とある白い特色フィクサーがキヴォトスで青春を謳歌する 作:成功マート
〜三人称視点〜
「おい!!!早くこ、ガァッ!」
「いな...」ガン!
二人がシロによってバールで頭を叩かれ気絶する。
「い、いや...ごめんなさいごめんなさい!!!」
戦車に乗っている者は戦車の装甲部分を馬鹿正直にこじ開けて引き摺り出され地面にたたきだされ、
「そ、空からなら一方的に...」
ヘリコプターで空を飛んで射撃をしようとしても、
「フン!」
偶然近くにあった鉄パイプを端折りそれをヘリコプターの回転する羽根の少し下あたりにぶん投げて直撃し、撃墜する。
現在アビドス地区にある、様々な打撃音がひたすら響き渡るヘルメット団の基地にて全身真っ白な少女こと白い暴力、いや白星シロがバール一本でヘルメット団を蹂躙していた。はっきり言って地獄絵図である。
(そういえばこの体の強度を確認していないなぁ)
「吹き飛び上がれ怪物がァァァァ!!!!」
大量に弾丸を浴びせているのに全く効いていない様子を見せるシロにヘルメット団たちは恐怖を覚えもはやヘルメット団がシロへ向ける銃口は無意識的にどんどんそれていく。その様子にここのヘルメット団の指揮をしている指揮官らしき者が、大砲をシロに向けてぶっ放す。
ドォーン!!!
「命中を確認...やったか?」
少なくとも着弾地点中心に近いところは軽く吹き飛んでいるが...
「...ふぅ、なるほどね」
(体の強度はキヴォトスに来る前と変わらない...壁貫通するほどの威力を持つ銃や大砲もこんなものか...)
「...は?」
直撃したはずの大砲から放たれた砲弾はシロに擦り傷すらつけられなかった。大砲を放った指揮官はそれを信じられないような光景として見えている。
「...て、撤退するぞ!!!」
そう叫びヘルメット団の一人が逃げ出していく。それに釣られてどんどん逃げ出していく。それも仕方ない、いくらキヴォトスでも、バール一本でカチコミを仕掛けられひたすら蹂躙される経験なんてある方がおかしい。中にはバールでぶん殴られる光景から逃げられないと連想して玉砕覚悟の突撃をする者もいたが全てバールで振り抜かれて、何一つ届いていない。
「とりあえず物資だけ適当に回収しておこう、だけど」
そうしてシロはまた鉄パイプをへし折って投げやすい長さにして空にぶん投げる。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
先生視点
彼女がヘルメット団の所に単身突撃をしてから数分経った。私は何をしているかというとなんかよくわからない所に縛り付けられている。いやなんで?少なくとも私は最終的に止めなかったはずだけどなぁ...
"...すごい大きい音がしてる"
とりあえず早く解かないと...彼女に何かあってからでは遅い。
"アロナ、この縄の解き方わかる?"
「はい、先生、この結び方だと...」
アロナの指示に従い縄を解いていく...とりあえず今遠目で見ている所だと戦車から無理やり引き摺り出したりヘリコプターを何か投げて撃墜してるね...まぁあれもキヴォトスでも普通なのかな...
「先生!少なくともあれは絶対普通ではないです!!!」
"なんで人の心が読めるの???"
おっと心の声がつい出てしまった...
"とにかく早く彼女の元へ..."
とにかく私は走って彼女の元へ向かう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜アビドス組サイド・三人称視点〜
「...うわー、すっごいヤンチャしてるねー」
「これヤンチャで済ましていい範囲じゃないですよね!?!?」
アヤネとセリカバール一本で突撃するシロに関してはちゃんとドン引きしている。
「あのー、もしかしてシロちゃん...」
「嘘でしょ!?!?銃火器置いて行ってるじゃない!?!?」
まるで銃火器を所持していないのが全裸で街中を歩くことより珍しい事の様な反応を示し
「ん、とりあえずこれを届けに行こう。」
シロコがシロに銃火器を届ける為に準備を始めるが、
「うーん、おじさんはちょっと様子見ていた方がいいかなぁ。」
(これは、先生以上に警戒するべきなのかな)
「...ホシノ先輩?」
「うん、ちょっと考え事をねー」
「ホシノ先輩って考え事する事あるんだ...」
セリカが驚愕の表情をしている。流石にホシノの事をなんだと思ってるんだ...
「ん、後で色々問い詰めよう」
「それがいいかもしれませんね」
(後でしっかりシロちゃんの事しっかり聞かないと...あとシャーレの先生のことも少し調べないとねー)
ホシノは誰にも見られない様に険しい顔をして思考を巡らしている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜白い暴力視点〜
ちゃんと監視されてた事は少しよろしくないがとりあえずヘルメット団の制圧完了と...後で激詰めされるだろうなぁ...
「はぁ...」
思わずため息吐いちゃった、とりあえず即気付いて破壊したが...いやちゃんと普通に油断したな...
「これでも前世というか転生する前は特色...いや、ここじゃこんな肩書き意味ないか」
それに都市で経験した今までの事はもしそれを消せるなら消したい者だ...特色になってから自分自身の夢の虚しさに気づくとは...
「はぁ...まぁそれが一般的なんだろうなぁ」
と言うか都市にいた時でもこんなにため息出なかったぞ私、どうやらここにきてから相当気が緩んでるらしい。
「せめて成果を何か持ち帰らないとなぁ。」
おや、なんか地下への入り口みたいなのがあるね、地上にあった物資の大半ダメにしちゃったし地下にある物資あるか探索するかぁ。
「それにしても三流の子悪党にしては設備が結構いい感じだね...」
まだキヴォトスの常識を測りかねてるから正直当てにならないけど。
「...既視感」
うん、明らかに、と言うほどではないがなんとなく都市で見覚えがある様な物が...と言うかなんでそんなもんがここにあるんだ。
「...はぁ、見てるだけで不愉快になる」
成果物を持って帰ってあげたかったけど...
これは絶対ダメだ、全部私の
少なくともここにあんな苦痛を持ち込んだら何が起きるか...考える気すら起きないな...
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜ホシノ視点〜
"...すっごいべこんべこんになってるね...ホシノ"
「そうだねー、地上は雑に壊されてるけど地下の物は丁寧に一つ一つ破壊されてるよー」
"まるで恨みや執着がある様だね"
この大人の言う通り少なくともここまで徹底的に破壊をしてるなら少なくとも執着か恨みか、またはその両方かな...
「それにしても先生さっきまでシロちゃんに縛られてたんだねー」
"あはは...どうやら私はシロに信用されてない様でね"
「それは大変だねー、今度アビドスのみんなでどうやって信用されるか一緒に考えよー」
...ここに長居いしたいると少しずつ精神が削られる様な感覚がする。
"...ホシノ、無理してない?"
「私は大丈夫だよわ、先生こそ無理してない?」
兎にも角にも早くあの子を見つけよう。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
〜白い暴力視点〜
こんなバカでかくてぱっと見丈夫そうな扉、如何にも奥に重要な物があると言ってる様な物だ。
「とりあえずさっさと壊そう、一人そこそこ腕の立つ奴が来る。」
もう一人は...なんとなくだけど先生かなぁ。
...とりあえず、殴り飛ばすか
「フン!」
...ちょっとやりすぎたかも、思ったより脆かったな。
「と言うかこれは...」
都市の星案件の依頼のついでに薬指に喧嘩売った時の事やリンバスカンパニーや赤い視線から聞いた話を少し思い出す。
「確か硝子窓とか人格とかなんとか...この世界でも特異点はお金になるのかしらね」
まぁなるとしても流石には危なすぎるから叩き割るに限るが。
一度人格を借りるという経験したことがある、あれを借りると言えるかは不明だが。まぁ酷い物だった、自分の知らないはずの記憶や経験があるのは正直あまりいい気分でもないし耐えられなければ宝石みたいになるとか笑えない冗談である。まぁリンパスカンパニーの特異点で行えば安全ではあるのだろうが。
とりあえずこれはさっさと...
「一つだけ...まるで成功したかの様な」
まぁそうだとしたら...いや、考えるのをやめよう。どのみちキヴォトスにこれがある時点でもうそう言う次元の話ではない気がする。
「それに連邦生徒会長もなかなかな物を私に押し付けたね」
そしてまた思わずため息が出る、そして
「シロちゃん、ここで何をしていたか先生とおじさんに教えてほしいなぁ」
...透き通る世界とは言ったが...これは流石の私もこの状況でそう言われたら速攻で拒否するね。そのぐらいの殺気と言うかなんというか、ホシノちゃんはなかなかすごいなぁ。
「適当にお金になりそうな物探してたよ」
とりあえず早くアビドスにお金になる物を持ち帰ろう。
〜オマケ〜
白い暴力に関わったことある人に白い暴力についてインタビューをしてみた
質問者1
リウ協会南部一課に所属するフィクサー(等級未開示)
Q.彼女との出会いは?
A.一課の人全員で依頼を受けた時に偶然戦争相手にいたのさ
Q.彼女の第一印象は?
A.まぁ敵、それ以上でもそれ以下でもないな
Q.戦った感想は?
A.シンプルに理不尽、攻撃があんまり通らないだけならともかくノーガードで一人一人ぶん殴ってくるのはさすが特色だなーとなったな。
Q.彼女に対して一言
A.もう二度と戦争に関する依頼を受けないでくれ
質問者2
現在9級のフィクサー(元1級フィクサー)
Q.彼女との出会いは?
A.あー、偶然シ...、白い暴力が主催する茶会に招待された事だな。
Q.彼女の第一印象は?
A.自称一般フィクサーで自分の事を無個性というやべー奴、一般なら色なんかつけられないぞ...あとはフィクサー向いてないなーとは思ったな。
Q.茶会とは?
A.あいつの気分によって開かれる立場とか気にせずにみんなでお茶でも楽しみましょうと言う、平和な行事だな。いや本当に怪しくないからな???ただし五本指、特に薬指に関してはガチのお断りだそうだ
Q.彼女が特色たらしめる強みとは?
A.他の特色フィクサーとは比べ物にならない生存能力だな。なんで生存能力が高いかって?語るより見た方が早いな
Q.彼女に関する小話は?
A.あいつ本人が話していた事だが、一度も肉体強化施術を受けた事がないらしい...これが本当ならあいつ本当に人間か?あとは五本指全てと敵対して何かと生き残ってたりタブーハンターに追われるのが日常とか言ってたな...
質問者3
シ協会に所属するフィクサー(身バレ防止のためどこの支部等は非開示)
Q.彼女との出会いは?
A.いや本当にシ協会に帰ってきてくれ...過労が...そして2課の部長が...
(これ以上は質問者が質問に回答できる様な状態ではなかった為終了とする)
当てにならない次回予告
元一般特色フィクサーの白い暴力よ、なんでキヴォトスに都市の特異点があるのか知らないけどとりあえず片っ端からぶち壊せばいいか...え?美味しいラーメンが食べれるお店があるって?
次回、人肉入りじゃないだろうなこのラーメン
の予定です、いくらキヴォトスでも人肉はないよ...え?都市でもとある区はのぞいて割と忌避されてるぞ...まぁうん