~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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これが相思相愛ってヤツですね

「アレクシア様!!実験体が入荷したって本当ですか?!」

 

 

「アホが、実験体じゃねぇよこの子は...ほら帰った帰ったお前はお呼びじゃないよ。」

 

 

扉を開けて飛び込んできたのはウチのマッドサイエンティストである、魔力と肉体と脳の関係を研究してる学者です。

 

 

「遅れました、そこのアホに衛生設備を停止させられてました。」

 

 

キレそう...アイツ追い出した後に殺そうかな...

 

 

まあ今はやる事があるし後で考えるか、まあ本格的な治療を開始しますかね。

背中にムシも居るし切除も必要だな...

 

 

魔力でのゴリ押しでも普通に治せるが...

まあアレは少しニュアンスが変になるからね、別に私は眷属が欲しい訳じゃないから再生医療を行う。

 

 

こりゃ大仕事になるな、少し大変だ。

背中はただのデカいコブだな悪性の腫瘍ではないね...

 

 

硬質化してるし再生は無理だな、神経も血管も通ってるが死んでるのと同じだ。

...切除しかないが痛いだろうな、これをどうにかするのはとても辛いだろう。

 

 

「ごめんね、鎮静剤打つから楽になるよ。」

 

 

うわ薬品臭いな、これまで何をされてきたんだ想像できないや...年単位で薬品の投与を続けられてたんだろうねこの子。

 

 

ん?何か言ってるぞ?

 

 

楽にして?いや殺してか?

 

 

「綺麗に治してやるから、少し我慢してくれ。」

 

 

おっちょちょ暴れるなよ、何?元に戻りたいけど辛いのも痛いのも嫌だ?参ったな。

 

 

「3秒で楽に治せる方法はあるけど、自己の同一性が乱れるかもしれないが大丈夫か?そうなったらまあ楽にしてやるし...まあそれでいいなら頷いてくれ。」

 

 

そうして欲しいか...

眷属は要らなかったけどいいか、俺にだって度胸あるところ見せてやろうじゃないか。

 

 

「アレクシア様ってやっぱ化け物の部類ですよね...前世は龍か何かですか?」

 

 

「うっせ静かにしてろ、集中力が途切れるから話し掛けるな...あと2秒は動くな喋るな。」

 

 

「「(俺達私達は何の為にアシスタントとして手伝いに来たんだ?)」」

 

 

魔力を全身に通した、ここから再生と破壊を繰り返す。

...余計な部分を破壊して正常な組織に置き換える、一度に置き換え過ぎるとショック状態に陥るかもしれないからゆっくりとだ。

 

 

それと部分的にだけ生身に戻すとかはしない、それをする奴は底知れない馬鹿かサイコパスだ。

 

 

今は構築し直しただけだ、ここから更に一気にカドヘリンで細胞同士を結合させる。

...よし、大丈夫だな。

 

そしたら何とビックリ、銀髪青目の美少女になりました。

 

 

これはベータと並ぶ可愛さだ、率直に可愛い。

 

 

「...お母さん?」

 

 

...ん?

 

 

「...アレクシア様にまさか隠し子が?!」

 

 

「いつ産んだんですか?!」

 

 

いや待て待て、そんな訳ないだろ前世でも今世でも子を成した事ないわ。

 

 

てか短剣とペンダントを抱えていたんだな、汚れだけ魔力で焼却。

 

 

最愛の娘ミリアへ...

いや待てこのペンダントに写ってるのオルバ子爵じゃねぇか、教団に消されたのか?初めて知ったよこの国で珍しく人間の悪魔憑きが見つかっていたなんて。

 

 

カゲノー男爵の隣の領だったよな...シドなら何か知ってるかな...

 

 

「私の魅力に惹かれてしまったんだと思うよ?まあ私は年上のお姉さんだからね、仕方ないよ。

...あれこの子何歳だ?

はい、短剣とペンダント綺麗にしたから返すね。」

 

 

いや待て、このミリアって子の方が年上じゃねぇか。

...でも肉体年齢は私より若いね、一時的に成長を止められてた感じか。

 

 

「ふへへ~アレクシア様お母様ぁ...ありがと~」

 

 

アレクシア様なのかお母様なのか...どっちかなんですかね?

 

 

「疲れてるだろうし寝るといい、起きた後にこれからの事を決めよう。」

 

 

「はぁ~い...スー...スー...」

 

 

ベータは天然だが腹が真っ黒なのが欠点、まあ良い所でもあるんだけどね。

...でもこの子はまさかの腹も表も同じ色、これが年上の妹属性ちゃんですか。

 

しかしこの若さでこのスタイルとおっ〇いか、才能あるな調〇と開〇のやり甲斐がありそう。

 

 

「アレクシア様お母様ぁ~♪」

 

 

「悪い既に定位置埋まってるんだ」

 

 

年上の栄養素はもうミリアで十分だわ、無論年下要素の栄養もね。

 

 

ここで休ませたらナニが起きるか分からないし私の部屋のベッドで寝かせておくかな...スライムや台本は片付けとくか...

 

 


 

 

そんでそのまま学園である、徹夜明けだ。

...眠くはないけどパフォーマンスの低下は避けられない、それとですね?学園長に謝られました。

 

明らかに課題の量多かっただろ、おかげで卒業分まで提出してしまってた訳ですね。

今更過ぎる...

 

 

そんでまあいざ授業だけ受けるのが暇過ぎる、てか普通に寝落ちしちゃった。

地球の日本じゃないんだからナニされるか分かんないのにねマジで気が抜けてたわ...

 

 

爆睡ちゃんをかましてたけど飯の時間になったらシドに起こして貰えた、いい彼氏を持ちましたね。

飯をたかられてる可能性はない筈だきっと善意だ...多分だけどね...

 

 

そんで放課後、シャドウガーデンのアルファから呼ばれたから所定の場所に行った。

...告白かと思いワクワクして行ったんだが、要件はミリア関連でしたね。

 

 

「あの子のお父さんの形見だから絶対に渡してね?」

 

 

だって、アイツら何か知ってるだろやっぱ。

 

 

それから事件に関してシドへの説明、情報の横流し...悪い事してるよ俺。

 

 

まあいいか、シドも被害受けた訳だし協力者としてこれぐらいならいいか。

 

 

あと何故か死体しかない殺人事件とかいう噂が立った、意味分からない。

 

 

俺の居眠りが深過ぎて息してなかったとか()な訳ねぇだろとツッコミしたい...

 

 

そんでまあ自分の部屋に帰った、そしたらミリアが台本を見てフリーズしてた。

 

 


 

 

「アレクシア様お帰りなさいませ...じゃないですよ何でアレをアレクシア様が持ってるんですか!!」

 

 

「あれ貰ったの、何年か前にかなりお世話になったヤツだ。

...もしかして借りたい?」

 

 

「私の黒歴史がぁぁぁ...何でこうなってるの!!」

 

 

なるほど同じ趣味か、そして彼方側(ストーカー令嬢)だったか。

 

 

どうやら趣味趣向だけは合ってたらしい、お礼を言いたかったからね丁度いいや。

 

 

「毎夜毎夜素晴らしい思い出を作れたんだ、ありがとう。」

 

 

「とっても複雑な気分です...」

 

 

だろうね、ベトベトンが住み着いた家みたいな顔をしている。

 

自分で言ってて訳分からんどんな顔だ...

まあこの子のおかげで俺は毎晩幸せになれたし、彼女とは相思相愛と言っても過言ではないだろう。

 

 

「まあいいじゃん細かい事は、これまた一興でしょ。

...それとミリアお土産だ、お前にこれを渡してくれって友人?に頼まれたんだ。

曰く父の形見らしい、大事にするんだよ。」

 

 

「はい...間違いなくお父様のペンダントですね...」

 

 

「そんで早速だけどどうする?

父の形見だけを持って、どこかでひっそりどこかで暮らす?それとも私と来る?第三の選択肢として私の友人の場所に行くでもいいよ。」

 

 

父のペンダントを見てミリアは答える

 

 

「...綺麗な太刀筋です、深いですね。

アレクシア様、このちっぽけな私が世の為に戦う事はできますか?アレクシア様の為にミドガル王国の為に戦う事ができるのならば全身全霊で仕えさせて下さい。」

 

 

「言っておくが決して楽な道ではないからな、それは自分の理想と大きく反するだろう。

大切な自分を見失っても抗いたいか?

2人の臣民を助ける目的の為に無垢の10人の子供に手を掛ける事になるだろう、その覚悟があるならば私の手を握るといい。

...敵は聖教そしてディアボロス教団、目的は聖教からの独立である。」

 

 

「この命をあなたに、アレクシア・ミドガルに忠誠を誓います。」

 

 

よし、美少女の手下を手に入れた。

...丁度メイドがぶっ倒れててね、丁度いい人員だ。

 

 

「それではミリア、最初の命令を言い渡す...ポストの清掃だ。

生憎私が誘拐された事がショックでメイドが寝込んでてね、取り敢えず彼女の代わりに仕事を頼みたい。」

 

 

「...清掃ですね、お任せ下さい。」

 

 


 

 

「敵は聖教そしてディアボロス教団、目的は聖教からの独立である。」

 

 

「この命をあなたに、アレクシア・ミドガルに忠誠を誓います。」

 

 

「それではミリア、最初の命令を言い渡す...ポストの清掃だ。

生憎私が誘拐された事が原因のショックでメイドが寝込んでしまっていてね、取り敢えず今日は彼女の代わりに仕事を頼みたい。」

 

 

「...ポストの清掃ですね、お任せ下さい。」

 

 

ポストの清掃、その意味を私は図れなかった。

...それがまさか本当にポストの清掃だとは思わなかった、聞くにアレクシア様が誘拐された際に送られてきた手紙とかが溜まっているらしい。

 

本物のポストもあるらしいのだが、私が清掃するのは本物ではない方らしい...囮なんだとか。

 

 

手紙とかを清掃する?冗談だと思った...

それはとても手紙と形容できる代物ではなかった、無数の怪文書に同封された髪や血肉に動物の一部や蟲の数々。

 

 

それが毎日10~100程送られてきているのだ

 

 

防護服を着て一つ一つ丁寧に処理していく(何が入っているか分からないから)、塵すら残さずに全て燃やし尽くす。

...それらは常に異様な臭いを放っている、悪臭に釣られて近付いてきた蠅が死ぬ程の臭いだ。

 

 

私は5分でダウンした、よく頑張ったと思う。

...残りを防護服もなしに何食わぬ顔で処理していくアレクシア様は更に凄いと思った、鼻歌を歌いながらこの作業を行えるのはこの人だけだろう。

 

 

私はこの人について行けるか心配になった




誰かしらに糾弾された時に、
「私は王女だけど、貴様は?」
とチクチクするこの世界のアレクシア・ミドガル。

彼女に非がない状況で謝らせると数倍になって帰ってくる、前世からの饒舌であり人間として性格が悪い。
聖教(神)に糾弾されてきたから人生を賭けて聖教(神)を糾弾してる人...鷹揚な王女様ですね()

小心者で何かに耽るのが好き、器はBIGだが飽き性な為に相手も飽き性と考え接してる。
騎士道や道徳心やルールを守る必要があるけど、そういったルールを破る必要も同じぐらいあると考えてる。
そこに使命感に目覚めたアレクシア・ミドガルを1摘まみ、教団人間魔物を人の為世界の為と理由をつけて弄ぶ化け物が完成した。
その点しっかりやる事はやるから誰も手を出せない()殺そうにも絶対に壊せない盾と人類悪の矛を手に持っているから不可能という...

案外こういう為政者多そうだよね、彼女は敵に見える味方で味方に見える敵です。
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