『コイツは…!?』
俺たちの前に飛来してきたのは大型の武装ユニットを背負った惑星封鎖機構のLC機体?全方位がパルスアーマーで覆われているようだ
武装LCはガシャンと音を鳴らしながら背面の武装を展開。LCの上半分を囲むような武装から全方位に大量のミサイルが放たれた。
展開されたミサイルがロックを完了したのか、俺に向かって殺到。引きつけてからクイックブーストを連続で発動し回避するが、流石に数発掠ってしまった。
『とんでもない弾幕だな…』
「逃げられる相手じゃ無さそう…!」
〔惑星封鎖機構の特務無人機体、バルテウス。シースパイダーの代わりに配備されたようだね。全く、ツイてないビジターばかりだ〕
やるしかないか…!
バルテウスが肩から放ったグレネードを跳躍して回避、すかさずチャージリニアライフルを撃ち込んでパルスアーマーへダメージを与える。
パルスアーマーに対して俺の武装は相性が悪い。オーバーヒートしてしまうがリニアライフルの一撃を重視していこう。
俺が注意を引いているうちに617のガトリングによるダメージが蓄積。パルスアーマーが限界を迎えたようだ。
617がパルスブレードで追撃しているうちにリニアライフルをチャージ。電磁気力により加速射出された弾丸を直撃させ、さらにミサイルとアサルトライフルで追撃していく。
ACSが復元したバルテウスは少しの溜めの後にブーストし、高速で離脱。俺たちもアサルトブーストで追撃を試みるが、追いつくまでにパルスアーマーを再展開されてしまった。
これで仕切り直しというわけか…
再び放たれたミサイルが今度は617に向かって飛んでいくが、冷静に対処しているようだな。追撃のショットガンはイニシャルガードで対処したようだ。
攻撃後に停止したバルテウスにチャージしたリニアライフルを撃ち込んでパルスアーマーの耐久を削っていく。衝撃が蓄積出来ない状況だと一発だけでオーバーヒートするのがじれったいな…軽い方にすべきだったか?
反撃する617のパルスブレードがアーマーに干渉して大きく削っているようだ。
パルスアーマーを貼る敵が現れると知っていれば俺も相応の準備が出来たが、接敵してから考えても詮無いことだ。今からアセンブルを変更することなんて出来る訳がないし、目の前のバルテウスに集中しよう。
離れればミサイルやグレネード、近づけばショットガンという隙の無い攻撃を捌きながら攻撃を続け、再びパルスアーマーが耐久限界。すかさず2人で攻撃を直撃させていく。
体制を立て直したか、次に貼り直すまでにもう一度ACS負荷限界を狙いたいが…ッ!?
『距離を取れ!617!』
特有の波形を放ったバルテウスを中心にアサルトアーマーのようなパルス爆発が発生。跳弾されないように至近距離でガトリングを撃っていた617は直撃こそ免れたものの逃げ切れなかったようだ。
「ACS負荷限界…!」
動きの止まった617にバルテウスがグレネードで追撃…なんとかパルスアーマーの展開が間に合ったようだ。
617がリペアキットを使わされてしまった以上、これ以上長期戦に持ち込まれるのは避けたいが、再び展開されたパルスアーマーが攻撃を阻む。次のパルスアーマー破壊後に火力を集中して倒す…!
バルテウスは火炎放射を剣のように振り回して俺に向かって来る。そんな動きも出来るのか…と思いつつ後方に跳躍して飛び越える。
ここまでの戦闘でミサイルの弱点も分かってきた。発射直後にアサルトブーストで隙間を通り抜けるとと追尾が甘くなるようだ。無防備な発射直後に攻撃も行えて都合が良い。
617もそれに気が付いたらしく、一気に接近してブレードによる2連撃。追尾してきたミサイルはクイックブーストで躱している。
堪らずバルテウスがブーストで離脱するが、せっかくのスピードが旋回によって台無しだ。振り向いて動きの止まったタイミングにチャージしたリニアライフルで攻撃。
ここまでの感覚的にあと数発アサルトライフルを当てればアーマーは剥がせるだろう。617にガトリングの冷却とブレードの温存を指示。
「冷却完了!」
617がガトリングのスピンアップを開始したのを合図にミサイルを斉射。アサルトライフルでアーマーを破壊。
バルテウスが姿勢を崩したと同時に617が2つのガトリングを接射。俺もチャージを済ましていたリニアライフルを叩き込み、ミサイルが直撃。さらにアサルトライフルでダメージを蓄積させ、冷気完了したリニアライフルをもう一度放つ。
「オーバーヒート…!」
『仕留め損ねたか…!』
バルテウスはブーストを開始しようとしている。このままではまたパルスアーマーを貼られてしまうが617のガトリングはオーバーヒート、パルスブレードを当てるには距離が足りない。俺の装備もリロード中で…
いや、まだ間に合う。ブースト直前のバルテウスにアサルトブーストで接近し、アサルトアーマーを発動。強引にACS負荷を限界まで与える。
『617!』
「任せて!」
617がチャージしたパルスブレードで接近し一刀両断。バルテウスは爆散し、墜落していった。
〔封鎖機構の特務機体に勝っちまうとはね…
全く、ヒヤヒヤさせてくれるじゃないか〕
『お疲れ様、617。少し休んだ方が…』
〔ここに来た理由を忘れたのかい?
さ、早くコンテナに乗り込みな!〕
あ…
『え、本当にやるのか…?ドーザーの与太話とかじゃなく?』
「男なら覚悟決めて」
617に無理やりコンテナに詰め込まれた。
〔不運なあんたらの、幸運を祈るよ〕
中央氷原に向けてコンテナが射出された。