「キャクジン久しぶり!!元気してた?」
これデルタ、何回言ったら理解できるねん。
「うん元気してるよ、そろそろ名前で呼んでくれないかな。」
未だアレクシアという名前を覚えてくれない、ファイルーズ◯いボイスの頭獣人なデルタ。
不敬罪で即殺もんだが可愛いから許す、可愛いは正義異論は認めない。
「ボスがキャクジンと言っていたのです!!だからお前はキャクジンなのです!!」
「それはお客様という意味なんだ、それは名前じゃないんだよ。」
「じゃあ何と言うのです?」
「アレクシアね、そろそろ覚えて泣いちゃう。」
「分かったのです、アレクシア!!ごめんなのです。」
分かってくれて何よりだ、主人の威を借りる駄犬だが普通にいい子だぞこの子。
...大凡数週間ようやく覚えてもらえた、普通だったら即殺だが可愛いから許す。(N回目)
「うへぇ...やっと覚えてもらえたよ...」
「アレクシアはシャドウガーデンの一員?」
「いいや、君達シャドウガーデンの長に招かれた友達?外部教師?保育士?みたいな感じだね。」
「へぇ〜どこから来たのです?」
「えっとね〜まあ隠す事じゃないし言ってもいいか、王都から来たんだ。」
「王都!!ボスが言ってた!!悪い貴族が沢山居るって!!それじゃあアレクシアも貴族?」
面白いなこの子、シドも何教えてんねん。
「何と驚き、私は貴族の頂点王族その第二王女だよ。」
「悪の親玉?!」
「違うよ〜」
軽率だな?!とても社交会には出せないね(ブーメラン)
「ボスはいい貴族!!ならアレクシアはいい貴族の頂点なのです?」
「教団に肩入れする貴族が悪い貴族なら、私はいい貴族だな。
いやでも親玉ではないかな?シドも私も貴族の生まれだけど家の継承者じゃないからね。」
そもそも王位継承する気も更々ないし、言っても理解できそうにないな。
「デルタ難しい事分かんない、分かりやすく教えて。」
IQ3ですね、おらマウンティングするな肩車するぞ。
「つまりシドと私は対等な関係、上下関係なしただの友達だ。」
「なるほどなのです!!ありがと!!」
可愛い、よしこのまま距離縮めるか。
「デルタはシドのこと好きなの?」
「大好き!!」
「例えば?」
「強いとこ!!」
「他には?」
「優しいところ!!」
「他には?」
「えぇーん〜...全部!!」
この子シド大好き過ぎでしょ、いや七陰全員がそうだわ。
ふむ、いい筋肉と良い野生児の臭いだ。
「将来の夢とかある?」
言葉を喋れるペットみたいな感じだな、うん気安いね。
「えっとですね〜ボスを群れの長にして...子供100人用意する!!デルタも10人産む!!」
おい、誰だこの子にこんな適当な性教育したの。
デンジャラスな夢だな、てかシドが100人か...ヤバいだろ世界の危機じゃん。
人間核兵器が100人、それが3歳とか5歳から毎日盗賊を狩りまくると。
...世界から盗賊が消滅しそう(小並感)
「何で群れの長にするの?既にシャドウガーデンの長じゃん」
「あ〜じゃあ世界征服する!!
デルタの親父は部族の長!!愛人はいっぱい、子供も1000人以上いるのです。
弱い奴は死ぬ、減ったら増やす。部族の掟なのです!!」
「でもシドは自分の子供が死んだら悲しむと思うよ?」
「そうなのです?」
うん、そりゃ君達みたいな子供を放って置けないお人好しだぞ。
「そりゃそうよ、そうじゃなかったらシドは君達を救わなかったと思うよ。」
「ボスはデルタ達の親父じゃないですよ?」
「全く分かってないな...イデ!!」
デルタに髪を引っ張られた、多分100本ぐらい抜けた。
この野郎...まあいいや、あんま話が噛み合ってなかったし。
「デルタはアレクシアよりボスのこと知っているのです」
そりゃそうだ...俺なんかちょっと前に会ったばかりなんだぞ...
「ごめんごめん言い方が悪かったね、シドは救える命は救いたい人...そうだよね?デルタ。」
「勿論なのです、強くなくてもボスはボス。
ボスは優しい!!ボスは凄い!!」
マジか、強さ至上主義じゃなかったっけ獣人って。
「シドは獣人の掟とかどうでもいいし、人間の悪魔憑きを殺すという掟もどうでもいいんだ。
ルールは僕が決めるって言ってそうだよね...ってそうじゃない!!
そもそも子供は興味ないのかもね、オヤジの股間膨らんでたろ?シドが膨らんでるところ見た事あるかい?私はない。」
「アレクシア凄い...何で知ってる?のです親父には股間に腕がもう一本生えてたのです!!」
「シドにもあるんだ、サイズは兎も角としてね。
其は陰のH、Ejaculationという...因みにあの剣の中に隠している。」
コイツSOXのこと知ってるだろうし普通に話すか
「そうなのです?ボスの股間の剣見たい!!」
あかん、シドとアルファに殺される。
「ごめんそれはやめたげて、シド要するにボスの尊厳に関係する事だ。
...まあパートナーと子供を作る時にそれを肥大化させるのよ、んでその練習で寝起きとか立つものなんだ。
でも俺の知る限り一度も迫り上がってない、だからそもそも生殖機能がない可能性もある。
...まあ分からんけど()」
何かデルタと話してると脳が溶けるね()
「そうなのです?デルタにはまだまだ、分からない事がいっぱいなのです。」
そりゃそうだろな、流石に獣人でも子供の前でセッセコはしてなかったか。
「まシドもまだ繊細なお年頃だからね、将来大人になったらもっと詳しい事を教えてあげよう。」
「それでまた話は変わるんだけど、デルタは獣人の掟は好きかな。」
わお唐突に真顔になるじゃん、あんまり好きじゃないんだね。
「掟は掟なのです...」
デルタはいい子だね、いやマジで性根がひん曲がった俺とは真逆だわ。
「ここには獣人もいる、でもエルフも居るし長のシドは人間だ。
...長が人間じゃないんだからわざわざ獣人の掟に囚われる事はない、デルタなりの誠意の示し方だとシドも思ってるだろうけどね。
好きにしていいんだ、弱い人を死なせたくなかったら助けてもいい。」
いずれ徳ってのを覚えるだろう、ただ今じゃないだろうけど。
「難しいのです...」
「まっ徳ってヤツさ、何かお母さんとか?シドとか偉大な人居るでしょ?
例えば大切な人のささやかな願いを聞き入れられる力...あったでしょ?そんな感じの事を徳って言う、デルタもそれを真似るといい。」
「徳はボスの優しさ!!徳もデルタは欲しいのです!!」
及第点かな、情操教育はこのくらいでいいかね。
...雑にパワーがあって運動神経も高いし、まあ武の方面で教える事はないだろう。
うん自分にはできなかった教育押し付けたなシドめ()
いやでも、俺がやる事ではなかったかな。
...お節介なのかな〜って、でも最後まで全員の面倒見てやるか。
おや?自己中に良心が芽生えましたね()