父を訪ねて617光年   作:おーるどあっくす

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エンフォーサー良いよね…初見で大興奮した後ボコボコにされました

本日2話目



地中探査-深度2

 少し休息を取った俺たちは引き続き深度探査をしていく。封鎖兵器に対処しながら通路を進み、隔壁にアクセスを…

 

『電源が落とされているな…これだとハッキングも無意味か』

 

「どこかで復旧出来るはず」

 

 

 617の言う通りだな。周囲を探してみるとここから下に降りられるようだ。

 

「来たな…! 独立傭兵!アーキバスに付くなら死んでもらう…!」

 

〔ベイラムMT部隊のようだな 排除しろ〕

 

 電源を落としていたのは彼らか。奇襲を回避してブレードで一網打尽にする。戦力で劣る以上足止めをして少しでもアーキバスの行動を遅らせたいという思惑だろう。

 

「アーキバスめ…」

 

 621が制御盤を操作して通電を復旧。これで先に進めるな。リフトで上に戻り、通路を進んでいくと広い場所に出てきた。

 

 

「待ってたぜ…野良犬…!」

 

 こいつは…レッドガンのイグアスか!

 

「てめえを殺して俺は地上に戻る…物騒な穴倉生活にはもうウンザリなんでな…野良犬が死ねば…気分良く帰れるだろうよ!」

 

 レッドガンから抜け出してきたのか?地下での生活に気が滅入ってしまったのかもしれない。まるで俺たちが見えていないかのように621に襲いかかる。

 

「クッ…また耳鳴りかよ…!クソッタレの…ヤブ医者が」

 

 耳鳴り…アリーナによるとイグアスも第4世代強化手術だったはずだ。617の耳鳴りとも何か関係があるのだろうか…?

 

「クソッ!腕を上げてやがる…!野良犬が!調子に乗りやがって…邪魔なんだよてめえは!」

 

 621に執着しているイグアスを倒すのはそれほど難しくない。3対1にしてはよく粘ったんじゃないか?

 

「認めねえ…認めねえぞ…!次こそはてめえを…」

 

『死んだか、随分と621に執着していたようだが…』

 

 621は興味が無さそうなのが残酷だな、周囲に転がっている補給シェルパやMTの残骸を漁っている。

 

「…これ、まだつかえる」

 

「よく見つけたね」

 

『先は長いし使わせて貰おう』

 

 

 ベイラムのお溢れに預かって補給を済まし、通路を進むとMTが何かと交戦して…!?突然巨大な影にMTが吹き飛ばされた。

 

[防衛プログラム フェーズ2.0

 侵入者を検出 脅威レベル7]

 

ベイラムのタンクACのような形状の兵器は、俺たちにレーザーを放つと跳躍。

 

 

 謎の機体は下の橋からミサイルとレーザーで俺たちに攻撃。足場を利用して攻撃を防ぎながら近づくと去っていった…

 

「今のは…何?」

 

『封鎖兵器の類だと思うが…用心して進もう』

 

 

 封鎖兵器を追いかけ、通路を進む。

 

[防衛プログラム フェーズ2.5

 侵入者の重要区画接近を確認]

 

 封鎖兵器は出会い頭にレーザーを放ったかと思えば、隔壁が閉じてしまった。隔壁にハッキングを試みるが、俺の技術では厳しそうだな…

 

 1つ目の隔壁と同じように制御盤がないかを探すが、コンテナにブースターがあるのみで、下へ降りる為の隔壁も閉じられていた。

 …このブースター、人間用じゃないよな。強化人間でも危険な出力だぞ。

 

『恐らく終点はこの先だが…』

 

「開けられそうにないね」

 

 どうしたものか…

 

《……………》

 

「…そっか、かんきだくとをさがそう?」

 

『その手があったか、冴えてるな 621』

 

 

 地下施設である以上空気の循環は必須だ。探してみる価値はある。設備維持用と思われる汎用兵器のいる足場を渡って降りていくと、621の読み通りにダクトを発見。コンテナからパーツを拾いつつ進むと制御室に繋がっていた。

 

 スキャンに反応あり、ぶら下がっている封鎖兵器8機を手分けして起動前に排除。

 

 621が制御盤に強制アクセス…カーラかウォルターにでも教わったのか?アクセスによって侵入が検知されたようだ。もしスキャンで気付けていなかったらこいつらを相手することになっていたな…

 

 

 起動したリフトに乗って上に戻る。

 

〔順調に進んでいるようだな

 手探りとは思えん…嗅覚でも備わったか…?〕

 

 ウォルターも不思議そうだ…深度1の時もそうだが、621の嗅覚というよりも見えない誰かに導かれているような…?まぁ良いか、隔壁の先へ進んでいく。

 

 

『先ほどの防衛兵器が待ち構えているはずだ。戦闘の準備を整えておいてくれ』

 

 

 

 予想通り、上から封鎖兵器が落下。

 

[封鎖区域への侵入者を検出]

 

[防衛プログラム フェーズ3.0]

 

[強制執行モードに形態変更]

 

[対象を排除します]

 

 

 封鎖兵器はシステム音と共に人型に変形、右腕の巨大なレーザーキャノン…?を構えると俺たちに襲い掛かった。

 

『コイツは…!?』

 

 まさか変形機構を備えているとはな…!やるしかないか…

 俺は様子見としてミサイルを発射。敵機はミサイルを放ち、右腕の武装からレーザーを2連射。左右にクイックブーストで回避。

 

 俺が敵の注意を引いて立ち回り、回り込んだ621がシールドの裏から攻撃していく。

 

 左腕の武装はパルスガンとしても使えるのか…攻守を兼ね備えているのは厄介だ。パルスガンにしては射撃精度も良く、ほとんど拡散していない。

 

《……………》

 

「てきのなまえ、えんふぉーさーだって!」

 

 621が敵の情報を得たらしい。どうやって手に入れたのか気になる所だが、目の前の敵に集中しよう。

 

 

 617と621による連射を受けたことでエンフォーサーがACS負荷限界に達したようだ。変形の弊害か、姿勢安定性能には欠けるらしい。

 617は引き続きガトリングを連射、621と俺はブレードで攻撃。チャージしたレーザーキャノンで追撃を加える。

 

 

 ACSが復旧したエンフォーサーは、右腕の武器を構えてチャージを開始。レーザーでも撃つつもりか…ッ!?

 

 突然、レーザーパイルを展開し、地面を掬い上げるかのように突進。俺は慌てて跳躍し、エンフォーサーを飛び越える。

 すかさずエンフォーサーはブレードを展開しながら跳躍し、こちらに薙ぎ払ってきた。今度はクイックブーストですれ違うように回避。

 

 地上戦特化かと思ったが結構動けるようだな…遠近攻守の対応力に優れた武装といいまるで巨大なACだ。

 ミサイルの射出方式も発射の度に変化していて軌道が掴みきれない。

 

 堅牢な装甲と柔軟な武装…手強い相手だな…!

 

 

 多彩な攻撃を捌きながら反撃を繰り返して、再びACS負荷限界。マシンガンやミサイルよりもEN武器の方が通りが良いような気がするな。

 

 

[フェーズ3.5 パターンE 出力リミッター解除

 各部アクチュエータ 駆動コストおよび上限値再設定

 侵入者を排除します]

 

 エンフォーサーが腕部武装を地面に突き立て、放たれた衝撃波を跳躍して回避。エンフォーサーの出力が上がったためか、胸部が赤熱している…第二形態というべきか。

 

 エンフォーサーは腕部武装を溜めて、再び突進攻撃を仕掛ける。先程の攻撃とは出力が違う…!横へクイックブーストして回避。だが相応に攻撃後の隙も増えているようだな。ブレードで距離を詰めて反撃。

 

 

[脅威レベル7…8…機密封鎖に対する…危険因子と…判定]

 

 近接攻撃後の隙を狙って反撃を続けると、敵機の限界も近づいているようだ。大きく振りかぶってブレードに対してアサルトアーマー。ACS負荷限界の相手に最大出力で総攻撃を行う。617のブーストキックがトドメを刺した。

 

 

『ここらで一区切りだな。休憩しつつハンドラーから情報を得よう』




一周目イグアスとかいうガチで記憶に残ってないやつ
二週目から存在感出してきたけど正直眼中になくて
三周目でラスボスになるのは驚かされた
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