とにかくキャラ同士を会わせてみたかったクロス短編集 作:こなひー
色んな意味で戦いにならなそう、かつ庶民的な普段の雰囲気からいいご近所さんになりそうだなという事で作ってみました。
「お、将軍じゃねえか」
「あ、サイタマ君! ……やっぱり君もあれが目当て?」
「ああ……。あんなのを見せられちゃ、無視できねえよな」
「土曜、肉と魚の特売セール!」
「土曜、肉と魚の特売セール!」
「そういや将軍、こないだくれた漬物旨かったぞ。ジェノスとキングも喜んで食ってたよ」
「それは良かった! うちの一号君が『今日のやつ、ちょっと味濃い目ですね』って言ってたのを聞いて心配だったんだけど……」
「いやいや、俺もこないだ真似して作ってみたんだけどさ、全然上手くいかなくてキングに『サイタマ氏はもっと料理の修行に時間を割いた方がいいんじゃない?』って言われちまったんだよ。……あいつ絶対いつか負かしてやる」
「そうなの? じゃあ今度私の作り方教えちゃうよ!」
「マジかよ、今度頼むわ」
「この前、キングさんがウサコッツ達の遊び相手になってくれたじゃない? あれ以来『次はいつ来るのだ!? 必ずリベンジしてやるのだ!』って毎日聞いてくるの。もうすっかり気に入っちゃったみたいで……」
「あいつ、悔しいけどゲームはつええんだよな。次会った時にでも予定聞いてみるよ」
「お願いね! ウサコッツ達も喜ぶから、サイタマ君も一緒にまた来てよ!」
「おう」
「……あそうだ。俺も行くのは良いんだけどさ、部下たちは良いのか? この頃俺が行くと何か怖がられてる気がするんだけど……」
「皆サイタマ君の教えてくれたトレーニングがキツいって嘆いてるから、しょうがないかも……。あ、別に嫌ってるわけじゃないから安心して!」
「あのメニュー俺の半分以下なんだけどな……。ま、嫌われてないんならいいか」
「つーか将軍、フロシャイムを名乗り出してから結構長いんだよな。……けど、ヒーロー協会にはお前らの名前全く上がってないみたいだぞ」
「うーん、それなんだけどねー……」
「私たち、弱すぎて放置されてるみたいなの。災害レベル狼未満にすらも入らない、って言われちゃって……」
「あー……、まあドンマイ。続けてりゃそのうち良い事あるだろ」
「ありがとう、頑張って腕を磨くから! 期待しててね!」
「前にも聞いたんだけど……サイタマ君、フロシャイムに興味無い? 君がうちに入ってくれたら、レッドさんにも勝てるかもしれないんだけど」
「あー……」
「悪い。やっぱ俺、ヒーローだからさ。悪の組織には入れねえや」
「そっかー、やっぱり憧れてるものって変えられないよね! うん、仕方ない!」
「ごめんな、いつも総菜おすそ分けしてくれてんのに」
「いいの、これは私が勝手にやってる事なんだから。サイタマ君は気にしないで!」
「おう」
「……今は全然悪い奴って扱いになってないけどさ、あんまり強くなって悪さをされると、俺や他のヒーローが相手をしなきゃいけなくなる。だからその時は……」
「そうなった時は私達、張り切っちゃうから! 情けなんていらないからね!」
「お、おう。……そうならないことを祈っとくわ」
「なんで! ヴァンプの野郎といいあのハゲ頭といい! 普通にご近所さんの会話してんだよ! 誰かツッコめよ!!」
「先生曰く『あいつら全然無害だし、いつもおすそ分けしてくれるから寧ろいて欲しい』だそうだ」
「まあ、君の言い分は最もなんだけどね……」
「え、S級ヒーローのジェノスさんとキングさん! チッス!」
多分サンレッドはヒーロー協会的にはA級ヒーローぐらいなイメージ
この二つを拾える人ってどのくらいいるんですかね……?