緋弾のアリア 協奏曲の千年恋語   作:抜剣餅

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 追記 デュエマのファイヤーバード強くて泣いた


第7弾 協定毒花

 第7弾

 

 りっちゃんが峰理子の拠点を去った後、理子は一息つき息を整えた後、ヘッドマウントディスプレイに映されたていたアリア達の映像が表示されていた。

 

理子「……あは、りっちゃんには驚いちゃったけど、それにしても弱っ! アリア弱っ! 余裕でステージ・クっリア~♪」

 

 ゲーミングチェアの上で揺れながらヘッドマウントディスプレイを頭から外してとてもいい笑顔で画面を見つめる。

 

 そしてコントローラーを捨てて立ち上がり、

 

理子「O toi! la vie♪ 《オ・トワ・ラ・ヴィ》」

 

理子「Que je porte ensouffrant Comme on porte un enfant 」

 

 ──―おお我が人生──―

 

 シャルル・アズナヴールの名曲を歌いつつ、妖艶な踊りを歌い始める。

 

理子「Donne-moi! l`amour et l`ragent Ma vie……♪」

 

 理子は踊り、そして途中で一度、ディスプレイをに視線を移し、

 

理子「それにしても、チェくんがアリアを庇うなんて……キーくんは結局、アレにならなかったみたいだし、これじゃキーくんへの好感度が足りなくて、チェくんがアリアのパートナーになっちゃうじゃん……」

 

理子「いくら何でもチェくんはアリアなんかにはあげないから……」

 

理子「Je ne t'ai pas cherchée(私は汝を求めなかった)

 C'est toi qui t'es donnée(自分を差し出したのは汝のほうだ)

 Comme une fille en mal d'aimer(愛したがっている娘のように)

 Je peux depuis(以来、私は汝の腕のなかに)

 Me vautrer dans tes bras(身を投げ出し) 

 Faire un feu de tes joies(汝の喜びの火を燃やし)

 Et l'amour avec toi(汝と愛し合うことを欲した)……♪」

 

理子「自分を差し出すのは理子、そして汝はチェくん♪ アハ! 理子はチェくんのパートナー!愛する二人の間には誰も入れない!」

 

理子「さーて理子がかわいそうな哀れなアリアに助け舟を出してあげよう♪」

 

理子「後、チェくんのお見舞いに行って好感度調整しないとね!」

 

 雨の音が音色を奏でる中、一人の少女がはしゃいで居た。

 

 

 

 

 

 あの日は雨だった‥‥‥

 

???『■■■■、貴様何をしたのか分かっているのか? まぁいい、諸君! 現刻限を持って議決を取る。この者の即時、死刑に賛同するものは挙手を』

 

???『『『‥‥‥』』』

 

 男の言葉に次々と他の男女達は手を挙げる。

 

(茶番だ。どう足掻いてもコイツらは俺を殺す気だ)

 

 それもそうだ、俺達は落ちこぼれの家だった。俺達が、俺の代で彼女の補佐する家まで成り上がったんだ。もちろん、それを良しと思わないやつがこの場には勢揃いしてる。

 

 そして、俺は彼女を止められなかった。その時点で俺には価値がないのだから。

 

 何よりコイツらも次期当主になる彼女がこんな事件を起こしたことが一族の間ましてや敵勢力に広まれば一族は一瞬で分裂するのが分かりきっている。

 

 そこを攻められたらすぐに滅びるだろうな。それなら、死んでも困らない俺に全て背負わせて処刑し、混乱を最小限に抑える。合理的な考え方だろう。

 

 

???「よろしい、病欠による当主に変わり当主代理として■■■■に言い渡す。明朝、社にて火刑を言い渡す。此奴を牢に入れておけ!!」

 

 

 そして周りから笑い声が聞こえてきた。やっぱりここには拒絶しかしないんだな。家族や従者の二人以外で俺を拒絶しなかった友達。

 

 ……彼女を失い俺はもう何のために生きていたのか分からなくなってしまった。

 

 彼女に会いたい。またその声を聞きたい。また、つまらないことで笑い語り合いたい

 

 そんな当たり前の幸せも俺には許されないらしい

 

 俺は牢に連れて行かれる途中、見張りの者を押し通り一人の子供が俺に抱きついてきた。その顔は悲しみに染まり目から涙が流ていた。

 

 

???「お兄ちゃん!」

 

 

 そして、俺は家に着くと同時に少女に抱きつかれた。その少女は俺の胸の中で大泣きしていた。

 

 

■■「どうした、■■■? 可愛い顔が台無しだぞ」

 

 

■■「どうしてですか! どうしてお兄ちゃんが死ななくちゃいけないの!」

 

 

■■「■■■、聞いたんだな。一族の決定を」

 

 

■■「おかしいよ! 事件を起こしたのはあの女なのになんで! お兄ちゃんが処刑されないといけないの!」

 

 

■■「いいんだよ。これは俺が彼女を止められなかった罰なんだから」

 

 

■■「お兄ちゃんに罰なんてない! お兄ちゃんは誰よりも優しいのに! あいつらはお兄ちゃんの優しさを利用してお兄ちゃんを排除しようと‥‥‥もしもお兄ちゃんが処刑されるなら私もお兄ちゃんの後を追うからぁだから、だか、ら」

 

 

???「ひと、り、にしないでぇ」 

 

 少女はその瞳に涙を滲ませ、悲しみのあまりに声にならない嗚咽をもらし、少年を離さないと言わんばかりに強く抱きしめる。

 

 全く妹にこんなに顔をさせる、俺はやっぱり優しくないよ。俺は■■をもう少し強く抱き締めると……

 

 

■■「ごめん、■■をこんなに泣かせてしまう俺はやっぱりダメなお兄ちゃんだよな。‥‥ごめん」

 

 

???「おにい、おに……い……ちゃ……うぁあああぁあああんー!」

 

 

■■は■■を優しく抱き締めて、ただ、後悔をした。

 

 その日、当主代理とあの場にいた分家の者達の死体が発見された。

 

 

 

 

 

 

 

 そして、俺は目を開くと病院の天上が目に入った。

 

 ここは何処だ、俺は確か…………

 

 

チェル「俺は確か、キンジたちとバスジャックを解決しに行って、そのあとUZIに撃たれて、車を破壊した……その後どうなった」

 

 

チェル「………久しぶりにあのころの夢を見たな」

 

 そして、俺は時間を確認とすると、突然ドアが開いた。

 

 入ってくる人物は俺の後輩であり戦妹(・・)の黒雪だった。

 

黒雪「……先輩」

 

 そして、俺はの黒雪と目が合った

 

黒雪「せ、せんぱい!」

 

チェル「あ……ああ」

 

 そして、俺が返事を返すと涙目の黒雪が抱きついてきた。

 

黒雪「よかったです! よ、かった。」

 

チェル「とりあえず落ち着つけ! 当たってる当たってるから!」

 

 俺の顔には2つの柔らかい物が当たっていた。

 

 そりゃあ、女の子ぽい容姿ですけど女の子に興味が無いわけではないんですよおすし。

 

黒雪「す、すみません! 先輩! ///」

 

 黒雪も自分が胸を押し付けていたのに気づき、俺を離すと、顔を真っ赤にして俯いていた。

 

チェル「そういえば、何で黒雪はここにいるんだ?」

 

 疑問になっていたことを黒雪に尋ねると

 

黒雪「実は……あのとき私もバスジャックのバスに乗っていたんです」

 

黒雪「それで、遠山先輩がバスに入ってきて、その後、チェル先輩とアリア先輩がいるって教えてもらったんです」

 

黒雪「先輩達が車を破壊した後、救急車に運ばれる先輩を見てしまって……」

 

チェル「そうか、心配させたな」

 

 俺は黒雪の頭にそっと手を置き優しく撫でる。

 

 黒雪「ふぇ! せ、先輩な! っなぁあ!」

 

 ピクピクと跳ねる黒雪を見て小動物のように思ってしまうなこれは……

 

 しばらく、黒雪を撫でていると……

 

黒雪「にゃぁあ」

 

 何故か猫が出来上がった。

 

 数分後…………

 

 

黒雪「それじゃあ! 先輩またお見舞いにきますね!!」

 

 黒雪は飲み物などを置いていくと元気よくドアを開けて帰っていった。

 

 そして…………俺は、気配を消していた人物に声をかけた。

 

チェル「そこにいるんだろう? アリア」

 

 すると、病室服のアリアが黒雪と入れ違うように病衣に身を纏い点滴棒を押しながら入って来る。

 

アリア「やっぱり、気付いてたのね。本当に何者よ」

 

チェル「ただのBランク武偵だよ」

 

アリア「嘘ね」

 

 俺の言った言葉はすぐにアリアに否定された。

 

 いや、そんな直球で否定しなくてもいいと思うのよお兄さん!

 

チェル「‥‥‥根拠はあるのか?」

 

 最後の悪足掻きとしてアリアに根拠を求める。

 

アリア「気づかなかったと思う?アレだけ正確にゼグウェイを破壊する技術、そして現場での判断能力あれは少なくともBランクじゃ無理。最低でもAランク相当よ。」

 

アリア「なにより!アンタのことの調べたけど詳細が殆どがダミーの情報じゃないの!?クラスの皆も話そうとしないし、情報自体にSランク武偵のワタシですら一介の生徒に閲覧禁止情報があるなんて‥‥‥もうそれは良いわ。それよりも任務の前に言ってた話って何?」

 

 ぐぬぬっと唸るアリアはキッとチェルを睨む。

 

 まじか、俺の情報やっぱり閲覧禁止になってたのか。

 

チェル「(そうなると、まだアリアはアレには気付いてないな‥‥‥実力詐欺に気づかれただけならまだ、誤魔化しも効くか)」

 

チェル「あはは、まぁそこは俺にも色々なあるってことで。でも、本題に入ろう。」

 

チェル「アリア『イ・ウー』この言葉に心当たりはあるな?」

 

 アリアは荒げ声を上げて、俺に問い詰めてきた。

 

アリア「あんた! どこでイ・ウーのことを知ったの!」

 

チェル「アリア落ち着け……今から説明する」

 

 詰め寄るアリアをどうにか落ち着かせ本題に入る。

 

チェル「俺はイ・ウーのメンバーのある奴をずっと追っている。そいつの呼び名は、『双銀冬鬼(そうぎんとうき)』アリアなら知っているだろ? 名前くらいなら」

 

 アリアはコクリと頷く

 

アリア「ええ、知っているわ、あたしも名前くらいしか知らないけどね。お母さんの冤罪の内145年分はアイツの罪よ」

 

チェル「俺はそいつを追っている。すまないが理由は言えない……」

 

アリア「‥‥‥色々聞きたいけどアンタの目的はわかったわ」

 

アリア「チェル、あたしにイ・ウーの話をしたってことは、わたしの過去となぜあの組織を追っているかについても、もう推理はできてるんでしょ、チェルなら?」

 

チェル「イ・ウーに冤罪をかけられた親、それを調べる娘これだけでも十分な答えだろ。親の冤罪の証明だろ」

 

アリア「ええ、そうよ。あたしは、お母さんのためにあいつらを全員捕まえるのよ!」

 

 なら、条件は今は一致してる。

 

チェル「―――そこで提案だ。アリア協力しないか?」

 

 アリアは少し頭を下にして考え込む様子を見せる。

 

アリア「1つ聞くけど協力て、どこまでの話?」

 

チェル「お互いにイ・ウーの情報が手に入ったら交換しあう。そして、奴らが現れたときに協力する。そんな所だ。」

 

チェル「心配ならお互い依頼と言う形にするか?」

 

アリア「いいわよ依頼じゃなくても。あたしにもかなりのメリットがある一人じゃなく二人なら……それにチェルの事は信用してる。それに、パートナも、もしかしたらあんたなら 」

 

アリア「ねぇ、チェル?」

 

チェル「何だ?」

 

アリア「もし、キンジがチームに入ってくるなかったら、チェルがパートナーになってくれる?」

 

チェル「アリア、俺にはお前が求めているパートナーがどう言う者かは分からない。だが、それでもアリアがチーム‥‥‥仲間として考えてくれるなら俺はアリアを支える」

 

アリア「‥‥‥ありがとう」

 

チェル「とりあえず、しばらくよろしくなアリア」

 

アリア「ええ、よろしくチェル」

 

 そして、ここにイ・ウーを追う協力関係が出来た。

 

 

 

チェル「そういえば、キンジとはどうなんだ?」

 

 俺は単純に気になっていた。あの後キンジがどうなったのか。

 

 するとアリアは……

 

アリア「あんなやつ知らない!」

 

 どうやら完全に拗れてしまったみたいだ。全く、何でこうもあの二人は仲良くできないんだろう。相性的には悪くなさそうなのになぁー。

 

 もしかして、アリア、キンジのトラウマに触れたか。

 

チェル「アリア、もしかしてキンジに武偵をやめることについて触れなかった?」

 

 そして、アリアは不機嫌になって口を開いた。

 

アリア「そうよ! あたしに比べればアイツの事情なんて大したことじゃないに決まってるんだから!」

 

 やっぱり、アリアはキンジにそのことについて触れてしまったらしい。

 

 全く、俺ですら触れないようにしてたのに。

 

 それにアリアの様子からして深く調べてないな。

 

 流石にコレは少しお灸を据えないと、二人の関係の修復は無理そうだな。

 

チェル「アリア、一つだけ言っておくぞ? いくら自分が辛い目に合ってるからといって、自分だけが不幸な訳じゃない……キンジにもキンジの辛さがある。そこを考えろ、周りを見ず自分だけの事しか考えないのなら、そいつはどこまで行っても一人だ」

 

アリア「何よ! チェルもアイツの味方をするの!」

 

チェル「はぁ……本当頑固だなアリア。ならこれだけは覚えとけよ。……仲間なら仲間の事を考えろ。それが出来ないヤツは自分勝手な我儘だ。それは仲間じゃない。ただ利用してるだけだ」

 

 アリアは何かを言おうとするが途中で口を閉じる。

 

 そして、何処か悲しそうな顔で……

 

アリア「違がッ!あたしは……ごめん、少し頭を冷やしてくるわ」

 

 キンジ後はお前に任せるぞ。あの頑固な姫様は俺の手には負えない。

 

 

 そして……アリアが退出した後、俺は先程から感じていた視線の方向に声をかける。

 

チェル「そこに居るんだろ。……出てこい」

 

 チェルは入口の扉に向かって声を掛ける。

 

 その声に反応する様に、扉が開かれる。

 

 入ってきたのは、黒いセーラー服を纏い幼い顔立ちだが何処か落ち着いた雰囲気を漂わせた黒い髪が似合う花の形の白いリボンを付ける少女だった。

 

?「フフフ、やっぱり気づくのね」

 

チェル「やっぱりオマエか。正直、俺は会いたくなかったけどな……」

 

チェル「久しぶりだな。夾竹桃」

 

夾竹桃「あら? 昔みたいに『もも』って呼んではくれないのね。………私はこんなにも焦がれて想って愛してるのにヒドイわ」

 

 

 

 

 

 

 

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