「応援ありがと~」
「アレクシア様万歳!!」
「負けないでぇ~アレクシア様ぁ~♡」
モテモテで困るね、さて少しぐらい場を盛り上げるとしようか。
こういうエフェクトを起こすのは前世の友人に教えられたおかげで得意分野だ、綺麗だろう?魔力で光を屈折させてるんだ。
「「キャー!!」」
「挑戦者!!アレクシア・ミドガル!!」
「さて私の絶技を...」
いやまて聖教よ場を盛り上げ過ぎじゃない?てか教団の紋様...魔人でも出てくるのか?
勘弁してくれよ...いやマジで冗談抜きでね?
あのハゲも慌ててるしガチなんだろうな、正直滅茶苦茶怖い。
見えるぞ、碌でもない事になるって。
現れるヤツ絶対に強いよなぁ~どうやって誤魔化すかなぁ~
金髪蒼目のエルフに妙にゴテゴテした剣...来たのは英雄オリヴィエ?
マズいよ、どう誤魔化そうか。
...そもそも聖教お前ら聖域の掌握ぐらいしとけよ()
「...オリヴィエ」
おい、ハゲお前ラウンズも大司教もやめろ。
「何故だ...ワシはまだ動かしておらんぞ...」
「動かす?」
「いえ...」
「見るだけで分かります、あの佇まい...只者ではない様です。」
「司教様...あの英雄は?」
「オリヴィエ...」
「オリヴィエ?!」
夏目カフカが口遊んだ言葉をネルソンは否定する
「いえ失言でした、恐らく彼女はローランドという英雄です。」
「ローランド?聞いた事がありません」
「謎に包まれた存在です、歴史に名を葬られた英雄の名です。」
「そうなんですか、詳しく教えてください。」
夏目カフカが胸を強調してネルソンに問う
「勿論ですとも!!
一説によると彼女はエルフの軍勢を率いていたと言われています、オリヴィエが魔人の腕を切り落とすのに一役買ったとか。」
あのハゲ失言ばかりだな...まあ私はこっちに集中...
一応だけどプログラムに沿った動きをしているな、でも何ていうかたまに人の意を感じる事もある。
動きはかなり早い、放たれた魔力を認識できるぐらい感覚も鋭い。
動きは単調だ、この程度の相手なら表世界の私の実力でも問題はない。
...ただどうやってケリをつけるかだ、正面から競り勝ったら不自然だからね。
そう武器を弾き、戦力を無効化させた後に技を決める。
いざ反撃!!と考えた時に、まあ案の定と言うべきか剣が折れた。
英雄と今の時代の剣じゃ得物の質が違い過ぎる...
でもこの一撃を決める為に宙に飛んだな?
内側に入って、オリヴィエの腰を掴む。
そして繰り出される私の必殺技の一つ...秘技!!
原爆固め!!
オラァ脊髄損傷!!
「ハッハッハ!!反射で暴れれば暴れる程キツく締まるぞ!!」
そのまま彼女は、聖域の英雄が消えるまで何分も何十分も何時間も間接を責め続けた。
「もうやめてぇぇぇ!!」
「寝技の効きはいいね、何て言ったって勝手に自壊するから。」
そして遂に、英雄が「もう...ムリ...」と口遊んだ後に消滅した。
「...勝者、アレクシア・ミドガル。」
「「「「「「「「わぁ...」」」」」」」」
「お疲れ様ですアレクシア様」
「おおミリア、スポドリありがとう。
どうだった私の女神の試練は」
「はい、見るだけで痛々しかったです。」
まああの子喋らない筈なのに、何か最後に口遊んでたからね。
「そうかそうか、うんうん鍛えられた剣より鍛えられた肉体の方が上と証明できて何よりだ。」
「少し違うと思います」
そんでまあ汗とか拭いた後に元の場所に戻ったんだが...何このお通夜みたいな雰囲気?
「...何かみんな黙ってるけどどうしたの?」
「いえ...あの痛々しい光景がみんなの...」
「失敬な、私の素晴らしい寝技を見れたんだ歓喜するだろ普通は。」
「アレクシア様の感性は少し...いえかなりおかしいと思います...」
「えっそう?ねぇあの英雄の名前なんなの?
私そういうのに結構詳しい筈なんだけど、全然知らない英雄だったからさ。」
「大司様はローランドって言っていました、アレクシアさんは知っていますか。」
ローランドかぁ知らね...ホストかよ(おっと)
「何それホストの王様じゃなかったら知らないわ...生徒会長は知ってた?」
「いえ私も知りませんでした、女神の試練の達成おめでとうございますアレクシア・ミドガルさん。
オリアナ王国の王家として頌辞を送らせてください」
「ありがとうございます、ローズ・オリアナ様。
その頌辞感謝致します」
とまあ社交辞令をしてる間に、次の挑戦者の名前が告げられる。
「挑戦者...ミドガル魔剣士学園所属シド・カゲノー...」
「「ゑ?」」
「ほぉ...魔剣士学園の生徒とは...」
「茨の道を越えた先に、2人の幸せが待っているのです。」
「ローズ会長何かしたでしょ?」
「いえ別に」
ソッチに向くな、私の目を見て言え。
コレは会長が犯人としても全く誰が私に出場させようとしたんだか...
そして10秒程経ったその時...シドの魔力の輝きが周囲を覆った後、シャドウが現れた。
「はてあんな催しは...」
「今催しって言ったよね?」
「聞き間違えですな」
「そうか聞き間違いか」
練られた強い魔力に応じる様に魔法陣が顕現し、古代の英雄が現れた。
「聖域に眠りし古代の記憶よ今宵我らが解き放つ」
「お〜見たことあるなオリアナの大聖堂で...
最悪の魔女アウロラ、又の名を魔人ディアボロスか。」
「オリアナの大聖堂でですか?!」
「あれ見た事ない?」
「はい見当もつきません...」
あんな堂々と掲示されてるのに何で見たことないんだよ、そういやあの少女も刻まれていたな...英雄オリヴィエちゃんも中々可愛かった。
ん?私オリヴィエに勝っちゃったの?
...運動してスッキリしたから落ち着いた、やっちまった。
そんな感じで第二王女が悶えている裏腹で女神の試練は続く
血の触手や槍がシャドウを飽和攻撃し続ける、そしてシャドウの一撃でアウロラが斬り伏せれた。
「全力の君と戦いたかった」
そうシャドウは告げ、この場を去った。
魔剣士なんだから剣使えよ(N回目)