~転生したら王女様だった件~   作:アクト(act)

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アンネローゼ...恐ろしい子!!

「アレクシア様、無人兵器の開発はできそうですか。」

 

 

無人兵器...ああAIとかを搭載してって事か、アリだな。

 

 

「許可しちゃうよん、面白い事考えるね。

...戦車戦闘機爆撃機を完全無人化すると、確かに先鋒とケツ持ちをそれ完全な機械にすれば無茶な作戦行動ができるな。」

 

 

いや遠隔操作か?確かにその技術的な成功例は多いが、まあ何にしろアリだ。

 

 

「ありがとうございます、実は任務部隊か戦域軍を新設しようと考えてまして。

...アレクシア様達が開発した最新兵器群を利用して任務部隊か戦域軍の空白状態の穴埋めもしくは戦闘能力の拡大を考えているんです。」

 

 

なるほど、賛成だ。

 

 

「んじゃ任せるよ、予算は出すから好きにして。」

 

 

「...開発に参加しないのですか?」

 

 

「本職と比べまだまだだと痛感したからさ、うんシステムとか技術の開発以外からは手を引くわ。」

 

 

「分かりました」

 

 


 

 

アレクシア様の知謀と策略のおかげで、ミドガル王国の軍事的常識は目紛しく変わり兵器は魔物の様な怪物的進化を遂げている。

...帝国もあの者の策略によりあそこまで巨大化した、使われる兵器はより高価により高性能になった。

 

 

アレクシア様は軍事行動も公共事業も行う為にひたすらに金が足りない、そう言っていた。

...私には縁のない概念で理念だ、大まかに軍事行動を一度行うだけで国庫を悲鳴を上げる事と軍を持つ事がとても大きな負担であるとは私にも理解できるが本質的にはまだ分からない。

 

 

直接関わらずとも理解できているあの方は、やはり思考ではなく本質が既に人間ではない。

...人間は物事を楽観的に悲観的に見るものだが、あの方は俯瞰的に有限的に見ている。

 

 

そんなアレクシア様の物事を顧みない勧誘が上手くいったのは頃合いがよかったからだろう、私が帝国から逃げたかったから。

帝国への愛想が尽きていた時...自分の無力さに打ち拉がれていた時に付け込まれ、気が付いた時にはミドガル王国に居た。

 

 

そのままアレクシア様が軍をミドガル王国で設立すると言い出し、その中で偶然私が登用された。

...曰く人を率いる力を持ち人の命の重さを最もよく知っていると、必要となれば冷酷な判断を下せると。

 

 

昔の私はこの剣を持ち、国の為に帝国の為に戦列に加わると誓ったのだ...ただ今の私はそれがミドガル王国になっただけ。

 

 

剣に戦に選ばれた英雄がミドガル王国に居る、正しく力を使える人がミドガル王国に居る。

...べカルタ帝国では皇女という肩書きしか持たない病人が、齢10歳の少女がべカルタ七武剣に至たり隣国の悉くを下した。

 

 

ミドガル王国には私の目標たる魔人が、その魔人と肩を並べる怪異が国に繁栄を齎した。

 

 

私は所詮、その怪異のお遊びに付き合っているだけの落魄れた普通の人間だ。

...そんな私にも剣を捧げる相手が居るのならば、その者に剣を預けたいと思ったのならこの命も惜しくない。

 

 

国の為に人の為に私が何かを為せるなら、なりたい自分に成る為に私も相応の活躍をしたい。

...アレクシア様の様な大立ち回りはできないであろう、だが私にもできる事がある。

 

 

アレクシア様は過去に器用だと私を褒めてくれた、私の剛剣を支えてるのは指の些細な動きに準じたな細かい技だと。

...あの人にできない事をしようと思う、私達人間の戦争を見せようと思う。

 

 

あの人は器用だけど出力を絞る事はできない、分散はできても一定以下の攻撃はできない。

...それが昔の素手での投げ技、今は魔力を物質化させて軽く撫でる事。

 

 

あの人は好きなのでしょう、自分の実現できない事を私達が為す人間が。

 

 

「皆さん、少し甘え過ぎではないでしょうか。」

 

 

「「「「...は?」」」」

 

 

「アレクシア様に負んぶに抱っこ、いい大人が恥ずかしくないですか。」

 

 

「「「「...」」」」

 

 

「アレクシア様だし?」

 

 

「?!」

 

 

「仕方ないというか、生物として次元が違うというか。

ほら...魔界に友人が居たって話しじゃないですか、あの方は生身一つで魔人と対等で世界を渡る事もできるんですから今更1から何もできませんよ。」

 

 

アレクシア様は人々を盲信的にし過ぎです、このままだと滅亡までミドガル王国は貴女の世話になりそうです。

...魔力って怖いですね、ただ少しだけ機械工学などに精通した人間が素晴らしい魔力を持つだけでここまでの影響を得られるんですから。

 

 

「アレクシア様は、これからの王侯貴族はただの少し裕福なだけの象徴になると言っていました。

...億の人間の居る巨大な共同体を、権威だけでは前世紀の様に王侯貴族だけでは統治しきれないのでしょう。

アレクシア様が軍に口出す時間がある内はいいですが、いずれその時間もなくなるでしょう。」

 

 

「「「「...」」」」

 

 

「その時我々軍は、装備戦術含むあらゆる面で停滞します。

...我々が騎士団から国土防衛の責を奪った様に、我々軍も次の組織にその責を取って代わられるでしょう。

その時アレクシア様はこう仰る筈です、『爆笑w科学と合理化の憧憬もこの程度かツマンネ...』と。

...主人からの失望を斥ける為に我々は合理主義の権化で在り続け国の中で何よりも変わり続けねばならないのです。」

 

 

「ですが...」

 

 

 

 

 

チャキ...

 

 

 

 

 

「否とは言わせません、返事ははいかyesです。」

 

 

「...承知しました、では予算の程宜しくお願いします。」

 

 

「何を言っているのですか?予算があれば学生でもできます、予算なしでも我々本職にはできる事はあります。

...私は今あるもので、やりなさいと言っているのです。」

 

 

「失礼ですが現代の軍事常識的に...」

 

 

 

 

 

スササァサ-...

 

 

 

 

 

「実は新しい剣を拵えていまして、試し切りもしてないのですよ。」

 

 

「...それで?」

 

 

「いえ何でもありません、ただの独り言ですから。

それで返事は?ハッキリとお願いしますね...」

 

 

「「「「喜んでやらせて頂きます!!」」」」

 

 

「各員期待していますね」

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

そしてアレが生まれたって訳、ドローン戦闘団が。

 

 

敵味方の高性能兵器同士の戦闘を補助する重ドローン部隊と、敵ゲリラへの攻撃や味方ゲリラへの 直接支援に使用する通常ドローン部隊が配備される事になった。

 

 

アンネローゼ恐ろしい子...誰に似たんですかね(スッとボケ)

 

 

小型爆弾やミサイルの運搬、そしてその運用及び索敵などの戦闘支援を行う大型ドローン。

時速80km活動時間1時間

 

 

擲弾の運搬及び、敵ゲリラの排除と味方ゲリラへの支援を行う通常ドローン。

時速120km活動時間40分

 

 

器用だな、魔獣も魔剣士も殺す為なら急襲時に擲弾1発を喰らわせるだけで十分だし...私の用意した兵器と比べコスパがいいな。

これなら穴だらけの防衛網を盤石のモノとし火力点を作り出す事もできる訳だ、ふむあの飛行爆弾?の十分な迎撃も十分果たせそうだ。

 

 

アンネローゼをトップに据えてよかったわ、いやはや名采配だな。

 

 

正直戦闘機とか爆撃機を無人化するんだと思ってたけど、成程ね隙間の対処を無人化するのね。

 

 

俺だったら戦車とか戦闘機を無人化してただろうな...いやソッチもしろよ、予算は潤沢にあるんだから。




??
「全く駄目じゃないか君達、もう少し刪潤できるだろう。」
※訳
合理の追求だろう、正道邪道を問わずあらゆる道を進み研鑽し給え。


??
「ですがこれ以上は...」


??
「ναι?οχι?」


こんな感じでデスクワークばかりの者達を無理矢理現場で働かせてるんやろな()
怖いなぁアンネローゼは、蒼青色が白緋色に染まっております。
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