半人半竜のヒーローアカデミア   作:十希

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はじめに


皆様、いつも本作品をお読み頂き、誠にありがとうございます!今回は体育祭の第一種目になります!こういう学生特有の負けねぇぞ!感をもう一回味わってみたいです。変な勘ぐりが無くて、ただただ自分たちの力で勝負する感じ最高ですね。

大人にもそう言うのあって良いと思うんだよなぁ…と感じる今日この頃です。

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誠にありがとうございます!


それでは本編をお楽しみ下さい!



『雄英体育祭開幕!勝つのは俺だ!』

 

 

雄英体育祭の前日

 

 

 

 

俺は1人で学校の訓練室を借りていた。

 

『すぅ………ふぅ………すぅ……ふぅ………』

 

何度か深呼吸を繰り返しながら、ジーン ""パワー"" の力を感じる。少しずつ少しずつ…………今だッ!!

 

その瞬間、通常時よりも高まった身体能力で俺は崖を高速で上り下りし、最終的には目の前の大岩を思いっきりぶん殴る。

 

ドッゴォォォォン!!!

 

『はぁ…引き出せる力はこのくらいが限界か…』

 

自身の修行の成果を感じているとパチパチパチと拍手が聞こえてきた。そこには

 

『やぁ!修行の調子はどうだい?破竜少年』

 

『オールマイト!?なぜここに?』

 

『そろそろ下校時刻だからね。君を呼びにきたのと訓練室の最終確認の為にね。』

 

そう言って時間を見ると、もういい時間だ。結構長く居座って悪いことしちゃったかな…

 

『すみません、すぐ帰ります』

 

そう言って帰り支度をしているとオールマイトが俺の訓練の後を見て

 

『私のアドバイス通りに身体能力を高めるジーンの制御に移っているようだ。側から見た感じでは20倍くらいと言ったところかな?』

 

本当に慧眼だなこの人。

 

『そうですね。今の所、通常で引き出せる最大は20倍がいいところです。これ以上は体が持ちません。』

 

『無理すると君の体に強い負担をかけるからね。だからと言うわけではないが、これからは肉体強化にも力を入れるといい。』

 

肉体強化?なぜ……

 

『なぜって顔してるね?君自身の体を守る為というのもあるが、もう一つは基礎能力の向上さ。例えば君の増強の力を50、君自身の基礎能力をNと仮定しよう。増強の力を上げる事はなかなか難しいが、基礎能力を上げる事は簡単じゃないか?』

 

そう言われればそうだ。俺の今の基礎能力が例えば10だとして増強と合わせて500。だけど鍛えた結果、基礎能力が50だとしたら単純に10倍の力で500になるって考えか…

 

『私としては個性の特長を伸ばす事も重要だが、それを支える土台づくりも大切だぞ?君の場合、竜変身はあくまで切り札。通常時で戦うことが多くなる今後を見据えてそこも鍛えておくといいぞ!』

 

的確だな。また課題が見つかったか。

 

『ありがとうございます。さすがに今からでは間に合いませんが、体育祭が終わってから早速修行していきたいと思います』

 

『朗報を期待するよ。破竜少年!』

 

そういって俺はオールマイトと別れて、帰路に着く。

 

 

 

 

 

 

 

そして翌日

 

 

俺達は雄英体育祭が行われる為の控え室で待っていると飯田が扉を開けて入ってきた。

 

『皆、準備は出来ているか!?』

 

『『『 おう!! 』』』

 

『コスチュームとかは着用不可なんだね』

 

『コスチュームは公平を期す為にしょうがないとしても、破竜君の木刀もまさか禁止になるとは』

 

『俺としてはそれが一番でかいよ』

 

ほんとなんで禁止になったのか…別に何か仕込んでるわけでもない普通の木刀なのに……

 

俺が心の中で密かに嘆いていると

 

『破竜、緑谷…少しいいか?』

 

轟が俺と緑谷を呼ぶ。お、宣戦布告か?それなら受けてやる……いや…、この雰囲気…轟のやつ。何を考えてやがる。

 

『轟君、何かな?』

 

『緑谷、客観的に見ても実力は俺の方が上だと思う』

 

『え!?うっ、うん…』

 

『お前、オールマイトに目ぇかけられてるよな。まぁ…別に細かい事を詮索するつもりはねぇが…お前には負けねぇぞ。』

 

轟…それはオールマイトに目をかけられてる緑谷だから勝ちたいのか?それともただの緑谷に勝ちたいのか?

 

『破竜、お前もだ。入学してからのここまで、お前の強さは見てきたつもりだ。それでも俺は負けるわけにはいかねぇ。俺の為に。だから緑谷、破竜、お前らには負けねぇぞ』

 

それを聞き、俺は何とも言えない複雑な感情を持ってしまう。なぜならコイツの今持ってる感情は……そう思案していると、爆豪が納得できないとばかりに怒りの表情を貼り付けて俺達に話しかけてくる。

 

『何勘違いしてやがる…!!!!今回の体育祭で勝つのは俺だ!!前も言ったろうが…全員ぶっ倒して、俺が一位になるっつってんだよ半分野郎!』

 

『関係ねぇ。俺の目の前に立ち塞がるならお前も倒すぞ爆豪』

 

『やってみろよ…半分野郎。テメェもデクもドラゴン野郎もこの体育祭で白黒つけてやる。覚悟しとけや!!』

 

『お前ら急に喧嘩腰でどうした!?直前にやめろって…』

 

『仲良しごっこじゃねえんだ。何だって良いだろ』

 

それを聞き、俺も気を引き締める。コイツはマジだ。

 

『轟くんが何を思って僕に勝つって言ってんのかは分かんないけど…皆…他の科の人も本気でトップを狙っているんだ。僕だって…遅れを取るわけにはいかないんだ。僕も本気で獲りに行く!その為には君もかっちゃんも破竜君も全員倒す!』

 

緑谷も宣戦布告か……それに3人とも俺を倒すか…負けるつもりはねぇ。だから俺もかましてやるさ。選手宣誓でな。

 

3人の宣戦布告後に俺達はゲート前に集合する。するとプレゼント・マイク先生のアナウンスが入った。

 

『一年ステージ、生徒の入場だ!!』

 

その言葉を聞き、俺達は会場に入場する。

 

『雄英体育祭!!ヒーローの卵たちが我こそはと鎬を削る年に一度の大バトル!だかよ!今年の一年は一味違うぜ!テメェらの目当てもどうせコイツらだろぉ!?ヴィランの襲撃を受けたにも拘わらず鋼の精神で乗り越えた奇跡の新星!ヒーロー科!1年A組だぁぁ!!!』

 

会場のボルテージは最高潮に達した。

 

『わぁぁぁぁ…人がすんごい……』

 

『大人数に見られる中で最大のパフォーマンスを発揮できるか…これもまたヒーローとしての素養を身につける一環なんだな』

 

『めっちゃ持ち上げられてんな!なんか緊張すんな!?なァ爆豪』

 

『しねぇよクソ髪。ただただアガるわ』

 

俺が精神を集中させていると耳郎がトンと肩を叩いてきた。

 

『少しいい?破竜?』『どうした?耳郎』

 

『アンタがたくさん修行してきたみたいにウチもちゃんと鍛えてきたつもり。だから負けないよ。アンタにも。他の人にも。それだけ!』

 

そう言って耳郎は隣を歩きながらも前を向いた。

 

『耳郎…俺もお前に負けるつもりはない。手を抜くつもりもねぇし、もし当たったら全力で倒す。』

 

『上等だよ。アンタと当たるの楽しみにしてる』

 

『言ってくれるぜ』

 

『その他のヒーロー科1年B組!!!続いて普通科!C・D・E組!サポート科F・G・H組も来たぞ!!そして経営科I・J・K組!!雄英1年揃い踏みだぜー!!』

 

雑な紹介だな。完全にヘイト集めに行ってる。

 

そうして全1年生が並ぶと、1年ステージの主審、ミッドナイト先生が壇上に上がった。

 

『選手宣誓!!』

 

『ミッドナイト先生…格好が危なすぎる』

 

『18禁ヒーローだからな。言葉的にも危ないが』

 

『破竜はさ…その…ああいう女の人が好みなの?』

 

『基本的にはお断りしたい所だ』

 

『……そっか』

 

『18禁なのに高校にいてもいいものか』

 

『いい!』

 

峰田…お前即答は色んな意味でやばい。お前が今後ヒーローになってやらかした時に捕まえるのだけは本当にダルい。頼むぞ。

 

『静粛に!選手宣誓!1年A組 破竜真人!』

 

『はい!』

 

そう言って破竜が壇上に上がると所々から声が聞こえる。イケメン、体つきがいい、本当に戦えるのか、身長高いなどなど。だが、破竜には何にも関係ない。アイツが今考えてることなんてたった一つ。

 

『宣誓する前に…一つだけ言わせてもらう。この雄英体育祭は年に一度のビッグイベントだ。ここで活躍して将来を掴みたい人もたくさんいるだろうが…悪い、今年は俺達1年A組が獲る。』

 

そういうと、他の一年生達から大ブーイングが…同じクラスメイトの人間は

 

『『『 破竜も爆豪とそんな変わらねぇ! 』』』

 

なんか不名誉なこと言われてる気がするがそんな事はどうでも良い。次が本命だからな。

 

『改めて。宣誓!全員…全力で来い。全部跳ね除けて俺が勝つ!』

 

そう破竜が宣誓すると…A組のメンバーは

 

『面白れぇじゃねぇか!!!』

 

『破竜ちゃんに負けられないわ!』

 

『A組は破竜だけじゃないから!』

 

『ボクだってやる時はやるんだからね!』

 

『破竜君…君にも挑戦したくなった』

 

『負けんよ、破竜君!』

 

『俺だって負けねぇぞ!破竜!』

 

『ウチだって負けるつもりないよ!』

 

『負けねぇよ』『負けない』『モブどもが…』

 

『『『 勝つのは俺だ!!! 』』』

 

『良い宣誓だったわよ。個人的にはあなたが全てを跳ね除けて勝つのを期待したいわね。』

 

『なら見てて下さい。今年優勝する奴の戦いを!』

 

そう言って破竜が壇上を降りると

 

『それじゃあ早速第1種目行きましょう!いわゆる予選よ!毎年ここで多くの者が涙を飲むわティアドリンク!さて運命の第1種目!!今年は…コレ!』

 

そう言ってモニターに映る文字を指すミッドナイト。その指の先には障害物競争と表示されていた。

 

『障害物競走か…』

 

『計11クラスでの総当たりレースよ!コースはこのスタジアムの外周、約4km!我が校は自由さが売りよ!コースさえ守れば何をしたって構わないわ!さあスタート位置に着きなさい!』

 

ミッドナイト先生に言われて生徒達は位置につく。

こんな所で負けるつもりはない。突破する!

 

『………‥…スタート!!!』

 

『さて実況していくぜ!解説にはミイラマン!!』

 

『無理やり呼んだんだろが』

 

『早速だがミイラマン、序盤の見どころは!?』

 

『今だよ』

 

プレゼント・マイク先生と相澤先生が戯れている中、スタート位置は先に行こうとする生徒達でごった返していたが、轟が氷結の力を使って足元を凍らす。

 

『悪いが、先に行かせてもらう』

 

容赦なしか…まぁ、それは俺もだ!竜変身!

 

『グルォォォォァァァ!!!!』

 

『『『 なんだありゃ!? 』』』

 

俺はサンダーとプロテクトを使ってドラゴンに竜変身する。竜変身しちまえばこっちのもんさ。空を飛んで移動してくるやつなんて限られてるからな!

 

『破竜…やっぱりお前か…』

 

『グルルルルル』

(先にいかせてもらうぜ。轟!)

 

そう内心でほくそ笑んでいると

 

『行かせるか!ドラゴン野郎!』

 

爆豪が空を飛んで俺に追従してきた!マジかコイツ!それだけじゃない…地面に目を向けると

 

『甘いわ!轟さん、破竜さん!』

 

『こんなとこで負けるかよ!』

 

『これは前に喰らってる…対策しないわけないぜ!』

 

A組全員が氷結を回避して俺と轟に追いつき追い越せとばかりに走ってくる。流石だな…それに他のクラスの生徒も何名かがなんらかの方法で氷結を回避していた。だからって負けるつもりねぇぞ!

 

『クラス連中は当然として、思いの外避けられたな』

 

『轟と破竜の裏の裏をかいてやったぜ!くらえ!オイラの必殺…グレープ…』

 

その瞬間、峰田が攻撃を受けて吹っ飛ばされた。

なるほど…コイツはあの時の

 

『ターゲット…捕捉』

 

『入試の時の仮想ヴィランか!』

 

『さぁ、いきなり障害物だ!!まず第一関門、ロボ・インフェルノ!!』

 

プレゼント・マイクがアナウンスすると入試試験の0P仮想ヴィランが大量に現れた。俺対策なのか、空にもかなり配置されてんな…

 

『入試の時の0Pヴィランじゃねえか!!』

 

『ヒーロー科あんなのと戦ったの!?』

 

『どうやって通るんだこれ!』

 

『お金の出所が心配だわ』

 

『一般入試用の仮想ヴィランか…せっかくならもっと凄えの用意してもらいてえもんだな…あのクソ親父が見てるんだから』

 

轟は目の前にいる仮想ヴィラン達を氷結させ、その間を通っていく。他の生徒もその間を通ろうとするが…

 

『不安定な体勢ん時に凍らせたから…倒れるぞ』

 

他の生徒が通っている最中に凍らせた仮想ヴィラン達が軒並み崩れていく。うわぁ…2人くらい巻き込まれてるぞ?

 

『1年A組 轟!攻略と妨害を一度に!こいつぁシヴィー!もうなんか…色々とズリィな!!』

 

『合理的かつ戦略的行動だ』

 

『流石は推薦入学者!初めて戦ったロボ・インフェルノを全く寄せ付けないエリートっぷりだぁ!!』

 

無駄がねぇ…さすが轟だ…

 

俺が轟の行動に感心していると爆豪が高度を下げて下から通過しようとしていた。

 

確かに俺ら2人だけでこの数はキツいが…そういう妨害もありなら、なるべく後続は続かせたくない。みんなには悪いけど少し足を止めてもらおうか!

 

俺は大きく息を吸い込み目の前にいる仮想ヴィラン達に向けて稲妻のエネルギーを放出する!

 

『グルラァァァァァァァァァ!!!』

(喰らえ!サンダーブレス!!!)

 

俺の咆哮と共に吐き出された高密度の雷エネルギーは目の前の仮想ヴィラン達を一網打尽にする。それを見た爆豪は

 

『ハッ!バカが!俺のフォローありがとな!』

 

『グルルルルルルルル!!』

(バカはテメェだ!!!!!)

 

『あぁ"ん"!?』

 

高度を上げようとした爆豪を襲ったのは鉄屑と化した仮想ヴィランの残骸。それらは上空から雨のように下にいる者たちを強襲していく。

 

『クソがぁ!!!』

 

『同じく1年A組 破竜!ドラゴン化しながら雷で仮想ヴィラン達を無効化!仮想ヴィラン達はそのまま流星群のように下にいる者達を襲っているぞ!?』

 

『あいつの個性は汎用性に優れている。近距離、遠距離を高い次元でバランスよくこなし、空も飛べて高速移動もできる。しかもそれを扱うのが戦闘IQの高い破竜だ。そりゃ強いに決まってる』

 

『ズリィったらありゃしないぜ!今年の首位争いはこの2人で決まりかな!?』

 

第二関門に入る前には追いつきてぇな!!!

 

『そんじゃ、第二関門はどうだ!?落ちればアウト!それが嫌なら這いずりな!ザ・フォール!!!』

 

落ちたらアウトね…俺には関係ない!!

 

俺はそのまま空中を飛びながら第二関門を進んでいくと後ろから『待てやぁぁ!!ドラゴン野郎!!』と聞こえてくる。おいおい、もうあの流星群抜けてきたのか?想像以上に早い。

 

『さぁー!現在1位は破竜、2位に轟、3位に爆豪と続いているぞ!誰が1位でここに戻ってくるのか!?』

 

『『『 俺に決まってんだろ!! 』』』

 

『さあ!先頭は早くも最終関門!その実態は一面地雷原!怒りのアフガン!地雷の位置はよく見りゃ分かる仕様になってんぞ!目と脚を酷使しろ!ちなみに威力は大したことねえが音と見た目は派手だから失禁必至だぜ!』

 

『人によるだろ』

 

俺はこのまま突っ切るだけだ!と考えていると目の前で轟と爆豪が妨害してくる!

 

『ハッ!俺が目を光らせてるうちは飛行なんてさせねぇぞ!』『同感だ。今のお前に飛ばれてあっという間にゴールさせるわけに行かねぇからな』

 

チッ!ドラゴン形態じゃコイツらの妨害を躱しきれないか!だったら竜変身を解除するしかねぇ。

 

『破竜が元に戻ったぞ!』『あの2人相手に小回りの効かないドラゴン形態じゃ不利だと感じたんだろう。良い判断だ』

 

通常状態に戻り、俺、爆豪、轟の3人で仲良く妨害しあってゴールを目指していると後方で大爆発が聞こえる。まさか……

 

『後方で大爆発!!?何だあの威力!?偶然か故意かA組、緑谷!!爆発で猛追!!つーか…抜いたああー!!!』

 

『ここでお前かよ!!』

 

『デク!俺の前を行くんじゃねえ!』

 

『後ろ気にしてる場合じゃねえ…!』

 

俺は風の推進力で、爆豪は空中を飛んで、轟は地面を凍らせて緑谷を追いかけ始める!

 

『元先頭の3人、足の引っ張り合いを止めて緑谷を追うが、追いつけるか!?』

 

追いつける!と判断した俺らだったが、緑谷は手に持っていた鉄板を地面に叩きつけ地雷を作動させ、俺達を妨害する!くそ…やられた!

 

『緑谷間髪入れず後続妨害!なんと地雷原を無傷で通った!イレイザーヘッド、お前のクラスすげえな!どういう教育してんだ!』

 

『俺は何もしてねぇ、奴らが勝手に火付け合ってんだろう』

 

クソが…んな所で…負けてたまるかァァ!!

 

『行かせねぇぇぞぉぉぉ!!!緑谷!!!』

 

『破竜君…!?』

 

『ここでA組破竜!妨害を喰らっても衰えない不屈の闘志で先頭を走る緑谷を猛追する!もしかして追いつくのか!?だが…もうゴールは近けェ!…このデッドヒートを制したのは………緑谷出久だぁぁぁぁ!!!!!!』

 

歓声がスタジアム全体を包む!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ…はぁ……クソッタレがぁ!!』

 

俺は悔しさを隠す事なく、苛つきを見せる。轟、爆豪に気を取られすぎて後方から接近してきた緑谷に気づかなかった事。先頭を走られたことによる焦りで妨害を躱せなかった事、反省点は腐るほどあった。

 

順位は1位が緑谷、2位に俺、3位が轟、4位が爆豪という結果になったが、俺からしたら2位も3位も4位も変わらねぇ。

 

『続々とゴールインだ!順位などは後でまとめるからとりあえずお疲れ!!』

 

俺が悔しがっていると22位でゴールしてきた耳郎が声をかけてくる。今は情けない姿見せたくないんだが…

 

『破竜…お疲れ。惜しかったね。』

 

『惜しかったけど負けたら意味ねぇや…』

 

俺らしくない…負けて悔しくて人に当たるなんて。

 

『でも次は勝って最後も勝つんでしょ?』

 

『!?』

 

『情けない姿見せないで。ウチが超えたい人がいつまでもそんな姿じゃ困るよ。いつもみたいにかっこいいままでいてよ』

 

耳郎は少し怒っていた。かっこいいままでいて欲しいか…そっか…少しでもそう思ってくれてたんなら裏切りたくないよな。

 

『……かなわねぇよなぁ…ホント。あぁ、わかった。情けねぇのはこれで終わりだ。次は勝つ。』

 

『そっちの方がアンタらしいよ』

 

耳郎に励まされちゃったな。緑谷、今回は負けたけど次は負けねぇ。首洗って待ってろよ!

 

予選を突破した42名が揃い、ミッドナイトが予選突破した生徒達に向けて次の種目について話し出す。

 

『早速だけど、次の種目に行くわよ。』

 

モニターに表示された文字には騎馬戦とだけ記載されている。42人で騎馬戦?まさかチーム戦か?

 

『参加者は2~4人のチームを自由に組んで騎馬を作ってもらうわ!基本は普通の騎馬戦と同じルールだけど一つ違うのが先程の結果にしたがい各自にPポイントが振り分けられています。』

 

『入試みてえなポイント稼ぎか分かりやすい』

 

『お互いの個性を知ってる同士の方が連携取れるな』

 

『与えられるPポイントは下から5pずつ!42位が5P、41位が10Pといった具合よ』

 

『2位の俺は205pってとこか…』

 

その方式なら1位の緑谷は210p。逆転できない差じゃない。ここでさっきの借りを返して…

 

『そして1位に与えられるポイントは1000万!』

 

『『『…………は?』』』

 

『1000万?』

 

あまりの1位のポイントの高さに全員が緑谷を見る。俺の聞き間違いかと思ったがそうじゃないらしい。

 

『緑谷…狙われるなこれ』

 

『そう、上位の奴ほど狙われちゃう下剋上サバイバルよ!上にいる者には更なる受難を!それが雄英高校よ!』

 

 

 

 

波乱だらけの第二種目が開始される。

 

 




あとがきです

次回は騎馬戦、そして本戦のところまでなんとか書きたい…どうしても文章多くなっちゃって見づらいような気がするんですよね。読者の皆様はどうですか?ご意見頂ければ幸いです!

それとアンケートへのご回答、本当にありがとうございます!今の所、必要という意見がほとんどですが、やっぱり映画の話って人気なんですね!今年の8月にも映画やるので私はそれも非常に楽しみにしています!

ちなみに皆さんはどの映画が一番好きですか?私はA組全員が活躍するライジングが大好きです。またA組全員が活躍する映画が欲しい…





次回予告




『ヒーローらしいよ。そういうの嫌いじゃない』

『破竜君…君は凄いやつだ。だから僕は…!』

『ウチと組まない?破竜』






『これを待ってたんだ!!!!!!!』




次回!
半人半竜のヒーローアカデミア



『曲者だらけ!?波乱の騎馬戦!!!』






『油断してるからそうなるんだよA組!』








更に向こうへ!Plus ultra!!!


映画の話は必要ですか?破竜君がいるので一部変えながら描いていきます!

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