敵連合のエンターテイナーは陰の実力者の相棒?   作:ジェイ・デスサイズ

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こんにちは、ジェイで御座います。
数日前にカゲマスをやり始めました。お気に入りの1人のイータが強いようで出るまでリセマラしました!可愛いです、うん。
カゲマスを進めてサブストーリーも書けたらと思っております。

それでは本編をお楽しみ下さい。


第2話 咄嗟の法螺話がマジだって事、アイツ知ってんのかね?

 あの法螺話から3年、家があるアイツとは違う俺は基本アルファと行動を共にしていた。時折「組織でシャドウと並んでトップの貴方までこんな事しなくていいのよ」と言われるが特にやる事を無い俺はアルファに付いて行き、悪魔憑きを元の状態に戻している。

 今となっちゃアルファ~イータの7人に増えている。俺が治したのはイプシロン・ゼータ・イータの3人。他の3人はシド。

 そうそう、重要な話があるんだ。それは【ディアボロス教団】、アイツが咄嗟についた嘘。それが本当に実在するらしい・・・アイツの悪運の強さには、死柄木を彷彿とさせるぜ。

 

「まっ、『雨降って地固まる』とはこの事だネ・・・って、これ解放軍との戦いの後にも言ったな」

 

「マスター、それ、どういう意味?」

 

 俺は七陰達が建てた一軒家のソファに座り、新聞を読みながら独り言を呟いた。

 

 ―ってか、俺とシドの曖昧な説明でよく本物同然に作れるもんだ・・・頭の作りが違うねぇ―

 

 そしていつの間にか脇からひょこっと現れたイータは自然な動きで俺の膝の上に座り問い掛けてくる・・・待て待て待て。

 

「イータ、しれっと膝の上に座らない。お兄さん色々困るから」

 

「マスターが『嫌』、だと言うなら。降りる」

 

「イータ、そう言うの何処で覚えてきたの・・・はいはい、俺の負けだ。好きにしてろっ。んで、さっきの意味は『悪いことはあったが終わってみれば前より良くなってる』って事だ」

 

「なるほど。それと解放軍って?」

 

「それは秘密だ」

 

 俺は猫を撫でる様にイータの頭を撫でてやる。すると新たな気配がやって来た。

 

「ただいま〜って、あ!イータ、何その羨ましい状況!主!私も頑張ったから私にも!」

 

「あ、ゼータズルい!主さまっ、是非私にも!」

 

 任務から帰ってきたゼータにイプシロン。俺が悪魔憑きから解放させたせいか、凄く懐かれている。いや、お兄さん嬉しいよ?前世に女子なんてトガちゃん位だったし。でも3人だぜ?俺も1人の男な訳で・・・耐えろ俺!

 

「分かった分かった、2人共お疲れさん」

 

 取り敢えず2人の頭を優しく撫でてやる。2人共嬉しそうで何より、ゼータなんて尻尾振っちゃってまぁ。

なんて呑気に話しているとアルファがやって来た。真剣な表情で。

 

「みんな、仕事の時間よ。シャドウの姉が攫われたわ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「んで、今襲撃してるって訳ね」

 

 俺は突っ込んだデルタの後を呑気に歩きながらゼータやイータに話し掛ける。

 

「はい、この奥にシャドウ様の姉君が居るとの事です。相手は幹部クラスと予想されます」

 

「目的は、姉君の血。英雄の子の疑いが、あるって」

 

「英雄の子、ねぇ。どの世界でも血筋は争いを産むなぁ・・・お?」

 

「き、貴様等、いったい・・・!?」

 

 進んでいるとその幹部らしい男が自ら出てきてくれた。探す手間が省けたぜ。

 

「御機嫌よう、俺達はシャドウガーデン」

 

「ディアボロス教団の壊滅を目的とする者」

 

「我々は全てを知っている」

 

「魔人ディアボロスの復活、英雄の子孫」

 

「そして、悪魔憑きの真実」

 

 俺の自己紹介に続いて七陰達が良い感じに繋いでいき、アルファの言葉が終わると男は驚きと焦りを混ぜた表情をしながら俺に攻撃してきた。

 

「ディアボロス教団!その名を!その秘密を!何処で知ったぁ!」

 

 俺はこの世界に来て、杖を仕込み杖に改造しておいた。エンターテイナーとして、新しい芸は仕込んで置かないとな?

 男の攻撃を仕込み杖の剣で受け止める、と同時に皆は俺らを囲うように少し後ろに下がった。

 

「んじゃ、準備運動に付き合ってくれよ?」

 

 相手の剣を捌きながら、ねちっこく相手の身体に斬撃を食らわせていく。シャドウの言う通り、この世界の人間の剣術のレベルは大人でもそこまで高くねぇみたいだな。

 

「Mr、殺してはダメよ。知っている事を全て話して貰うまでは」

 

 ―っといけねぇ、そのままの勢いで殺っちまう所だったぜ―

 

 取り敢えず仕込み杖を元に戻し、視線を男に向けると、懐から赤い粒が入った瓶を取り出した。何だありゃ?

 何て呑気に考えていると男は躊躇いも無く口に放り込み、噛み砕いた・・・するとどうでしょう。魔力が男の咆哮と共に跳ね上がり左眼が赤に染まった。

 

「一時的な魔力ブーストか?その代償はどうなることやら」

 

 男は先程より速い動きで俺に攻撃してくる。まっ、俺には大差ねぇみたいでな?普通に捌けた。

 

「お見事お見事、大したもんだねぇ」

 

 取り敢えずエンターテイナーとして、称賛の拍手を贈ろう。男はこの行動を見て勝てる相手では無いと判断したのだろう。雄叫びを上げ、渾身の力で地面を剣で刺し、穴を開けて逃走した。

 

「直ぐに追います」

 

「必要無いわ、この先には彼が居るもの」

 

「ハッ!だから別行動を!流石シャドウ様!」

 

 ―そんな訳ねぇとは思うが。ま、知らぬが仏ってな―

 

 その後、シャドウと合流した俺達は作戦成功という事で洞窟をあとにした。

 次の日、姉は自力で帰宅し、更に次の日、王都へ出発したらしい・・・回復力すげぇな。これも魔力のおかげか?

 少し時間は経ち、コイツの家のベランダに集まる。

 

「シャドウ」

 

 夕日を眺めるシャドウに声を掛けるアルファ。そういや今日からだったな。

 

「私達は、貴方の元を離れる刻が来たわ」

 

「・・・え?」

 

「お別れよ」

 

「えぇ・・・」

 

 いや、言葉足らず過ぎだろアルファっ。

 

「調べて分かった事があるの。ディアボロス教団は、世界規模の超巨大組織だった。それに対抗するには人数が少な過ぎる、その為に私達も世界に散り力を集めなくてはならないわ」

 

「まっ、俺もついて行くし連絡するから落ち込むなって」

 

「え!Mr.も行っちゃうの!?」

 

「これでも年長者なんでね?身寄りのあるお前とこの数人しか居ない子達、どっちにつくかなんて明白だろう?それに今生の別れじゃないんだから」

 

「まぁ、そりゃそうかもしれないけどさ」

 

「んじゃまぁ、おあとがよろしいようで」




如何だったでしょうか。
作者のお気に入りがもろに出ていたとは思いますが、優しい目で見て頂けると幸いです。

それではまた次回、お会い出来たらと思っております。
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