでは、ルーシィ達がハルジオンでの出来事を話しており、復活したナツは、追加注文の専用メニューを食べていた。そこに
「ルーシィさんー!ミラさんが、フェアリーテイルのマークどこにつけたいかって」
服を着替えたセラがルーシィを呼びに歩いてきていた。
「あっ!セラ、もう大丈夫なの?」
「まだ、かなり体が重いですけど、歩ける程度には回復しました!」
「・・あと皆さん、先ほどは騒がしくしてしまって、すみません。」
セラは、深々と頭を下げる。
「全然、謝らなくて大丈夫よ!元々・・あいつが元凶だし」
「あい!」
「俺らも、全然大丈夫だぞ!あと、いいもの見れたし」
「んーんんん!」
「あんたは何言ってんのよ」
「とりあえず、少しは回復したみたいでよかったわ。じゃあ、ちょっとマーク入れてもらってくるわねー」
そう言って、「どこに押してもらおうかな」と嬉しそうにミラのもとに走っていく。一方、テーブルでは
「おまえ、あんなかわいい娘どこで見つけてきたんだよ」
「いや、それよりもさっきのセラかなり、すごかったよな」
「お前、12歳になに欲情してんだよ」
「はあ!?お前だって、鼻の下伸ばしてたじゃねかー!」
エロおやじ達によるいやらしい密談が行われていた。
「ごほんっ!言っとおきますけど、全部聞こえていますからね」
「「ひっ!!すみませんでした!!」」
先ほどの出来事を思い出した男どもは、顔を青ざめて許しを請うていた。
「?ナツさん、どこにいくんですか?」
セラは、テーブルにある皿をまとめながら、どこかに向かうナツに問いかける。
「仕事だよ、金ねぇーからな」
「報酬いいやつにしようね」
それに、ハッピーも付いていき依頼板に貼ってある依頼を一つずつ見ていく。
「セラも一緒に行くかー?」
「すいません。まだ疲れてるので、仮眠室で休憩してきます。また今度お供させてください!」
「そっか、ゆっくり休めよ」
「はい!」
元気よく返事をしたセラは、ミラから仮眠室の使用許可を貰うと仮眠室に向かって歩き出す。
一方、ナツは、いい依頼がないか探していると、マスターと泣きじゃくる子供の声が聞こえ、カウンターに目を向ける。
「くどいぞ、ロメオ、貴様も魔導士の息子なら親父を信じておとなしく家で待っておれ」
「だって‥三日で戻るって言ってたのに・・、もう一週間帰って来ないんだよ・・」
「マカオの奴は確かハコベ山の仕事じゃったな」
「そんなに遠くないじゃないかっ!!!探しに行ってくれよ!!!心配なんだ!!!」
「冗談じゃない!!!貴様の親父は魔導士じゃろ!!!自分のケツもふけねェ魔導士なんぞこのギルドにはおらんのじゃ!!!帰ってミルクでも飲んでおれい!!」
ロメオの頼み事にマカロフは、厳しい言葉を放つ。
「うっ・・・・」
ロメオは俯いて、黙り込んでしまう。だが、次の瞬間
「バカー!!!」
「おふ」
ロメオは、マカロフの不意を突き、マカロフの顔面に拳をぶつけ、泣きながら走り去ってしまった。
「・・・・」 ドンッ!!
「オイイ!ナツ!!依頼板壊すなよ」
先ほどの話を聞いていたナツは、持っていた紙を依頼板に叩き込み、その板には亀裂が入っていた。
それに対し依頼板によくたむろするナブが注意するが、それを無視して、ナツとハッピーは出口に向かっていた。
「······」
そして、そんな亀裂が入った依頼板から、少し離れた場所で黙り込んでいたある人物は、苦痛な表情から決意に満ちた顔に変わり、どこかに向かってぎこちなく走り出した。
ナツ達が出ていった後、なぜナツが怒っていたのか気になったルーシィは、ミラからナツは、ドラゴンに育てられ、急に居なくなったことを聞かされ、会話が終わると「妖精の尻尾の役に立ちたいから」とナツを追いかけに行った。
「そう言えば、ミラ。この感謝状をセラに渡してくれんかのう」
煙草を吸っていたマカロフが、ミラに感謝状を手渡す。
「セラ。あなたに感謝状が届いているみたいだから、ここに置いとくわね。」
感謝状を受け取ったミラは、仮眠室に入り、セラを呼ぶ。
・・・・
しかし返事はなく、もう眠ったのかとベッドを見渡すが、見当たらず窓が半開きになっていた。
「えっ!?」
「ま、マスター!セラがいません!」
「な、なんじゃとー!!」
〈ハコベ山行きの馬車内〉
「····ナツさん、私は20分耐えましたよ。ナツさんもまだまだですね。うぷっ」
「なんだとー!こんなの気合でーー!!」
「ナツさんが頑張るなら私だってー!!」
ガタン
「「うぷっ」」
「何やってのよ、アンタ達・・・」
「アイ!いつものことです!」
読んでいただきありがとうございます!
次はやっと、セラのちゃんとした戦闘シーンが書けると思います。
また次回もよろしければ、読んでいただきたいです!