アタチはアレクシア・ミドガル9歳、性別は女アル!!ストーカー被害に悩まされていた健気な少女ダヨ。
王女様でありながら男装の王子様でミドガルの怪人であり音楽会の魔人であり悪魔憑きである、自分でも何言ってるか分かんないけどそう呼ばれている。
陛下や教育係にもう教える事はないと匙を投げられました、5年振りに自分だけの時間を得る事ができましたやったね。
...正直将来が心配でしかないが、まあこの国では武神際で優勝すれば富名声力が全て揃うので将来は優勝する予定です。
でもそれは浅い考えだったと判明しました、何とウチの姉滅茶苦茶強いんです。
騎士団長を一太刀で倒していました、ゼノンも強いけどそのゼノンを姉上は子供みたいに扱うからね...因みに姉貴は13歳です。
ぅゎょぅι゛ょっょぃ
んで私はその騎士団長に何とか勝利して姉にまだまだねと言われるぐらいの強さです...
人間って想像以上に血統が重要だなって思いました、流石日本人製(恐らく)の異世界血統主義大好きですね。
言い訳させてください、一定以上の出力の魔力を使うと外部から妨害される感覚があるんです。
そんで姉には剣で勝てないねと理解しました、まあ剣以外の方法でボコボコにしようと思います。
俺は魔力に注力します、それと普通の長剣は気に入らないからスライムで好きな形に変形させながら戦う事にします。
同じ遊び場に居る子供達には大道芸と言われました多分意味は理解してないと思います、妙に難しい言葉知ってんな。
お父さんとお母さんがそう言ってた?庶民は親にどんな教育されてんねん...
スライムで戦うのいいじゃんと頑張ったんですが、戦闘中にすぐ魔力不足になるからその解決法を現在探っています。
...常に魔力を練り続け、その魔力を体内に蓄積させる事にしました。
そしたらドンドン練れる魔力の量が増えました...
因みに常に魔力を練り続ける感覚を例えるなら無理矢理唾液を出す感じですね、同時に外部からの魔力操作の妨害も軽減できる様になった気がする。
疲れるし集中力が必要だった、でもいい訓練になった。
集中力が上がり身体能力も上がる、更に体の調子もよくなった。
でも一定以上の魔力が貯められないと判明しました、これが自分の身体の限界みたいです。
なので魔力の研究に入りました、んで残滓って何だろう?再利用とかできないのかな?と考えたんですよね。
んで判明した事があります、ちと分かりやすく説明しますね。
魔力の残滓って灰みたいなモノなんです、魔力を完全に利用する事ができれば残穢が残らないんです。
でもその残穢って再利用もできるんだよね、でまあその残滓となる魔力の中の不純物を無くせば理論上無限の魔力を生み出せる様になるんです。
なるほど魔力は科学とは違うらしい...
生物は運動をした結果エネルギーを消費して悪性タンパク質を発生させてしまうし、その現象は避けられない、やはり魔力は科学とは全く別の理論で存在している。
色々と魔物で実験しました、魔力回路に不純物をどうにかこうにかするフィルターを敷設してみましたら見事成功...でも魔力回路は壊れて魔物は死んじゃいましたね。
なのでその残穢を体外に放出した後に再利用できるようにしたら大成功、無制限に魔力を練り続ける怪物が生まれました。
王国法に引っ掛かるのでニトログリセリンで存在しなかった事にました、採掘現場に紛れ込ませて跡形もなく吹き飛んでもらいましたよ。
んで実験が成功したから自分でもやった、でも問題が発生したんだ一定以上の魔力を操作できない。
でもそれは故意的に魔力暴走を起こして、肉体を魔力の親和性に高い形に変える事で解決した。
...魔力制御能力と魔力回路の強度の成長速度は複利で増えていく、その上今の自分には肉体的な成長ボーナスもあるから更に加算されている。
あとスライムの有用性が改めて判明した、普通だと魔力を体の外で扱うのは難しいがスライムは体外で魔力操作の補助に最適だった。
一応血でもいいんだけど臭うし...
何より血液は使用期限が短いからスライムにしてる、実用性が高いからね。
魔力回路内での魔力操作は効率が悪いと判断した、だから魔力回路外での魔力操作だけで魔力から不純物の抽質をする事にした。
言葉にするなら半導体からの脱却です、例えるならディスプレイからホログラムに変えたみたいなものです。
そしたら驚き、魔力回路の強度と魔力を練れる量と魔力制御能力が複利(0.1%)どころか複利(1%)ぐらいで成長する様になった。
...将来の自分は災害を起こせる様になりますね、戦略核兵器或いは魔人アレクシア・ミドガルいい響きだ。
人間として無限に魔力現象を扱う自分に、どうその力を使うかを自問自答してみた。
何でこんな力が必要なのかを...まあ全ては聖教を吹き飛ばす為なんだけどね、秒で憂いは消し飛んだ。
あとロマンの為、例えば沢山の戦闘機をこの世界で作っても燃料がなきゃ意味がないから...魔力を沢山用意する必要がある。
よし自己弁護完了、将来は歩く核兵器になりますよ俺ちゃん。
魔力というモノは恐ろしい、紀元前にて理論上可能とされてきた代物を科学で実現するには2000年かかったが魔力なら必要な魔力と理論さえ伴えば何でも可能になってしまう。
そんで実は...
魔力生成と抽出と再利用の修行方法を練ってる間に、古代の魔術もしくは呪術の研究でもしてるのかな?と言われてしまいました。
新たな称号もとい二つ名ゲットです...
魔力の研究が一段落して時間ができた、今は寄り道をやめて機械工学の方面で色々と頑張っている。
そんで今日10歳になった、記念パーティで出された牛のヒレステーキが美味しかった。
英気を満たした俺は現在機械工学製品の試作品をスライムで創り出している、因みにその光景はミドガル王国の風物詩となっております。
普段はまあ...みんな遠くから眺めてるだけなんだけど、今日は何と仲間ができました。
エルフの気怠げな子です、可愛くて頭がいいです。
どうやら私に弟子入りしたかったらしいんですよね、嬉々として一つ返事で了承しました。
でもね、「翌日また会おう、その時は名前も教えてくれ。」って言ったのに来てくれませんでした...悲しいです。
おかげでね、俺ちゃん一緒に四苦八苦し研鑽してくれる人に飢えてしまいました。
なので友達作りをする事にしましたよ、明日一緒に研鑽できるであろう子を探します。
はい、友達を作るつもりでした。
でも何て言うか...私が欲しかったのは一緒に研鑽ができる学者でね、貴族とかそういうタイプの友達じゃないんですよね。
何を迷走したのか、今の私は商家と貴族の舞踏会に居ます。
子爵男爵準男爵騎士爵の家と、超お金持ちの商家の舞踏会にお忍びで来る結果になってしまいました。
俺のありとあらゆる科学工学製品を見て、胃に大穴を開けた父を尻目に元気一杯になった専属メイドにお粧しされました...金髪に染められてカラーコンも使わせられたよ。
鏡を見て思った...
自分は平民の出とか言ってるけど明らかにおかしいのよ、雰囲気が王族とか大貴族のソレなんですわ。
元々友達作りに来たのに、何故か婚約の申し出ばかりされて...で突如何て言うか黒髪の少年に王女様と見抜かれてそのまま逃げ帰りました。
因みに、その黒髪の少年はシド・カゲノーというらしいです。
あの獣人及び魔獣の生息域に隣接するミドガル王国有数の魔境の生まれみたいですね、因みにリン酸硝酸含む希少鉱石その他諸々が多く産出する秘境でもあります。
俺は愛嬌を込めてリアルグンマー帝国と呼んでいる、ちと面白そうだし近々お邪魔させてもらおう...その時は彼に領地を案内させようかね。
とまあそんな事を考えていたこの日の夜、寝ようと思っていた今何か凄い魔力の爆発を感じた。
何と驚き、自分と同じ人間核兵器がミドガル王国内で爆発しました。
寝室を飛び出して現場まで走った、そしたらまあ首を裂かれて死にかけのに赤子が倒れていました。
俺は考えた、見殺しにしてもいいと思った。
...でも何か潜在魔力量も多いし、将来強くなりそうだと思って自分の騎士として育てる事にした。
将来有望だろう、折角だからね。
...うん陛下に直訴しよう、という訳で獣人の赤ちゃんを治療して城まで連れて帰ってきました。
「陛下、赤ちゃんを拾ってきたので育てていいですか?潜在魔力量も凄いですし。」
「いや待て待て待て、いきなり過ぎる。」
「何か凄い音が聞こえたもので、凄い魔力だと思って向かった先にこの赤子が捨てられていました。」
唖然とするメイドと国王陛下、困惑する騎士団の面々と陛下の側近達。
「...」
「...駄目ですか?」
「いいだろう」
「失礼します陛下、鼻血が出ています。」
必殺上目遣い、効果父親は問答無用で承諾する。
結果騎士団の面々に、砂漠で砂金を拾う猫という二つ名をつけられた。
...正確には猫を拾ったんだけど、噂が流れていく内に砂金を拾う猫になった理由は分からない。
人間は噂話大好きである、また再確認できました。