ポケモンの世界に転移したっぽいけど、ここは何処なんですか?   作:いろはす/1roh4su

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第十三話「エビ天が二本も乗ってて良()()ねぇ」

***

 

 

 

「ググルグワイワアァァーッ!!」

 

 

 柔らかな日差しが差し込む森の中に、岩が激しく擦れあうかのような鳴き声が響き渡る。

 鳴き声の主は大小様々な岩の塊が数珠つなぎになっている巨大な蛇のようなポケモン──イワークだった。

 

 

【イワーク いわへびポケモン タイプ:岩/地面】

 

 

 己の縄張りに入り込んだ不届き者をミンチの刑に処すべく、イワークは爛々と目を赤く光らせ、邪魔な木々を薙ぎ倒しながら森の中を爆走する。

 そして迂闊にもイワークの縄張りに入り込んでしまった不届き者というのが──。

 

 

「どおおおおおしていつもこうなるんだああああああああッ!!?」

 

「きゃああああッ!! 来ないでーッ!?」

 

 

 ──ツムグとミノトであった。

 二人は必死の形相で走るもイワークとの距離は開かず、むしろ徐々に縮まってきている。

 

「何でだろうこの状況すっごい既視感(デジャブ)! つーかこの地方には()()()()まで生息してんのか!? マジで魔境じゃねェかよ畜生ッ!!」

 

 ”オヤブン”ポケモン。ポケットモンスターシリーズにおけるスピンオフ作品「LEGENDSアルセウス」に登場する、屈強な身体と狂暴性を持つ野生ポケモンのことである。

 その特徴は通常の個体よりも遥かに大きな体格と、爛々と赤く光る双眸だ。

 そしてそれらの特徴は今目の前にいるイワークの特徴とも合致している。

 

「そんなこと言ってる場合じゃないよツムグ! 早く何とかしないと!」

「つってもどーすんだよコレ!! ゴールドスプレーなんて出してる暇ねェぞ!?」

「パパッてやればイケたりしないかな!」

「イケるわけねーだろ!? 何言ってんだお前バッカじゃねえの!!?」

「バカとは何さバカとは! やってみなくちゃわかんないでしょーが!!」

 

 

「イワイワグルグゥゥーッ!!!」

 

 

「「ひぃぃぃぃーっ!!? ごめんなさぁーいっ!!」」

 

 目の前でギャーギャーと言い合い始めた二人に腹を立てたのか、イワークは再び耳を劈くような咆哮を放った。

 恐怖のあまり、二人の走る速度が僅かに上がる。しかし怒りが頂点に達したイワークも進む速度を上げたため結局距離は縮まる一方だ。

 

「まだ何も思い出せてないのにこんな所で死ぬなんて嫌だーっ!! 誰かー!! 助けて下さ──へぶっ」

「ミノトーッ!?」

 

 そうして必死に逃げようと無理に速度を上げたのがいけなかったのか、突然ミノトがすっ転んだ。それはもうお手本のように美しい転び方だった。

 ツムグは慌てて腰のホルダーから二つのボールを取り外し放り投げた。

 

「ミノトを連れてここから離れてくれ、頼んだぞゴルバット!」

「ギギィーッ!」

 

 ボールから勢いよく飛び出したゴルバットがミノトの両肩を足で掴んで飛び立ったその直後、ミノトが立っていたまさにその場所にイワークが尾を叩きつけた。

 地面がヒビ割れ、イワークの尾が軽くめり込む。

 間一髪である。ツムグの判断が数秒でも遅れていたらと思うと生きた心地がしない。

 

「……っ、イーブイは俺と一緒にイワークの足止めだ! あいつらが逃げる時間を一秒でも多く稼ぐぞ!」

「いっぶいっ!」

 

 やる気十分に声を上げるイーブイだが、イワークとの体格差はそれはもう凄まじいものである。

 

「大丈夫大丈夫体格差があるからなんだってんだ俺達ならやれる! よし、いくぜイーブイッ! カレイドシフト──”みず”ッ!」

 

(イワークは岩と地面の複合タイプ! 水タイプの技がよく通るハズ!)

 

 ツムグは眼前の敵を睨みつけながらそう己を奮い立たせると、バングルのダイヤルを勢い良く回した。するとバングルから放たれた()()の光の帯がイーブイの小さな体に吸い込まれていく。

 

「ってあれ、何で赤色? 水タイプのエネルギーは青色じゃなかったっけ?」

 

 不思議に思ったツムグが腕のカレイドバングルを見やると──

 

 

「おアァーッ!? ダイヤル回し切れてねェーッ!!?」

 

 

 なんとダイヤルの目盛りが一つずつズレてしまっているのだった。

 ちなみに青の一つ前は赤色、燃え盛る”ほのお”のレリーフが刻まれた目盛りだ。

 

 

【イーブイ≪カレイドシフト≫ しんかポケモン タイプ:ノーマル/≪炎≫】

 

 

「イワーク相手に炎タイプでどうやって戦えってんだよ!? 俺のバカ野郎ーッ!!」

「ぶっきゅいっ!?」

 

 焦りは禁物。焦っているときこそ手元をちゃんと確認しよう。ツムグとの約束である。

 

 

「イワグルグラァーッ!!!」

 

 

 何騒いでんだ、と言わんばかりにイワークが吠えた。

 思わず目線を戻せば、怒りのあまり青筋を立てた(岩の頭ではあるが)イワークがもう目と鼻の先まで来ている。

 

「うおお言ってる場合じゃねぇ!? イーブイ、とりあえず”でんこうせっか”だーッ!」

「えっぼぉ! ──っぷい!?」

 

 当然ながら硬い岩の身体にただ速いだけの体当たり(でんこうせっか)が通用するわけもなく。

 意気揚々と突撃したイーブイはぺちん、という音と共に跳ね返されてしまった。

 

 

【効果はいまひとつのようだ……】

 

 

「だよね知ってたよ畜生ーッ!! もう駄目だーッ! 俺達はここで死ぬんだァァーッ!!」

「ぷきゅうっ!?」

 

 もはや自暴自棄である。

 突然のネガティブ発言に思わずイーブイも振り返って驚きの表情だ。

 だがツムグがいくら自暴自棄になろうが、イワークには関係ない。

 オヤブンの願いは唯一つ、己の縄張りを侵した怨敵(ツムグ達一行)を始末するのみ。

 

「グワイワアァ……ッ!!」

 

 蛇のような身体をうねらせ、とぐろを巻いて獲物を睥睨するイワーク。

 今度は鳴き声ではない、硬く重量のある物が擦れあう不快な音がやけにはっきりと聞こえた。

 

(くそっ諦められるかよ……! 考えろ……考えろ……ッ! ()()()()()()()を! 突破口を──ッ!)

 

 口ではああ言ってもツムグはまだ諦めていない。諦められるはずもない。

 この世界にはまだ見ていない景色が山ほど残っているのだ。こんなところで死ぬわけにはいかない。

 

 

「グルグワイワグルゥゥーッ!!!」

 

 

 しかし怒り狂うオヤブンは待ってはくれない。尾を高く振りかざし()()の構えを見せる。

 

「ツムグ、危ないッ!!」

「イチかバチかだ──”でんこうせっか”に”かみつく”を乗せろッ!」

「──えっぼおッッ!!」

 

 電光石火の勢いで飛び出し、イーブイは技を放とうとしていたイワークのその喉元に食らいつく。

 ゲームにおいて”かみつく”は相手を怯ませる効果のある技。怯んだ相手はそのターン技を出すことができなくなる。

 ツムグはイワークを怯ませ、技を不発させようとしたのだ。

 しかしそんな小細工が通用するようではオヤブンは務まらない。

 イワークは何事もなかったかのようにイーブイを振り払うと、エネルギーを纏わせた尾を思い切り地面へ叩きつけようとした──その時だった。

 

 

「──”みずのはどう”!」

 

 

【?????の みずのはどう!】

 

 

 何処からともなく放たれた()()()()()がイワークの頭を揺さぶった。

 

「グイワァッ!?」

 

 突然苦手なタイプ、それも四倍弱点の攻撃を受けたことでイワークは仰け反り、発動しようとしていた技を中断。

 ふらふらと頭を揺らしたかと思えば、近くに生えている木に思い切りぶつけ始めた。──”混乱”状態である。

 

「そこの人、大丈夫ですか!?」

 

 そう言って駆け寄って来たのは、パーカーの上から和服の羽織のようなものを着た少年だった。

 見た所まだ中学生くらいだろうか。背丈は低く、顔つきにはまだあどけなさが残っている。

 腕にカレイドバングルを巻いているが、彼も”祠めぐり”をしている途中なのだろうか。

 

「ああ、何とか。君のおかげで助かった。ありがとう」

「いえ、フタチマルがいてくれたおかげです。間に合って本当に良かった」

「たちゃっ!」

 

 

【フタチマル しゅぎょうポケモン タイプ:水】

 

 

 フタチマル、腰に二つの貝を携えた青いラッコのようなポケモンだ。

 少年の手持ちだろうそのポケモンは、主人に褒められたのが嬉しかったのか誇らしげに胸を張った。

 

「僕は──おっと、どうやら自己紹介なんてしてる場合じゃなさそうですね」

 

 見れば、時間が経過したからか先程まで混乱していたイワークが正気を取り戻しつつある。

 このままでは数分もしないうちにイワークの混乱は解け、再び暴れ出すだろう。

 

「そうだな……よし、イーブイは戻れ!」

「ぶいっ……」

 

 隙を突いて逃げるには少々混乱が解けるまでの時間が早すぎた。人数も増えたとなれば取れる択は一つ、撃退である。

 しかし炎タイプにシフトしたイーブイでは不利な岩タイプを持つイワークを相手するのは困難だ。そうなれば今のツムグが頼れる手持ちはただ一匹。

 

「ギィギィーッ!」

「ツムグーっ! あのイワーク、倒すなら私も手伝うよー!」

 

 そう言いながらミノトとゴルバットが地面へと降り立つ。

 上空からイワークの様子を見ていたのだろうか。いずれにせよ好都合だ。

 

「丁度呼ぼうとしてた所だぜ。ゴルバット、いけるな?」

「ギギギィーッ!!」

 

 ゴルバットはツムグの周りを飛び回り、やる気十分といった様子で甲高く鳴いた。

 彼女もまた岩タイプが弱点だが、幸いゴルバットの持つ飛行タイプは第二のタイプ。カレイドシフトで変更される対象である。

 

「さーて私達もいくよ、ラルトス!」

「らるるーっ!」

 

 ミノトが放ったボールからラルトスが飛び出し、ついに役者が出揃った。

 

 

「グルグワイワグルイワァァーッ!!!」

 

 

 混乱が解けたイワークが幾度目かの凄まじい咆哮を上げたその時、不思議なことが起こった。

 開かれたイワークの大口から眩い彩光が迸ったかと思うと、一瞬にしてその光は紺色に染まり、弧のような軌道を描いてイワークに突き刺さった。

 

「これって、もしかして──!?」

「おいおいそんなのアリかよ──ッ!?」

 

 光の帯を全て吸収したイワークは一際強い光を放ち、全身から()()を弾けさせる。

 ツムグは思わず目を見開いた。その現象がツムグがこの数日間で何度も見たとあるモノと酷似していたからである。

 

 

「──こいつ、カレイドシフトしやがったッ!?」

「そんな……でも一体どうやって!?」

 

 

【イワーク≪カレイドシフト≫ いわへびポケモン タイプ:岩/≪ドラゴン≫】

 

 

 カレイドシフト。本来であればトレーナーとポケモン、そしてカレイドバングルの三つが揃っていないと使えないはずの秘術。

 それを野生の個体が単独で発動したというだけでも驚愕に値する。タドリに報告すれば目を輝かせて飛びつくだろう。

 しかもシフトした先はよりにもよってドラゴンタイプ。これによって先程まで四倍だった水タイプの技の威力が等倍まで抑えられてしまうことになる。

 

「くっ……お二人とも! 少し準備をします、時間を稼いでくださいッ!」

 

 少年がそう言うと、フタチマルは腰のホタチ(フタチマルの持つ貝殻のような武器)に手を掛け瞑目し始めた。

 

「何が何だかわかんねーけど……わかった! 俺達に任せろ!」

 

 相手がタイプを変えたとは言え、まだ対抗策は残っている。カレイドシフトに対する最も有効な手段、それは──。

 

「いくぜゴルバット、こっちもカレイドシフトだ! カレイドシフト──”フェアリー”ッ!」

 

(ちゃんと目盛りを目視で確認して……ヨシ!)

 

 閃光が弾け、ゴルバットの身体からは神秘的なオーラが立ち上った。

 それは邪悪を祓う破魔の力にして、竜を打ち倒す屠竜の力──即ち妖精の加護である。

 

 

「ギィギギィーッ!!」

 

 

【ゴルバット≪カレイドシフト≫ こうもりポケモン タイプ:毒/≪フェアリー≫】

 

 

「”≪(あやかし)の≫エアカッター”で攻め立てろ!」

 

 ゴルバットが放つのは妖精の加護を乗せた風の刃。カレイドシフトによって疑似的に龍と化しているイワークに効果は抜群だ。

 

「グルルルワ……ッ!」

 

 耐えかねたイワークは苦し紛れに尾を地面に叩きつけ、岩の壁を生み出すことで風除けとした。

 だがイワークはゴルバットの攻撃に集中するあまり、それに紛れたラルトスが俊敏な動きで懐に潜り込んでいることに気が付かなかった。

 

「お願いラルトス! ”ドレインキッス”!」

「──ワグルオッ!?」

 

 そっと落とされたラルトスの唇がイワークの体力をごっそりと奪い取る。

 しかし流石はオヤブンポケモンというべきだろうか。イワークは未だ倒れず、憤怒の形相を浮かべて尾を力任せに地面へと叩きつけた。

 

 

【オヤブンの イワークは じならしした!】

 

 

 突然地面が揺れだしたことでラルトスは体勢を崩す。

 そして次の瞬間には、イワークの強靭な尾が彼の小さな身体を打ち据えていた(”たたきつける”)

 

「──らるっ!?」

 

 ラルトスの未成熟故に軽い身体は容易に吹き飛ばされ、宙を舞う。そのまま地に落ち、ぐったりと横たわった。

 

「ああ、ラルトスッ──!」

 

 慌ててラルトスに駆け寄るミノト。

 辛うじて”ひんし”は免れたようだが、もはやまともに戦える状態ではない。

 

「っ、戻ってラルトス。ごめんツムグ、私達はもう……」

「いや、こればっかりは練度(レベル)の差だ、仕方ねえよ。後は任せてくれ」

 

(とはいえ、足りてないのはゴルバットのレベルも同じ。タイプ相性のおかげで何とかやりあえてるけど、このままじゃジリ貧だぞ……)

 

「もう一度だ、今度は狙いを定めて撃て──”≪妖の≫エアカッター”!」

 

 再び、ゴルバットの翼から妖精の加護を乗せた風の刃が放たれる。対するイワークももう一度岩の壁を使ってそれを防ぐ。

 しかし前回と違うのは、そうしながらもイワークは周囲への警戒を怠っていないことだ。流石、過酷なアウルムの地で生態系の頂点を務めるだけはある学習力である。もはやこの技は攻撃としても陽動としても通用しないだろう。

 

「グルルイワオオッ!!」

 

 

【オヤブンの イワークの いわなだれ!】

 

 

「ギィ……ギッ!?」

 

 イワークは尾で地面を砕き、その破片をこれまた尾で器用に絡めとって投げつける。

 空からいくつもの岩が降り注ぐ様子はさながら雪崩のよう。宙を飛び回ってひらりひらりと躱すゴルバットだったが、やがてその物量に押し切られて被弾してしまうのだった。

 飛行タイプを消したお陰で致命傷は免れたが、それでもダメージは大きい。このような攻防が続けば、直に限界が来てしまうだろう。

 

「おい、準備ってのはまだ終わらないのか!? もうそろそろキツくなってきたぞ──ッ!」

「もう少しです! 何とか耐えてください!」

 

 次々と飛来する岩を躱し、合間合間に風の刃を放つ。

 こちらの攻撃はその悉くが防がれ、相手の攻撃は回避しきれずに数発被弾してしまう。

 被弾するごとにゴルバットの動きは段々と精彩を欠き、被弾の頻度が増えていく。

 

「くそっ……ゴルバット、なんとか躱せッ!」

「ギ……ギィ……」

 

 もはや反撃の”エアカッター”すら覚束ず、ふらふらと岩を避けることしかできていない。

 形勢が変わったのは、ゴルバットとイワークが数えきれない程の攻防を繰り返し、ツムグが握りしめたボールを手汗で取り落としかけたその時だった。

 

「お待たせしました! 準備完了です!」

「やっとか! よーし、よくやったゴルバット! 最後に一発──おどろかせ(”おどろかす”)ッ!」

 

 既に精魂尽き果てふらふらと宙を漂うのがやっとであるゴルバットだが、主の命ならばと最後の力を振り絞って裂帛の気合を発する。

 

「ギ……ギギギィーッ!!

「グルワッ!?」

 

 気合の声と共に放たれた霊気がイワークに襲い掛かり、そして爆ぜた。

 弱点を突いたわけでもなく、ましてやこちらのコンディションは最悪。ゴルバットの気力を振り絞った一撃は大した威力にもならずただ大きな音を立てただけだった。

 しかしたとえ虚仮威しだったとしても──否、虚仮威しだったからこそ、手負いの彼女が放つ最後の一撃を警戒していたイワークは意表を突かれて一瞬怯んだ。

 

 

「今だ! やれッ!!」

 

 

「──ッ! フタチマル、”みずのはどう”!!」

 

 

【フタチマルの みずのはどう!】

 

 

 放たれたのは先程と同じ水の衝撃波。

 弱点を消された今、その一撃ではイワークを仕留めきれるかは怪しい。

 しかしここでツムグとミノトが稼いだ時間、その間にした()()が効いてくる。

 

”きあいだめ”(急所率アップ)”ふるいたてる”(攻撃・特攻アップ)3回! これだけ準備すればオヤブンだろうが関係なく吹き飛ばせます!」

 

「たっちゃァッ!!」

 

 迫る衝撃波が先程とは比べ物にならないモノだと悟ったのか、慌てて防御しようとするイワーク。しかし──

 

 

【オヤブンの イワークは ひるんで 技が だせない!】

 

 

 ゴルバットの”おどろかす”で怯んでしまったイワークは動くことができない。

 フタチマルの狙い違わず、衝撃波はイワークの頭部へと吸い込まれ──

 

 

【急所に 当たった!】

 

 

「イワッ!? ワグル……ァ……」

 

 

 岩をヒビ割れさせる程の一撃はその振動をもってイワークの脳を強く揺らした。

 それを呼び水にこれまでの戦いで蓄積していたダメージが一気に襲い掛かったのか、周囲に満ちていた龍気はたちどころに霧散し──大蛇の身体は轟音と共に崩れ落ちるのだった。

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