敵連合のエンターテイナーは陰の実力者の相棒?   作:ジェイ・デスサイズ

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皆さんこんにちは、ジェイで御座います。
カゲマスをしながら過去編の所にミスターをねじ込みながらストーリーを模索しております。興が乗れば季節版のも書きたいと思っております。
それでは本編をお楽しみ下さい。


第6話  あの時はいきなりの事で死柄木に任せたけどさ?執着心だけで異世界にまで飛んでくるとか色々ヤバすぎだろ

「ーーーっあぁ〜。久々な気がするぜ、この感覚・・・って、ミスターの声なんか若い感じするな?転生した時に若返ったのか?」

 

 霧の龍に敵対している状況下で平然と独り言をするコンプレスに対し、その場に居る全員がその瞬間、コンプレスから溢れ出る畏怖のオーラを感じ取り、直感した。

 

 ー今の彼・主(様)・ミスター(様)・コイツはヤバいー

 

 霧の龍は若干の慌て・恐怖により溜まりきる前に高出力ブレスを放つ。そして、それに相対するは・・・蒼い炎。

 

「『荼毘』、お前の力借りるぜ!」

 

 コンプレス?は両腕を霧の龍へ向け、こちらは最高火力の蒼炎をぶつける。そして全員驚きを隠せなくなった・・・ただの人間が、龍の攻撃と拮抗している事に。

 

「あ、アルファ様。今のミスター様は・・・『誰』なのですか?」

 

 アルファの近くにいたガンマは率直に意見を尋ねる。そして皆もそう感じていた事と理解するもアルファには答えは分からない。

 

「分からないわ・・・でも、私達を守ってくれている。それが事実よ」

 

 龍との拮抗勝負は相打ちに終わり、平然とするコンプレス?に動揺を隠せない霧の龍。

 

「あちち、ミスターはここまで火力上げたことなかったのか・・・てか、仮面邪魔。アルファ、持ってろ」

 

「え?えぇ、分かったわ」

 

 アルファへ無造作に仮面を投げるコンプレス?に、受け取るアルファ。

 

 ーさて、蒼炎を出してる間に今のミスターの身体機能は大体理解した。個性の重ね掛けは出来ないが、あのドラゴン程度なら大丈夫だろうー

 

「ーーーにしても、ドラゴンかよ?ゲームや漫画でしか見たことないから感動するぜ・・・いや、リューキュウもそっち寄りだが本物じゃねぇしな」

 

「貴様、先程と気配がまるで違う!何者だ!」

 

「何者?そうだな・・・俺は『世界を壊そうとした者だ』!」

 

 名乗りと同時に霧の龍へ向かって右腕を振り上げた状態で跳躍する。霧の龍は尻尾で叩き潰そうと一瞬考えたが、生命危機・第六感が働いたのか空へ飛び回避した。

 攻撃を交わされたコンプレス?は霧の龍の後ろにあった巨岩に突っ込みーーー巨岩は塵となり、コンプレス?は逃げた霧の龍を見上げる。

 

「上手く交わしたか。初見で見破るとか、流石ドラゴンって所か?まぁ、空中なら空中でやれるけどなぁ!」

 

 コンプレス?は再び霧の龍へ跳躍した。先程と違うのはーーーコンプレス?の足の裏から蒼炎が噴出し、先程とは比べ物にならない速度で迫っている事だ。

 

「確かこうだったなぁ。喰らえ!『ジェットバーン』!」

 

 かつてのヒーローが使っていた技を仲間の個性で再現し、霧の龍の頭部目掛けてぶっぱなした。直撃を受けた霧の龍は地面に叩き落とされた。

 霧の龍が魔力を溜め始めた時に登場しようとしていたシドーーーシャドウもポカーンとしていた。

 

 ーえぇ、何あれ。ミスターからあんな炎使えるって聞いてないんだけど。ってか、気配がまるで違う・・・まるで別の誰かがミスターの身体を動かしてるような。あ、そんなことより出るタイミング完璧に逃した!?ー

 

 地面に降りたコンプレス?は霧の龍の前にしゃがみ

 

「なぁ、見下してた人間に見下ろされる気分はどうだ?」

 

 口角を上げニヤっとした顔で訊ねた。

 

「ク、クク・・・お前ならば、わしを殺せるというのか!?悪くないぞ、この恐れ。嬉しいぞ、この気分!」

 

「は?何言ってんだお前。永く生き過ぎて回路イカれてんじゃねぇの」

 

「かつて、古の盟約は打ち棄てられた・・・だが、世界がまた連れてきてくれた!」

 

 霧の龍は身体を持ち上げ、再び宙に浮く。

 

「御託は良い。まだ続けたいなら付き合うぜ?」

 

 コンプレス?は再び蒼炎を使おうと腕を振り上げる。すると霧の龍以外が聞き覚えのある声が森に響いた。

 

「そこまでだ、ミスター」

 

「この声は・・・シャドウ!」

 

 アルファは声のする方を向き声を上げる。そこにはコンプレス?と同じく【シャドウガーデン】の主、シャドウの姿があった。

 

「お前は・・・シャドウ、だったな。何故止める?」

 

 蒼炎を出すのを止め、シャドウへ理由を訊ねる。シャドウは答える代わりに魔力を全開放する。すると霧の龍も目を見開き、問い掛ける。

 

「き、貴様ら・・・ただの人間では無いな!?」

 

「ただの人間だとも・・・!だが、貴様の想像を遥かに超える人間だ!」

 

 第2ラウンドはシャドウVS霧の龍によって開始され、敵を取られたことにより少々不機嫌になったコンプレス?

 

「何だよアイツ、自分が戦いたかっただけじゃねぇか・・・うっ、何か寝みぃ」

 

 振らつくコンプレス?を直ぐに支えるアルファ達。

 

「ミスター!大丈夫?何処か知らぬ間にダメージを受けたんじゃ」

 

「あぁ〜・・・身体は大丈夫だ。めちゃくちゃ眠いだけ・・・わり、後は任せる・・・」

 

 そう言い残すと身体の力が抜け眠りに落ちるコンプレス?そのコンプレス?を近くの木の下に横にさせシャドウの戦いの方を向く。

 

「さっきのミスター様、なんだったのかしら・・・全ての言動がいつものミスター様じゃなかった」

 

「ベータ、今はその事は置いておきましょう。現実私達はミスターに助けてもらった、味方なのは間違いない。後日聞いてみるとしましょう」

 

 そして第2ラウンドの決着は・・・引き分け。だが、霧の龍はいつか自分を殺せる者へ、いつか賜れる死を条件に従う事・・・それこそ古の盟約との事だった。

 龍という存在は、在り来りな【死】は許されず、世界に呪われている存在。故に、古に結ばれた盟約だという。

 こうして、無事に【古都アレクサンドリア】を拠点として確保した【シャドウガーデン】の面々・・・しかし、あの時のコンプレス?が謎のまま幕を閉じた。




本編で【コンプレス?】となっていたのはお察しの通り、言動がガラリと変わっている為あのような表記にさせていただきました。

早くイータを出したい、イチャイチャさせたい欲が日に日に増しております

おっと、話が逸れましたね。それでは次回お会いしましょう。
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