謀者は二人かな?透視と呼吸音でそう判断した、完全に魔力と呼吸音を隠せる相手が居ない限り見落としはない。
投網みたいな感じで、スライムで捕まえる。
そしたらまぁ何と、その謀者二人は自分と同じぐらいの子供でした。
それに...片方は俺をこの部屋に案内したメイドだな、この乳がデカい金髪の子。
何だこの違和感、ああなるほどスライムの制御を奪おうって魂胆か。
スライムに関して熟知しているな...
そしてこっちのフードを被った子、魔力量も操作技術も中々...姉様より強いかもしれない。
この技術力、間違いなく魔力に順応した体がなければ達せないだろう...元悪魔憑きか。
まさかの事態だ、マジでカゲノー家に悪魔憑きありって噂が事実だと思わなかった。
「悪魔憑きだなお前ら、カゲノー家には悪魔憑きあり...噂は本当だったか。」
さてただの謀者か...
まあ敵勢っぽくはないんだよね、殺意を感じないし。
てか謀者が泣き出すとかおかしいもの、そんな怖がるなメイドさんよ自業自得だろ。
まあthe謀者って趣の子の顔も確認しておこうか、フード被ってて顔が見れないしね。
てか触って分かった、このフードスライム製だ。
...よく見てみたらメイドもスライムで変装している、何だこの領地レベル高過ぎだろマジの魔境じゃん。
そんでまあ確認したらね、何と耳長族でした...エルフさん?何してるの?って思った。
金髪蒼眼...美少女過ぎて眩しい、自分の中で劣情が渦巻いてるから頑張って抑える。
部屋の四隅をスライムで覆って防音、尋問を始めましょうかね。
まあまずはメイドさんからかな...
「目的は?」
「ひっ...」
銀髪青目(金髪青目)のメイドは駄目だな、こっちの金髪蒼目の子を尋問する。
「何であんなコソコソ隠れてたの?」
「...」
だんまりですね、尋問は趣味じゃないんだわ。
...敵じゃないか確認しよう、話はそれからだな。
「私に危害を加えるつもりはない?」
「ええ勿論、私は抵抗しないから...だからあの子は放してほしい。」
まあ確かに、一人居ればいい。
それにあの子を尋問しても何も聞けなさそうだしね...
「ん〜まあいいや、声出して泣かれたらこっちも困るしね。」
スライムの拘束を解いて、屋敷の外にそっと置く。
「さて、私に危害を加えるつもりはないのは分かった。
んじゃまず一つ何で私の事見てたのかな?」
「主に命令されたの、あなたに危険が迫ったら守ってあげてほしいってね。
その必要はなかったみたいだけど...」
ええ、側付きも居ないんだよ?代わりにこの人って事かな。
...いや待て、それなら一声ぐらいかけてくれるだろう。
男爵と全く関係のない人間?
それでいて私を保護しようとしてた...どこの手先だ?
「主って男爵?違ったら教えてほしいかな、反応がないならさっきのエルフと一緒に男爵に突き付けるけど。」
「違うわ」
「なら誰?」
「それは言えない」
肝が据わってるな、まだ小さい子供なのに...感心するよ。
「残念だよ、まあ君の事は男爵に突き出す事にする。
...まあ特別にあの銀髪青目のエルフメイドの事は内緒にしてあげるから、君は頑張って尋問には耐えてね。」
「ありがとう...ごめんなさいみんな...」
どうしよう罪悪感が...オッサンなら心が痛まないんだけどこんな小さな子がこんな顔したら...
でも今の私には立場のある人間として責任がある、こういった謀者に容赦しない。
こういった謀者に情けを掛けた人間は、組織は滅ぶのだ...例え子供でも容赦はなし。
脳に魔力を流して無理矢理睡眠状態に入らせる、そして部屋の扉を開ける。
部屋の前にはシド・カゲノーが居た...
なるほど、この謀者を放ったのは彼だったらしい。
「あらシド・カゲノー君さっきぶりだね、今私の寝室にお邪魔してきた邪な謀者を男爵に突き出すところだから道を開けてくれないかな。」
「...予想以上だった、流石だアレクシア・ミドガル。
悪いがそのエルフを放してくれないか?僕の大事な大事な部下なんだ、僕の夢を叶えるのに必要な人材なんだ。」
「私は人並み以上にビビリなんだ。
答えはNOだ、この謀者は男爵に差し出さしてもらう。
経験、そして彼女という高い授業料を払う事になったね。」
スライムを使い、彼は私に切り込んできた。
「もう一度言う、アルファをこちらに渡してもらおうか。」
私と同じ普通じゃない子だ、もしかしたら転生者の可能性もあるが...まあ関係ない事だな。
目がいいだけだと思っていた、でも違った...彼は私と同じ分類の人間だ。
普通の人間ではないし、私と同じで優秀で多芸な人間だ。
でも挫折をした事がないんだろうな、今世の私と同じで。
小さな世界で暮らしてただけ...地力は私と同じだろうけど、総合的には彼は私に劣ると見た。
「君は自信家なのだろう...
やろうと思った事は全て出来たんだろうね、同じく欲しかったモノを全て手にしてきたのであろう。
さぞ君は優秀なのだろう、生きていく上で苦労をした事はないのだろう。
神に愛された人間なのかもしれない、でも自分と同じぐらい優秀な人間と力比べをする経験がなかったみたいだね...人生で初めて自分のモノを失う気分はどうだい?意地を張らず真摯にこの私に許しを乞え。」
更に力を入れてきた、挑発は効くらしい。
まだまだガキだな...でもまあ、私の敵ではないしこの少女は彼に返す事にしよう。
「口が回るなアレクシア・ミドガル、その言葉そっくりそのまま返させてもらう。」
指向性が組み込まれた魔力がこの場を覆う、私も魔力を練り指向性を組み込んだ魔力で押し返す。
やり過ぎると屋敷が保たないと互いに判断した、互いに納める。
前言を撤回しよう彼と私は完全に同格だ...
今の魔力の押し合いで分かった、私の方が実戦経験の差で劣っている。
喧嘩はこの辺でやめるべきだね、うん。
ヘタレでも何でも好きに呼ぶがいい()
あの時の人間核爆弾コイツか...マジの魔境じゃんカゲノー男爵領...
「やめにしようか、話を聞こうシド・カゲノー。」
部屋に戻って、金髪蒼眼のエルフを布団で寝かせる。
俺達は、互いに優秀過ぎる子供だな...それと私は隠す気なかったけど彼は違うらしい。
曰く僕には為さねばならぬ事がある、曰くその為に実力を隠してるんだと。
...それが何かは聞かないでおいた、てか将来道は交わるとか言ってたのが痛かったから聞いてない。
曰く俺達は目的は違うが同じ道を進むのだと、その時まで協力しようかぁ...まあいいけどその言い回しは恥ずかしいっすね。
配下が後5人計7人居るから明日紹介するだと、これまた痛い。
因みに、
アルファ
ベータ
ガンマ
デルタ
イプシロン
ゼータ
イータ
って名前もといコードネームを与えてるって...
因みに自分はシャドウらしい、で皆でシャドウガーデンって組織を作ったんだって...恥ずかしいっすね(pt.2)なるほどこれが優秀過ぎる厨二病ちゃんですか。
新鮮ですね...
今日はこの辺で、明日に細かい事は話すと決まった。
これ男爵に報告した方がいいかな?いやでも...
都合が悪くなったら報告する事にしよう、弱みゲットだぜ。
(カス)