お願いだから誰にも言わないで!   作:山本二等兵

6 / 9
 前回から感想をありがとうございます! ちなみに、アニメ一期まではアニメ一期通りの順番で進めて、後は原作の順番で進めます。

 ロード様の声聞きすぎて、うっかり投稿遅れました!すいません!アニメのあのロード様の表情から、めっちゃ必須な栄養素取れましたわ…ふぅ。

 今回、長くなったので前後編です。


輝きみいだす!アポロミダス 上

 マジアベーゼとレオパルトさんの戦いから数日後…今日も、この町は雨なき晴天だ。

 更に!この頃肌の艶が良い、毎年友達のいなかったうてなねーちゃんに初めて、あらがき…ゆい?って友達まで出来たらしい!明日は遊びに行くとか!

 

「いいよ!いいイeeee能力だよぉぉ!!」ヒュンヒュン

 

 そんなめでたい日々を祝って、今日はトレスマジアしばき倒し(輝かせ)の日にしようかなぁ!!

 いつもの公園にいる僕は、バットの形に水を変質させた物(アルミ合金に変質)を纏わりつかせた指揮棒を、マジアアズールに向かって大振りにフルスイングする!

 初めて戦っているアズール!君の反応(輝き)はいかほど!?

 

「そんなの、もう効かないわよ!」

 

 アズールはそれはもう見切っているのか、氷の剣「アズールソード」を突き入れるように合わせて避ける体勢に入っている…が甘い!!

 

 僕は途中にBoomと指揮棒の一部を爆発させ(・・・・・・・・・・・)、スイングの軌道を変える!!

 

「っ!きゃ!!(最初と動きが違う!)」パリーン!  

 

「ぶぁはは!3回目だよアッアッアッ!」

 

 カチ上げた指揮棒はアズールの剣だけに当たった!氷の剣を壊されたアズールは、なんてことないようにまたステッキから氷の剣を作り出す。

 

「ふ!武器を壊してばかり、その程度かしら?」

 

「……えへ、なるほどぉ?空気中の水分とかを凍らせているねアズール。」

 

「…!(まさか、能力を把握するためにわざと…!?)」

 

 最初は純粋な魔力から作っているのかと見てたけど、こんな省エネな作り方をしていたとは、親近感わくなあ…

 

カッ「けど……面白み(引き出し)がまだまだ。次で一先ず、終わりです。」

 

「っ!なめるな!(…けど初めと違って、さっきから全然当たらない)」チャ!

 

 剣を横に構えた!……ほぼカウンター待ち!!

 僕は指揮棒を横凪ぎに振ると同時、指揮棒を纏っていたアルミ合金を水に戻す!

 

バシャ「(目潰!)ぶ!?「りゃ!!」ぁ、剣が!」ガキン!

 

 初めて戦ったが、もうほとんど分かる。彼女は剣しか作ってこない!僕は近くの壁も叩いた(・・・・・・・・)指揮棒を手放して後ろ周り込み、腹にアズールの手ごと僕の手を回す!

 

 「オォォルルルァ!!」ブオ!

 

 そしてヘソに力を入れ、アズールを鉄筋コンクリ壁へブリッジの要領で叩きつける!!くらえぃ!スープレックスぅぅぅ!!!

 

「っっ!」ブリョン!

 

「よし!!(解除!)」

 

「…?ブリョン??」

 

 思った衝撃が来なかったのか、恐らくキョロキョロしているであろうアズール声をかける。

 

「えと、挟まってる髪を失礼しますね~……壁をゼラチンっていうタンパク質の一種に一瞬変えた。ほら、ゼリーとかババロアに使うの。」

 

 あらかじめ鉄筋の壁を変質させ、そこにアズールを突き刺したってわけだよ。

 アズールは状況を理解したのか、ジタバタしているので、その辺のブランコを変質させ、足の動きを制限させる枷を…ついでに頭も制限!

 

「く、離せ!ふざけないで!」ガチャンガチャン

 

「ベンチを変質させ、首周りを、固定して解除!…さて、アズール。ふざけているのはそっちだ。僕は怒って、ますよ。」

 

「何を」

 

 戦いの内容はまだいい。僕もまだまだだし。けど…

 

「態度が気に入らない…最初に僕を見て、残念そうにした…この人じゃないって...悪ならともかく!正義が敵を選り好みして…」ジメ…

 

ドキ!「!そ、そんなことは」 

「嘘をつかない。」ビスビス

「痛、痛た!」

 

 ビスビスとおでこを指でつつきながら決める。全くもって悪い子のアズール、拷問の時間です。

 

「というわけではい、塗ります。眉間にもペタペタと。」ヌトーォ

 

 僕は簡易的なハケを作ってアズールにある液体を眉間、胸先、背中の一部に刷り込む。

 

「冷た!ちょ、ひゃひ、あ、あ!」ガシャンガシャ

「よし、出来たよ。ではまた、あいましょう。忙しいので。」

 

「ハヘッハヒ…ハッ!待て!何を塗ったの!?」

 

「マゼンタとサルファと同じやつで改良型。では、次は楽しみにしてます!」

 

「は…」

 

 こっちはこれから忙しいんだ!家の草むしりで(自主的)

 

 

~十数分後~

 

シュタ「すまんアズール!ちょい遅れてもうた!敵はー」

 

 「ウ゛あ゛あ゛!()い゛でィィ!!サルファ!お願イ掻いでぇ!!」ガキンガキン!

 

「…あ~、クソじゃりの方か」

 

~~~~~~~

 

「…生石灰による発熱…それで水素爆発は、いい感じだったな…今度も使おう…

 …あ、そういえば日曜日、こりすちゃんと公園で遊ぶんだ!ヴェナリータさんに、断りを入れて置かないと。」

 

 家に戻った僕は、ブチリブチリと雑草を抜いては袋に詰めている。こういったお手伝いは嫌いじゃないんだよ。頭の整理が捗るんだ。それに、お小遣いも増える(本音)

 

 そんな小賢しい打算を考えていると、ポケットからバイブ音が聞こえた。

 

「ん。ヴェナリータさん、の連絡?」

 

 僕は軍手をはずし、スマートウォッチを操作する。どれどれ、「金曜日に2人と会えるよ。どうする?」か。おお、ようやく来たようだ。

 僕はすぐにヴェナリータさんに返信して、草むしりの作業に戻る。これが終わったらすぐに行動だ!

 

「フフフ…明後日までに、来客準備と工房(・・)を、完成させなきゃ!あ、エサやりも」

 

 

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

2日後(明後日)柊うてな視点~

 

「ぇ゛~めんど~。廃墟で交流とかさぁ~…

 あ、そうだ(唐突)うてなちゃん!交流会すっぽかしてホテルに行こ~!」

 

「え?だ、ダメだよキウィちゃん!…今日会う人、前に差し入れまでしてくれたんだし…」

 

「あそっか!コーラとクッキー、ヴェナちゃんじゃなくて、アポなんとかが持ってきてたんだっけか!ったく、しゃ~ねぇな~」

 

 隣の阿良河(あらが)キウィとの初親睦(初デート)をした次の日。

 公園で迎えを待っているのは、マジアベーゼ(クソヤバ女)こと(ひいらぎ)うてな。彼女は2日前、ヴェナリータに伝えられたことを思い返す。

 

~~~~~~

 

『やぁうてな。新しい仲間を改めて紹介したいんだ。』

 

『え…誰ですか?』

 

『前言ってた子さ、ゼリーの差し入れもしてた。話は聞いていても会ってなかっただろう?』

 

『あ、そういえば確かに…』

 

『だから明後日、その子が交流会を開いてくれるみたいだよ。是非うてなとキウィには出てほしいみたいだよ。』

 

『は、はあ…(会ったらお礼とか言った方がいいかな?)』

 

『ああそれと、あの子からお願いがあってね…』

 

~~~~~~

 

 

ズズズ…

 

「お~ヴェナちゃんようやく来た~」

 

 そう思い返していると、目の前からゲートが現れた。外道…失礼、案内役のヴェナリータが、件の新人の準備が終わったことを伝えた。

 

「いやぁ悪いね。じゃあ変身して行こうか。」

 

「あ、はい」「あ~い」

「「変身(トランスマジア)」」ペペカー!!

 

 最初とは打って変わり、うてな…マジアベーゼは身体を隠すことはない。キウィ…レオパルトとの戦い、共闘で更に強くなって(クソヤバ)きているのだろう。

 

ズズズ「つーかさ、なんで変身する必要あるわけ~?別にいいんじゃね?」

 

 ゲートをくぐっている途中、レオパルトがぼやく。確かに…とベーゼは思う。今回の主旨は交流会、お互いのことを知るのなら変身(トランスマジア)の意味があるのか?

 

「ああ、それは」

 

「それは一応、お互いの情報の保護のためですね」

 

「ん?」

 

 ゲートをくぐり抜け、廃墟にしては小綺麗な空間の横からほんのり芝居がかった声がかかる。そこにはー

 

「あ?(クソカワイイんだが?)」

 

 堕天使を意識しているのだろうか。囚人が使う拘束服と天使が合わさったかのような、パンクなコスチュームに身を包んだ幹部が立っていた。手足の手錠がどことなく、イイアクセントになっている。

 

「えんニヨ..遠路遥々(えんろはるばる)ありがとうございます。ようこそ僕の工房へ!僕の名前はアポロミダスと言います!御先輩方、よろしくお願いします!」ペコ

 

「(あ、噛んだ)お~、先輩への礼儀がなってるじゃん。アタシ、レオパルトちゃんな。ミダス、コーラあんがとよ~」

「(噛んだ、はーカッッッワ)あ、わたしはひi..マジアベーゼっていうんだ。よろしくね、アポロミダスちゃん。(しかもだいちゃんみたいに、髪が真っ直ぐで艶々だなぁ)」

 

「は、え、はい!(わわ、2人(美人)と握手しちゃった!)」

 

 しかも僕、僕っ娘。僕っ娘ォ!(大事なことなのry)かなりの希少種!ギンギンと目を血走らせいるベーゼは、ヴェナリータの言葉を遮ったことを謝罪している彼女(・・)を見てふと、あることに気づく。

 

「(あれ?…意外と背が小さい?)ね、ねえ。ちなみに何歳かな?」

 

「ではこちらへどu…へ?き、9才ですが…(あ、言ってよかったかな…)」

 

「へ~、小学の割には気が利くなー」

 

「……ヴェナさん、ちょ…ちょっとこっち」ヒソヒソ

「なんだい?」

「ちょっと…!小学生を悪の道に進ませるとか、何考えてるんですかぁ~!?」ヒソヒソ

「落ち着きなよ。本人は納得しているよ?」

 

 落ち着けるか!9歳とか、可愛い弟と同い年なんですよ!?

 思い出した!このヴェナリータ(黒い外道)は、目的のためなら手段を選ばないことを…ベーゼはレオパルトと話している彼女の様子を見る。

 

「ー見て分かりますよ、レオパルトさん。恋、したんですね?輝いて見えます!」

 

「へへ、分かっちゃうか~!アタシがベーゼちゃんにぞっこん♥️ってこと!」

 

「ええ、お似合いです!(両方クソヤバ的な意味で)」

 

「デヘヘ~、おだて上手がよぉ~!」バシバシ

 

 そう話しながら、アポロミダスは少しルンルンと浮き足気味で工房を案内をしているようだ。

 

「た、楽しそうだね…(彼女も普段魔法少女と戦ってるみたいだけど、大丈夫かな………う、隙間からおしりがフリフリチラチラと…って、イケナイイケナイ!だいちゃんと同い年のおしりをだなんて…ハアハア)」ムラ…

 

「へ?は、はい!語り合う(・・・・)のが楽しみで…へへへ…(…わ、改めてすごい格好だな~。胸ほぼ丸出しとズボン履いてないとか……は!じーっと見てたら2人に失礼だ!おでこ辺りを見るようにしないと…)」メソラシ…///

 

「フ-↑フフフン↓フンー↓フ↑フーン↓~♪(…な~んか、ベーゼちゃんと似てる気がすんな?)」

 

 案内している途中、アポロミダスも含めて三者三様に思考を巡らせていると、横からヴェナリータがアポロミダスに声をかける。

 

「アポロミダス。僕は結界の様子を見に行くから、いつ始めてて構わないよ。」

 

「そ、そうですか?…ではこちらがそうです、ささ!あちらのテーブルへ…」

 

「(ヴェナさんとよく話すのかな…)」

 

「お~、テラスとかオシャレ~!」

 

「はい、この廃墟ホテルの名物だったらしいですよ?」

 

 レオパルトがはしゃぐのも無理はないだろう。広々とした室内テラスは、外からの日の光を木々で遮りながらも暖かく照らしてくれている。ガラス張りのお陰で、羽虫の心配もない。

 

フカァ「おお~!このソファーも新品みてぇにフカフカじゃん!……にしても綺麗過ぎねえ?」

 

フカ「ホントだ…それにガラスも、曇りひとつないね…」

 

「えへへ、喜んでくれて何よりです。能力で綺麗にしてよかった…」

 

「「能力?」」

 

「ん?ええ、こんな感じで…」

 

 アポロミダスはそう言うと後ろに手をまわし、彼女の身長程はありそうな、長い棒を取り出す。そして、手短にあった足掛けを突く。すると…

 

バシャア!

 

「うぇ!水になったぁ!?」「な!?」

 

「アハハ。」コン

 

 ベーゼとレオパルトが驚いているのを他所に、アポロミダスは更に棒で突き、水に変えた物を生き物のように動かしてみせた。

 そして元の形に戻し、ガラス、金、ドライアイスの順に変えて見せる。

 

「「おお~」」パチパチパチ

 

コンコンコン「まあ、「物質や性質を全く違う物質や性質に変えて操る能力」ですね。へへ、2人と違って地味ですいません…」

 

「いやいやいや!すごいよ!?」

 

「よくわかんね~けどよ~、爆弾とかも作れんの?」

 

「はい!爆弾くらいなら…でも濃硫酸とか、核レベルは絶対作りません(作った途端に被爆とか、洒落にならないことはしないよ。)」

 

 それにデメリットとして、植物以外の動物や人間を変えることは出来ないらしい。それはそれでベーゼは安心した。

 人まで変えれたら、そんなんチートやチート!

 

「まあこんなところで……はい、能力で冷やした飲み物です、どうぞ!」

 

「あ、ありがとう。(ヴェナさんから聞いた通り、トリッキーな能力なんだなあ…)」

 

「サンキュ~、ッグッグプハー!キンキンだぜ~!あそうだ(唐突)菓子持ってきてたんだったわ。ほれ、食おうぜ~。ベーゼちゃんも~!」 

 

 そう言ってレオパルトは後ろから、ポテチとポッキーを取り出す…どこにしまってた?

 

「わぁありがとうございます。僕の方も、シュークリームとか用意したので一緒に食べながら話しましょうか!(上手く話せるかな…目的とかで引かれないかな…)」

 

「う、うん(アポロミダスちゃんと仲良くなれるかな…目的とかで引かれちゃったら…)」

 

 こうして一抹の不安を胸に始まった交流会。

 

~~~~~~

 

「わぁ…これがウィンチェスターショットガン!カッコいい!レオパルトさん、見せてくれてありがとうございます!」キラキラ

 

「いいってことよ~!後、アタシのことは特別にレオちゃんでいいぜミダス~!」

 

「はい!レオちゃん!

 …ん?ベーゼさん。口にクリームが…フキフキっと、はいとれました…ああ!?すいませんすいません!これはレオちゃんの役割りなのに!!」ペコペコ

 

「アハハ、ありがとうミダスちゃん…」

 

 だが、

 

~~~~~~

 

「この前マジアベーゼ..さんがマゼンタと戦ってる時、アズールと戦ったんですよ。あ、レオちゃん!ジュースのおかわりどうぞ」

 

「お、あんがとー」

「え、そうなんだ…(もう何度も戦ってるのかな…)」

 

「ふう。で、最後には鉄筋コンクリ壁に埋め込み、かゆみ成分を塗りたくって放置しましたね」

は?天才かよ。ちょ…エ、どんな感じに!?」

 

「え?壁を柔らかい素材にして突き刺してー。それで、その辺の遊具で枷を作ってー」

 

「遊具!そうゆうのもありか…!」キラーン

 

「んも~!ベーゼちゃんまたアイツらのこと考えて~!!」

 

「まあまあレオちゃん、魔法少女をいじめる趣味ぐらい許しません?

 趣味はあっても本命はアタシ♥️だから問題なし!ってくらいの広い心のほうが、ベーゼさんの正妻であるレオちゃんに相応しいかと」

 

「へ!?せせせせ正妻…///!」

 

「正妻…!…そっかぁ…そうだよな~!!えへ~、正妻のレオちゃんか~♥️」

 

「!?(え、レオちゃんを早くも制御してる!?)」

 

 不安とは裏腹に、

 

~~~~~~

 

「えっえっ!?ミダスちゃんもトレスマジア好きなの!?」

「ベーゼちゃん~?おーい」

「(わ、スイッチ入った…ねーちゃんみたい)ええ!ねー…姉上程ではないですけどね」

 

「推し!!推しは誰かな!?マゼンタの元気なとこもいいし…!アズールは凛としててー!(早口)」

 

「うん、みんな輝いて見えます!ですが実は僕、サルファが最推しなんですよ!こう、はんなり?おしとやかで通ってるけど実は…なところにズキュンと来てて!」

 

「そうなの!!!前、弟にそういう解釈違いされてたんだけど、謝らないと!ミダスちゃんと弟が正しかったぁ~!!あ゛ーしゅきやわぁ゛ー!(裏声)」

 

「おい~、アタシ完全に蚊帳の外になってんじゃん~」

 

「(へえ、弟さんがいるんだ…)後で分かったんですけど、サルファは負けず嫌いな一面もー」

 

「…あの~?」

 

 それはそれは、

 

~~~~~~

 

「いやほんまサルファの顔がすこで仕方ないんよ!!あの余裕顔が悔しさで歪むの想像するだけでごはん1升!!いや100升!!めっちゃ高ぶるぅ!!」

 

「ああ^~分かりますぅ!!サルファいいよね…」ウンウン

「いい…」ウンウン

 

 予想以上に盛り上がった。

 

「…いい天気だ~…あ、トンビ~(ここまで似てっとまるで姉妹みてーだな~。いや、ベーゼちゃんには弟ちゃんがいたか)」

 

 彼女達の話についていけないレオパルトは、最早微笑む置物と化しているが。

 

「えへへ…!(こんなに深くトレスマジアで語れるなんて…)」

 

「へへへ…!(ベーゼ..さんも、かなりトレスマジアを推してるんだな…)」

 

「「(まるでだいちゃん(ねーちゃん)みたいだなぁ…ん?)」」

 

 ベーゼは改めてアポロミダスを見る。目を覆い隠すほどの前髪と背中まである髪を束ねて垂らしたポニーテール。

 さっきから言われずとも世話してくれる、甲斐甲斐しいくらいの真面目な気配り…

 そのくせ無防備に胸チラしたり、今もうっかりシュークリームを潰してしまって、手にこぼれたクリームを舐めとる等のうっかり具合。エッチダ…

 

「「(なんかだいちゃん(ねーちゃん)にそっくり過ぎるような…)」」

 

 比べれば比べる程に、身内との共通点が多いように2人は感じる…だが、

 

 「「(まあ、気のせいかな…)(認識阻害魔法)」

 認識阻害魔法の防壁は、予想以上に機能していたのである。

 本来、認識すらずらして正体に関しての疑問を持たせず、仲間と呼び合う時のうっかり本名バレ防止の認識阻害魔法。だが、今回その認識ずらしが悪いように作用してしまっていた。

 

「(だいちゃんって初対面だと結構つっかえて話しているし、こんな悪の組織にいるはずないよね…)」

 

「(確かに優しいねーちゃんに似てるような気もするけど、ねーちゃんがこんなヒトデをおっぱいにくっつけたような格好するわけないね…)」

 

 このように普段のギャップが凄まじい2人は、そのギャップ故に答えにたどり着けない拮抗状態にあったのだ…だが、それももう終わる。

 微笑んでいたレオパルトが、アポロミダスに向き直る。

 

「…あ、そうそうミダス~!オメェに聞きたいことあるんだわ!」

 

「へ?はい、なん「チャキ!」でぇ…!!?」

 

「ええ!?」

 

 ミダスやベーゼも驚くが無理はない。レオパルトは急に、テーブルを挟んで拳銃…ダブルデリンジャーをミダスに突きつけてきた。

 

「おい…アタシも前そうだったから分かンだよ。テメーさっきから…ベーゼちゃんに敵意向けてるよな?

 

「!………はい、そうです(…単純だけど、アホではなかったね)」

 

「そんな!なんで…」

 

 ベーゼの口から悲痛な声が零れる。折角、折角同じ趣味を語り合える友だちが出来たのに…と。

 

「言っておきますが、別にベーゼさんを再起不能にしたいわけではないんです!アポロミダス(・・・・・・)としては、これからも仲良くしていきたいです!」

 

「ならオメェは「でも…」へ…?のわあああ?!」

 

「!レオちゃん!!(ソファーに埋め込まれた!?)」

 

 よく見てみると、お菓子等を置いたテーブルの下から、アポロミダスが持っていた棒が覗いている。いつの間に!

 当のレオパルトは、顔と両手の指半分以外はソファーと一体化!これでは拳銃が撃てない!

 尚、肝心の拳銃も、埋め込まれた拍子に落としてしまっているが。

 

「ンイオオオオオゥ!!」ブン!

「!くっ、」バサッ!

 

 更に!テーブルを水に変えながら、棒を自身に向かって振り上げようとしている!ベーゼは飛び上がって避け、代わりにソファーに当たる!

 当たったソファーはテーブル同様に水と化し、タイル張りの地面に広がる。

 

姉がいる者(・・・・・)として、輝かせる者として!僕はあなたをまだ、認めることが出来ないぞ。マジアベーゼ」

 

「アポロミダスちゃん…少しおいたが過ぎるんじゃないかな?なんでこんなことをするの」

 

 ベーゼに問いかけられたミダスは、もう我慢ならないと言わんばかりに声を絞り出す。

 

「…あなたが言うか……れてから…あなたが現れてから!姉がおかしくなったんだ!!

 

「ええ(困惑)」

 

「あなたが現れてから、ねー..姉がSMなエロ本熟読してたり、PCでトレスマジアの苦悶顔を調べてるのは、違うっていうのかい!?」

 

「あ…それは~、エート…」メソラシ

 

「!あなたはーー!!!」ダッ!

 

 今、アポロミダスとマジアベーゼ!両者が激突する!

 

 




アンケートがあるので、ご協力いただければ幸いです。

アポロミダスの星の位置はどこか?エッチだと思うところにどうぞ!

  • 眼球
  • 目の下
  • 首(横向きに)
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。