半人半竜のヒーローアカデミア   作:十希

14 / 69


はじめに


皆様、いつも本作品をお読み頂き、誠にありがとうございます!悩みに悩みまくった結果、投稿が遅くなりました。誠に申し訳ございません。そんな中でもお気に入りや本作品の評価をしていただいた方、本当にありがとうございます!

お気に入りに登録してくれた下記の方

Blladorr bilibili アリラト kuro_96 @レイニー 安里実波 博多ラララ デグリン アストラット

誠にありがとうございます!


それでは本編をお楽しみ下さい!




『曲者だらけ!?波乱の騎馬戦!!!』

 

 

『そして1位に与えられるポイントは1000万!』

 

1位の緑谷は自分が所有しているポイントの高さにあたふたしている。なんて様だ…仮にも1位なんだから堂々としてなよ…

 

『制限時間は15分。各自に振り当てられたポイントの合計が騎馬のポイントとなり騎手はそのポイント数が表示されたハチマキを必ず首に装着する事!入れ替えはいいけど偽装は禁止よ!そして重要なのはハチマキを取られても…また騎馬が崩れてもアウトにはならないって所よ!』

 

そうなると全方位に15分間、敵がいるのか…

 

『一旦ポイント取られて身軽になっちゃうのもアリなのかな…?』

 

『それは全体のポイントの分かれ方見ないと判断しかねるわ、三奈ちゃん』

 

その通りだな。初めに身軽になったとしても後半のポイント散らばり具合じゃ、挽回できない可能性もある。いかに自分のポイントを死守しつつ、相手を無効化できるかが最大のポイントだな。

 

『個性アリの残虐ファイトとはいえ、あくまで騎馬戦なのを忘れないように!悪質な崩し目的での攻撃はレッドカード!一発退場とします!』

 

『だってさ。残念だったな爆豪。』

 

『チッ!うっせぇよ!ドラゴン野郎』

 

『これより15分!チーム決めの交渉スタートよ!』

 

とはいっても俺と組みたい奴なんているか?結構厳しいよな…そう唸っていると目の前に耳郎が現れた。

 

『ウチと組まない?破竜』 『いいのか?』

 

『アンタの力頼りにしてるみたいだけど、それだけじゃないよ。その…仲も良いし、お互いの個性をよく知ってる。ウチはアンタの力を最大限活かせるようにする。アンタはウチの力を最大限活かしてくれる?』

 

確かにな。相手として戦った事もあるし、耳郎の個性の強さをよく知っているのは俺か。

 

『わかった。一緒に勝ちに行こう耳郎』

 

『あたりまえじゃん!』

 

さて、ならあと2人欲しいな。

 

『耳郎は誰か候補いる?』

 

『出来れば協力的な人が良い』

 

まぁ…確かにそうなんだが……

 

『それなら俺が選んで良いか?』

 

『アンタの人選信じてるから大丈夫』

 

そう言って俺はある人のもとに歩いていく。

 

『え…アンタこの人って……』

 

耳郎は驚いた表情で俺の事を見てくるが、俺は人差し指で口元を抑える仕草をする。そこには

 

『何か用か?首席の破竜真人と……その彼女』

 

普通科の心操人使、その近くに尾白がいた。

 

『は…はぁ!?いきなり何言ってんのアンタ!?』

 

『違ったのか??』『いや…その……//////』

 

耳郎はそのまま黙ってプラグをカチカチし出した。

うわ、めっちゃ可愛い…何その可愛すぎる仕草…

いや、耳郎が可愛いのは元々だし…彼氏に見えたのは嬉しい間違いではあるんだが…今は一旦置いとこう。

 

とりあえず時間が無くなりそうなので表情が緩まないように頑張って抑えつつ、心操を誘う。

 

『単刀直入に言う。心操、尾白、俺達と一緒にチーム組んでくれないか?』

 

『俺は勿論構わないよ。お前に頼りっぱなしになるつもりはないが、この前のUSJでの借りをここでしっかり返すよ。』

 

『ありがとう。尾白』

 

『それで?心操はどうだ?』

 

心操は心底驚いた表情で俺に問いかける。

 

『なんで?お前くらいの実力者なら組みたい奴は沢山いるだろう?くだらない同情なんかで俺と組もうとするな』

 

確かにそう思われても仕方がないだろう。

でもな心操、これは同情なんかじゃない。

 

『お前、ヒーローになりたいんじゃないのか?』

 

『!?』

 

耳郎と尾白は驚いた表情で俺らを見比べる。

 

『俺達のクラスに来た時にお前以外の他の奴は俺があの時言った通り興味本位で見に来ていたやつがほとんどだった。でも心操…お前だけは違った。本気で俺達に宣戦布告しに来ていた。俺はその強さを買って誘ってるんだが……それじゃあダメか?』

 

そう言うと心操は俺を見てきた。その目は嬉しさと悔しさが混じったような目だったけど、まっすぐに俺を射抜く。

 

『俺に出来ることなんて限られてる。足を引っ張るかもしれない。でも俺だってヒーローになりたい。その一心だけはお前らと同じなんだ!』

 

『ヒーローらしいよ。そういうの嫌いじゃない。』

 

『勿論俺もだ。お互いにベストを尽くそう』

 

2人も納得してくれたかな。

 

『なら改めて…心操人使。俺らと組んでくれるか?』

 

『わかった。俺にできる最大限を尽くす』

 

これで俺らのチームは決まった。まず、各々の役割だ。基本的には俺がドラゴンに竜変身して空を飛行しながらハチマキを奪う為のサポート。耳郎は索敵。全方位に敵がいる以上、耳郎の索敵ほど厄介な敵はいない。問題はどっちがメインでハチマキを奪うかだが…

 

『破竜の作戦は決まってるの?ウチもできるだけの作戦、一応考えてはいるけど』

 

『勿論考えてる。が、一応聞いても良いか?』

 

『うん。基本的には破竜が単独でウチらを運ぶ役割を担って欲しい。竜変身すればそのあたりは解決できると思う。その上でハチマキをメインで奪うのは心操に任せようと思うんだ。』

 

俺と同じだ。やっぱ感覚似てきたか?耳郎と俺。

 

『お、俺が!?尾白の方がいいんじゃ…』

 

『確かに尾白の方が体術的には問題ないだろうけど、どうしてもウチらはお互いよく訓練しあってる事で動きを読まれ易いんだよね。』

 

『俺もそう思う。特に体術を駆使して戦う俺みたいなタイプは型にハマりがちで同じクラスの奴には動きを読まれ易いんだ。破竜みたく空中で器用に動けるほどの個性じゃないし、動きも多彩じゃない。地上戦なら問題なかったんだが…』

 

『俺も同じこと言えると思うけど……』

 

実はこの場面においてそれは適切じゃない。

 

『いや、心操はこの中で唯一、普通科の人間だ。普通ならどんな動きをするのか不審がるし、A組でもB組でもない心操の動きを把握できる人間が誰もいないのは大きなメリットだ。それを踏まえて心操のハチマキ奪取は俺がフォローするよ。ドラゴンの速度とブレス系で』

 

『ブレス系って大丈夫なの?ミッドナイト先生が言ってた悪質な崩しに入らない?』

 

『そこは大丈夫。そんな事言ったら轟なんて個性使用した時点で即退場だ。一個試したい竜変身もあるし』

 

『そっか、なら任せたからね…破竜。』

 

『任されたよ』

 

そのやりとりを見ていた心操は

 

『なぁ…やっぱ付き合ってるんじゃないのか?』

 

『A組のみんなもそう思ってるが、そんな事はない。2人のペースがあるからな。周りが変に焦らせない方がいいさ』

 

『大人だな…そうだ、俺の個性について教えておく。俺の個性は洗脳だ。洗脳する意思を持って問いかけた質問に答えた相手を操ることが出来る。まぁ…ヴィラン向きの個『凄くないか?それ』え?』

 

破竜が心操の個性を聞いて驚いている。

 

『ヒーロー活動って色んな場面があるだろ?捕まってる時とか人質助けたい時とか相手の連携無効化する時とか…どんな場面でも声さえ聴かせたら一発逆転できるなんて最高の切り札だ。やっぱ、ヒーロー科の入試方法変えた方がいいと思うな…こんなにすげえ個性持っててヒーロー向きなやつ落とすなんて…』

 

『……………………………』

 

心操は何て言えば良いかわからずに口を閉じて黙ってしまう。まさか褒められるなんて…そうすると

 

『それに……力自体に善悪なんかない。それを誰がどう扱うか次第だ。』

 

『俺が……どう扱うか次第…』

 

『ウチもその個性凄いと思う。心操さえ良ければだけど、それも作戦に組み込んで良い?』

 

2人を交互に見比べていると尾白が肩に手を置き、

 

『この2人は結構お人好しで似た者同士だからな』

 

そう笑顔で言われて心操も笑みを浮かべて返す。

 

『ふっ…確かにそう思う。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『さて、大まかな役割も決めてこれから動きの方になるが、最初は特に動くつもりはない。』

 

『どうして?』

 

『メリットがないからさ。大体どこのチームも1000万を取りに行くだろうから混戦になるのは目に見えてる。狙うは後半の足が止まった瞬間だ。それまでは来た敵を迎撃するくらいでいいさ』

 

『確かにな。わざわざ全員と同じ土俵で勝負する必要はない。狙うべき場面で最高の力を出せるようにするのも大切だ。』

 

そういう事。その後も俺と耳郎と尾白の3人で大まかな立ち回りを決めていく。

 

『右翼の耳郎は索敵を任せる。竜変身してる時は話せないが言ってる事は理解してるから異変があったら言ってくれ。左翼の尾白は格闘技術と尻尾で心操と全体のフォロー、心操に近づく奴は軒並みぶっ飛ばしてけ。落ちた時は俺が拾うから安心してくれ。騎手の心操はポイントを守りつつ、そして…決める時は決めろ。みんな…任せたぞ?』

 

『任せて』『やってやるさ』『期待に応えてやる』

 

全員が決意の声を上げると

 

『さぁ!上げてけ!鬨の声。血で血を争う雄英合戦、第二種目』

 

ミッドナイト先生の声が響く。始まる、第二種目が…俺は心操に540ポイントのハチマキを渡し、体内にあるジーン達に呼びかけいつでも竜変身できる体制を作る。

 

『騎馬戦………開始!!!!!!!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いくぞ!フレイム・アイス・サンダー…竜変身!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『グルァァァァァァァ!!!!!!』

 

『『またドラゴンが現れた!!!』』

 

いつものドラゴンだと思ったら痛い目見るぜ!

まずは飛行して高みの見物といこうか!!

 

バサァァァッ!!

 

『破竜チーム!竜変身を使って空中で高みの見物とはずリィなぁ!そのまま逃げ切るつもりか!?』

 

『あんなのアリなんですか!?』

 

『面白いからアリよ!』

 

確かに飛行をずるいと思う輩がいるのはわかっていた。わかっていたが…俺はミッドナイト先生のあまりな許可理由に笑うしかない。

 

『違うな。アイツはさっきの負けをかなり意識していた。十中八九、1000万を狙ってくるはずだ。今は全体の動きを把握したいんだろう。』

 

さすが相澤先生。俺のことよくわかってる。現状、周りの奴らは予想通り緑谷に群がってるが………上手く躱してる。あれは常闇に麗日、それにサポート科の発目さんだったか?

 

『緑谷の奴、上手く逃げてるな。』

 

『麗日の縦横無尽に動ける個性、常闇の黒影による全方位ガード、そしてサポート科のアイテム…かなり厄介だね…』

 

他もかなり厄介だ。特に轟チーム。轟は勿論だが、八百万の創造、上鳴の放電、そして飯田のエンジン。近距離遠距離共に隙がねぇな。

 

忘れちゃいけねぇが、あのバカも……

 

『!? 破竜!4時の方向!爆豪が飛んできた!』

 

『ハッ!油断したなドラゴン野郎!ポイント貰うぜ!』

 

油断なんかするかバカが!尾白!!

 

『させないぞ、爆豪!尾空旋舞!』

 

『邪魔だ!モブが!』 BOOM!!

 

爆豪は爆破を利用して尾白を回避し、心操に迫るが…

 

『グルァ!』ビシッ!!!

 

『がっ……はっ……』

 

俺はすかさず爆豪に尻尾をぶつけて迎撃!尾白は尻尾を俺の体に器用に巻きつけて再度上に上がってくる。助けるまでもなかったかな。

 

『グルルルルルルルル!』

(ナイスアシスト耳郎、尾白!)

 

『ん?ナイスアシストだって!』

 

『『なんでわかる!?』』

 

爆豪を迎撃した俺達は上空で静観に徹する。さすがに無策ではどうにもならないと思ったのか爆豪以外に俺たちに仕掛けてくる奴はいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『残り5分よ!!!』

 

ミッドナイト先生の声が聞こえた。そうか…残り時間も5分。地上は疲弊している奴らが多いな。そうすると耳郎が

 

『ねぇ、破竜。そろそろ仕掛けよう』

 

『グルルルルルルルルゥゥゥ…』

(あぁ、そろそろ降りて狙いに行こう)

 

耳郎の言葉で俺は地上近くを滑空し、狙いに行くぞ心操。準備大丈夫か?と心操に合図を出す。

 

『勿論だ…!!! 頼む破竜!』

 

よし、いくぞ!!!!

 

地面に近づいた俺は空中で大きく息を吸い込み俺は地面に向けて全力のブレスをぶつける!

 

『グラァァァァァァァァァ!!!!!』

(まずはこいつを喰らえ!!サンダーブレス!!!!)

 

俺の咆哮とともに吐き出された稲妻のエネルギーは地面に触れている大半の生徒達の自由を奪う!

 

『ぐぁっ!!』

 

『痺れる……』

 

『こんなんあり!?』

 

『やられちゃったヨ……』

 

『ズルすぎ…コイツ…』

 

咆哮が終わった俺は感電した奴らの傍を高速飛行!心操が一つ一つのハチマキを奪い取る!よし、感電した奴らはこれで全部か?

 

念の為、地面に一度降り立ち、周りを見渡す。避けていたのは、緑谷チーム、轟チーム、爆豪チームだけだ…と思ったが

 

『あははははは!!油断したね!破竜真人!』

 

コイツ…B組の物間!?なぜ感電していない?まさか射程範囲ギリギリまで逃げていたのか!俺らは心操のポイントを守るべく、防御体制に入るが…

 

トンッ

 

となぜか心操ではなく、俺に触れる物間。

 

なぜ………俺に触れた?

 

俺の疑問に答えるように物間が話し出す。

 

『貰ったよ!僕の個性はね、コピーなんだ。触れた人間の個性を複製できる。油断してるからこうなるんだよA組!自分の個性の力で後悔しなよ!竜変身!』

 

物間はそう唱えて竜に変身しようとするが…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

何も起こらない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『な、なんで!?なんで変身できない!?しっかり触れたはずなのに!僕に複製できない個性なんて…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『勿体ない事をしたな、物間少年。』

 

オールマイトが教師席で呟く。

 

『どういう事ですか?オールマイト先生』

 

エクトプラズム先生が問いかける。

 

『破竜少年のブレスを躱した所までは確かに良かったが…欲を出してしまったな。あの力は破竜少年以外には決して使えない。彼の竜変身の力はジーンと呼ばれるものが司っている。本人曰く、あれは彼の肉体と精神が密接に関わっているもの。どちらとも完全に一致させないと力を引き出す事はできないと言っていたんだ。』

 

『なるほど…』

 

『それに……』

 

『ん?』

 

『彼はあの力がどういうものなのか知っている。だからこそ、個性をただの力だと認識している人間にはあの力は決して使うことが出来ない。いや、使うことは許されないのさ。』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

複製か…残念だけど俺の竜変身は俺以外には誰も使えない。そもそもあれは破壊の権化とも言える力。暴れ馬のようなジーンの力を強い精神力で制御して初めて使える。形だけ真似したところで使えるわけがない。

 

『アンタに破竜の力が使えるわけないじゃん。』

 

耳郎?

 

『なんで!?』

 

『破竜よりも心も体も弱いアンタが使えるわけないよ。それはアイツが…何度も向き合ってきた破竜だけの力だから』

 

『そ、そんな……バカな……』

 

……そういうことだ。狙いは悪くなかったが、今回に関しては狙う相手が悪かったな。俺は物間チームにサンダーブレスを再度浴びせてもう一度、空中に飛翔する。

 

こっから先は俺ら4チームの戦いだ。全員凍ってろ!

 

『グルォォォォォォォォォ!!!!』

(凍てつけ!アイスブレス!!!!!)

 

緑谷、轟、爆豪、俺のチーム以外の全員を行動不能にして俺ら4チームだけの空間を作る。

 

『雷と…氷を同時に操った……?』

 

『今までなら一つだけが精一杯だったはず…』

 

『ここにきて進化してんのかコイツ……クソっ!』

 

待たせたな。ここから本当の勝負だ!

 

『おいコラァ!ドラゴン野郎!ここでさっきの借りを返してやる!覚悟しやがれ!!』

 

爆豪が再度こちらに向かってくる。さっきと違うのはチームで向かってきているってことくらいだ。今、緑谷達と轟達は1000万の取り合い中か…それならここでお前らを脱落させるまでだ!

 

『尾白!さっき打ち合わせした通りにお願い!』

 

『任せろ耳郎!』

 

そういうと俺は爆豪チームと正面からぶつかり合う。

 

『ぐぁっ!負けねぇぞ!破竜!』

 

さすが切島、瀬呂、芦戸だ…ギリギリで踏みとどまってる…でも俺を押し返すのが精一杯で周りを見れてないな!

 

『尾空旋舞!!!』『させねぇよ!モブが!』

 

尾白の尻尾攻撃を爆豪が読み切り、爆発で騎馬をフォローする!でも俺らの狙いはお前じゃない!

 

『行け!耳郎!』『喰らえ!イヤホンジャック!』

 

そう言って耳郎は切島にプラグを突き刺し、切島の体内に爆音を流し込む。硬化で表面は硬くても内部まではガードしきれねぇよな?

 

『ぐぁぁぁぁぁぁ!!!!』『クソ髪!?』

 

爆豪チームの生命線。それは切島だ。絶対にブレない、倒れない馬がいる事から爆豪は無茶できる。逆を言えば切島さえ崩してしまえばお前らは連鎖的に崩壊していく。

 

『いまだ心操!!』『貰った!!』

 

バサっ!!

 

切島が崩れた事で4人全員を警戒していた爆豪は一瞬だけ完全な隙を晒してしまう。それを見逃さず心操は爆豪の首のハチマキを一つ奪い取る。

 

『テ、テメェ!俺からハチマキを!!』

 

『破竜頼む!』

 

『グルォォォォォォォォォォォッ!!』

(サンダーブレス!)

 

『ぐぁっ!!』『いったぁ!?』

『やべえ!』『クソがっ…』

 

そう言って爆豪チームの足を完全に奪う。

 

『破竜!轟達が1000万取ってる!』

 

まさか…黒影の全方位ガードを掻い潜ったのか!?

どうやって……!?………飯田…お前か…

 

『破竜君…君は凄いやつだ。あの爆豪君を下して…だから僕は…君にも挑戦したくなった!』

 

そうかよ…なら俺もお前らを全力で倒す!

 

『グルォォォォォォォォ!!!』

(サンダーブレス!!!!)

 

『させませんわ!!』

 

そういって八百万さんは絶縁シートで雷を遮断する。チッ!八百万が厄介だな。俺の動きに合わせて最適解出してきやがる!

 

『破竜!俺が気を引くのじゃ無理か!?』

 

俺は首を横に振る。尾白が近づいても上鳴の放電にやられて終わりだ。それにこっちを伺ってる緑谷に隙を見せる事にも繋がる。ここで尾白に抜けられると流石にまずい…そう思案していると心操が話しかけてくる。

 

『俺の個性を使ってくれ』

 

『いいの!?アンタの個性バレたら……』

 

『お前らに何度も助けてもらった。俺だって勝利に貢献したい。その為ならなんだってやる!』

 

心操……それなら使わせてもらうぞ。その力!

 

俺らは一旦距離を取り、再度飛翔し、轟チームに標準を合わせる!これで終わらせてやる!!

 

滑空しながら飛び込む俺達を轟は氷塊で妨害するが…

 

『すぅぅぅ……グラァァァァァァァァァ!!』

(こいつを待ってたんだ!ファイアブレス!)

 

その瞬間、轟の氷塊を俺の火炎流であっさり溶かし、水蒸気の煙が周囲に充満する!

 

頼む心操!ここしかねぇ!!

 

『『『どこだ!?』』』

 

『それを…………よこせぇ!!!!』

 

ギリギリの所で心操が声を上げながらハチマキに手を伸ばす。轟は咄嗟にその声に反応してしまう。

 

『誰がよこす…!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

轟は棒立ちのまま、ハチマキを奪われてしまう。

 

『『『轟くん(さん)!?』』』

 

奪われたその隙を見逃さずに緑谷が70ポイントのハチマキを奪いとる!空を飛んできた爆豪は流石に迎撃したが、この短い時間で2本もハチマキを奪い取られた轟は下唇を噛む。そうして睨み合いを続けていると

 

 

 

 

 

『第二種目、騎馬戦終了よ!!!!!』

 

 

 

 

 

 

ミッドナイト先生の声で騎馬戦が終了となった。

 

 

 

 

 

 

俺は竜変身を解いて床に座り込む。

ハァ…流石に疲れた………

 

『みんなお疲れ様!早速だけど上位4チームを発表するわ。1位、破竜チーム!!』

 

『やったやった!!破竜!ウチら1位だよ!!』

 

『なんとか勝てた…みんなのおかげだな』

 

『………………………………………………』

 

心操は実感が湧かないのか未だに轟から奪い取った1000万のハチマキを見つめている。

 

『心操、ありがとな。最後決めてくれて助かった』

 

『……こっちのセリフだ。お前のおかげで最後取ることができたから。ありがとう破竜真人。』

 

『2位、轟チーム!!』

 

『……………くそっ…』

 

『轟さん………………』

 

『すまない!最後、俺が動けていれば!』

 

『轟…次に勝てるように努力しようぜ?悔しいけど、俺らまだ次のチャンスあるからよ。そこで挽回しようぜ!な!?』

 

『上鳴…あぁ、そうだな。』

 

『3位、爆豪チーム!!』

 

『あ~ん!もう少しだったのに!』

 

『3位なら上々って言いたいけど…悔しいよな』

 

『俺が足引っ張ちまった…悪ぃ…爆豪』

 

『ちげぇよクソ髪!あのドラゴン野郎に完全に嵌められた。本戦じゃこうはいかねぇ…徹底的に叩き潰してやる…!!!』

 

『4位、緑谷チーム!!』

 

『みんなごめん!僕のせいで…』

 

『謝る事はない。この負けはお前だけのものじゃない』

 

『私のベイビー達…まだまだ改良の余地ありますね』

 

『そうだよ!その分、本戦頑張ろう!!』

 

この結果に納得した者、納得できなかった者、それぞれの思いを胸に第二種目は終了する。この後は昼休み、そして待ちに待った本戦!

 

 






あとがきです

まさか騎馬戦で終わってしまうなんて……というか、この話かなり悩みました。勝たせる方法も原作キャラ達との掛け合いも本当に難しかった。そのせいで時間がかかってしまいましたが、次はもう少し早くできるように頑張ります…

それとアンケートの回答はこの話で終了と致します。次回の話を上げるまでの状況で映画版を作るかどうか決めますのでご回答頂ければ幸いです!




彼が今回使った技、ジーン、形態について







1.アイスブレス

ジーン『アイス』を使って竜変身することで使用可能な技。相手を拘束するのに破竜は主に使う。

2.ファイアブレス

ジーン『フレイム』を使って竜変身することで使用可能な技。本気ではなかったとはいえ、轟の氷塊を溶かすほどの熱量を誇る。


使用ジーン


1.アイス

氷の力を宿すジーン。サンダー同様に一部の力を引き出して使用することも可能。その場合の出力は本人曰くまだまだ。


2.フレイム

炎の力を宿すジーン。アイス、サンダー同様に一部の力を引き出して使用することが可能。破竜にとっては島を焼いた時に使ったジーンの為、なるべくは使いたくない。



変身形態


1.トライゴン

フレイム、アイス、サンダーを同時使用して変身できる特殊形態。特に外見の変化等はなく、大きさも中型。耳郎、尾白、心操の三人程度であれば乗せて飛行もできる。最大の特徴は炎、氷、雷の3属性を同時使用する事で戦況に応じた戦闘が可能。その分、パワーの面ではドラゴン形態に劣る為、切島、瀬呂、芦戸の3人相手でも完全に押し切ることが出来ない。




次回予告




『だからお前には負けない。俺の為にな』

『俺の力を認めてくれた奴の為にも負けたくない!』

『アイツと戦うまで負けてたまるか!』






『俺の相手は…………お前かよ…』




次回!
半人半竜のヒーローアカデミア



『集う強者達。本戦開始!』






『面白いじゃん。破竜真人』








更に向こうへ!Plus ultra!!!

破竜君の職場体験先はどこがいいですか?原作キャラ達の所か私が作ったオリジナルのキャラの所か!

  • 轟と一緒にエンデヴァー
  • 常闇と一緒にホークス
  • 爆豪と一緒にベストジーニスト
  • 緑谷と一緒にグラントリノ
  • 飯田と一緒にマニュアル
  • 切島と一緒にフォースカインド
  • 八百万と一緒にウワバミ
  • 耳郎と一緒にデステゴロ
  • 峰田と一緒にmt.レディ
  • 麗日と一緒にガンヘッド
  • 梅雨ちゃんと一緒にセルキー
  • 他(リュウーキュウ等)
  • オリジナルヒーロー
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。