半人半竜のヒーローアカデミア   作:十希

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はじめに


皆様、いつも本作品をお読み頂き、誠にありがとうございます!

前回、あんだけ長くなったと言うのに今回は脅威の11583文字!もうホント長すぎる…

そして、UAも10000を突破し、少しずつ本作を評価して頂ける方も増えて本当にありがとうございます!これからも本作の応援よろしくお願いします!

お気に入りに登録してくれた下記の方

世界の神様 カフェちゅう 夜鳩 ニグレド

誠にありがとうございます!


それでは本編をお楽しみ下さい!




『瞬き厳禁!?刹那の攻防!』

 

 

飯田と発目さんの試合?はよくわからないが結果的には飯田の勝利となった。納得できてるかはどうかは不明だけど…

 

それに次の試合は…

 

『さ、さぁ!気を取り直して次の試合だ!

 

プラグから放たれる爆音は悶絶必至!

ジト目のロッキンガールは何を射抜く!?

1年A組 ヒーロー科 耳郎響香!

 

VS

 

攻防一体!黒き影を纏うサムライ!

闇を愛するその瞳は何を映す!?

同じく1年A組 ヒーロー科 常闇踏影!』

 

 

 

 

 

『破竜ちゃんはこの試合どう見るの?』

 

梅雨ちゃんが俺に質問を投げかけてきた。よく見るとA組全員が俺の試合予想が気になるようだった。

 

『ハッキリ言うと…耳郎が勝つ可能性は低い』

 

『随分とバッサリ言ったわね。理由は?』

 

『みんなも知ってるだろうが、耳郎の爆音は相手にプラグを刺す事が大前提だ。問題はそのプラグの射程範囲内に入り込めるかだが、常闇相手だとそれが厳しい。わかるよな?緑谷』

 

『うん…黒影による全方位ガード。僕達も騎馬戦で一緒に組んだ時、かなり助けられたから』

 

『そう言う事だ。コスチュームありなら耳郎が勝つ可能性が高かったけど……ッッ』

 

『『『 破竜くん(ちゃん)………』』』

 

わかってる。試合をしているから常闇が悪いわけでもないし、ここに口出しするのは耳郎にとっても屈辱だ。俺にできるのは応援する事。だから頑張れ耳郎。

 

『常闇』

 

『なんだ?』

 

『先に言っとく。

    女だからって手加減したら許さない』

 

『そんなつもりはない』

 

『安心したよ。ウチが勝つ!!』

 

 

 

『そんじゃ第五試合、READY START!』

 

 

 

『黒影!!!』

 

黒影が常闇の周囲を完全に覆う。

 

『やっぱ…そうなるよね…』

 

ウチが勝つには常闇の懐に入るしかない!何発も貰うだろうな…でもここで引いたらロックじゃないよね!破竜!!!

 

『耳郎さんが飛び込んだ!?』

 

そうなるだろう。耳郎には黒影を出し抜けるほどの身体能力はない。愚直に飛び込むしかねぇんだ。

 

『常闇ぃぃぃ!服をボロボロにしてやれぇぇ!!』

 

『うっせぇよ、峰田』

 

ヒーロー志望とは思えない峰田のクソ発言を全国放送されるわけにはいかない。そう思い、拳骨の後にチョークスリーパーをかける。峰田には悪いが、耳郎の試合中はこのまま俺の腕の中で見てもらうぞ?

 

『『『 うわぁ……可哀想……』』』

 

その場にいたA組の心が一つになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『はぁ…はぁ…はぁ…』

 

ウチの体は黒影による傷で少しずつ動きが鈍ってきた。さっきまでは何とか躱わせたけど…このダメージじゃさっきみたく機敏には動けない…

 

『……………黒影!!!』

 

『ハイヨ!』

 

『………しまった!?』

 

黒影に掴まれたウチは空中を振り回されてステージに再度投げ出されてしまう。うっ…いった…でも…アイツはこんなんじゃ…

 

『もう降参しろ。耳郎』

 

『ソウダゼ。オレラモイタメツケタクナイゼ!』

 

『ッッ……ふざけんなぁ!!!!!!!!!』

 

ステージ上から耳郎の叫びが聞こえる。

 

『さっき言った事忘れんな!ウチは全力でアンタに勝ちにいってる!そうしなきゃ意味がない…同情されて全力出されないで負けるのなんて悔しすぎるよ!!』

 

クソッタレ…こんな事言ったら耳郎がもっと痛い思いをするかもしれない。それでもアイツの望んだ勝負をする為には…

 

『常闇ィィ!!黒影ゥゥ!!本気でやれ!!!!!!いつまでも手加減して戦ってんじゃねぇぞ!!!』

 

俺の怒声がステージ中に響く。それを聞いた他の人達は信じられない表情で俺を見る者、軽蔑したような表情で俺を見る者、様々だった。

 

そんな中、ステージ上の耳郎だけは俺にしか見えない表情でニコリと笑ってありがとう破竜。と呟いた。

 

『………すまなかったな。気を遣っていたみたいだ。破竜の言う通りだ。だが、それももう終わりだ。俺と黒影の全力でお前を倒す!耳郎!』

 

『そうこなくっちゃ……』

 

耳郎はフラフラな足で立ち上がって再度、常闇の懐に入る為に走り出す。ダメージのせいでお世辞にも速いとは言えない。でも何度も喰らった事で動きを学習したはずだ…

 

『だぁぁぁぁぁ!!!!』

 

『黒影!!!!本気で行け!!!』

 

『シラネェゾ!フミカゲ!!』

 

そう言って黒影はさっきよりも速いスピードでウチに迫る。でも、アンタの黒影の攻撃を受けて気づいた。遠くになればなるほど、本体のアンタに戻るスピードは遅くなる。だから!!

 

トンッ、トンッッ

 

『急停止からバックステップ!?』

 

距離を空けたが、黒影はそのまま追いかける!

 

まだだ……ギリギリで躱せ!!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……………今だっ!!!!!!!!!』

 

ヂリッッッッ!!!

 

『なに!?』『ナンダト!!??』

 

 

『『『躱したぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!??』』』

 

 

いや、ギリギリすぎる!!!頬に切り傷が……

 

 

ここしかない!!全力で走れ!!!黒影が戻り切る前に常闇の懐に入れればウチが勝てる!!!

 

『クッ!戻れ黒影!!!』

 

『ヤラレタゼ!!』

 

行ける!!!

 

『喰らえ!イヤホンジャッ………』

 

ガクッッ……

 

『!?!?!?!?』

 

『耳郎ちゃんのスピードが遅くなった…?』

 

なんで…はっ!?

 

『がっは……………』

 

気づいた時には黒影が耳郎を掴んで地面に叩きつけていた。

 

『やばいよ!?いまの!』

 

『耳郎生きてるか…?』

 

『耳郎ちゃん!!』

 

『破竜君!君があんなこと言ったせいで…』

 

『飯田君!落ち着いて!!』

 

A組のメンバーは各々が耳郎の安否とこうなる流れを作った破竜を咎める声で溢れていた。

 

『耳郎………………ッッッ!!!』

 

『破竜君!!!』『飯田君!彼の手を見て!』

 

『何を言ってるんだ?彼の手がなに……!?』

 

そこには今にも飛び出したいのを抑えつける為に両手を強く握り締め、拳から血が流れていた破竜の姿があった。

 

『破竜君だって好きでやったわけじゃないと思う。耳郎さんが望んだ戦いの為に破竜君は……』

 

 

 

 

『『『………………………………』』』

 

 

 

会場中が静まり返る。

 

 

 

『審判、これで俺の勝ちでいいですか?』

 

『そうね…この勝負、常闇くんの…!?』

 

『………まさか……』

 

そこにはボロボロになりながらも何とか立ちあがろうとする耳郎の姿があった。

 

『まだ終わってない……ウチはまだ戦える……』

 

『これ以上はもう…………できないぞ』

 

『アイツなら…アイツならこんな状況でも諦めないよ……そうやってアイツは戦ってるのを見たから……』

 

『耳郎……もう無理すんな……』

 

これ以上やったら本当に……

 

『アイツの隣を歩く為にもここで負けるわけにはいかないんだ…だから負け……たく…ない…よ…』

 

そう言って今後こそ耳郎は力尽きてしまう。

 

『耳郎!!!!!!!!!』

 

破竜は試合終了の合図を待たずに飛び出す!

 

『おい!しっかりしろ!』

 

耳郎は反応こそあったが、傷がひどい。

 

『先生、もう戦えないです。負けでいいですか?』

 

『ええ。もちろんよ。早くリカバリガールの元へ』

 

『常闇に黒影、わがまま聞いてもらってすまねえ。断じてお前らのせいじゃない。気にしないでくれ』

 

『わかっている。早く連れて行ってやれ。』

 

『ソノカワリ、アトデアヤマラセテクレヨ!』

 

『あぁ!助かる!!!』

 

そう言って俺は耳郎を抱えて保健室に走る。

背後から聞こえてきた

 

『耳郎さん。戦闘続行不可能!常闇君二回戦進出!』

 

この悔しさを噛み殺しながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

A組サイド

 

 

『にしても、あの破竜とか言ったか!?ヒデェよな!痛めつけるような流れできたのアイツのせいだぜ?』

 

『確かに信じられなかったかも』

 

『応援しようと思ったけどなんかなぁ…』

 

『自分勝ったからって偉そうにな』

 

『ヒーロー向きの性格じゃねぇよ』

 

観客席からは先程の破竜君に対する悪口が聞こえてくる。その中にはヒーロー向きじゃないだの、勝ちを取り消せなどの聞くに耐えない悪口まであった。

 

『なぜ破竜君はあんな事を言った⁉︎この悪口の原因は先程の彼の発言が…『飯田君!!』すまない…彼を責めるつもりはなかった。それでも納得できないんだ』

 

『確かにわからないわ…』

 

『私も理由が見えないから…』

 

『オイラもわかんねぇ…』

 

同じクラスのA組でさえ、理由がわからずに黙っているとそれまで黙っていた爆豪が口を開く。

 

『あのドラゴン野郎と耳女の間に何があるかなんて知らねぇが、本気の勝負に手加減される方が嫌だっつー話だろうが。』

 

『『『!?』』』

 

『かっちゃん…………………』『ケッ!』

 

そう言って爆豪は席を外す。そんな中、緑谷が

 

『僕もかっちゃんと同じ意見だよ。あの2人の間に何があるかわかんない。でも、この場はみんなが目指していた舞台。理由はどうあれそこで手加減されるなんて僕も耐えられない』

 

『じゃあ、破竜君はそれを汲み取って?』

 

『破竜ちゃんは今までも意味のない事はしなかったわ。耳郎ちゃんの事をよく知ってるのは彼だから』

 

『……俺は後で彼に謝ろうと思う。冷たい人ではないと知っていたのに、決めつけた発言をしてしまった』

 

『うん。きっと破竜君も許してくれるよ』

 

そう言ってA組は次の試合に集中する。破竜と耳郎の2人が早く帰ってくるのを待ちながら。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『アンタは外で少し待ってな!!!』

 

『あ、はい……』

 

リカバリーガールの元へ耳郎を連れてきたのは良かったが、着いて早々追い出された。まぁ…治療だからしょうがないけど…

 

5分ほど経ちリカバリーガールが出てくる。

 

『あの、耳郎は?』

 

『治癒で9割方治してあるよ。』

 

『そうですか…ありがとうございます』

 

良かった…とりあえずは。

 

『アンタはあの子が大切なのかい?』

 

『え…!? いや、その……』

 

『なら、しっかりと話を聞いてやりな?』

 

そう言ってリカバリーガールは席を外した。

 

念の為、ドアをノックすると、

 

『破竜?いいよ、入って』

 

俺はドアを開けて中に入った。そこには絆創膏を貼った耳郎がベットに腰掛けていた。

 

『その…大丈夫か?』

 

『うん…治癒で概ね治ったけど少し休みなさいって』

 

『そっか…お疲れ様』

 

俺がそう声を掛けると耳郎はシーツを掴んでポツポツと話し出す。

 

『やっぱ常闇強いね…ウチの個性なんかじゃ手も足も出なかった。本当に悔しいや…頑張って訓練したけどまだまだだった……な……』

 

耳郎の目から少しずつ涙が零れ落ちる。心なしか体も声も震えて、大声で泣きたくなるのを我慢しているようだった。

 

『頑張ったよ。最後の常闇の攻撃を躱した後にダメージでスピードが遅くならなかったら勝ってた。紙一重の負けだ。だから……』

 

耳郎は涙をずっと流していた。俺は必死に慰めの言葉をかけようとするが上手い言葉が見つからない。情けないな。女の子が目の前で泣いてんのに…そんな中、ある言葉を思い出す。

 

『それなら…次は勝って最後も勝とう』

 

そう言うと耳郎はバッと顔を上げる。

 

『耳郎がさっき俺を慰めてくれた言葉だ。確かに耳郎の戦いはここで終わっちまった。でも、これが最後じゃない。次もその次も挑戦できる。この悔しさは忘れないようにしよう?俺の背中を守ってくれるくらい強くなってくれるんだろ?』

 

そうニコリと笑うと耳郎は涙を流しながらではあるが、笑顔を見せてくれた。そして俺の胸に飛び込んできて背中に手を回す。

 

『え…あの……//// 耳郎??』

 

『ごめんね…今は少しだけこのままがいい…////』

 

『うん…じゃあ少しだけこのまま…///』

 

俺もそう言って耳郎の背中に手を回してお互いに抱きしめる。食堂での事故以来だけど、あの時のような気まずい感じじゃない。なんかとても愛しいようなそんな感じが……

 

『アンタはあの子が大切なのかい?』

 

俺は不意にリカバリーガールの言葉を思い出す…

 

 

あぁ、そうか…俺…耳郎のことが好きなんだ。

 

 

そう思うと抱きしめる力がほんの少しだけ

強くなったのはナイショの話だ。

 

 

しばらくして泣き止んだ耳郎は赤くなりながら

 

『ありがとう…// そのわがまま聞いてくれて…』

 

『うん…もう大丈夫か?』

 

『大丈夫!』

 

目はほんの少しだけ赤かったけど、それでも笑顔を作って俺に答える。

 

『そろそろ戻ろう、みんな心配してる。』

 

そう言って俺が差し出した手を掴んだ耳郎の顔はとても晴れやかな笑顔で俺は可愛くて直視できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

『『ただいま、みんな』』

 

『『おかえり2人とも!』』

 

帰った俺たちを出迎えたのはA組のメンバー達だった。すると、常闇がこちらに歩いてきて

 

『耳郎…すまなかった。想像以上に痛い思いをさせてしまったようだ。黒影も反省している』

 

『ホントニゴメンダゼ。ジロウ。』

 

耳郎に目線を向けると常闇にデコピンをかます。

 

『いたっ』

 

『ウチがお願いした事だし、本気で戦ってくれて本当に嬉しかった。気にしないで。常闇も黒影も』

 

するとポカンとしていた常闇はニヤリと笑い

 

『なら、有難く受け取っておこう。』

 

『アリガトヨ!』

 

うん…良かった良かった。

 

『破竜君!』『飯田?』

 

飯田が俺に話しかけてきた。

 

『俺もすまなかった。君は耳郎さんの気持ちを汲んだ発言だったのに俺はそれを……』

 

それを聞き、俺も飯田にデコピンお見舞いする。

 

『んな…!なにを!?』

 

『そんな事いちいち気にしてんなよ。そんな事言ったって次の試合手加減してやんねぇぞ?』

 

俺はニヤリとして飯田にそう告げると

 

『………はぁ…君には敵わないな。ありがとう。

だが、次の試合は勝たせてもらうぞ!』

 

『へっ!望むところだってーの!!』

 

俺らがそんなやりとりをしている間に耳郎は

 

『次の試合は切島達?』

 

『いや、それも終わってこれから麗日と爆豪の試合だよ。初めに八百万と上鳴は絶縁シートを使ってアホになった上鳴を八百万が瞬殺。切島と芦戸は酸を恐れずに突き進んだ切島が場外に落として決着したよ。』

 

すると緑谷が戻ってきた。

 

『2人とも戻ってきてたんだ!』

 

『緑谷…おまえどこいってたんだよ?』

 

『ちょっと麗日さんの所に…』

 

『さぁさぁ!一回戦最終の第八試合!

 

中学からちょっとした有名人!!

堅気な顔じゃねぇ…1年A組最大の問題児!

1年A組 ヒーロー科 爆豪勝己

 

VS

 

触れたら重力支配!えげつない個性ながら

俺はこっちを応援したい!

同じく1年A組 ヒーロー科 麗日お茶子』

 

爆豪の紹介ひでぇな…事実だから否定できないけど。

 

それにしても…麗日はいつものポワポワした表情ではなく、意を決したような表情で爆豪を見据えていた。

 

『爆豪の奴…本気で潰す気だな』

 

『うん…そんな感じがする』

 

『それじゃあ始めるぜ。

      第八試合 READY START!!!!』

 

俺ら1年A組の懸念を抱えたまま試合が開始する!

 

開始直後から麗日は爆豪に突撃!速攻を仕掛ける作戦のようだが…爆豪はその全てを弾き返して行った。爆破も容赦なく使い、顔面にぶつけているシーンも多々あった。

 

『麗日さん!』

 

『モロかよ……!』

 

爆豪の攻撃に思わず声を上げてしまう緑谷。

 

麗日は服を浮かせて爆豪に接近!だが、驚異的な反応速度で爆豪は麗日を自身のスペースに入れさせない。

 

『見てから動いてる!?』

 

『あの反応速度はちょっと厄介だな…』

 

『触れなきゃ発動できない麗日の個性、あの反射神経にはちょっと分が悪いぞ……』

 

爆豪の迎撃で吹き飛ばされる麗日。何度も吹き飛ばされようが突進する麗日の痛々しい姿、それをあしらい続ける爆豪の姿に、次第にブーイングが沸き起こる。

 

『おい!それでもヒーロー志望かよ!そんだけ実力差あるなら早く場外にでも放り出せよ!女の子いたぶって遊んでんじゃねーよ!』

 

『『『そーだそーだ!』』』

 

『1年A組問題児だらけじゃねぇかよ!さっきの破竜とか言う奴もそうじゃねえか!』

 

『女の子に危ねぇ事させんじゃねえよ!!』

 

いきなり俺の名前が出てきて耳郎と共に驚愕する。

 

『みんなどう言う事だ?』『教えて?』

 

『……………さっき破竜君が常闇君と黒影に怒声を浴びせた場面があったでしょ?あの時の事だと思うんだ。2人がいなくなった後、しばらくブーイング酷かったから…』

 

『そんな………破竜……』

 

『…………心配するな。みんなが敵に回ったって耳郎が応援してくれればそれでいいよ。』

 

そう言って俺は耳郎の頭をポンポンと撫でる。

 

『でも、爆豪がやってることは間違ってねぇのに本当にコイツらは…この中にプロヒーローもいるかと思うと頭がいてぇ…』

 

俺がそう嘆いていると

 

『今遊んでるっつった奴プロか?今、何年目だ?』

 

突如、実況に割り込んできた相澤先生の言葉に驚いたのか、ブーイングが止まる。

 

『素面で言ってんならもう見る意味ねぇから帰れ。帰って転職サイトでも見てろ』

 

「相澤先生……!?」

 

相当苛立っている様子の相澤先生の声に俺達A組の皆も固まる。相澤先生が珍しく語気を荒げた喋り方だったからだ。

 

『爆豪はここまで上がってきた相手の力を認めてるから警戒してんだろう。本気で勝とうとしてるからこそ、手加減も油断も出来ねえんだろうが。それにさっきの破竜の事について触れている奴も居たな?この場において手加減されることがどれほど屈辱なのかわからないだろう?アイツは耳郎の気持ちを汲んで痛めつけられるのも承知の上で言った。アイツらの関係性もわからない奴が憶測でものを言うな。俺の担当するクラスを侮辱するつもりなら今すぐ帰れ。』

 

静まり返る観客席。それを麗日の一声が切り裂く。

 

『勝あァァァつ!!』

 

麗日は観客席にまで届く雄叫びを放ち、爆豪が砕いていた無数の瓦礫を上空から落とす!

 

『流星群ー!!!』

 

なんつー無茶を…だけど、これは必殺の一撃だ。

 

『麗日さん、勝てぇ!!!!!』

 

だけど…爆豪はそれらを

 

 

BOOOM!!

 

 

たった一度、たった一度の爆破で全てを吹き飛ばす。

 

『勝ち上がればアレが相手か…ホントヤダ』

 

思わずそう呟いてしまうほどに強力な爆風。

 

『爆豪!麗日の秘策を正面突破!!』

 

秘策すら突破された状況でも尚、麗日は立ち上がろうともがくが…ダメージが大きすぎて…立ち上がれず。

 

『麗日さん、戦闘続行不可能!爆豪君二回戦進出!』

 

『みんなごめん!』

 

そう言って緑谷は駆け出して行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

耳郎サイド

 

爆豪の爆破によってデコボコにされたステージの補修を終え、第二回戦第一試合が始まろうとしていた。ちなみに破竜と飯田は仲良く控え室に歩いて行った。これから戦うんだよね?あの2人。

 

緑谷と轟…朝の宣戦布告の件もあるし二人とも全力でぶつかり合うんだろうけど……

 

『二人まだ始まっとらん?』

 

『うら…………』

 

緑谷達がステージに出て来たのと同時に麗日が保健室から戻ってきた。

 

『見ねば』

 

目が赤く腫れている。たぶんウチと同じように泣いたんだろうなぁ…と内心で思っていると

 

『耳郎ちゃん惜しかったね。』

 

『まだまだだよ。次は負けないように頑張る』

 

『私も同じだよ。頑張ろ!』

 

二人で今後の事について励まし合っていると緑谷と轟の二人はすでにステージ上に立っており、開始の合図を待つだけの状態になっていた。

 

『今回の体育祭では両者トップクラスの成績!

 

        緑谷VS轟

 

  第二回戦 第一試合、READY START!

 

 

試合開始の瞬間、轟がいきなり仕掛ける!

 

右半身から強烈な冷気を放ち氷結を繰り出す。

緑谷の個性を警戒して速攻で決めるつもりらしい。

 

それに対し緑谷は腕を銃のように構えて衝撃波を放ち、氷を砕いて攻撃を打ち消した!

 

『凄え!あの攻撃を防いだ!?』

 

確かに防いだけど…あれは個性把握テストの時と同じ…指一本を犠牲にした捨て身の戦い方だ…

 

再び轟が氷結を放つがそれを緑谷が二本目の指を犠牲に攻撃を打ち消した。その後、ビデオテープの巻き戻しのように三本、四本と指を犠牲にしながら戦いは進む。すると次に爆豪と戦う切島がボヤく。

 

『おめーも轟も、強烈な範囲攻撃ポンポン出してくるから相手する方は大変だぜホント』

 

『ポンポンじゃねえよ!ナメんな』

 

爆豪の言葉にA組のみんなはピンときていない様子だった。わかったのはウチだけみたい。

 

『つまり、どんだけ使い慣れた個性だろうと身体機能には変わりないし、限度はあるって事だよね?爆豪』

 

『チッ、耳女の言う通りだ。筋肉酷使すりゃ筋繊維が切れる。走り続けりゃ息も切れる。奴にも何らかの限度は必ずあるハズだ』

 

『じゃあ緑谷は瞬殺マンの轟相手に……』

 

『耐久戦で挑む気かよ……』

 

『デク君………』

 

ステージ上ではいまだに氷を放っては砕かれるという様相が繰り返されている。緑谷は遂に右手の指を使い切り、残り半分。

 

するとここで轟が緑谷に接近して、氷結を繰り出すと緑谷は咄嗟に腕で氷を砕く!その一撃は轟にも届くが…

 

『氷を壁に場外を防いだ!?』

 

『本当にやばいぜアイツ……』

 

もう何も出来ないだろうと判断した轟は緑谷にとどめの氷結を放つと暴風が観客席を襲う!なんで…?もう使える指はないはず…

 

そこには折れた指で再度超パワーを使った緑谷の姿。

 

『嘘だろ……あんなの……どんな痛みが…』

 

切島の体は震えていた。確かに一度折れた指にさらに痛みを増すなんて自傷行為でしかない。それを当たり前のように…

 

ステージ上で緑谷が轟に向かって叫ぶ!

 

『全力でかかってこい!!!』

 

観客席にまで聞こえるほどの大声で緑谷が叫び、轟と近接戦を繰り広げる。轟有利かと思いきやその動きはさっきより明らかに鈍い。

 

恐らく、さっき爆豪が言ってた轟の個性の限度…よく見たら体に霜が降りてる…自分の冷気に耐えられなくなってるんだ…

 

緑谷が一瞬の隙をついて轟に強烈な一撃を叩き込む!腕がボロボロだからいつもみたいな超パワーではないけど、それでもその一撃は確実に轟の体にダメージを残した。

 

『モロだ!!生々しいの入った!!』

 

ここからは緑谷の独壇場だった。轟も氷結を繰り出すが生成スピードも何もかもが遅くなった攻撃を緑谷は難なく躱して轟に連撃を喰らわせていく。

 

轟はダメージを受けながらも緑谷をずっと見つめ…そして遂にその左半身から紅く燃え盛る炎を纏う!その炎は轟の体の霜を溶かしていく。

 

半冷半熱の個性が全開になった事で緑谷の勝利はほぼ無くなってしまったが…緑谷は何故か笑っていた…

 

すると

 

『焦凍ぉぉぉ!!!やっと己を受け入れたか!良いぞ!ここからがお前の始まり!俺の血をもって俺を超え、俺の野望をお前が果たせ!!』

 

観客席の上にいた人がいきなり意味のわからないことを叫ぶ。それは轟の父親であるNo.2ヒーロー、エンデヴァー。

 

轟はその言葉が聞こえていないようで緑谷と決着をつける為に全力で炎と氷を操る。緑谷も超パワーの個性全開で轟の必殺の一撃に対抗しようとしていた。

 

 

二人が拳を振り翳した瞬間……

 

 

WHAKOOOOM!!

 

 

今日一番の威力がステージ上を襲い、観客席にまでその威力による余波が襲いかかっていた。

 

ステージ上には煙が充満していて何も見えない。

 

『何………お前のクラス何なの……?』

 

『散々冷やされた空気が瞬間的に熱され、膨張したんだ』

 

『それでこの爆風てどんだけ高熱だよ!何も見えねー。オイこれ勝負はどうなって……』

 

でもそんな煙もだんだんと晴れていくと

 

壁に寄りかかっているボロボロの緑谷の姿があった。そのまま体勢を崩し倒れこんでしまう緑谷を見てミッドナイト先生は勝者を告げる!

 

「緑谷くん場外。轟くん三回戦進出!!」

 

ハイレベルな戦いに歓声が沸き起こった。ただ、その渦中にいた2人、特に緑谷の方はダメージが酷く、すぐに搬送された。

 

『私、デクくんのとこ行ってくる!』

 

『オイラも行く!』

 

『私もいくわ』

 

麗日がそう言うと峰田や蛙吹も一緒に緑谷のいる保健室へと向かって行った。

 

『ステージが粉々になったから悪りぃが、もう一回補修タイムに入るぜ!少々お待ちくださいだぜ!エブィバディ!』

 

次の試合は破竜だ……無茶しないでよ…ウチは内心で心配しながらもアイツの勝利を願っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

破竜サイド

 

 

さっきやけにどでかい音が聞こえたな?前の試合は緑谷と轟か…無茶してなきゃいいけど….

 

控室でそんなことを考えていると、スタッフに入場を促されたので椅子から立ち上がって入場口へと向かう。

 

『波乱の第二回戦第一試合を終えて第二試合!!

 

一回戦では翻弄されてたが実力を見せつけてくれ!!

    ヒーロー科 1年 飯田天哉

 

VS

 

まだまだ底を見せていない男!今回は見せれるか?

    ヒーロー科 1年 破竜真人  』

 

試合開始前に審判であるミッドナイトから

 

『試合開始の前に2人にお願いがあります。これ以上のステージ破損はセメントス先生の命に関わるのでなるべくはしない方向でお願いします。』

 

そう言って先生の方を見ると息切れしてかなり具合が悪そうだった。あぁ…これは大変だわマジで。

 

『善処します。』

 

『なるべく頑張ります』

 

そう言うと飯田は腰を落としていつものスタイルで俺を睨む。スピードで決める気か。

 

『それでは…第二回戦第二試合…START!!!!』

 

飯田が猛スピードで俺に迫る!想像以上に早いが……

 

『はぁっ!!』

 

飯田の蹴りを俺は間一髪で避ける。

 

『な、避けられた!』

 

『嘘だろ!?あのスピードを避けるかよ!』

 

驚く実況のマイクに向かって相澤先生が説明する。

 

『……アイツは以前、USJで敵のヴィランと単身で交戦している。その時の敵のスピードは今の飯田と同じか少し早いレベルだった。一度体験すればアイツの動体視力は難なく捉えるぞ』

 

『やっぱアイツ結構ずリィな』

 

確かに速い。脳無に近いスピードだけど、それだけじゃ俺には勝てねぇぞ飯田!

 

そう言って俺は飯田の攻撃を難なく躱していく。

 

『な、何故避けられる??いくら慣れてるとは言ってもこのスピード勝負では君の方が明らかに…』

 

『ふぅ…確かにな。現時点でのスピードは俺の方が遅い。だが、目は間に合うし、お前の動きには致命的な弱点があるからな』

 

『!?』

 

そう、どうしようもない弱点がな。

 

『どうした?もう終わりか?』

 

『俺は…俺は…兄の為にも負けられないんだ!』

 

そう言うと飯田は再び高速の蹴りを放ってくるが

 

『これが一つ目』

 

今度は飯田の蹴りを半身だけ動かし、最小限で躱す。

 

『な………』

 

『蹴りの威力は確かに凄え。でもな、それに頼りすぎて上半身での攻撃が何にもない。つまりお前が動く時は脚だけに注視すればいい。』

 

『それだけなら俺の攻撃を躱せる理由にはならない!何よりインゲニウムは俺と同じ戦闘スタイルのはずなのに『それは違うぞ?』!?』

 

悔しいだろうが今のお前じゃ俺には勝てねぇ。

 

『なら、これならどうだ!!!

 "トルクオーバーレシプロバースト"!!!!』

 

最高速まで加速した飯田が俺に迫る!

 

『悪りぃな…飯田!!』

 

俺は最高速まで上昇した飯田の最速の蹴りを同じように無駄なく最小限で躱わす。

 

『そ…そんな……』

 

『これが二つ目だ。お前の速さは確かに速い。下手したら脳無以上だ。だが速さを追求するあまり攻撃は直線的で遊びがねぇ。つまりお前の攻撃は必ず俺の最短距離を詰めてくるって事だ。インゲニウムは速さを追求しつつも縦横無尽に動き回ってくるからこそあれだけ強い。来るタイミングさえわかっちまえば躱わすだけなら容易いぞ?』

 

そう言って俺は"パワー"ジーンの力を引き出す!身体中の血液が燃え上がるようなそんな不思議な感覚に襲われる。

 

『ッッッ………がぁぁぁぁ!!!!』

 

『な…なんだそれは……』

 

目の前の破竜君から突如として威圧感が増す!まるで緑谷君の超パワーのような……

 

『『『あの感じ…まるでUSJの時の!?』』』

 

『すぅ………ふぅ………』

 

"パワー"ジーンの力を引き出した俺からは燃えるような赤いオーラが噴き出していた。

 

『いくぜ……気張れよ…飯田ァ!!』

 

まずは10倍からだ!!

 

俺は瞬時に飯田の背後に回り込み、蹴りを喰らわせる!俺の蹴りを受けて気絶しかけている飯田が吹っ飛ぶ間に追いつき、さらに回し蹴りを食らわせる!

 

『ぐっ…ごっ…ほ…俺と同じクラスのスピード!?』

 

『いや、スピード自体はまだお前の方が速い。これが三つ目の弱点だ。お前は自分に近いレベルのスピードの奴と戦ったことがないせいで判断力が速度に追いついていない。それは刹那の攻防を要求される高速戦闘の世界じゃ致命的だ』

 

『そう…だった…のか…だが…僕は…こんなと…ころで負ける…わ…けにはいか…ないんだ…』

 

そう言うと飯田はボロボロなのにも関わらず再度立ち上がり、レシプロバーストの体制に入る。

 

『はあ…はぁ…ッ!レシプロバースト!!!』

 

決めてやる。限界点の20倍まで引き出せ!!!

 

『終わりだ!飯田ァ!!!!!』

 

俺と飯田はお互いに地面を蹴り出し、俺は拳で!飯田は蹴り!勢いを乗せたまま交錯する!

 

『『………………………………………………』』

 

『どっちが勝ったんだよ!?わかんねぇぜ!』

 

『黙ってみてろ。すぐにわかる』

 

俺はそのまま背を向けてステージ外に向けて歩き出すと飯田が声をかけてきた。

 

『やはり…君は強いな………ほんと…うに…』

 

そう言って飯田は倒れてしまう。

 

『飯田くん戦闘続行不可能!破竜くん三回戦進出!』

 

『ここで決着ゥゥゥ!!!飯田、スピードでは破竜を上回っていたが破竜の個性と戦闘IQの高さの前に散る!』

 

気絶した飯田は担架で保健室に運ばれていった。

 

試合を終えた後の会場は未だ熱気に包まれていたが、俺は観客席で観戦していた次の対戦相手に顔を向ける。

 

『待たせたな?今度はテメェの番だぜ?』

 

『……………お前に負けるつもりはない』

 

 

 

準決勝 第一試合

 

破竜真人VS轟焦凍    

 

 

 

 

1年A組の中でも特に秀でた2人が激突する!!!

 

 

 

 






あとがきです

今回は二回戦目の飯田君との戦いまで描きました!飯田君の弱点については私が勝手に考えたのも少し入っているので飯田君ファンの方には申し訳ございません。

それと皆様、アンケートのご協力を頂き、誠にありがとうございます。基本的には体育祭が終わるまではこの状態なのでいつでも投票よろしくお願いします。



















それともう一つ。これは少し長いです。

これは本作と直接は関係ないのですが、昨日、漫画界の神様とも言える鳥山明先生が3月1日に永眠したとのニュースが流れました。私は仕事中だったのですが、ニュースを見た時に思わずその場で泣いてしまうほどショックを受けてしまいました。私自身は世代ど真ん中というわけではありませんが、ドラゴンボールは初めて触れた漫画で好きな曲もゲームも何もかもがドラゴンボールから始まり、そして今まで鳥山明先生の作品にたくさんたくさん触れてきました。勿論、悲しい気持ちは皆さん同様に持っていますが、鳥山明先生の作品の一つ。ドラゴンボールの中にこんなセリフがあります。




『じゃあなみんな!死んじまったらまた会おうな!』





これは魔人ブウ編であの世に帰る悟空が現世にいるみんなに笑いながら別れを告げるシーンです。これを見て、別れは勿論悲しい事ですが全てがなくなるわけではない。天国のどこかで今も見守ってくれていると死に対する死生観を変えてくれたシーンだとも思っています。悲しむだけではなく、それを受け止めながらも前に進む勇気をくれる。私はそう思っています。本作はヒロアカやブレスオブファイアの設定だけではなく、ドラゴンボールの技やキャラのセリフなどお借りしてる部分もあります。原作を大切に大切にしながらこれからも執筆していきます。

あなたのおかげで世の中にたくさんのワクワクが溢れた世界になりました。

あなたの作品に体も心も救われて前を向いて生きようと思えた沢山の人達がいます。私自身もその1人です。

これからも生きてる間、たくさんお世話になると思います。

本当に本当にありがとうございます。

ご自身の作ったキャラクター達とあの世でワイワイと楽しく騒ぎながら、ゆっくりと過ごしてください。

鳥山明先生。ご冥福をお祈りいたします。















次回予告




『全力で来いよ、轟!』

『俺にはどうしたらいいかまだわかんねぇ…』

『ハッ!やっぱテメェが来たかよ』






『勝たなきゃ許さないから』




次回!
半人半竜のヒーローアカデミア



『本気の勝負!竜変身VS半冷半熱!』






『お前…あの2人の子供なのか…?』








更に向こうへ!Plus ultra!!!


破竜君の職場体験先はどこがいいですか?原作キャラ達の所か私が作ったオリジナルのキャラの所か!

  • 轟と一緒にエンデヴァー
  • 常闇と一緒にホークス
  • 爆豪と一緒にベストジーニスト
  • 緑谷と一緒にグラントリノ
  • 飯田と一緒にマニュアル
  • 切島と一緒にフォースカインド
  • 八百万と一緒にウワバミ
  • 耳郎と一緒にデステゴロ
  • 峰田と一緒にmt.レディ
  • 麗日と一緒にガンヘッド
  • 梅雨ちゃんと一緒にセルキー
  • 他(リュウーキュウ等)
  • オリジナルヒーロー
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