緋弾のアリア 協奏曲の千年恋語   作:抜剣餅

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さて、気づかれない時間帯にひっそり連日投稿しとこ【投球】

 アリアがキャラ崩壊少しするので注意してね。

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 ゆーすさんお気に入りセンキュー!!

 本編スタート!




第3弾 住人はご主人様

第3弾

 

 

アリア「キンジとチェルあんたら、あたしのドレイになりなさい!」

 

 どれい?どれい……どれいってなに?

 

 何でいきなり奴隷宣言されてんだろ?流石に世界の常識を疑いたくなってきた。

 

 ねぇ、かみさま、俺たち何か悪いことした?

 

 ……げんかく。そう、これはげんかくであって欲しいよ……

 

 あぁ全く、びっくりするじゃん(逃避)

 

 非日常が更に非日常になるのは知り合いだけで十分だよ!まったくハハハハ!

 

チェル「いやぁー俺疲れてるのかなーなんかピンクのロリっ子に奴隷になれて言われた気がするんだが‥‥‥こんな幻覚見るぐらい疲れてたのかな。…キンジ俺ちょっと休むわ」

 

 自分に言い聞かせるように今の状況を飲み込み、ピンクロリこと神崎・H・アリアから目線を外しキンジの方に虚ろな横目を向ける。

 

キンジ「大丈夫だ。お前が疲れて幻覚が見えてるなら俺も見える俺も休む」

 

チェル「よし!寝るか!」

 

キンジ「ああ!」

 

 そう決まればレッツゴー!

 

 二人は勢いよく寝室に向けて走りだすが……ピンクロリっ子ことアリアが見逃すはずもなく。

 

 ズッキュン!ズッキュン!

 クルッと90度回ると二人は走り出しドアノブに手を掛けようとした次の瞬間、勢いよく何かが髪を掠めた。

 

 嫌な汗が背中を濡らしさっきまであったドアノブを見るとドアノブはゴロっと床に転がっていた。

 

 さらばドアノブ!お前のことは晩飯まで忘れない!

 

 ……あとで修理しよ

 

 冗談交じりに現実逃避をするのを止めて、ゆっくりとアリアがいた方へと振り返る。 

 

アリア「あんた達!何逃げようとしてるのよ!次逃げたら風穴!いいわね!」

 

 この時、キンジとチェルは思った。

 

((いくら何でも常識外だろコイツ!!)) 

 

アリア「ほら!さっさと飲み物ぐらい出しなさいよ!無礼なヤツらね!」

 

アリア「コーヒー!エスプレッソ・ルンゴ・ドッピオ!砂糖はカンナ!一分以内!!!」

 

 いきなり上がってきた挙げ句の果てにはドアノブ壊すし極めつけは無礼だと?

 

 誰がそんなことを決めた?誰が無礼だと?ここは俺たちの部屋だ。それを勝手に上がった挙げ句に……何様だ?

 

 全く、最近の子供は礼儀がなってないなぁー。これはおしおk…ちょうky…じゃない教育しないとなぁアハ〜(黒笑い)

 

 チェルはどこか黒い笑みを浮かべるとチェルの目からハイライトがOFFになる。

 

 あは♪アハハ礼儀の知らない子には…教育しないとイケナイねぇ♪キンジもそう思うだろ?

 

チェル「(常識外には常識外の教☆育♪しないとね♪)」

 

チェル「おぃ、アリア向こうでO☆HA☆NA☆SIしようか♪」

 

 そしてチェルは明るい笑顔でゆっくりとアリアに近づき、ガッ!とアリアの首根っこを掴んで隣の部屋に向かう。アリアは当然、抵抗していた。

 

アリア「ちょっと!何すんのよ!離しなさいよ!!」

 

チェル「キンジ~ちょっと~アリアとO☆HA☆NA☆SIしてくるからテレビでも見て良い子にしてろよぉー♪」

 

キンジ「わ、わかった」

 

アリア「は、話しなさい!ちょっと離しなさいよ。離しn――――――」

 

 そしてキンジは、それ(アリア)が引きずられて行くのをただ呆然と見守っていた。

 

 アリアは抵抗を続けていたがその抵抗も部屋に入ると同時に聞こえなくなった。

 

 その事にキンジは、とてつもない恐怖を覚える。

 

 静かになったことはいい。だが突然聞こえなくなった事に恐怖を覚えた。

 

 ……あのチェルには逆らったら駄目だ。そんな言葉がキンジの考えが体を金縛りと同じような状態にして体を硬直させていた。

 

 だが、キンジはあの目と笑みを知っていた。アレは時々、白雪がみせるあのすべてが冷えきった目に全てを殺しかねない冷徹な笑みを……

 

 

 数分後……

 

 

アリア「ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイゴメンナサイィ!」

 

 その後、録画していた仮面○イダーを見ていると戻ってきたアリアは目が完全に死んでいた。部屋の隅で体育座りをしながら“ゴメンナサイ”を機械のように唱えていた。

 

 一方、チェルの方はものすごく笑顔だった。まるでさっきまで黒い笑みを浮かべていたチェルとは別人。今は色々とスッキリしたような清々しい笑顔だった。

 

 そんなチェルとアリアの姿を見たキンジは何をしたのか気になったので聞いてみた。

 

キンジ「なぁチェル、アリアに何したんだ?」

 

チェル「アハ〜聞きたい?(ニコニコ)」

 

 とても優しい笑みを帰してきたチェルにキンジはさらなる恐怖を覚えたキンジ。

 

キンジ「‥‥‥やっぱりいいや」

 

 キンジは、自分で聞いたけど怖くなったので聞くのをやめた。

 

 一方、アリアはまだ呪文のようにゴメンナサイを繰り返していた。

 

キンジ「そういえばアリアは結局のところ何で、俺達のところにきたんだ?」

 

アリア「ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ ゴメンナサイ」

 

 

 アリアはまだ現実に戻ってきていないようだ。少しやり過ぎたと思い、俺はアリアを現実に戻そうと声をかけた。

 

チェル「アリア、おーいアリアさん」

 

 返事がかえってこないな。

 

チェル「おーいアリア、そろそろ現実に戻らないとまたO☆HA☆NA☆SIするぞー」

 

 チェルが棒読みの言葉でまじない(呪い)の言葉を口にすると人形のようなアリアがピクンと跳ね上がり―――

 

アリア「いやぁぁぁあ!!もうやめて!やめてください!来るの!あの恐怖がぁ!」

 

 アリアはまるで小さな子供のように目尻に涙を浮かべ目には光がなく血の気が引く真っ青な顔をしていた。

 

アリア「コワイコワイコワ…はっ!!あたしは、いったい何を」

 

 キンジはこの時、思った。チェルは本当にアリアに何をしたのだろうか。しかも丁寧にそのときの記憶は残っていないようだ。

 

 チェル自身も少し悩んだ顔をするとリビングに移動すると折りたたみ椅子をくみ上げて椅子の上に乗ると上の扉を開きコーヒー豆、ミルやドリップを取り出しいつもは淹れることのない特製のオリジナルブレンドのコーヒーを作っていた。

 

チェル「アリアほら、ご注文のコーヒーまぁルンゴじゃないが砂糖はカンナにしてある」

 

 そしてしばらくするとカップにコーヒーを淹れてアリアに差し出す。

 

アリア「まぁ出された物に文句は言わないわ」

 

 そしてアリアはコーヒーを飲むと……

 

アリア「っ!…おいしい。しかもこれ今まで飲んだことのない味ね。これってどこかのお店に売ってるのものなの?」

 

 どうやら喜んでもらえたみたいだな。

 

 チェルは顔はどこか嬉しそうなそんな顔をしていた。

 

チェル「そのコーヒーは俺のオリジナルだよ。喜んでもらえたなら良かったよ。」

 

アリア「へぇーオリジナルなのね。また飲ませてもらってもいい?」

 

チェル「別に構わないよ」

 

キンジ「それでアリアは何をしに来たんだ?」

 

アリア「そうよ!あんたらワタシのドレイになりなさい!」

 

キンジ「それは『奴隷』てことなのか?」

 

 キンジの言葉に一瞬首をかしげるアリアだったがしばらくすると言葉の意味を理解したのかアリアの顔が真っ赤になる。

 

アリア「違うわよ!『ドレイ』てのは、チームを組みなさいてことよ!!私にそんな趣味はないわ!」

 

 あーなるほど。そっちのドレイかぁ、まぁそうだろうなぁっとは思ってたけど。

 

アリア「そうね、強襲科のチームであたしとキンジが前衛でチェルが後衛ね」

 

キンジ「何言ってんだ。俺は強襲科が嫌で武偵高の中で一番マトモな探偵科に転科したんだぞ。それに俺はこの学校から、一般の高校に転校しようと思ってる。武偵自体、やめるつもりなんだよ。それをよりにもよってあんなトチ狂った所に戻るなんてムリだ」

 

アリア「あたしには嫌いな言葉が3つあるわ」

 

アリア「『ムリ』『疲れた』『面倒くさい』この3つは、人間のもつ可能性を自ら押し止めるよくない言葉。あたしの前では二度と言わないこと。いいわね?」

 

キンジ「よくない。そもそも何で俺なんだ」

 

チェル「確かにそこは疑問だな。なんで俺たちなのか?少なくともキンジなら理由は分かるが」

 

キンジ「おいチェル!」

 

アリア「太陽はなんで昇る?月はなぜ輝く?」

 

 難しい言い回しするなーアリアは。意味は分からんがけどね<(`^´)>

 

アリア「キンジは質問ばっかりで子供みたい。それに比べてチェルは、必要な質問だけをするからまだ優秀ね。キンジあんた仮に武偵なら自分で調べなさいついでにチェルもね!」

 

 キンジはこのとき思った。こいつとは、会話のキャッチボールが成り立たないと

 

 チェルは思った。ボクユウシュウジャナイヨ?ランクキンジウエだよ?ボクエイランク

 

キンジ「とにかく帰ってくれ。俺は一人でいたいんだ。帰れよ」

 

アリア「まぁ、そのうちね」

 

キンジ「そのうちっていつだよ」

 

アリア「あんたらがあたしのパーティーに入ってくれるまで」

 

キンジ「でも、もう夜だぞ?」

 

アリア「何がなんでも入ってもらうわ。私には時間が無いの。うんと言わないなら」

 

 アリアはキンジの話を聞かずに、少し脅す口調になるがチェルは少し疑問に思っていた。

 

 アリアが何処か、焦りにも似た表情をしていたことに…

 

キンジ「言わねーよ。なら入ってどうするつもりだ。やってみろ」

 

アリア「言わないなら、泊まっていくから」

 

チェル「なるほど、だからトランクを持ってきていたのか」

 

キンジ「お前は何一人で納得してんだよ。お前もこいつの説得手伝えよ」

 

チェル「俺は正直こいつのチームに入っていいと思ってる。そっちの方が面白そうだからな」

         

 (それに、アリアはSランク‥‥‥もしかしたら【武偵殺し】ヤツの情報を手に入れるチャンスだろしな。)

 

キンジ「チェル裏切ったな!てかアリアも何言ってんだ!絶対ダメだ!帰れ!」

 

アリア「うるさい!泊まってくったら泊まってくから!長期戦になる事態も予想済みよ!」

 

 なんだか彼氏と彼女の痴話喧嘩みたいだなこれ。

 

チェル「(あと、すまんキンジ、面白そうだからちょっと乗らせて貰うぞ〜)」

 

アリア「出てけ!!」

 

キンジ「な、なんで俺が出ていかなきゃいけないんだよ!ここはお前の部屋か!」

 

アリア「わからず屋にはお仕置きよ!!外で頭冷やしてきなさい!しばらく戻ってくるな!」

 

 そしてキンジはアリアが怒鳴り無理やり追い出されてしまった。

 

 腕を組んで「フン!これだからバカキンジは!」といい放ち、アリアに対して少しだけキンジが戻って話しやすくなるように少しだけ怒りを静めようとチェルはアリアに話しかける。

 

チェル「なぁ、アリア今のはさすがにやりすぎだと思うぞ」

 

アリア「なによ、チェルも何か文句あるの?」

 

チェル「いや、単純にキンジの気持ちも考えてやるべきだと思うけどな。まぁキンジも熱くなりすぎたのもあるけどね」

 

アリア「わかったわよ。キンジが戻ってきたらもう一度話してみる」

 

チェル「それがいい。アリア腹減ってるだろ何か食いたいものあるか」

 

アリア「松本屋のももまん食べたい。」

 

チェル「さすがに今の時間じゃあ、しまってるしなー。……よしアリアちょっと留守番頼む、スーパーで材料買ってくるから。風呂は溜まってるから勝手に入ってくれていい」

 

アリア「わかった。それとあたしのチームに入ってくれてありがとう」

 

 こうやって見るとアリアはちょろi…もとい素直な子だなぁ

 

チェル「まぁ後で理由くらいは教えてくれることを期待してる」

 

 チェルはそう言い残すと玄関で靴を履くと駅の方面に向かった。

 

 

 

 

 学園島の外のスーパーにて

 

 

チェル「確かあんの材料だけが無かったな。きじの材料はあったはずだし」

 

チェル「さて材料買ったし帰るか」

 

 

 

 再び男子寮

            

 家に帰るとキンジが全裸のアリア(・・・・・・)に倒されていた。一瞬だが、その姿に魅とれてしまったがすぐに逃げた方がいいと俺の生存本能が逃げろ!と告げていたのですぐに後退しようとすると、

 

 

チェル「(キンジ南無三)」

 

 

 そして、逃げようとするチェルだったがなぜかアリアに撃たれ無かったので疑問に思うチェルがいるのであった。 

 

 

……しばらくすると

 

 ももまんを作って、食べたているアリア。 

 

アリア「おいひ~♥️」

 

なんだか子供の成長を喜ぶ親の気分だな

 

 

 

 この時のチェルはまだ知らなかった。アリアはチェルの事を女だと思っていたことで後にちょっとしたもめ事があったのはまた別のお話。

 

 

 

朝6:00

 

 さて朝ごはんの準備するか。確か星伽さんがしばらく研修でいないから、キンジの分も朝昼晩作らないといけないか。……アリアの分も作った方が良いか。

 

チェル「(じゃないと暴れかねないからな……はぁー)」

 

 アリアがお腹を空かせて「ご飯出しなさいよ!」と言ってくる未来が見えたような気がしたので一人多く朝食と弁当を作り始める。

 

 今日の朝ごはんの献立は、アジの塩焼きに体が暖まる貝の味噌汁、白ご飯とのりを作りテーブルに並べる。

 

 並べを並べ終わると、次に三人分の弁当の準備に取りかかる。

 

 椅子に座りキンジ達が起きてくるまで待つことにする。

 

 ついでに言うと昨日はアリアは別の部屋で寝ていたのであった。決して何かイベントがあるわけじゃないぞ、人生甘くないからな!

 

 テレビを見たり新聞を読んだりして時間を潰しているとキンジとアリアが起きてきた。

 

 お!なになに逃走中の逃亡犯が逃走中にコンビニで青年誌を読んでいるところを警察に確保……バカなのかコイツ

 

 新聞の片隅の記事が思ったより意外すぎて見入っているとキンジとアリアが疲れた様子で入ってきた。

 どうやらまた一悶着あったみたいだな。ご苦労様(^_^)ゞ

 

チェル「おはよう。キンジ、アリア朝ごはん出来てるよ」

 

キンジ「ああ、おはよう」

 

アリア「おはようー(´д⊂)‥」

 

 キンジもアリアもまだ眠いのかあくびをしたり目を擦ったりしていた。

 

チェル キンジ アリア  「「「いただきます」」」

 

 

 

チェル キンジ アリア 「「「ごちそうさま」」」

  

 朝食を取り終えて皿洗いをしているチェル。

 

チェル「キンジの弁当箱はその黒いやつだよ。アリアのはそのピンクの弁当箱だよ」

 

キンジ「チェルすまんな弁当まで作ってもらって」

 

アリア「流石ねチェルは気が聞くわね。キンジもチェルを少しは見習いなさい!」

 

キンジ「てか!なんでまだいるんだよお前!」

 

アリア「アンタがドレイ(チーム)になるまでいるに決まってるじゃないの!」

 

キンジ「帰れ!」

 

アリア「嫌だ!」

 

 

 

 

 

……登校途中

 

アリア「いい加減あたしのドレイ(チーム)に入りなさい!」

 

キンジ「絶対に入るか!!!」

 

 二人が揉めたのはもう見慣れた光景に思えたのだった。

 

 全く、今年は朝から騒がしいな。

 

 ……退屈はしないホント。

 

 チェル「(でも、何だか嫌な予感がするんだよなぁぁー)」

 

 どこかモヤモヤが頭の中を巡るがモヤモヤの正体はよく分からなかった。

 

 

 

 

 そして放課後…

 

 俺はいつもと変わらない授業が終り放課後になると学校の屋上へと足を運ぶ。移動途中でアリアに「キンジの説得してきなさい!」とパシらされそうになるが用事があるとどうにかアリアに話しをつけて今に至る。

 

 そして……

 

 俺はアリアにの事を調べるためにある人物に電話を掛けた。

 

 数コールの内に電話はつながり次の瞬間、チェルにとって予想外の事が起こる。

 

?『コラァァァ!チェルィィ!』

 

チェル「/:@£◇§&%#!?」

 

 チェルはいきなり聞こえてきた大音量の声に言葉にならない声を上げるとしばらく地面で耳を押さえながらのたうち回っていた。

 

チェル「こ、鼓膜が!鼓膜が鼓膜がぁぁ!」

 

?『おーいチェル〜アレ?チェルさんー?』

 

 携帯越しに声が聞こえてくるが俺はあまりの衝撃にしばらく動けなかった。

 

 

 三分後…… 

 

 

 どうにか鼓膜の痛みが引いた頃、ようやく痛みが引き携帯を少し警戒して耳に当てる。

 

 さっきみたいなことは止めてくれよ!心の中で祈りながら声の主に話しかける。

 

チェル「お、お前なぁ!いきなり叫ぶとかアホか!バカなのか!危うく鼓膜が死にかけたぞ!」

 

?『あ、ごめんごめん!反省はしてないから許してくれていいよ!』

 

 反省は無しか……

 

チェル「……ブチッ!」

 

 俺は無言のなると問答無用で電話を切ると数秒後、携帯が鳴る。

 

チェル「もしもし?」

 

?『いきなり切るなんて酷くない!』

 

チェル「お前がふざけるからだ希亜(・・)

 

希亜「ふざけてないよ!これが希亜ちゃんクオリティだよ!さあさあチェルも本当は声聞けて嬉しいでしょ!大好きなお姉さんの声だよ~」

 

チェル「お前は相変わらず変わらないな希亜」

 

希亜『希亜ちゃんクオリィ―――「わかったわかったじゃあ用件を伝えるぞ」』

 

希亜『むぅ-!お姉さんのアピールが!読者アピールが!』

 

チェル「メタいことはヤメロ!」

 

希亜『(´・ω・`)』

 

チェル「(まったく、こいつは本当に変わらない…変わらなすぎるのも考えものだけどな、はぁー)」

 

 半ばあきれた表情をするチェルだったがその顔には何処か笑みが溢れていた。       

 

希亜「それで、久しぶりに電話してきたけどどうしたんだい。お姉さんの声が聞きたかったのかな~」

 

チェル「違う。今回は仕事の話だ神埼・H・アリアという武偵について調べてほしい」

 

希亜「ほぅー名前からして女の子…ハッ!まさかお姉さんを捨てて浮気する気なの!酷いよぉーお姉さんはこんなにチェルの事思ってるのにーお姉さん悲しくて泣きそうだよー」

 

チェル「棒読みじゃねぇーか!浮気じゃないしお前と恋仲になったつもりはないぞ!」

 

希亜「えー酷い!少しくらいは思ってくれてもいいじゃんバカ

 

 希亜はいたずら口調で言ってくるが後半は声が小さかったのか携帯が音を拾わずノイズみたいな音がした。

 

希亜「で、あたしはどこまで調べればいいのかな?」

 

チェル「神埼の武偵歴と神埼が今までの関わってきた事件、ここ最近観覧した事件資料について神埼自身の情報について、報酬は、また後で振り込んでおくが頼めるか?」

 

希亜「ん、OK。あ、でも報酬はいらないよ」

 

希亜「そ の か わ り !!」

 

希亜「‥‥‥無茶だけはしないでね」

 

 希亜の言葉にしばらく無言になるが一言。

 

チェル「……分かってる」

 

 希亜はその言葉に大きくため息をつくと。

 

希亜『もう……仕事は引き受けるから終わったらその端末に掛けるからね!』

 

希亜『あと!また携帯を変えないでよ!依頼が終わる度に携帯変えるんだから!いいね!!』

 

 希亜は少しだけ不機嫌な声で言った。

 

チェル「わかったよ」

 

 その言葉に希亜は満足そうな声で、

 

希亜「よろしい!‥‥‥頑張れ■■■」

 

チェル「‥‥‥」

 

 そして俺は電話を切った。

 

 戻ってこいか、……今でも目を閉じると今も鮮明に思い出す。

 

 

 あの光景を……

 

 

 夜、その日は雪が積もり雲一つない満月の夜だった。

 

 俺は、この日、主である少女を探していた。

 

 そして、白い雪の地面に赤く染める一人の純白の髪を持つ少女が無数の……昨日まで生きていた人間を無残に斬り捨て、その骸の上に立っていた。

 

───アハハ!アハハハ!!殺ったよ!?わたしにも■■■を守ったんだよ!守られるだけじゃない…私が!私が!

 

 俺は笑う少女に目を向けると、嫌でも目に入ってくる。少女の服には斬り捨てた人間の返り血が赤く染め上げ、更に視線を腕に向けると右腕には黒い日本刀が握られていた。

 

 少女は狂ったように楽しそうな声を上げ、その顔からは笑顔が伺えた。だか少女は泣いていた、笑っていたのにその目からは止まることのない涙が流れていた。

 

 

 刀を握る少女はキョトンと首を傾げて言うのだ。

 

───なんで■■■はそんな悲しい顔するの?

 

───わたしね、■■■が喜んでくれる、褒めてくれると思って殺ったんだよ?

 

───なのにどうしてそんな顔するのいつもみたいに笑って、撫でてよ、ネェどうしてそんな悲しいそうなの?

 

───どうして泣きそうな顔をするの?ネエドウシテ?ドウシテ?

 

───あっ!そっか!まだいるんだ■■■の敵が!なら殺さないとね!

 

 違う、俺が願ったのは、彼女とみんなと笑っていられる何気ない日々だった。決して彼女に復讐をしてほしかった訳ではなかったんだ。

 

 例え、俺がどれだけ蔑まれ馬鹿にされ、疎ましく思われようとみんながいてくれるだけで耐えられた。それだけで俺は十分だったんだ。

 

 そして、俺は少女を止めようと……守るべき少女に刃を向け……

 

 ──────敗れた

 

───むぅー頑固なんだから‥‥‥仕方ないなぁ■■■にも考える時間はいるよね。だから、次に私と会うときには、■■■はずぅーと、一緒だよ。

 

 少女が去ってしまった後、骸が並ぶ地でただ立ち尽くしていた。

 

 俺が弱いから大切な少女を狂わせてしまったのだろう。

 

 俺が弱いから少女を止められなかった。

 

 弱いから大切なものを巻き込んだ引き金を引いたのだと。

 

 ああ、俺は自分を呪う

 

 力なき己に憎悪しよう

 

 心が弱い己を嫌悪する

 

チェル「(俺にそんな資格……)」 

 

 チェルは、静かに屋上を後にした。 

 

 

 

 そして、帰るとドタドタとリビングの方から音がしたので向かうとキンジの声が聞こえた。

 

キンジ「戻ってやるよ、強襲科に。ただし、組んでやるのは一回だけだ。戻ってから最初に起きた事件を一件だけ、お前とチェルと一緒に解決してやる。それが条件だ」

 

アリア「……」

 

アリア「いいわ、私もその一件であんたの実力を見極めることにする」

 

キンジ「どんなに小さな事件でも、一件だぞ」

 

アリア「OKよ。その代わりどんなに大きな事件でも一件よ」

 

キンジ「わかった」

 

アリア「ただし、手抜きしたりしたら風穴あけるわよ」

 

キンジ「ああ。約束する。全力でやってやるよ」

 

どうやら、俺がいない間に何かがあってアリアに折れたキンジは強襲科に一時的に戻ると了承していた。

 

 キンジのか大見ればおおよそ予想がつく。おそらくキンジが強襲科に戻るが解決する事件ではいかに小さくても大きくてもHSSを使わないノーマル状態での全力なんだろう。

 

 だかなキンジ、もし大きな事件になればお前は必ずHSSにならざる終えないと俺は確信にも似た思いがあった。

 

 (‥‥‥お前は優しいからな)

 

 

 

 

 あの日も…

 

 

 …1年前の夏

 

 俺は、とある事件を終わらせて寮への帰路についていると、後ろから誰かが付いてくる気配があり、振り替える。

 

チェル「なんで、俺に付いてくる? もう俺に関わるなと言ったはずだぞ?」

 

キンジ「お前、なんであんな誤解される事したんだ?」

 

チェル「他人になんと思われようと俺の勝手だ……三度は言わない遠山キンジ、俺にこれ以上関わるな」

 

 チェルは銃を構えると、それを真っ直ぐキンジに向ける。

 

キンジ「悪いが、そんな泣きそうな顔してるヤツを何よりルームメイトを放って置くほど俺は人間が出来てないんだ」

 

 チェルが銃を抜くとキンジも銃を引き抜いき、チェルに向けて構える。

 

キンジ「それに、俺もお前に助けられた一人だからな、今度は俺がお前を助ける。それが、友達だからな」

 

チェル「…そうか、残念だ」

 

 その夜、一つの銃声が鳴り響いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




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三奈月希亜(みなつき きあ)

女性 17歳
 
容姿 
ライトパープル 色の瞳
髪色 ライトブラウン
髪型 ロング
身長 150cm

 詳細 チェルの、幼馴染。

武器不明

性格 物事に対して積極的、お姉さん気質の残念な人。チェルを弄ることが大好き。


趣味 不明

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