~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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その願い私が叶えよう

と、まあ行き付いた先にオリヴィエの石像があった。

...なるほど、これオリヴィエの肉体だな。

 

 

何て言うんだ?これ石化技術か?方法は分からないが、まあ凄い技術だね。

 

 

「面白い、初めて見る技術だ。」

 

 

「何?先回りされていたか?」

 

 

あハゲじゃん、随分切羽詰まった顔してるね。

 

 

「さっき振りだね、エルフや獣人のお姉様達から逃げ切る事はできたのかな。」

 

 

てかオリヴィエどこだ?匂いはするんだが、姿が見えない。

 

 

「ふっ...馬鹿めが!!

ここならばオリヴィエを召喚する事ができる、貴様ら有象無象など脅威じゃない。」

 

 

そのオリヴィエに随分と酔狂してるな、死ぬ前だからな好きに力を発散させてやろう。

 

 

「ならそのオリヴィエを召喚したら?正面から叩き切ってあげる」

 

 

「剣士として二流以下の貴様がそう何度も勝てる訳がなかろう!!来いオリヴィエ!!」

 

 

三体程のオリヴィエの偶像が出てくる、なるほど疎らだな。

...それぞれ彼女を構成するのに必要な情報を持っているね、沢山倒せば魔力によるオリヴィエの蘇生に必要な情報を満たす事ができるかな。

 

 

まあ100から200ぐらい倒せばいいか、ボチボチ頑張ろう。

 

 

「ぶっちゃけ剣で斬るより、殴ったり魔力の斬撃を放った方が早いからね。」

 

 

剣は使ってるとさ、折れない物だって身体が錯覚しちゃうんだ。

...これからが本気だ、これが私の折れない剣だ。

 

 

「何だ...その剣は...」

 

 

「何だと思う?」

 

 

「高度なアーティファクトに...込められるだけの魔力を込めたのか?」

 

 

「違うね」

 

 

「魔力の塊...か?」

 

 

「惜しい80点」

 

 

「まさか物質化させた魔力か?!」

 

 

「正解、研究者として...アンタはその範囲ならとても優秀みたいだ。」

 

 

「アレクシア様?!何ですかそれ?!」

 

 

「魔力の物質化なんて初めて見ました、私が同じ事をするにしても...方法は見当もつきませんね。」

 

 

あ二人とも居たんだ、情報集めるの手伝ってよ。

オリヴィエという存在の解析は殺した時に舞う光の情報から集めるんだ、はよノルマ達成したいんだよ。

 

 

「手伝ってくれない?数を殺すの大変でさ...いや無理か、魔力練れないもんね。」

 

 

「すみません力になれなくて、応援はできますから。」

 

 

それは好きにしてくれ...

 

 

「帰ったら私がケーキ焼いてあげます」

 

 

「私はいいです」

 

 

それはマジでやめてくれ...

アンネローゼ・フシアナス、コイツ料理が絶妙に下手なのだ。

 

 

「そのまま殺せぇ!!オリヴィエェェ!!」

 

 

まあそんな事はどうでもいい...

今は核だ、オリヴィエの核だけがどうなっているか分からない。

 

 

もういいや、ハゲやオリヴィエの偶像からこれ以上得られるモノはない。

 

 

圧縮した魔力を弾けさせる、爆発に指向性を定めハゲを吹き飛ばす。

 

 

「おおお、揺れた揺れた...何か降ってきたりしないよな。」

 

 

「お疲れ、アレクシア。」

 

 

あれ?オリヴィエは石像の裏に居たのか、気が付かなかった。

 

 

「ういうい、まあ一応核以外は何とかできたよ。」

 

 

魔力で血肉を創り出す、まあ核がないから動かないんだけど。

...あれ?石像の中に核あるじゃん、なるほどこれを重ねればいいか。

 

 

つまり有機物を無機物で置換した部分を、そのまま無機物を有機物に置換し直せばよかった訳だ。

そして核に魔力をひたすら送り込む...

簡単だな?!想像以上に、喜べオリヴィエ完全復活だ。

 

 

「そう...何とかできそう?私、生きる事は...できる?」

 

 

「勿論、今君は生き返る。

...ミリアとアンネローゼは見て盗むといい、これまでの圧縮と解放が基礎だ。

そしてこれが応用だ、強くなりたいのなら壁の高さを理解しろ。」

 

 

石を血肉に置換し直す、そしてオリヴィエの核が復活するまで魔力を只管に送り続ける。

 

 

「お~...アレクシア、すごい...」

 

 

「魔力によって生物は生死の境界がなくなった、肉と核さえ再生する事ができれば易々と魔力に依存した生命体なら蘇らせる事ができる。」

 

 

まあ普通の生物も同じなのだが、ただそれはクマムシみたいな奴や芽胞細菌に限っていたのだ。

...無酸素状態で数年数十年数百年数千年生きられる人間とか存在しないだろう?人間サイズで生き残れるようになるのだ、魔力ってとても面白いよね。

 

 

とまあこんな感じで生き返らせられます、脈はあるし無事蘇生完了だ。

 

 

「オリヴィエは記憶なんでしょ...あれ?」

 

 

オリヴィエが居ない...

 

 

「オリヴィエさんはふと消えてしまいました」

 

 

「そうです!!気が付いた時には居なくなってて...」

 

 

同じか、う~ん不思議だ。

...と考えてたら、オリヴィエが目を覚ました。

 

あれ何処にいたの今?あれ...

 

 

「アレクシア、ありがと...」

 

 

ん?今何か柔らかい何かが頬に...じゃなくて!!

何今の?え、怖いんだけど。

てか本物の肉体の声かこれ、凄い綺麗な声だな。

 

 

「アンネローゼさん...」

 

 

「ええミリア...」

 

 

「私達の立場が危ないです」

「私達の立場が危ないですね」

 

 

あの二人は本当に仲良さそうで何よりだ...

少しテンパったよオリヴィエさん、マジでさっきの何すか。

 

 

んでまあ先にミリアとアンネローゼを聖域の外に帰した、雰囲気なんだけど...シドがこの先に居るみたいだからね。

 

 


 

 

そして扉の更に先に私達は向かった、その先でシドと会った。

...因みにアウロラともね、アウロラさん色気が凄かった。

 

 

「初めましてアウロラさん、私シドの彼女のアレクシアです。」

 

 

「えっ?ええ...よろしくねアレクシア。」

 

 

「久し振りアウロラ」

 

 

「オリヴィエ?もしかして本物の?」

 

 

とまあそのまま二人は仲良く駄弁っていました、仲が良さそうで何よりだ。

 

 

それで思い出話しが終わったからか、オリヴィエが聖剣を抜いて聖域の核であるディアボロスの腕を破壊して聖域は消滅した。

 

 

因みに聖剣に何故かヒビが入ってた、「不思議だね」ってシドに聞いたら顔を逸らされた。

無理矢理抜こうとしたんだと思う...もしくはまた別の理由か()

 

 

でそのまま外に出た...

まあオリヴィエには行き先がないから私が預かる事になった、ミリアに続き彼女も傍に置く事にした。

 

 

で今、その事を姉様に説明してるところ。

 

 

「という訳で私の側付きにします、いいですよね。」

 

 

「アルフィハルです...」

 

 

頭を抱える姉様

 

 

「...ええ、許可します。」

 

 

勝った、大勝利だ。

 

 

アルフィハルと名乗って貰う事にします、早速ご令嬢から手紙(毛と血入り)を貰ったみたいです。

...まあ慣れるまでは地獄だろうけど頑張れと応援しておきます、案の定一週間で色々と爆発しました爆笑。




何か柔らかい何かが頬に

本当に何なのでしょうか(キスとかそういったモノで今更動じる訳がないですからね)
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