転生したので安価します 作:14話
誤字あると思うから酷すぎたら報告お願いします!!(一週回って自信がわいてきた)
四面楚歌?いや絶対絶命、今この言葉ほど現在の状況を表すにピッタリな言葉はない。数日間は寝ず食わず、ひたすら銃撃戦をする。私がテロリスト達の武器倉庫の位置情報が入ってるノートパソコンを手に入れたという情報がテロリストに知られたらテロリストが急に血相を変え初めて、自爆覚悟で特効する人……爆発武器すら使ってくる。
こんな状況だから私は帰りの船に遅れ、島に取り残された。しかし最後に司令に「援護を手配しといた」と無線が来ている。私はその援護まで耐えなければならない。せめてこのノートパソコンでも守ってDAに貢献しなければならない。
しかし、それは叶いそうない。テロリストは最終的に数人まで減らせれた。今はそのラスト数人と戦っている。木々を盾にして、この数日を共に乗り切ったDAから至急されてる拳銃で応戦する。
テロリストはひたすら打ち続ける。止まることを知らない闘牛みたいだ。それに対して私は拳銃の弾数も残りわずかとなった。
人生というのは悪い時ほど悪いことが起こる。私はそれを実感している。何故なら目の前から巨漢な武装した男が正面から走ってきた。そいつは2m越えくらいだろうから横にも広くまさにその様は歩く要塞だった。
背筋にやらなきゃ終わるという本能からの訴えに従い、残り少ない弾を全て放った。だがそれは効果が一切ない。何なら弾が弾かれてる。
覚悟を決めろ。井ノ上たきな。この命はDAの物、ならここでやってやる。拳銃投げ捨ていつ拾ったか分からない手榴弾のピンを口で取り、巨漢な男に投げつける。しかしそれはキャッチされこっちに投げ返された。
ー終わった……えっ……?
その手榴弾は私を通りすぎた。それはテロリストに向かって投げられた。だがどちらにしろ爆風の被害は負うことは分かってる。衝撃に構えようとした時。体に浮遊感がくる。
どうやら先程の歩く要塞が私を抱え庇ったようだ。その事もあり無傷ですんだ。この人は司令が言ってた援護だと理解した。お礼を言おうとした瞬間。あちらから挨拶してきた。助けてくれた人に言うのが失礼だと分かってるが、挨拶の言い方……顔の表情の不適な笑みも相まって私は初めてヒィッと恐怖した。
少しして2人で洞穴に来た。テロリストが全員死んだとは言え体にある無数の傷を治療をしなければならない。スプレータイプの消毒液をぱぱっとかけ包帯を巻いていく。
巻いてる間、援護に来た人?なのでしょうか……ともかくのこの人の事を考えてた。
確か、資料で少し見たことがある。生物兵器アイアス。リリベルが秘密裏に開発していた圧倒的防御力を誇る兵器。DAがそれを見つけ、リリベルとの交渉した末に取引された兵器。確かに圧倒的防御力だった。手榴弾のダメージすら一切なく平然としてた。味方だと安心できる。
DAとの通信ができた。しかしどうやらトラブルがあったようで最短で3日、長くて7日後に迎えが来るそうだ。それまではサバイバル生活をすることになった。サバイバルの知識はDAで教育されているので、そんな考えることでは無いだろう。
まずは衣食住の食を求めることになった。先程の戦闘で武器が何も無いので、テロリストの死体からライフルを奪う。弾はライフル入ってる分しか入ってないがテロリストはもう全滅したのこれで十分だろう。
「では食料を探しましょう」
そのまま食料を探すことになったが。私はふと疑問に思ってた事を聞いた。
「アイアスさん、そういえば武器は無いんですか?」
聞いてみたら回答はナイフ一本だという事。本当に防御力しか無いようだ。けれど交戦中など、もし目の前に居れば安心感はとてもある。
森を探索して数分して動物の糞を見つけ、もしかしたら近くに入るかもしれないのでアイアスさんに静かにとジェスチャーする。あちらも察してくれたようで、静かに忍び足をする。
辺りに意識を巻きながら探索してると、狐色のウサギを見つけた。しかも2羽もいる。しゃがみ……姿勢を正し、ライフルを構えた。銃を撃つ体勢になったら、一呼吸挟み一発、一発……合計2発放つ。
ウサギを捕まえた。耳を掴みアイアスさんに見せたら、驚きながら「ワイルドだね…」といわれた。何かおかしい事があるだろうか?
洞穴に戻って兎を捌き、焼いている。焼き方は至ってシンプル。焚き火の回りに、捌いた兎肉を刺してる木の枝を立てて焼くだけ。時々焼く面を逆にして焼けばちょうど良くなる。
ちょうど良く2本焼けたので一本アイアスさんに寄越した。2人で食べてみる。うん……素朴だ。しかし数日間の休めなかった銃撃戦での疲れを癒すためのエネルギーに十分だ。黙々と食べる。
途中アイアスさんが一本しか食べて無いの気付いたが聞いてみたら少食とのこと。ならば食べない分を私が食べることに。ともかく、体に栄養を送らせる事だけを意識して黙々と食べる。
「何か顔についてますか?」
「えっかわいいなと思ってただk……アッ」
「何言ってるんですか」
ずっとこちらを見てきてたので気になってた質問したら変な回答が帰ってきた。やはり少し気味が悪い。
焚き火が消えぬよう追加で枝を入れとき、寝ることにする。普段なら敵を警戒して誰かと交代で寝ることにしてたが、今回はテロリスト達は全員ヤったから安心して寝れる。
私は疲れもあってか床に横になり目を閉じた瞬間にコロンと寝たことが自分でも分かるくらいだった。
サバイバル生活2日目
朝起きたら、アイアスさんが私に風が当たらないように後ろに壁になってて寝ていた。上に向いてる私の横腹にはアイアスさんの片手があった。暖かかった。しかし今までの不適な笑みなどの気味が悪い記憶を思い出したら、少し嫌になり手をそっとどけて、立ち上がる。改めてアイアスさんの姿をみると、体格とゴツい装甲を着てることもあってゴリラみたいだと思った。
少ししてアイアスさんが起きる。一応はお礼を言っといた。
さぁ今日も狩りに行こう。長くて1週間のサバイバル生活だ。衣食住の衣類は今着てる制服、住は洞内でいいだろう。だが食だけは適当に解決できない。毎日狩りにいかなければならない。今日も兎を狩った。今日は3羽取れた。1羽は薫製にしよう。
後、今日のアイアスさんは変なテンションで話しかけて来た。ウェーイとか言ってたけれど様に似合わないし、単純に不快だったので
「不快です」
少ししょんぼりして気がするが、まぁどうでもいい。
3日目
起きたら今日も手が乗っかかってた。また壁になるように寝ている。ちょっとこのままもう少し寝ようかと思ったがリコリスたるもの怠惰は駄目だと思い、やはり起きることにした。
食料を求めてまた森へ行く。最悪、昨日作っておいた薫製があるが念のため狩りに行くことにしてる。道中、アイアスさんがしりとりをしようと言ってきたが断った。
「赤子のようにごねるよ」
「そうですか」
断ったが、頑なに、しりとりしようと言ってくる。なんでそこまでしたいか分かりませんが、流石にこうずっと言われる気が散るので受けることにしましょう。
「しりとりの"り"から」
「リン」
「ん"!……じゃっじゃあしりとりに"し"からいこう」
「シン(秦)。というかそれしりとりなんですか」
「じゃあ、"と"だ!」
「等価交換」
「んんん!!じゃじゃ!"り"だ!」
「リアクション。というか最初と同じですよ」
「ぐぎぎぎ」
その後も全て"ん"で終わらせてました。ちなみに兎を2狩りました。そのままいつものように洞内に戻り、眠りについた。
4日目
今日は横腹にアイアスさんの手は無かった。何か物足りなさを感じた。でもまた風を遮るように寝てた。何かモヤモヤしたが今日やるべき事を考えるとそれは忘れていた。
今日も昨日のように何か来るかと思ったらひたすら話しかけられた。そのままの意味。ひたすら話仕掛けられた。趣味とか、好きな色とか、休日は何してるか。
「特に無いです」
会話を終わらせる。そもそも任務に関係無い話だ。する必要はない。今日は兎を1羽。この島には兎しかいないのでしょうか……?
今日は寝る時、狸寝入りをした。自分でも分からない。私が寝たと思ってるアイアスさんはいつものように私の後ろで寝始めた。私は寝相が悪いふりをしてアイアスさんにくっついて寝た。何故か落ち着いて寝れます。
5日目
今日も……いや言わなくても分かりますか。ハイそうです。兎を狩りにきてます。兎以外が居れば喜んで狩るのですが、いない……。
アイアスさんが上空を見て鳥を見ていた。鳥ですか……ですが、持ってるライフルも弾が僅かですし、安定の兎にすることにした。
「何かかわいい鳥みたいなー」
「じゃあペンギンとかどうですか」
「……!?」
アイアスさんは驚いてこちらを向いてきた。何かおかしいでしょうか。ペンギンは確かに鳥類なはずです。
ふと頭にポツリと感触がする。冷たい……この冷たさは
「あちゃー大雨だぁ」
「これはもう洞穴に帰りましょう」
洞穴に帰ったはいいですが……制服がビチャビチャになってしまった。服を脱いで雑巾を絞るみたいにしようとしたらアイアスさんに全力で止められた。というか何で目を隠してるんでしょうか?訳が分かりません。しかし私は乾かしたいと伝えたらアイアスさんは少し散歩に行くと言ってしばらくどっか行ってしまった。
変な人ですね……
6日目
DAの迎えがこない。この調子だと長くての、明日の7日目になりそうだ。今日は明日の為にやることがあるので別行動にしました。アイアスさんは洞穴にいるそうです。
私は、アイアスさんと始めたあった時に投げ捨ててしまった、自分の拳銃を探していた。別にDAに紛失届を書けば新しいのが貰えるが、流石に数日間ずっと握ってた物を捨てるのは悲しいので探している。
少し長くなって薫製を齧りながら探している。ちょうど夜になりそうな頃合いに近くにポツンと落ちてるの見つけた。
「そろそろ戻りますか」
洞穴に戻るとアイアスさんが何かを作ってた。石をナイフで加工して……何でしょうか……あれ?
「それ何ですか?」
「ペンギンを作ったつもり何だけど……見た目が酷いねぇ」
アハハとしながら見せてきた。確かに荒く削った跡が目立ったり、全体的にボコボコでトゲトゲで若干ペンギンに見える程度だった。
「……いる?」
「いいんですか?じゃ、じゃあありがたく……」
少し戸惑ってしまったが……ありがたく受け取り、自分の手で持ち、改めて眺めてみると、少し可愛らしく思えてきた。ちょっぴり嬉しくて笑ってしまった。ペンギンもどきはリュックの中に大事に入れといた。
今日で最後のサバイバル生活の寝る時間。寝坊したら洒落にすらならないので明日のために早く寝ることにした。いつものように壁になって寝てくれるアイアスさん。久しぶりに最初の頃のように上向きに向いてる私の横腹に手を乗せた。
ーおちつくなぁ……
何でか分からないがとても落ち着く。本当にとても落ちついて寝れる。
7日目
アイアスさんと一緒にDAが指定した砂浜の座標に2人並んで立っている。清々しいほどの晴れ、カモメの鳴き声と海の音が心地い。アイアスさんが話しかけてくる。内容は帰ったら何するとかの話題だ。私はDAへの貢献と言い、私もアイアスさんに質問した。
「そういうアイアスさんこそ、何かしたいことはあるんですか?」
「フカフカのベットで寝たいなー」
「本当ですか?」
「え?」
「ずっとお腹鳴らしてたのに、何か食べなくて良いんですか?」
「ありゃばれてたのかい?そうだねー、そう言われると食べたくなっちゃった」
「ふふ、素直ですね。じゃあ私が料理がふるいましょうか?これでも家事はできるので」
「いいのかい?じゃあ今度お願いしようかなあ」
この程度で会話は終わってしまったけれど、何か気が楽だ。DAだとずっと気を張っていて、それが普通だと思って何も感じてなかったけれど。今はDAにいる頃より少し気が楽だと感じてしまう。
アイアスさんにふるまう料理は何が良いでしょうかとか考えてた時、水平線から1隻の船がこちらに向かってきてた。
「あっあそこに船見えた。おーい!ここd」
アイアスさんが船に向かって手を振って声をかけていたが、まだ数キロまだあるのにって笑いながら言おうとしてたらアイアスさんが喋るのをやめ、即座に私を抱え後ろの後ろの森へ逃げる。抱えられた瞬間、船を見た。船からは一発のロケットが飛んでてきてた。直撃はしなかったものの吹き飛ばされた。森へ私を抱え転がっていく。
転がり終わった後も、私を離さず立ち上がる。アイアスさんは立ち上がるのがとても遅かった。ふらつきながら片足から踏ん張り立ち上がり、もう片方をあげる。
船はいつの間にか砂浜についていたようだ。姿は見えないが船から色んな言語で「ころせ!!」と聞こえる。数秒後には殺せという声が近づきながら銃撃が始まる。
「アイアスさん!おろしてくだs」
「だめ!」
はっとした私はアイアスさんが武器はナイフ一本しか無いことを思い出し、私が応戦しようと思い下ろしてと伝えようとしたら言い終わるまでに断られた。初めてアイアスさんの必死な声を聞いた。しかも余裕が無い雰囲気と尋常じゃない汗。
ただ運ばれる。運ばれる。非常に無力だ。アイアスさんは後ろから追いかけられてるテロリストから蜂の巣にされてる。呼吸のペースが早くなる。顔面がトマトくらい真っ赤になり酸素が行き届いてないのがわかる。
森を抜けた先に豪華客船のような巨大な船があった。船の側面には梯子がぶら下がっていて私を抱えたまま獣のように登る。
登りきり、私をそっと下ろした瞬間。床に仰向けに倒れる。
「たきなちゃん……怪我はない……かい?」
「ないですよ!あなたが守ってくれました!」
「そうかそれはよかっ……」
アイアスさんは目を閉じてしまう。こういうのは何を意味するか大体わかる。この世から去る時だ。何度も見てきた。多くの同僚のリコリスはこんな死に方している。もう経験上分かってしまう。だけどなんでだろう、同僚の死はそこまで感情がでなかったのに今はとてもすごい
「アイアスさん……!?目を閉じちゃ駄目です!」
私の訴えも虚しくアイアスさんは目を閉じて動かなくなった。死んだのだ。閉じるの待ってかのように都合良くDAの職員が数名近づいてくる。
「生物兵器アイアスを確認。……了解です。回収します」
一名の職員以外の数名の職員が人でなく物を引きずるようにアイアスさん運んでいく。そんな……まだ生きてるかも知れないのにやめて……
残った1名の職員が
「楠木さんからの伝言です。『任務完了、感謝する。今回の功績は非常に大きいものだ。昇格を期待しとけ』とのことです。帰るまでの間のお部屋に案内いたします。ご同行お願いします」
そのまま部屋につれてかれた。部屋は豪華客船に相応しいような部屋だった。
「どうぞご寛きください」
扉がバタンと閉じられる。部屋には静寂と私。何も出来なかった井ノ上たきな。ただ守られることしかできず、料理すら振る舞えなかった井ノ上たきな。リコリスのくせに銃を持ってたくせに何も出来なかった井ノ上たきな。憎い、そんな自分が憎い。奥歯が砕けそうだ。
もう一度チャンスがほしい。そしたら今度は私が守りますから……
次回から数話はギャグ感とハジケリスト感をいっぱいの話にして行きまーす
モチベの為にお気に入り登録おねげえしやす