暗殺教室 〜LAST MISSION〜   作:robertjr

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待っていた皆さん、大変長くお待たせしましたぁ!!


実は筆者、前話投稿直後に暗殺教室公式キャラクターブック『名簿の時間』の存在を知り、周辺の古本屋を漁りまくっていました。


……‥んですが、どうしても見つけられなかったのでネットで探してみると学生には少々お高い値段が多いものでして(汗)。ようやく手頃かつ付属品が全て揃った物を購入できたので、今日から投稿再開です!


(リハビリも兼ねているので、ちょっと軽めの内容にしてます)


外伝 毒殺の時間

ある日の暗殺教室・・・化学実験の為に甘いお菓子をクラス全員が集めてたのだが、殺せんせーの不敵な笑みを見てその後に起こることに気付く者が1人いた。

 

 

先生がただ『実験の為だけ』に全員にお菓子を買わせたはずがない。そして当の本人は超がつくほどの甘党。という事は……………

 

 

 

 

 

「さて、では実験が終わったようなので全て頂きま________にゅやぁぁ!!!!??

 

 

 

 

 

 

そう言って一気に全員分を取ろうとするが、広木の物を取ろうとした瞬間お菓子の袋を掴んだ触手が破裂し、怯んだ隙にさらに隠し持っていた拳銃で広木はさらに追い討ちをかけて来た。

 

 

幸いそろそろ広木の射撃の癖を掴んできた為、前より弾を避けれるようにはなった殺せんせーだが、彼自身がお遊びで射撃しているのと、持っている銃が限界まで威力が上げられている事から何本か触手を失って、顔の右上も被弾して弾け飛んでいた。焦っていた殺せんせーは自分が生徒のお菓子を盗もうとしていた事など棚に上げて、広木を叱責する…………が。

 

 

 

 

 

「ヒ、広木くん!授業中に暗殺は禁止だと言ったはず__________『人のもん盗もうとして何抜かしてんだタコ!!』にゅややややぁぁぁ!!!??」

 

 

 

 

 

その直後に生徒のほぼ全員がツッコミを入れて、授業などそっちのけで一斉射撃を始めた。

 

 

 

 

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「はぁ、はぁ、はぁ………………クソッ、結構取られたか」

 

 

クラス全員による必死の抵抗虚しく、お菓子の半分は殺せんせーの手に渡った。ただ殺せんせーも無傷で済んだわけではなく、お菓子がマッハの衝撃でバラバラにならないようにゆっくり移動した事から広木以外の何名か殺せんせーにBB弾を当てることができた。

 

流石に疲れたのか、殺せんせーがくたびれて教卓に座っていると、磯貝が呆れた顔をして殺せんせーに近づく。

 

 

「先生………クラスみんなで買ったお菓子なんですから、教師がそれを奪うなんてどうなんですか?」

 

 

「ニュルフフフ・・・確かにマナー的にも問題ですが、『授業中にお菓子を持ってくる』とは、皆さんいけませんねぇ?」

 

 

殺せんせーのあげてもない足を取ろうとする様を見て、全員が呆れ顔を浮かべるが・・・殺せんせーは緑と黄色の顔になっていた。あっ、これ何か思いついてやがんな。

 

 

「いやいや、それは殺せんせーが持ってこいって言うから_____『はて・・・?先生は「お菓子の『ような物』を持ってきて』と言いました。お菓子を持ってきてとは言ってませんよ?」

 

 

 

「「な!?」」

 

 

 

 

 

「そして、私がそれに気づき『没収』しようとした所を皆さんは抵抗し、授業中にもかかわらず暗殺を行いました。よって全員今日の宿題は二倍とします!」

 

 

 

 

 

・・・

 

 

・・

 

 

 

 

 

 

 

 

「畜生、タコのくせに妙に頭使いやがって………ん?」

 

 

ふと広木はクラスを見渡すと、蓋をした試験管を見て眺めている女子生徒を見つけた。確か名前は_______________________

 

 

「どうしたんですか、奥田さん?」

 

 

声をかけた瞬間驚いた猫のように飛び上がった。あーっ、ちょっと急過ぎたか。

 

 

「えっ!? えっ、えーっと。広木さん………?いえ、なんでもないです!!」

 

 

「それは毒?」

 

 

「・・・はい。私、授業の時に暗殺しようと思ったのですが、ああいう所で渡すのはちょっと………」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そうか、そういえばあいつ生物だったか……………ならちょっと『手助け』できるな。あとあいつになんか仕返ししたいし。

 

 

 

「奥田さん。もし時間があれば私の知っている最強の毒を教えられるんですが・・・興味ありますか?」

 

 

 

 

「・・・『最強の毒?』」

 

 

 

 

「興味があったら教えます。ですが、三つルールを付けます…………

 

 

 

まず1つ目。作る際は必ず私が同席して、指示はしっかり聞く事。

 

 

  2つ目。いくつか種類があるけど、中には触るだけでも毒が体に回るタイプがあるから、絶対に素手で触らない事。

 

 

そして最後・・・殺せんせー以外の人間には絶対製造法を教えない事。これを守れるのであれば、作り方を教えるよ」

 

 

 

全てのルールを聞き終えた奥田は、困惑しながら疑問を投げかける。

 

 

「あ、あの。ルールは納得できますが、そんなにすごい毒をなんで広木さんがご存知なのですか?」

 

 

 

 

「あぁそれは殺せんせーに聞いてみて……………この毒喰らっても生きてたら」

 

 

 

 

 

翌日・・・

 

 

 

 

 

 

 

「ヌルフフフ、奥田さん………どれも人間には有毒ですが、先生には無害ですよ?確かに君の理系に対する知識は凄まじいですが………そんなに直球な暗殺法ではせっかくの毒も______「せ、先生!実はもう一つ毒が・・・」にゅ?それは失礼しました。まぁ聞かないでしょうが、一応それもいただきま_______ブフゥ!!」

 

 

最後に渡された毒を飲んだ瞬間、瞬時に吐き出したのとほぼ同時に出した液体を全てスポイトで試験管に戻し、そのまま校庭で可燃物を持って焼却した。

 

 

「お、奥田さん!どうゆう事ですか!?」

 

 

「え!?えっと………それはどういう_____「あの毒ですよ!一体どこで仕入れたんですか!?」

 

 

「い、いえ!自分で作りまし_______『作ったぁ!?』

 

 

 

 

ありえない、偶然この毒を作ることに成功しましたなど絶対!!誰かが製造法を教えたのでなければそんな事・・・

 

 

「この毒の作り方を教えたのは一体誰ですか!?」

 

 

「え?それは広木さんが………あ、あれ?広木さんはどこに?」

 

 

振り向いて犯人を答えようとした奥田だが、さっきまでいた席に広木の姿はなく、代わりに隣の窓が開いており、遠くで走り去る人影がどんどん小さくなっているのが見えた。全てを理解した殺せんせーは大声を出してその人影を追う。

 

 

 

別に怒ってはいない。広木くんのことだから必ず正しい扱い方や製造法を教えて、作る先も同席しただろう。だがそれでもあの毒は危険すぎるため、無断で作ったことを一度叱責せねばならない。

 

 

 

 

 

 

広木くん!!待ちなさぁぁぁい!!!!!!

 

 

 

 

 




余談として、広木が奥田さんに製造法を教えた毒は『ノビチョク』と呼ばれる旧ソ連の諜報組織『KGB』が暗殺用に開発していた神経剤です。西側諸国の化学検査装置に反応せず、さらに防護服すら効かないのに、扱い方さえ守れば使用者は安全に使えるという世界でも最強クラスの性能を誇る毒です。

なぜこの製造法を広木が知っていたのかは殺せんせーの度重なる尋問でも『黙秘権』を行使した為不明。それ以上の質問はなかったが、代わりに広木は特別課題を出される事となった。
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