敵連合のエンターテイナーは陰の実力者の相棒?   作:ジェイ・デスサイズ

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こんにちは、ジェイで御座います。
前よりは比較的に早い投稿になります。ノリが良くいい感じになったので投稿する形になります。
他の小説の続きも考えたいので次は別の方になる予定です。
それでは本編をお楽しみ下さい。


第5話 いやぁ、にしても霧の龍が本当に居るなんてなぁ。長生きするもんだね・・・いや、転生って一回死んでる判定か?

「ちょっと、トムラ。今は私が主を一人占めしてるんだから後にしてもらえないかな?」

 

「相変わらず当たり強ぇな。一応俺、ミスターが居た所のリーダーだったんだけどな」

 

「それはそれ、今は今。だよ、トムラ」

 

「わぁったよ。要件も本の続きが欲しいだけだ。すぐに退散するさ」

 

「死柄木の持ってる本は・・・なるほど。それの続きならその本棚の真ん中の左側にあるぜ」

 

俺は死柄木の所まで行き、本を確認して続きがある場所を伝える。

 

「助かる、ミスター。んじゃ、邪魔者は消えるとするよ」

 

 本の続きを取るとそそくさと退室する死柄木。まぁ、この世界にゲームなんて無いし、暇つぶしになるとしたら本くらいだもんなぁ。

 っと、読者諸君。何で死柄木居るの!?って思ってると思うからそれを説明させて貰うぜ?あれは此処、《古都アレクサンドリア》を拠点にする前の話だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「新しい拠点の候補が見つかったって?」

 

「えぇ、《深淵の森》の奥にあると言われている《古都アレクサンドリア》・・・その調査に行く事になったわ」

 

 日課の新聞紙を読んでるとアルファがそんな事を言ってきた。そういや、人数が増えてきてどーのこーの話してたっけな。

 

「なるほどなるほど・・・イータは留守番するとは思うが。俺も行こうか?」

 

「貴方には既に色々手助けをしてもらってばっかりだもの、住処位私達で用意させて?」

 

 ー手助け・・・ってか、やれる事してただけなんだけどなぁ?七陰って有能ばっかいるしー

 

「アルファがそう言うなら、俺も留守番させてもらうよ。だけど、あんま無茶すんなよ?」

 

アルファの頭を軽く撫でて警告だけしておく。何処に行っても年長者は大変だぜ・・・

 

「ん・・・えぇ、ありがとうミスター。それじゃ、行ってくるわ」

 

 とは言ったものの、流石に心配だったから気配を消してアルファ達の後を付けることにした。そしたらどうでしょう、《霧の龍》が実在してるじゃありませんか。

 

 ー冗談じゃねぇよ!?んなもんゲームの話だろ!?・・・って、今俺はそんな状況下にいるんだったわ。死柄木ならテンション上がってそうだな・・・なんて、今はそんな事考えてる状況じゃなかったな!ー

 

アルファが一撃を加えたが、呆気なく吹き飛ばされ・・・俺がキャッチした。

 

「危ねぇ危ねぇ。アルファ、無事か?」

 

「ミスター!?何でここに!?」

 

「悪い癖でね?年長者は心配性なんだよ」

 

「「主(様)!」」「「「ミスター(さん)!」」」

 

「お主・・・何者だ?」

 

 霧の龍のタゲが完全に俺を捉えてる。うわ、怖っ!よくこんなのと戦ってたもんだ。

 

「御機嫌よう、霧の龍。俺はMr.コンプレス。この子らの保護者みたいなもんだよ」

 

「ふん、保護者とほざくか。では、保護者には悪いがそ奴らは生かしてかえさぬぞ?無論・・・貴様もな!」

 

 俺に目掛けて飛んできた尻尾の攻撃を跳躍し回避、そして武器用にストックしていたビー玉を複数霧の龍に向けて疎らに投げる。

 

「龍に対しアメ玉だと?貴様、龍をなm---ぐはっ!?」

 

「龍相手にそんな巫山戯てる余裕、俺には無いんでね!」

 

 霧の龍の頭部やその周囲に近付いた瞬間に『個性』を解き巨石や大木、崩れ掛けてる家をぶつける。

 

ー多少はダメージ入るとは思うが、決定打が俺には無いんだよなぁ・・・死柄木や荼毘の『個性』はまだ練習中だしー

 

 地面に着地しアルファを下ろしながらこの後の動きを考える。いくら霧の龍とはいえ、こんな攻撃喰らった事が無いようで驚いた声を出していた。まぁ、そりゃそうだよな。

 

「き、貴様!瞬間転移の応用か!?魔力を一切感じさせずにどうやって・・・どうやら、本気を出した方が良さそうだな!」

 

 ーあ、やべ。まさかあれ程度で強者判定されるとは思ってなかった!?ー

 

「誇るが良い、仮面男・・・わしの本気の一撃で死ねるという事を!」

 

 霧の龍が急激に魔力を貯め始めた。おいおい、マジかyーーー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

              ーミスター、俺の声に応じろー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 懐かしい仲間の声に無意識に応じていた俺は、真っ白い空間に居た。

 

『は?此処は何処だよ!?霧の龍は!?』

 

『落ち着け、ミスター。此処は・・・そうだな、【心象世界】とでも言う所か?』

 

 声のする方へ顔を向けると・・・白い椅子に胡座をかいてにっと笑う元リーダー、《死柄木弔》が居た。

 

『し、死柄木!?何でお前さんが居るんだよ!?』

 

『だから落ち着けって言ってんだろ、ミスター。連合で一番落ち着いてたのお前だろ?』

 

 死柄木の言葉にうぐっ、とぐぅの音も出ない俺。

 

『まず、今ミスターの意識はこの【心象世界】にある訳だが、現実の時間が止まった訳じゃねぇ。ミスター、下見てみろ』

 

 死柄木に言われるまま下を見る。するとそこには先程までの俺達の光景が広がっていた。

 

『動きが、止まってる・・・?』

 

『いや、かなり遅いが動いてる。最遅スロー再生って感じ。んで、俺らは意識・思考だけめちゃくちゃ速くなってる状態だ。昔あったんだよ、そういう作品・・・《アク○ル・○ールド》だったかな』

 

『おじさん流石に分かんねぇよ・・・兎に角、時間は多少ならあるのは分かった』

 

『んで、一番ミスターが気にしてる所。つまり《俺》だ。何で俺が居るかっつうとーーー』

 

 ※最終巻のネタバレになる為割愛

 

『まとめっと、AFОやらОFAやら。心象系統に干渉しまくってた結果、精神体の俺は《最も強い俺が残ってる個体》に顕現したって訳だ』

 

『はぁ〜・・・そんな漫画みたいな事ーーーってさっきの話が本当なら、死柄木の精神の中にAFOが居たんだもんな。不思議な話じゃねぇか・・・異世界なのに現れたのを除けばな』

 

 心象世界の特性なのか、死柄木が想像した盤面が綺麗に写真として現れ、それを見ながら俺が退場してからの事柄を大まかに聞いた。

 

『そこは先生の執着心の強さってことにしとけ、ミスター。正直俺も分かんねぇ・・・。取り敢えず今の問題はそこじゃなくて、今のミスターの状況ってことだ』

 

『そうだ霧の龍!・・・あの局面で声掛けてきたんだ、お前なら打破出来るか?』

 

『当然だ。任せろ、ミスター』

 

 死柄木はにっ、と笑みを浮かべながら右腕を上に上げる。意図を理解した俺も右腕を上げ、そして振り下ろしこう言った。

 

『任せたぜ、リーダー!』

 

 パチン、と心地良いハイタッチの音と共に意識が現実へと戻る。




とまぁ、ヒロアカ最終巻辺りを読んだ結果の下、出来たネタで御座いました。
ご都合主義ですので、宜しくお願い致します。
それでは、次回お会いしましょう。
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