~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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夢は叶えられる、その先も日に照らされている。
得る者と失う者


爆薬で陥没したりとか、そういう色んな障害を切り抜けてきました。

 

 

「さあオリヴィエさんここ行き止まりですよ、もしかして迷ったとか言わないよね。

...まあ私も迷ってたから人の事言えないんですがね、ごめん。」

 

 

「ん、合ってる...ここから行ける、龍を倒した後にー...」

 

 

「龍を倒した後に?」

 

 

その瞬間、ミリアが後ろで赤いボタンを押した。

 

 

「...ミリア、それ押したらいけないやつだよ絶対に。」

 

 

「えっ?押して下さいって書いてありましたが...」

 

 

何だ?人間は赤いボタンを押さないと死んでしまうんか?

...シドも苦労してそうだなぁって、赤いボタンの罠を作ろうかと思う程の効果だ。

 

 

「ここまで辿り着いたのは褒めてやろう、力を求む者よ。

...何故力を求める?」

 

 

間違いなくこいつギャグキャラだ、雰囲気作りが好きな中二病だね。

 

 

「闇を祓い切る力を求めている、その為に必要な力を求めこの場に来た。」

 

 

「ならば我に力を与えるに足りるかを示すがいい」

 

 

目の前の機械仕掛けの龍の魔力供給をカット、動かす事のできない木偶の坊を魔力の爆発で蒸発させる。

流れる様に生命を感じる場所に魔力を送った後に物質化してズタズタにする...

 

 

この場に引き摺り込む、龍における核の様な物だろうか。

...それは肉体を取り戻し、雷龍の本当の姿を見せる。

 

 

「時局が早いな...お主人間か?

いや人間か、定命の者はたまに変なのが居るからな。」

 

 

変なの認定されたんだが、どうしよう殴りたい。

 

 

「ふむ魔力を世界から供給される仕組みか、故に不死身という訳ね。」

 

 

もしかしたら私より強い...私が3人居れば生け捕りにできるかな?

っていうぐらい強い、タイマンだったら負けてもおかしくない。

 

 

でもコイツは殺しても死なないんだ、全力で戦える。

 

 

魔力無しで内部拡張をしているな、どうやったんかねぇ。

...てかこいつ面白い生物だな、なるほどそういう仕組みで体内で発電できるのか。

 

 

「ほう?我を見ただけで生来の技を扱うか、見せてもいないのだがな。」

 

 

「え...アレクシア?!」

 

 

「アレクシア様が同じ人間か疑いたくなります...」

 

 

昔から徹底的に肉体を改造し続けてるからね...同じ括りにはできんわな...

てかこの技扱いにくいわ、ラーニングして安全性を確保するまでは封印だね。

 

 

でもこの龍を使えば、今すぐにでも無尽蔵のエネルギーを用意できる。

 

 

生け捕りしよ

 

 

「雷龍お前都合いいわ、お前今日から私の国の電池な。」

 

 

「「「!?」」」

 

 

「いやね?力を得るより力そのものを奪った方がいいじゃん、さっきはあんな感じの事を行ったけど壮大な力を求めてる訳じゃないからね。

ただ純粋なエネルギーが欲しいんだ...」

 

 

茶番に付き合うの面倒臭いしね、さっさと目的を達成したい。

 

 

「待て」

 

 

「待たない」

 

 

「待たぬか」

 

 

「面倒臭い、遺言なら一応聞いてやる。」

 

 

「そうか...

甚大な魔力と無尽蔵に空間の拡張が可能なこの場を貸してやろうと思ったのだが、とても残念だ。」

 

 

何それ超欲しい

 

 

「是非ソッチでお願いします!!」

 

 

完全自動化、そして無尽蔵のエネルギーを元手に超巨大工場でも作れば無尽蔵の兵器を吐き出す事が可能じゃないか。

 

 

しかも拡張可能って言ったよね?自由自在に空間を創り変えられるんだよね?

それヤバいやろ、最高じゃん全人類の夢だよリアルマインクラフトできるじゃん。

 

 

「現金じゃな主は...

代わりと言っては何だが我にも求めているモノがある、その何かを主には用意して貰いたい。」

 

 

うわ気取ってら...

まあいいや、別に用意しなくていいんだよね。

 

 

「話だけなら聞いてやるよ」

 

 

「うむ、よかろう。

我は暇だ、楽しみを与えよ。」

 

 

なるほど、聞かなくていいや。

 

 

「じゃあ人間を観察してるといい面白いからね、それじゃ。」

 

 

なるほど、この空間の掌握はこれに手を翳して認証すればいいのか。

 

 

「...似て非なる存在か、この場は好きにするといい。」

 

 

ん?これ大昔の人達の脳か、前この場を使った人は耐えられなくなった訳ね。

 

 

藪蛇だな、こりゃ酷い。

...これが私達の末だな、私が進んだ先はきっとこうだ。

 

 

楽にしてやるべきだな、もう十分だろう。

 

 

「趣味悪いぞ雷龍とやら、それを私に言うのは。」

 

 

「その者達は力に溺れたのだ、定命の者が死とやらを受け入れられるならこうはならなかった。」

 

 

それは詭弁だな、でも確かにいずれ終わりは受け入れねばならんなぁ。

 

 

「つまり何だ?

永遠は与えるがその魔に負けずに抗えと言いたい訳か、なるほど優しいがただそれだけだな。」

 

 

悪趣味だよ、その苦しむ人間を見て楽しんでるんだからな。

 

 

「我は好い存在だ、事実だろう。」

 

 

「どこまでも好い存在だよ、ったく。」

 

 

「アレクシア様?すみません話が見えないのですが...」

 

 

「要するに私は認められたんだ、だけど私がいずれ死ぬ事もできず苦む所を代償として見せてくれと言ってるんだ。」

 

 

「「?!」」

 

 

「そうは言ってないであろう?!

我は末を見たいのだ、生きている間に生まれる価値と云う物は壮大なだけで味気がない。」

 

 

「...私の事?」

 

 

「オリジナルの話ではあるがな」

 

 

君はオリヴィエのクローンなの?

はえ~すっごい、魔人の居た時代ではオリジナルはどんな関係だったんだろ。

 

 

「人が死ぬその時...又はその先にある物を我は見たいのだ、たまには深い味を味わいたい。

不滅の存在である我にも来るであろう終焉、それまでの些細な暇潰しである。

英雄の子孫よ、我を楽しませるがいい。」

 

 

「悪趣味ですね」

 

 

「同意だ、でもそんな事どうでもいい。」

 

 

ソッチの方が悪趣味だと思います、長く生きてるとこうなるのかな。

...この悪趣味な野郎は私に何も求めないという訳だ、ただ私は好きにすればいいって事ね。

 

 

早速無人工場を作る準備に取り掛かる、既存の機器類をそのまま流用する。

 

 

「殺すのか?」

 

 

「もう死んでいる様なもんだろ、自分を造り替える気概がなきゃ永遠は耐えられない。

...永遠は死んででも手に入れるものだ、それも大器晩成だ、終局が何処かも分からない。

こんなのになったら異世界転生した方がいいでしょ、私はそう思う。」

 

 

まあここは私の箱庭になったからね、他者に生殺与奪の権を握られた...動く事すらできない存在に慈悲をかけるつもりはない。

 

 

「なるほどのう思い切った事をする...」

 

 

「主は科学を物質を第一に考えているのだな、魔法を補助とするか。」

 

 

「ソッチの方が造詣が深いからな、それに科学の方が安定する...まあ基礎は物質にするべきだと思ったのさ。

無論逆の場合もある、何事にも絶対はないからね。」

 

 

魔力があるおかげでより多面的に物事に関わる事ができるからな、まあその分色々と面倒臭いんだけど。

 

 

それで発電施設と工場が完成した、それと上層の空間を使い地下工場を偽装する事にしました。

 

 

ここには私の時代と比べ異次元の性能の人工知能やコンピューター群があるからね、それにほぼ無限のエネルギーがあるのだ大盤振る舞いしようではないか。

 

 

100万m²の完全自動ベルトコンベア式工場を10ライン

1000万m²の完全自動セル生産式工場を6セル

 

 

取り敢えずそれだけ作らせる事にした、数千億の命を犠牲にしてね。

果てしなく続く培養槽、少なくともこの数百数千倍は広がっている...もしくは今も広がり続けているか。

 

 

100万km²のライン10個

歩兵弾薬類1ライン

歩兵装備類1ライン

砲兵装備類1ライン

海軍装備類1ライン

砲兵弾薬類1ライン

艦搭載各種ミサイル類1ライン

航空機搭載用装備1ライン

予備3ライン

 

 

1000万m²のセルを6個

多目的機1セル

爆撃機1セル

魔力生成1セル

予備3ライン

 

 

備蓄分は王国内で生産するのでパス、既に無尽蔵に兵器を生産できるからこれ以上ラインもセルも増やす意味はない。

 

 

生産力が足りなくなったら培養槽を解体して場所を確保すればヨシ、魔力は電力から生成すればいい。

 

 

それとこの場に用意されている機械の樹脂や金属をどうやって用意してるか調べた、核融合で生成しその後に錬成や精製をしてるらしい...無限のエネルギーがあるんだもんね理論上は可能ではあるか。

 

 

それと何故予備に3ラインあるか、これらで戦車や兵員輸送車及びそれらに搭載する兵器を量産する為。

 

 

設計図も現物もあるからね、ミドガル王国の規格に合わせた設計と開発が終わったら量産に入る予定だ。

 

 

この空間を「洛陽の里」とオリヴィエは言っていたがその通りだと思う、ここに一度根を張ったら滅亡も破滅もしないだろうからね。

永遠の日の入り、日の出に見える永遠の日の入り。

 

 

大昔にあった、日が落ちた都の捩りだと思ってたんだがな...実際は日の落ちる中で栄え続ける都か。

 

 

俺はこの場を、覚めない幸せな悪夢を見せる地獄と見た。

...洛陽の里、ここはあの世を具現化した場所だ。

 

 

ここは魂を縛る獄だ、遠い遠い昔は悪趣味な神の庭であったのだろう。

...聖域は英雄と魔人の魂を縛る場所なら、この里は人の意思を奪う場所だ。

 

 

今の私では逃げられない、でもいつかそれはしなければならない。

 

 

きっといつか...

何十年何百年何千年かかるか分からない、だがいずれこの場との縁を断ち切ってみせる。




果てしな~く累乗に増えて行った人々の脳が培養槽の中で揺れてるとか考えるだけで地獄()精神の図太いアレクシアがそれを言葉にしないヤバい空間である()


それと間接的に表現したどうでもいい話なんだけどFPS感覚でアレクシアに対魔金属を撃った雷龍の性格悪いよね


はいオリジナルキャラとその繋がりの展開ですね、霧の龍からシャドウは力を得たしアレクシアも力を得る存在と遇ってもいいと思ったんです。
そして思い付いたのが雷の龍です、霧の龍との対比ですね。


意欲を奪う霧の龍と、欲求を奪う雷の龍です。


雷の龍のは自分勝手ではない、他者配慮できる優しい龍です。
...幸せな培養槽の中で暮らす膨大な数の人達を見て考えて、同じ楽しみを共有する存在。


堕落したら殺してあげる霧の龍がどれだけ良心的な存在か思い知らされますね、いやマジで。


霧の龍の事を雷の龍は知ってるけど霧の龍は雷の龍を知りません、プロット上魔力のない時代から存在していて、生きる為足掻いた末に魔力に適応し永遠を手に入れた龍です。
元はブラキオサウルスかデンキナマズだったのでしょう(適当)きっとたぶん恐らくmaybe...いずれ訪れるであろう終末を永遠の中で待ち続ける、いつか訪れるといいね。


霧の龍は魔力が流入してから生まれた事を陰マスで明言されたのでプロット上では同格だったんですけど格が下がりました、格が上がるもんだろと盛ったのがいけなかった。
...それと入口が不自然な場所に存在したのは来訪者が増える程入り口が遠くなるからとかそういう仕組み?があるんじゃないかと思います、永遠を守る為にマイナス座標?みたいな?場所?状況?に辿り着く前に終末がやって来るといいですね。(N回目)
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