転生して雲雀さん!?   作:クルス@アルマゲドン

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思いつきの作品でもお気に入り登録してくださる方々がいてくれて感謝感謝。

そして、一話一話が短いせいか簡単に書けてしまう。
だから、投下しとく。


さんわめっ!

 

此処にある気配は2つ。けれど僕の目の前には一体のはぐれ悪魔しかいない。

 

「美味そうだな~喰ってやる!!」

 

「いいよ。かかっておいで、咬み殺してあげるから」

 

周りの気配を探りながらもはぐれ悪魔にそう言い挑発する。

因みに気配を探ると同時に目視する事がほぼ不可能な程の炎を周りに放ち、レーダーのような働きをすることが出来る。より的確な位置を把握する事と警戒ことを兼ねてだ。

すると後ろからリアスとその眷属達が来る。

 

「ちょっと、恭弥待ちなさいと言ってるでしょ!」

 

「リアス・グレモリーいくらキミでも僕の邪魔をするなら咬み殺すよ?」

 

そう言いつつも、はぐれ悪魔以外のもう一つの存在を見つけた。

あのはぐれ悪魔の奥の方の暗闇に隠れてる。気配からして僕を満足させれるかは分からないけど強い筈。

そう考え、思わず笑みがこぼれる。

笑みを見たリアス達は少し身構えた。

 

「まあ、いいや。この獲物はキミ達にあげる。そのかわりに、とっとと殺しなよ。遅かったら僕が咬み殺すから」

 

僕はそう言い、リアス達の後ろに移動し、近くの柱にもたれ掛かる。

リアスと兵藤は有り得ないものを見たような顔で僕を見る。

 

「……恭弥が素直に譲った?」

 

リアスはそんな事を口に出していた。

 

「貸し一つ。それでいいよ」

 

僕はそう告げてリアス達の戦闘を見始める。木場が剣を作り出し、はぐれ悪魔に切りかかる。スピードは良い。が、威力が無い。決定打がない分戦闘は辛いはずだ。後は、剣を作り出したのを見ると剣を折っても、まだ戦え続けそうだ。

次に動いたのは塔城、相手の攻撃を食らってもビクともしない防御力を見せてくれたが、あれではいずれ死ぬ。相手の攻撃を避けようともしないことが駄目だ。僕が攻撃して避けようともしなかったら、その時点で負けは決まる。あの程度だからこそ無傷でいられるがいずれ、さらに強い相手に対してはその戦い方は危険すぎる。。

そして、朱乃が攻撃を始めた。電撃により相手の自由を奪い、じわじわとダメージを与えている。僕としてはさっさと咬み殺してしまう。

最後にリアスだが……

 

「死ねぇええ!」

 

はぐれ悪魔の切り落とされた腕がリアスに向かい、飛んでいく。これに気付いた奴は兵藤一人だが、間に合わない。

僕は仕掛けトンファーから出る鎖に雲の炎(増殖)を使い、無限に伸びる鎖でリアスに飛んでいく腕を切り裂いた。この鎖の殺傷能力は高く大抵のモノは容易く切り裂ける事ができる。

 

 

「…恭弥……あ、ありがとう」

 

「……ふわぁ、別に。これで貸し二つ目だよ」

 

僕はそう言い、目を瞑る。動いていないから眠くてしょうがないのだ。

ただ、目を瞑っても警戒だけは怠らない。

そんな事をしているうちに、リアスは自身の滅びの力ではぐれ悪魔を消していた。

僕はその力を見て思わず、ワォと言ってしまった。

確か、彼女の兄は魔王と呼ばれる存在でリアスより強い筈。

この時、僕は更に魔王に興味を持ち始める。

「さて、終わったことだし帰るわよ」

 

リアスがそう口に出していた。ようやく僕が戦える。手元には雲の守護者のリングにボンゴレ匣、予備のトンファーの匣。ボンゴレギアは手元には無い。

 

「恭弥アナタも一緒に──」

 

「僕は群れるのは嫌いなんだ。キミ達だけで帰りなよ。それとも僕の欲求不満を解消するための肉の塊になってくれる?」

 

威圧しながらそう言う。リアス達は身構える所か震え出すほどだ。

ちょっと手加減を間違えてしまった。何せ、これから久しぶりに強い相手と戦えるのだから胸が高揚しているのだ。

 

「………分かったわ。さあ、皆帰るわよ」

 

威圧をしているのにも関わらずリアスは普通に言葉を発し、皆にそう言った。

流石にと思い、威圧する事を止め、リアス達が此処から出るのを待った。リアスがすれ違った際にまた明日学校で、と言ってきた。

余りにも唐突だったために呆然としてしまったがその表情は誰にも見られてないはず。

リアス達が居なくなったことを確認し動く。

 

「さて、これで邪魔者はいなくなったよ。出ておいでよ。咬み殺してあげる」

 

「待て待て、俺は戦いに来たんじゃない。お前を『禍の団』に入らないかと勧誘しに来たんだ。雲雀恭弥」

 

暗闇からは漢服を羽織った黒髪の男が出て来た。

 

「興味ないね。それにそんな獲物を手にして出て来て何を言ってるの?」

 

この男が手に持っているのは槍。しかし、ただの槍ではないことが分かるほどのモノだ。僅かだが、これほどのモノを使うこの男に興味を持った。

 

「キミ名前は?」

 

「ああ、名乗り遅れたな。俺の名前は────曹操だ」

 

「ふぅん、曹操ね。ならその名のに見合う実力を見せてよ」

 

僕はそう言った瞬間、数メートルの距離を一瞬でゼロにしてトンファーで殴りつける。

しかし、曹操と名乗る男は槍で受け止めていた。

 

「ワォ、やるね。キミ」

 

「………お前、本当に人間か?」

 

 

 

 

 

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