~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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seven shades in γ

「アレクシア様!!実は前々からお願いしたい事がありまして...」

 

 

この子はガンマ、頭がいい。

戦術や戦略の構築に現場での指揮その他諸々、何でもできるスーパースペック女だ。

ただし変なとこで抜けてて運動神経が悪い...そしてデルタ並みのパワーを持ち、デルタの本気アタックを「痛たーーい!!」で済ます全身複合装甲の面白い子。

 

 

「実はイーターに予算の増額を求められてて...

イータのここ最近の活躍は素晴らしいので予算を増やしてあげたいのですが、どうも商会株の購入などやる事が多く自由にできる資金が少ないんです。

何か予算を浮かせる方法はないですか?」

 

 

経営者のジレンマだね、といっても贅沢な方のジレンマだが。

 

 

「そうだね商会株の購入の後に、イータの予算をその分更に増やしてあげたらいいと思うよ。

...あ王都に来る時は私呼んで?宣伝したげる」

 

 

「あっ、ありがとうございます。

いや確かに!!そうすべきだと思ったのですが...」

 

 

ん?何か歯切れ悪いな、どうしたよ。

横領とか?イータがする可能性...高い、凄い高い。

 

 

「何となく分かった、予算を横領するんだねイータって。」

 

 

「はい...イータは手際がよくてですね、気が付く頃にはほぼ全額使い込まれてます。」

 

 

草、想像以上にとんでもねぇ子だな。

...まあ腕は確かなんだろうけど、うん。

 

 

頭の中でイータが「最強のアンデット軍団、作る!!火を吹いて毒を撒いて踊る...」って寝言を言ってたの思い出した、そりゃ潤沢なシャドウガーデンの予算軽々と消えるね理解した。

 

 

「うん諦めようか、子供の悪戯は大人にはどうしようもないんだ。」

 

 

「そんなぁ〜...」

 

 

この子もまたまた可愛い、それと色々と発達し過ぎだな。

...才能だけはピカイチ大きな大脳と大きな身体、だがそれが小脳とか神経とか色々と圧迫してしまってる。

 

 

ああだからこんな転ぶのか、小脳やその周辺そして脊髄の圧迫か原因と見た。

 

 


 

 

「転ばなくなる方法...」

 

 

すんごい真面目、すんごい可哀想。

 

 

「...今時間空いてる?」

 

 

「あはい...

アレクシア様?!ご用件はなんでしょうか!!」

 

 

「それじゃぁ失礼するね」

 

 

頭から転べる才能、おばあちゃんかよ将来大変そうだ。

将来は尿漏れとか凄そう...

 

 

「はい」

 

 

そのまま仕事?に移るガンマ、偉い。

何て努力家なんでしょうか...

 

 

「寝ないのかい?」

 

 

「ええまあ、私は弱い分他のみんなより頑張らなきゃいけないので。」

 

 

偉い、そして可愛い。

 

 

製品の部品の値段が高過ぎない?そんな沢山のネジを...

やっぱ共通規格しか勝たん、よし支配下に置こう。(おい)

 

 

これは全てイータってヤツのせいに違いない、苦労してるね君。

 

 

「部品の共通規格、可能な限り同じ部品を使い回せるとお安くできるよ。」

 

 

「部品の共通化ですか...」

 

 

「そそ、ただひたすらに部品の値段が安くなるんだ。

馬鹿の一つ覚えとか言われるけど兎に角安くできる...

その上管理が簡単でいいよ、私のとこは昔に5割ぐらい諸々減らせた。」

 

 

「...本当ですか?明日にでも研究に入ります!!」

 

 

翌日


 

 

「駄目、ロマンが足りない...」

 

 

イータはその要求を突っ撥ねた

 

 

「いいか?開発は別に構わん、だが製品の方は揃えないと沢山売る事はできない。

...つまりお金が稼げないんだ!!」

 

 

「それは困る、仕方ない...アレクシア王女を立てる、代わりに今度お金ちょうだい...」

 

 

「ちょっとイータ...」

 

 

口を開けば集られるワイ、まあイータは結果出すから構わんのだが。

 

 

「久しぶりの開発支援だね、アルファと予算の協議はしといて?その範囲で仕事を出すわ。」

 

 

「お任せですか?!」

 

 

「まあ期待してるし、お好きにどうぞ。」

 

 

「分かりました...」

 

 

これから何度も意地悪な貴族の顧客に試されるだろう、今の内に慣れるといい。

 

 


 

 

「凄いわイータ!!」

 

 

「おめでとうイータ...ガンマも頑張ったね、偉い偉い。」

 

 

「えへへ〜ありがとうございます!!ですがまだまだです!!主人様にそしてアレクシア様に胸を張れる大商会に育ててみせます!!」

 

 

国に匹敵する大企業になりそう、程々に締め付けないとな。(おい)

 

 

「共通化と一般化、この二言だけは死んでも覚えておけよ。」

 

 

「はい!!そして紙と布それぞれの汎用性も生涯忘れません...

シャドウガーデンの皆も、特に戦闘時に愛用しております。」

 

 

アホの子可愛い、障害も早めに治してあげたいな。

人に使える人体拡張...これがまだ安全にできないからね、実験体のネズミで上手くいかないんだ人間で上手くいく筈がない。

 

 

尿漏れ最近酷いっぽいし、早め早めにやった方が安全だから急がないと。

 

 


 

 

そしてある日、怪我をしたガンマがシャドウガーデンに搬送されてきた。

...私が王都に帰る数日前だ、脊髄裂傷と脳挫傷に脳裂傷と大怪我やんけ何で生きてんだよ。

 

 

こっちのオッドアイのボーイッシュガールも重症だ、胴体の半分がないってドン引きなんですが。

 

 

「うぅガンマぁ...ガンマが居なかったら私の予算がなくなっちゃう...」

 

 

イータはいつも通りで安心した、でも涙出てるから死んだら普通に悲しむだろうな。

...流石の応急処置だ、私より上手にやれてる。

 

 

再生医療は必須かな、でも損傷も酷いし大変だぞこりゃ。

 

 

しかし脳が損傷してるのがマジでヤバい、脳に関してはブラックボックスだから易々と弄れない。

...環境で変質しまくるみたいだし、今の彼女の芸術的な頭脳を変に弄りたくない。

 

 

散財するガンマとか見たくない、頑張って治さないとシドとアルファに殺される...ふざけんな俺は諦めねぇからなガンマお前被検体な。

 

 

脳の拡張で誤魔化す、今だけは機能の移動だ。

...脊髄も同じ、ついでに小脳や神経の圧迫も解消してやる!!傷跡全部跡形もなく治してやるからな覚悟しろよ。

 

 

そんでまあ日が明けるまでの突貫治療をした、イータの強制覚醒実験(?!)でガンマは目覚めた。

 

 

そんでまあ、ガンマは二日でリハビリの必要がない程に元気になった。

...そして何故か治らない微妙にアホな部分、とドジ属性。

 

 

俺は今世で初めて対処不可能であろう絶対的な挫折を経験した、この件に関してはシドも同じだっただろう。

 

 

一週間後に再度脳内スキャンをしてガンマの属性は大脳の方に原因があると判明した、俺はこの芸術的な脳をこれ以上弄りたくなかったから見て見ぬフリをした。




シドに続き、この異世界で最も神経系に精通しているアレクシアもガンマに敗北した。
原因は小脳じゃなくて大脳なんだよなぁ...診る場所を間違えてましたね()

ガンマは大脳がデカ過ぎるんだと思うわ、せめて脳室が乳房と同じぐらいデカければ...とか思ってるだろうねアレクシア嬢は。
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