~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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最後はアレクシア&シド回です、次回から本編に戻ります。


下陰の自由

「という訳でアルファは素晴らしいバブみを持っているんだ、理解できたかな。」

 

 

「何言ってるか全然分かんないんだけど、この話終わりにしない?」

 

 

そう彼が言うと拗ねるアレクシア、面倒臭い者同士である。

 

 

どこがやねん、異世界の男というものは無条件で同意しなければ困った人間扱いされる残念な生き物なのです。

 

 

これから始まるのは、如何にシドもしくはシャドウと呼ばれる人間が困った存在なのかを証明する話である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

嘘です

 

 


 

 

俺の名前はアレクシア・ミドガル、9歳異世界の第二王女だ。

 

 

そして今、目の前で幼馴染と言うべきか?シド・カゲノーと呼ばれる少年が本を読みながらスカしている。

...それだけなら構わない、人間誰にでもカッコつけたい時があるからね。

 

 

だがソレをしていいのは非モテ野郎だけなのだ、塩顔イケメンの男爵と童顔名花の男爵夫人の血を引くアイツがソレをしてはいけない。

 

 

もしやったらこうなる...

 

 

「今こっち見たよね?」

「カッコいいよね!!雰囲気もあるし!!」

 

 

遺憾の意を表す、何故世の中の陰キャは恥を晒すだけだと言うのにシドの場合はこうなのか。

...男爵の子とはいえモテない男も多いというのに、てか人間ってモテる事なんか殆どねぇぞ例え顔が良くてもモテない残念な奴多いのにコイツおかしいやろ。

 

 

アレクシアは激怒した、必ずかの邪知暴虐の陰の王を除かなければならぬと決意した。

アレクシア(匠)には恋愛が分からぬ、アレクシアは生まれてから一度も姉以外の女の子とキャッキャウフフした事がないのである。

前世から机磨きや機械弄りに精を出し、ほぼ全ての人間と一線の距離を置き暮らしてきた。

けれども女友達から垂れ流される妄想の数々を聞いてきたおかげで、色恋沙汰に対しては人一倍に敏感であった。

 

 

今日未明アレクシアは屋敷を出発し野を越え山越え街のど真ん中にやって来た、そう全てはこの残念美形貴族のモテ期に終焉を齎す為に。

世の中の全ての心の友(非モテ)の為に、そして自分がモテモテになる為にいざ行かん。

 

 

この世界の人間は高純度の魔力に魅力を感じるのだ、それはもうただの陰キャがモテモテになるぐらい。

テメェの事だシド・カゲノー、色気ムンムンなになりやがって|自分の中の私が覚醒しちゃうでしょうがい《実は幼少期に聖教絡みで発症した解離性同一性障害の産物である》。

あ因みに、俺がアレクシア(匠)で私がアレクシア(女)です。

 

 

てな訳で俺もモテる為に高純度の魔力を生成して自分に纏い、その高純度の魔力を言葉に乗せて幼気な少女達を魅了してやるのだ。

 

 

ただしやり過ぎると、魔力に酔ったり理性蒸発したり魅了し過ぎたり色々と弊害がある。

 

 

その調整の訓練にはカゲノー男爵領の少女達は丁度いい...

魔境住みだからかな?何より頑丈だし、|魔力に酔ったり理性蒸発したり魅了し過ぎたりしてもあまり変わらないから《蛮族故に》。

 

 

ま王都ではここの少女達を基準に魅了した所為で、理性蒸発令嬢が量産されたんですよね...はい私が原因なんです。

 

 

シドのモテ期終焉、何か大事なものを失った気がするが目的は達成したからヨシ。

 

 

 

 

 

そしてその夜、何処からかピアノの音色が流れてきた。

 

 

月光

 

 

満月の夜

 

 

月明かりに照らされたステージ

 

 

その中心で彼は...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

みたいな雰囲気を醸し出している、うん凄いね。

 

 

シドってピアノ弾けたの?ゑ?しかもめっちゃ上手い、あこれ前世から頑張ってるタイプですわ。

ピアノ弾けて雰囲気もある、こちら側(陰キャ)だと思っていたけどシドの事を分類すらできないやんけ。

 

 

前世からの陰キャ仲間だと思ったのに...

裏切られたわ、もうマジ無理。馬鹿な事考えてないで鍛錬しよ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

二人で工場見学、シドの取り巻きのヒョロとジャガにはデートだと言われ茶化されたけど全然そんな事ないからな。

...人によってはそうかもしれない、まあ互いにその気はないんですが。

 

 

シドは何でここに来たんだろ、興味ないだろうに。

 

 

「お〜流石アレクシア凄いね、こんな場所で作られてたんだ。あこれ僕と同じスマホだよね。」

 

 

脳死で今回答したよな、まあいいや。ミツゴシ経由で貰ったのかな?

 

 

覗いた感じスパイウェア駆除した上で脱獄してますね、イータお前やりやがったな。

...イータ絡みか、今度あいつ自身に見学でもやらせるか。

 

 

てかやってるのは俺定期、ガーデン向けはスパイウェア入ってないのに。

イータお前研究の為に通常版入手して弄り尽くした後のゴミをシドに渡したろ...

 

 

楽しんで頂きありがとうございます、脱獄懐かしいなぁ前世でもやったなぁ。

 

 

「うんまあ、最新作よ。」

 

 

「画質もいいしカメラも中々、これiHpone8より性能いいよね。」

 

 

iHpone8かぁ、かなり昔のだよね。

 

 

「当然、一個3万ゼニーの上で傑作だからね。まあ2017年発売のiHpone8に負ける訳なかろうて。」

 

 

今はどれくらいなのだろうか?20とか行ってたり?

...流石にないか、まあ15とか16とかそんくらいかな。

 

 

「あれってMC(マシンニングセンタ)って奴?あんま詳しくないんだけど何か凄い工作機械だよね?

確かスマホとかPCを作るのに使ってる奴...」

 

 

何で知ってんだよ、普通知らないぞ。

 

 

「まあそんな感じだね」

 

 

「「...」」

 

 

 

 

 

「好きに話してもいいよ」

 

 

 

 

 

「正確にはコンピュータ数値制御で動かされているだけの機械でね、MC(マシンニングセンタ)ではない。

MCは工具の入れ替えとかの高度な機能がある、だけどその運用の為により良い、より高度なシステムの開発が必要だから導入できてないんだ。」

 

 

皆んな大好きiHpone式のライン製造方式です、まあ中身は現代じゃ化石扱いされるAndroidだけど。

Androidはいいぞ個性があって幅も広い、iHponeとかいう生存本能を必要以上に発露させる個性破壊兵器を許すな。

 

 

「へぇ〜これは何してるの?」

 

 

異世界ではiPhoneの姿をしたAndroidが生まれました、ハード面は兎も角ソフト面では皆んなで使って皆んなで作る方式でウチは頑張っていきたいと思います。

 

 

「切り出しだね、基盤とかカメラとか色々挿入する場所のね。

スマホの型を作るだけだから余計な工作機械部分は不要なのよ、まあ近い内にATCを搭載させたMCを完成させるから見たいなら待ってね。

一応分類としてはこれはNC(数値制御)だ、数値制御で一千分の一ミリの精度で物を加工できる。

...因みにCNCってのもあってねNCにコンピューター制御を組み合わせたモノがある、それをCNC(コンピューター数値制御)って言うんだ、それがこれ。どうも静聴ありがとう。

いや種類とか興味ないよな...

ゴホン!!これは複雑な加工を得意としててね、ここでは基盤の挿入場所を作るだけだから単純なんだ。」

 

 

「へぇそうなんだ」

 

 

「そうなんです」

 

 

何ていうか、未だシドの前世がどんなんだったか想像ができない。

 

 

何が相手か知らんがステゴロできる場所で、ピアノを習ってて、未成年なのに製造業に関しても応答できる知識はあって、もう訳分からん。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「ねえアレクシアってピアノとか弾ける?」

 

 

...ゑ?逆に弾けると思うの?

 

 

「無理だよ...

あ〜でも待って、多分できない事はない。」

 

 

一応どこからどんな音が鳴るかは知ってるから大丈夫かな?

それに、精密な肉体操作は得意なんだ。

 

 

「どうしたの?できない事はないって何?」

 

 

「いやまあ...ね?

ピアノを弾く作業はできるのよ、でも上手かは分からないって話よ。」

 

 

「どうゆう意味?」

 

 

うん分かりにくいよね、実際にやってみるべきだな。

 

 

「予め言っとくわ、下手だよ。」

 

 

ベートーヴェンの悲愴とか、東方Projectの一部原曲及び二次創作曲や、UNDERTALEの一部原曲とかなら一応記憶として残ってる。それをその音をそのままトレースする事はできる。

悲愴でいいか、今回は。

 

 

「本当に初めてピアノ弾いたの?

...あ、ズルしたでしょ。」

 

 

「その通り、前世の記憶の元から音をトレースしたんだ。」

 

 

「逆にすごいねー

アレクシアもアルファと同じかと思ってた、なるほど下手だね。」

 

 

シドが上手に弾く手本を見せてくれたら、同じだけ上手に弾けるんだけどね。

...てかそんな事はどうでもいい、アルファと同じって何だ。

 

 

「ねえ少し気になった、アルファと同じかと思ったって何?少し気になる。」

 

 

「ああ...アルファってねピアノ凄いんだよ、天性の才能っていうのかな?」

 

 

珍しくシドの歯切れが悪い、どうしたよいきなり。

 

 

「何それ凄い気になる」

 

 

押したらドリフでも流れるんだろうか、知らんけど。

 

 

「「...」」

 

 

まあいいや...それからシドからピアノのレッスンを受け、それら全てを一度で吸収した。

 

 

「かなり上手くなったね、いいじゃんいいじゃん。

今は機械的だけどいつか上手になれるよ」

 

 

そりゃ当然よ君の技術を丸コピしたんだから、てか上手くなれなかった時の方が問題なんだけど。

...体系化と模倣に全振りしてんだから、音を鳴らす程度の真似はできなきゃ困る。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

紅い血

黒い目

白い髪

 

 

「あ...この子の黒い片目...」

 

 

自分の軽薄さ及び気色悪さを察してしまった瞬間である、アッチ側の意思が強かったせいかな...気色悪い事をしてたらしい。

 

 

将来俺の片割れが

「貴方との子よ!!」

とかシドに言わないか相当心配である、マジでホラーでしかないのよ。

 

 

「どうしたの?」

 

 

あシドだ...

 

 

「あこの子、武神祭で戦った子じゃん。」

 

 

「そうね、シドと私の子よ。」

 

 

「...ごめん、何言ってるか分かんない。」

 

 

「...冗談だよ!!うん冗談!!」

 

 

冗談じゃねぇんだよマジなんだよ!!

馬鹿野郎だよマジで、これからも色々な事を絶対に何かやらかすわ。

 

 

「「...」」

 

 

冗談と倫理観を抜きにしても気持ち悪い、頭おかしいよ頭おかしいよ、何だろう生理的に受け付けない。

 

 

意識と意思は別なんだね...

意思に横槍を入れる何かが本当に怖いよ、そう考えたら意思も曖昧なものだ。

 

 

意思と認知の限界が自分の終わりかな...

その世界も素敵なのだろう、きっと幻想的で壮大なのだろう。楽しみだ。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

「ねえシド、私達の俺達の行く末どうなるか楽しみだね。

この子もシドも私も、誰もが何かを抱えてるんだ。

私達の俺達の行く末はどうなるのかな、楽しみだね。」

 

 

「僕も同じ気持ちだ、でもね僕達の夢は必ず叶うよ。」

 

 

アレクシアの言う、僕が武神祭で戦ったあの子も同じなんだ。

...きっと僕達と同じ夢を抱えているのだろう、意思を託す機会があれば僕達の子っていうのも間違いじゃないのかもしれない。

 

 

陰の実力者は美しい、僕は真の意味でその光景を知る為に陰の実力者になりたいのかもしれない。




オタクの早口はよく分からない定期(おい)
MCは盤グルグルでNCは素材グルグル、違いはそれだけだ。工具の取り替えとか消費者からしたらどうでもいい話だから気にしないでokよ。
CNCも何かあるだろって?NCにコンピューターを足したらCNCになるのよ、普通の白物家電がNCでAI家電がCNCみたいな感じ。


NCとMCは大好きだけどCNCは興味ない変態...まあ場所によってNC・CNC・MCの定義は変わるんで間違ってる可能性はありまする、現役で働いてる人には突っ込み所満載でしょうコメントに詳しい事をカキカキしてくれると私が喜びます。


あとみんなはスマホで脱獄した?私ゃモバイルフェンスをボコす為にプロになりましたよはい、でも一年ぐらい経って対策が生まれたので自分の脱獄人生はそれっきりだったですねぇ。
それからは制限アプリを多重に導入され父と血塗れの戦いを繰り広げてたの懐かしいなぁ...(中の人の実話である、なお後半戦はスマホとか放っぽり出して主戦場はPCだったんですが。)


以上です、後書きも前書きも何を書けばいいか分からない侍でした。
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