~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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八話

謀者は二人かな?透視と呼吸音でそう判断した、完全に魔力と呼吸音を隠せる相手が居ない限り見落としはない。

 

投網みたいな感じで、スライムで捕まえる。

 

 

そしたらまぁ何と、その謀者二人は自分と同じぐらいの子供でした。

それに...片方は俺をこの部屋に案内したメイドだな、この乳がデカい金髪の子。

 

何だこの違和感、ああなるほどスライムの制御を奪おうって魂胆か。

...スライムの運用に関して熟知しているのか?

 

 

そしてこっちのフードを被った子、魔力量も操作技術も中々...姉様より強いかもしれない。

銀髪と長耳...エルフか?

 

この技術力、間違いなく魔力に順応した体がなければ為せない...元悪魔憑きか。

 

まさかの事態だ、マジでカゲノー家に悪魔憑きありって噂が事実だと思わなかった。

 

 

「悪魔憑きだな、カゲノー家には悪魔憑きあり...与太話じゃ済まないな。」

 

 

さてただの謀者か...

まあ敵勢っぽくはないんだよね、殺意を感じないし。

 

てか謀者が泣き出すとかおかしいもの、そんな怖がるなメイドさんよ自業自得だろ。

ごめんよごめんよ...

 

 

もう一人が金髪蒼眼のエルフ...美少女過ぎて眩しい、自分の中で劣情が渦巻いてるから頑張って抑える。

 

 

部屋の四隅をスライムで覆って防音、尋問を始めましょうかね。

まあまずはメイドさんからかな...

 

 

「目的は?」

 

 

「ひっ...」

 

 

金髪青目のメイド(銀髪青目エルフ)を尋問するのは可哀想だ、こっちの金髪蒼目の子をターゲットにした方が会話はできそう。

 

 

「何であんなコソコソ隠れてたの?」

 

「...」

 

 

だんまりですね、尋問は趣味じゃないんだわ。

...敵じゃないか確認だけしよう、話はそれからだな。

 

 

「私に危害を加えるつもりはない?」

 

「ええ勿論、私は抵抗しないから...だからあの子は放してほしい。」

 

 

まあ確かに、一人居ればいい。

それにあの子を尋問しても何も聞けなさそうだしね...

 

 

「ん〜まあいいや、声出して泣かれたらこっちも困るしね。」

 

 

スライムの拘束を解いて、屋敷の外にそっと置く。

 

 

「さて、私に危害を加えるつもりはないのは分かった。

んじゃまず一つ何で私の事見てたのかな?」

 

 

「主に命令されたの、あなたに危険が迫ったら守ってあげてほしいってね。

その必要はなかったみたいだけど...」

 

 

ええ、側付きも居ないんだよ?代わりにこの人って事かな。

...いや待て、それなら一声ぐらいかけてくれるだろう。

 

...男爵と全く関係のない人間?

それでいて私を保護しようとしてた、どこの手先だ。

 

 

「主って男爵?違ったら教えてほしいかな、反応がないならさっきのエルフと一緒に男爵に突き付けるけど。」

 

「違うわ」

 

「なら誰?」

 

「それは言えない」

 

 

肝が据わってるな、まだ小さい子供なのに...感心するよ。

 

 

「残念だよ、まあ正直に話してくれたから解放するよ。

...今回だけだよ?」

 

「...」

 

 

脳に魔力を流して無理矢理睡眠状態に入らせる、そして部屋の扉を開けた先にこの二人をけしかけてきた人物が居た。

 

シド・カゲノー...

なるほど、この謀者を放ったのは彼だったらしい。

 

 

「あらシド・カゲノー君さっきぶりだね、それで何の用かな。」

 

 

「...予想以上だった、流石だアレクシア・ミドガル。

悪いがそのエルフを放してくれないか?僕の大事な大事な部下なんだ、僕の夢を叶えるのに必要な人材なんだ。」

 

 

「分かったよ」

 

 

スライムを使い、彼は私に切り込んできた。

 

 

「もう一度言う、アルファをこちらに渡してもらおうか。」

 

 

私と同じ普通じゃない子だ、もしかしたら転生者の可能性もあるが...まあ関係ない事だな。

話が通じないな、好きに保護すればいいじゃないか。

 

 

目がいいだけだと思っていた、でも違った...彼は私と同じ分類の人間だ。

普通の人間ではないし、私と同じで優秀で多芸な人間だ。

 

でも生死に関わる挫折をした事がないんだろうな、今世の私と同じで。

 

 

小さな世界で暮らしてただけ...地力は私と同じだろうけど、総合的には彼は私に劣ると見た。

 

 

「君は自信家なのだろう...

やろうと思った事は夢以外全て出来たんだろうね、同じく欲しかったモノを全て手にしてきたのであろう。

さぞ君は優秀なのだろう、生きていく上で苦労をした事はないのだろう。

つまり逃がす気はないという事だな...いいいだろう灸を据えてやるが後悔するなよ?」

 

 

スライムの剣で刺突してきた、挑発は効くらしい。

 

 

「口が回るなアレクシア・ミドガル、その言葉そっくりそのまま返させてもらう。」

 

 

指向性が組み込まれた魔力がこの場を覆う、私も魔力を練り指向性を組み込んだ魔力で押し返す。

 

 

やり過ぎると屋敷が保たないと互いに判断した、互いに納める。

 

 

改めて彼と私は完全に同格だ...

今の魔力の押し合いで分かった、私の方が実戦経験の差で劣っている。

 

 

喧嘩はこの辺でやめるべきだね、うん。

...ヘタレでも何でも好きに呼ぶがいい()

 

 

あの時の人間核爆弾コイツか、偽りのない魔境だったなカゲノー男爵領は。

 

 

「やめにしようか、話をしようシド・カゲノー。」

 

 

改めて部屋に戻って、金髪蒼眼のエルフを布団で寝かせる。

 

俺達は、互いに優秀過ぎる子供だな...それと私は隠す気なかったけど彼は違うらしい。

 

 

曰く僕には為さねばならぬ事がある、曰くその為に実力を隠してるんだと。

...それが何かは聞かないでおいた、てか将来道は交わるとか言ってたのが痛かったから聞いてない。

 

 

曰く俺達は目的は違うが同じ道を進むのだと、その時まで協力しようかぁ...まあいいけどその言い回しは恥ずかしいっすね。

 

 

配下があと5人計7人居るから明日紹介するだと、これまた痛い。

 

因みに、

アルファ

ベータ

ガンマ

デルタ

イプシロン

ゼータ

イータ

って名前もといコードネームを与えてるって...

 

因みに自分はシャドウらしい、で皆でシャドウガーデンって組織を作ったんだって...なるほどこれが優秀過ぎる厨二病ちゃんですか。

 

 

新鮮だった

今日はこの辺で、明日に細かい事は話すとしよう。

 

 

これ男爵に報告した方がいいかな?いやでも...

都合が悪くなったら報告する事にしよう、弱みゲットだぜ。

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