~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

25 / 78
くっ...私があまりにも魅力的過ぎて...!!
囚われの姫アレクシア・ミドガル


アレクシア・ミドガル15歳です、シドと最近は毎日放課後デートと洒落込んでいます。

 

 

「王女の君なら並ばなくても買えるんじゃない?」

 

 

「当然、私だからね。

例え王女じゃなくてもみんな列を譲ってくれるでしょうね、でも目的はデートをする事よ。」

 

 

「それは建前でしょ?本当はゼノン先生とかの当て馬にしたいだけでしょ?」

 

 

「失敬な、私はアンタと婚約を結ぶって決めたの。

...それなのに茶々入れる連中が居るだけ、美しいって罪よね。」

 

 

「そうだね~」

 

 

「そうね、でも私からしたらアンタの方が罪深い男だと思うわ。」

 

 

「えっ?」

 

 

「え?」

 

「ん?」

 

 

七陰のみんなの脳をあんだけ焼いといて...もしかして自覚がないのか?

 

 

「悪魔憑きと蔑まれてきた子達を救ってくれた色気ムンムンの男だぞ?

断言できるシドが言ったら何でもするだろうし、死ねと言われたらその場で死ぬよ。

お前は彼女達からしたら白馬の王子様、理想であり自らの全てなの。」

 

 

「言い過ぎじゃない?」

 

 

マジで言ってるの?こいつ感情鈍磨してんじゃん、PTSDかそれに類する精神病を罹患してるでしょ絶対に。

 

 

「全然言い過ぎじゃない、もし理解していないなら一度腰を落ち着ける事をオススメするよ。

...家族や友人というモノは何があっても会いたいと思える存在だ、例え息子が姉弟が万人を殺す事になってもね。

男爵はいい人だ認めてくれる、夫人は叱ってくれるだろうし姉は頼ってくれなかった事を悲しむだろうが褒めてくれるだろう。

あの七陰の子達は一緒に喜んでくれる、永遠の友もしくはそれ以上の関係となるだろう。

...その事は理解してるのかな?その喜びを自分は噛み締める資格はないとか考えてるだろうが、それは資格ではなく義務に近い。

俺はお前が教団を潰した後に腰を落ち着ける環境がないと友として悲しい、それが王座でも王座の隣でもいいと思っている。」

 

 

「何言ってんのアレクシア」

 

 

「望めば何だって用意しよう、その時には私はお前を貰う事になるが。

お前はあの無力だった少女達のいつか帰る場所なんだ、そしてそのお前の帰れる場所は沢山あるんだよ。

絶対フラッと消えるだろ、でもそれをしたら七陰のみんなは生きる気力を失っちゃうよ可哀想だよ。

...俺はシドと勝利の美酒を浴びたい、その上私の元で一緒に居てくれたら嬉しい。」

 

 

「そっ、分かったよ気が向いたらね。」

 

 

「忘れんなよ?」

 

 

「へいへい...あとさ何でこんなデートみたいな事してるの?」

 

 

「そりゃしたいじゃん、まあ俺は女側になっちまったが案外楽しいもんだよ。

それと美酒を浴びる時のツマミを盗み食いをするのもいいだろう、行くぞお前の男気も見せてくれ。」

 

 

行きつけの愛の宿を指指す、シドは全力ダッシュで逃げた。

...残念、どうやら私はまたフラれたらしい。

 

 

そのまま近くの飲み屋でジュースと肉を食う、だがその屋台に出される飲み物には睡眠薬が入れられていた。

効いたフリをして机に突っ伏す、まだ意識があると判断されたからか押さえ付けられてリンチにされる。

 

どうしよう、痛い苦しいって思うと思ってたんだけど案外私も精神が擦り減ってるらしい。

 

 

「やっと墜ちたか、連れてくぞ。」

 

 

「...重いな」

 

 

「うだうだ言ってないでさっさと運べ」

 

 

この傾国の美女アレクシア・ミドガルの体重を重いと言うとは胆が据わってる、どうやらシド並みに女に興味がないらしい。

因みに私のスリーサイズと身長体重知りたいよね?なら特別に教えてあげよう、見た人はカゲマスで10万ゼニー分のイェンを課金する様に。

 

身長167cm

体重67kg(仮)

105-78-105

 

因みにデブではありません、マジモンの筋肉です。

...そうじゃなかったらモテないからね、それと体重がたまに桁が一つ増えるのは秘密だよ。

身体を酷使する日や遠征の時は体内で筋肉骨魔力回路を増設しまくり内臓器官を活発化させるから、結果倍以上に体重が増える。

 

 

重いが故の粗雑な扱いである...

鉄格子の中で端に投げ入れられた後に鎖に繋がれて、更に何かの機器に繋がれた。

 

 

ほうほう俗にいう精神を落ち着かせる薬か、私って猛獣か何かだと思われてんだろうね。

...それともう片方の投与されてない薬って何だろ、多分精神を落ち着かせる薬より絶対に危ないヤツである。

 

 

血を抜かれた分点滴を打たれる、そんで何かのチューブを咥えさせられ流動食を流し込まれる。

 

マズイ臭い汚いの三拍子揃った味だ、せめて食の改善を願いたいところだが現在生憎だが口が塞がっている。

 

まあ蓄えが(約1~200kg)あるから死ぬ事はないが、何より暇で暇で仕方ない。

 

 

ここまできたらパニック状態に陥ってもおかしくないのだが、如何せん強制冷静モードな為超落ち着いてる。

 

 

そこに現れるゼノン、そこで私は目を覚ましたフリをする。

 

 

「ゼノン...?」

 

 

そして腕を上げようとする演技をして、目が覚めた風に目を見開く。

 

 

「やあアレクシア、おはよう。」

 

「貴方...嘘よね!!って言って欲しかった?

残念バレバレだよ、まあ強硬手段をとって来るとは思わなかったけど。」

 

 

少し安心した、マジで頭パッパラパーンだったんだな自分の勘違いじゃなくてある種自信ができたよ。

 

 

「悪いね全ては君の為なんだ、ちゃんと理由がある。」

 

 

「人攫いに人体実験とか、普通の神経をしてるならやらないよ。

しかも想い人にこんな事するなんて...あ~白馬の王子様が来る前に沢山酷い事されちゃうんだ、あ~可哀想アレクシア・ミドガル美少女過ぎて侯爵様を誑かしちゃいました。

ごめんなさいお父様、私は罪な女です。」

 

 

「君が何を言ってるか良く分からないが...

僕は教団で立場を得る為に我慢をしてきた、でもその苦労がようやく実りそうだ。」

 

 

そして彼は私に近付いてきて、俺の顔を蹴る。

 

 

「おいおい建前と本音が混ざってるよ、しっかりしてくれよオジサン。」

 

 

「今まで俺がどれだけ我慢してきたか分かるか?!

お前の下らない遊びに何の為に付き合ってきたか!!

お前は俺の大事な時間を食い潰してきた、でもこれで初めて俺の為に役に立つ。

...大人しくしていろ、元気が有り余ってるみたいだからな投与量を増やすとするよ。」

 

 

そして、白衣の男が入ってくる。

 

 

「血...血...フヒャ!!」

 

 

うわ気持ち悪、そして彼は更に血を抜いてどっかに行った...薬の投与量を増やすんじゃないんですか。

 

 

そして2日目、何か茶色い犬の餌みたいな物を食わされた。

クソの味がした...

 

 

あと乱暴しようとしてきた奴が居たから首筋を噛み切った、口に何かの拘束具をつけられる。

 

「狂人が...」

 

 

「ムニャムニャゴニョゴニョ(その言葉そのままそっくりお返しするよ)」

 

 

「今日は投薬をするよ...血を活性化させて...悪魔憑きを発症させるのさ...」

 

 

そして体の中に何かを入れられたが効果はない、何も体に影響を及ぼしてこない。

 

 

「ん?おかしいなあもっと足さないと...」

 

 

そして更に打ち込まれる、効果が出るまで打ち続けるつもりだ。

悪魔憑きを発現させるモノかなるほど言葉で説明されるまで何の薬か分かんなかったよ...故意的に皮膚の一部を赤黒く変色させ、効果があるかの様に見せる。

 

 

「ヒヘッエ...上手くいった...」

 

 

 

そして何日もそれが続いた、故意的に体中を黒く変色させ更に変形させて...誤魔化す日々を繰り返している。

...既に体の半分は人間の形をしていない、と言っても本当は表層だけなのだが。

 

 

まあいつでも元に戻れるし、うん。

...それとね悪魔憑きを治した後って体組織が一新されるから、直した後にいつも以上に肌が超スベスベになるんだよね。

 

ここ数日間で意図的に悪魔憑きを発症させる技術とそれを治す技術を完璧に習得した、それからは暇だったから一人遊びに精を出した。

 

 

それから暫く経って、隣に自分以外の悪魔憑きが居る事に気が付いた。

 

 

「こんにちは、初めまして。」

 

そう話し掛けると怪物がこちらを向いた、そして彼女は顔を隠す。

...だが私はそのまま話し掛ける、流石に自分で遊ぶのに飽きたのだ。

 

 

「どこの家の人?」

 

 

珍しいな...人間の悪魔憑きか?

ディアボロスに近い存在なのかな?と思ったが、なるほど人体実験か趣味が悪い。

 

顔を合わせてくれない、悲しい。

 

 

「因みに私はアレクシア・ミドガル、ちょっと魅力的過ぎて侯爵様を乱心させてしまったただの傾国の美女さ。」

 

 

やっとこっち見てくれた、顔は変わらなくても何を言ってんだコイツって顔をしてるのは分かる。

 

 

「ごめんごめん、一人で居るのは寂しいから話し相手になって。」

 

 

実はそこまでじゃない、研究者煽るのも楽しいし。

...でも脳内で図面も書き尽くしちゃったからする事がないのは事実、だから今は賢者タイムである事も相まって話すぐらいしかする事がない。

 

 

「近々祭りが始まるんだ、楽しみだよね。」

 

 

その瞬間に...ドン!!と地上で音が鳴る

 

 

「おっ派手だなマジか今から始めるのか、アンタも後で助けたるからもう少し待ってな。」

 

 

そして白衣の男が来る、ギャグマンガみたいなクソデカ注射器を持って

 

 

「魔人...魔人...」

 

 

「あらどうしたの?そんなに慌てて」

 

 

「皆殺しだ...奴らは皆殺しなんだ...」

 

 

「もしかしてシャドウガーデン?」

 

 

「そうだ!!

...試作品は作った、これなら出来損ないでも役に立つ。」

 

 

「ねえそれ私に使った方がいいんじゃない?そこの出来損ないより、より濃度の濃い魔人の血を持ってる私に使った方が効果が出ると思うんだ。」

 

 

「確かにな...王族の血ヒャヘ...

見せてみろ!!ディアボロスの片鱗を!!」

 

 

謎の血剤を注射される、腹の中に滲んだ。

...薄いな、まあ当然だ私の血の方がこんな紛い物より濃いからね。

 

 

悪魔憑きとなった無駄な部分と一緒に切除する、腐った衣類と一緒に投げ捨て研究者をスライムで捕らえる。

...後でタップリと尋問しないとだからね、さてゼノンにお礼参りをしに行くか。

 

 

切除した部分を暴走させる、囮として役立ってくれるだろう。

 

 

そして悪魔憑きの子の応急処置をする、まあ弄られ過ぎてるからね...細かい所は精密検査しつつ治す事にする。

 

 

「そこの素敵なお嬢様、私と一緒に逃げませんか?」

 

 

手を握ってくれたし了承したと見る、枷を破壊し背負って出口を探す。




どうしようこんな興奮しないSM要素は初めてだ()
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。