半人半竜のヒーローアカデミア   作:十希

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はじめに


皆様、いつも本作品をお読み頂き、誠にありがとうございます!


アニメのヒロアカも終わってしまったロスで心が折れかけた作者です。最終回最高だったよ。いや、ホントに。MOREもアニメ化されるとのことで楽しみにしてますが、それも終わったら俺はどうなるんだろう。


ヒロアカが生活をする上での活力になってるから無くなったら本格的に灰になってしまう。


それでは本編をお楽しみ下さい!





『受け継いだものの大きさ』

 

 

 

 

『そんじゃ、俺はここまでだ。次に会うのはいつかわかんねぇけど、悩みがあったら連絡してこいよ。』

 

『はい…じゃなくて、うん!ありがとレイ兄さん!』

 

『ははは、無理してタメ口使うなっての。時間はこれからまだ、たくさんあるんだ。少しずつ、慣れてこうぜ? またな、リュウ。』

 

『っ、りょーかい!またね、レイ兄さん!』

 

車に乗り込み、レイ兄さんは足早にその場を立ち去っていく。兄弟だから…か。俺の事を本当の意味で受け入れてくれた事に感謝しつつ、ハイツアライアンスに向かうとやけに玄関前が騒がしい。

 

ガチャとドアを開けると…

 

『あ、破竜も帰ってきた!』

 

『おせぇぞ!』

 

『みんな心配してたんよ!』

 

『おかえりなさい。ケロケロ。』

 

耳郎、切島、麗日、梅雨ちゃんの今回の戦いを共に乗り越えた4人が真っ先に駆け寄ってきた。

 

『う、うん。ただいま。』

 

『お前も大変だったよな!?怪我してねぇか!?』

 

『破竜、お前もガトーショコラお食べ!』

 

『無事に帰って何より。』

 

『皆、心配してましたのよ。』

 

涙を流しながら、ひっつく峰田を引き剥がしつつ、砂藤のガトーショコラを一口もらう。うん、うまい。

 

『障子に八百万も心配してくれてありがとな。色々怪我しちまったけど、大丈夫だ。砂藤のガトーショコラも程よく甘くてすげぇうまい。』

 

『オイラには!?』

 

『ん?特にないけど…』

 

『そ、そんな…』

 

『フッ…冗談だ。心配してくれてありがとな。』

 

その言葉に一瞬だけ絶望しかけた峰田だが、破竜のニヤケ顔に「やはりイケメンは死すべし!!」とすぐにいつもの調子に戻った。

 

すると…目の前に特徴的な赤と白のサラサラ髪の人物が現れた。

 

『帰ってきてたのか。』

 

『ん、ただいま轟。今、帰ってきた。』

 

『そうか…。俺もそうだが、飯田も凄く心配してたぞ。ほら。』

 

視線を移すと『とっっっっっても心配していたんだぞ!俺はもう!!!!!』と緑谷の肩をグワングワンと揺らしながら激しく揺さぶる飯田の姿。

 

凄い心配してくれてるのは嬉しいが…あれはちょっと激しすぎるな。

 

『おい、ドラゴン野郎。』

 

『爆豪?』

 

珍しい事に普段、こういった会話に入ってくる事のない男が話しかけてきた。

 

『…………』

 

『…………』

 

無言のまま、黙って見つめ合う2人。その姿を見て轟は何かを言おうとするが、その独特な雰囲気に言いかけた言葉を飲み込んだ。

 

だが、その雰囲気を崩してきたのは意外にも爆豪だった。

 

『……インターン先で敵と戦ってきたんだろ。』

『……あぁ。戦ってきた。』

『テメェよりも…つえぇのはいたのかよ。』

 

俺より強い奴…か。

脳裏に今回のインターンで戦った敵が思い浮かぶ。

 

サントは俺のパワー30倍クラスの力を持っていた。恐らくバリオも…。それに2人が合体したスタリオンには単純な身体能力じゃ遅れをとった。治崎もドラゴンウォリアじゃ食い下がるので精一杯だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして…そんな化け物を倒したアイツも…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『………あぁ、いたよ。手も足も出なかった。』

 

『っ!?』

 

 爆豪は口にこそ出さないものの内心では破竜の実力を認めている。USJ、雄英体育祭決勝戦での戦い、I・アイランド、神野、いろんな局面で緑谷同様に最前線で戦うコイツは自分と同等。

 

いや、客観的に見れば自分よりも…

 

そんな男が手も足も出なかった事実に爆豪は知らないうちに拳を強く握り締めていた。

 

『だけど、今回のインターンでたくさん学べたよ。俺の弱さも…周りの強さも…そして、ヒーローでいる事の難しさも…単純な強さだけじゃない色んなものが見えた気がする。』

 

破竜の言った"ヒーローでいる事の難しさ"と言う言葉に何人かどういう意味だ?となる中、緑谷、耳郎、麗日、蛙吹、切島だけは何となくだが、誰のことを言っているのか理解した。

 

過去の出来事がきっかけで復讐の鬼となり、敵を殺そうとしたレイ。個性を失ってなお、女の子を守り、師の最期の言葉をお守りにヒーローらしくまっすぐ歩く通形の姿。

 

一度は闇に堕ちようと…

個性を失い無個性になろうとも…

 

その心の奥底で燃えていたヒーローの魂を手放さなかった2人の事を破竜は1人のヒーローとして本当に尊敬し、自分もそうありたいとこのインターンで強く感じていた。

 

『……そうかよ。』

 

『おー。つーか、爆豪と轟はどうなんだよ?仮免補講受けてんだろ?』

 

『そうなんだよ!コイツら、最近ずーっとその事ばっかで全然会話してくれないの!悲しすぎねぇ!?』

 

『…首痛い、距離近い、暑苦しい、離れて。』

 

『お前までそんな対応なの!?』

 

ひょいっと俺の首に腕を回してくる上鳴に容赦のない毒舌マシンガンをぶっ放すと、爆豪は「くだらねぇ」と吐き捨て、轟も明日も仮免補講理由にすぐに部屋まで戻って行った。

 

とはいえ俺も…

 

『…俺ももう休もうかな。流石に疲れたし、、。』

 

『それが一番いいよね。ウチもほんっと疲れた…』

 

『私も今日は休ませてもらうね。』

 

『私もそうさせてもらうわ。』

 

『わりぃ、俺も……』

 

『ごめん僕も…』

 

『それじゃあ今日はこれまでにして詳しい話を聞きたい人は明日以降にしよう!彼らも本当に疲れているだろうから。』

 

そうしようぜーと各々が部屋に戻っていく中、俺は緑谷とのすれ違いざまに小声で話しかける。

 

『明日、1人でTDLに来い。』

 

『え……?』

 

『わかったな?』

 

『う、うん…』

 

緑谷からの了承をとった俺はそのまま自分の部屋に戻り、ベッドに入ってしばらく休む。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、深夜2時…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コンコンと相澤が寝泊まりしている所のドアがなる。

 

『(この時間帯は余程のことがない限り、全員寝ているはず…)』

 

念の為、手元に捕縛布を携え、玄関の前に行き、外にいる人物に声をかけた。

 

『……誰だ?』

 

『相澤先生、すみません。破竜です。少しだけご相談があるので開けて貰えませんか?』

 

『ふぅ、……入れ。』

 

『すみません。』

 

 また珍しい奴がきたな…と夜間に訪問してきた破竜を部屋に招き入れ、作業机の隣に座らせる。礼儀として飲み物を出そうとしたが、あいにく切らしていた為、懐からサルミアッキを取り出す。

 

『ほら。』

 

『いや…すぐに終わるんで大丈夫です。相澤先生…二つ頼みがあります。』

 

『頼みだと?』

 

『はい。一つ目、明日の昼にTDLをお借りしたいです。』

 

『TDLだと?明日は学校が休みとはいえ、お前…まさか訓練するつもりじゃないだろうな?まずは体を休めろ。』

 

『……二つ目のお願いですが』

 

コイツ…俺の話を全く聞いてない。それに…何だこの雰囲気。いつもの破竜じゃない。冷静を装ってるが、内心でブチギレてるような…。

 

ついで破竜が発した言葉に相澤先生の表情が変わった。

 

『おい…お前、今…なんて言った?』

 

『なら、もう一度言いますね。明日、俺は緑谷に喧嘩を売ります。ただ、その時…何があっても、絶対に止めないで欲しいんです。』

 

『お前…俺をおちょくってるのか?そんな事、許すわけないだろうが。』

 

ギロリと俺を睨みつける目を何とか受け流しながら、脳内で軽く思考する。

 

『(まぁ…こうなる事だろうとは思ってた。)』

 

以前、緑谷と爆豪の私的な喧嘩すら見逃さずに謹慎処分にした相澤先生だ。礼儀正しく頼んだところで受け止めてもらえるだなんて思えない。

 

『そもそも…なんでそんな事をわざわざ俺にそれを言いにきた?お前はバカじゃない。こう言われるのはわかっていたはずだ。』

 

『いきなりやってまた迷惑かけるのもアレかと。』

 

『わかってるなら喧嘩をするな。最低限、理由を言え。』

 

『理由…、緑谷の為と言ったらダメですか?』

 

『なに?』

 

オールマイトが緑谷に託したワンフォーオールの事を隠す為、破竜はあえて相澤に事実を少しだけ捻じ曲げて伝える。

 

『あのバカはずっと通形先輩とサーナイトアイを救えなかった事を悔やんでる。自分がもっと強ければ…、もっと上手く立ち回っていれば…サーナイトアイを死なさず、通形先輩の個性を失わせる事もなかったのに…ってずっとずっとバカみたいに悔やんでる。』

 

『それは…』

 

『わかってないんですアイツは。元々、全員死亡するはずだった未来。それをアイツは強い願いで捻じ曲げてみせた。強い奴なのに…終わったことにずっとずっとこだわってる。顔が前を向いていないのが何よりの証拠です。』

 

確かに…俺も気になっていた。麗日や蛙吹、切島、耳郎、破竜、今回の戦いで各々が得た経験や悔しさを糧に前を向いている中で緑谷だけがずっとその場で足踏みしていた。

 

『(悔しさを感じる理由は…わかるがな。)』

 

『だから…俺があいつに喝を入れます。その為に戦わせて欲しいんです。もちろん、殺す気でなんかやりません。お互い重傷にならない程度に抑えるつもりですが…それでも、ダメですか?』

 

『!?』

 

そう言い切った破竜の顔に既視感を感じた…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『(なぁ、消太!この猫、俺が面倒見るよ!)』

 

『(まさか…俺も面倒見る感じか?)』

 

『(たまにだからさ!俺がいない時!お願い!)』

 

『(また合理的じゃないことを…。面倒見がいいのはわかるけど、何にでも首突っ込むのはやめた方がいいと思うが…)』

 

『(だってさ…なんか面倒見ちゃうんだよー)』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

記憶の中にいるアイツの姿。その顔が一瞬だけ、目の前にいる男と重なった。

 

『相澤…先生?』

 

『っ!?、すまん…少し考え事をしていた。』

 

『あ、はい。』

 

一旦落ち着け…

 

とりあえず、破竜なりに緑谷を思いやった発言だと言うことはわかった。俺も早く緑谷には立ち直ってもらいたい。そこまで考えているのなら、今後の事も考えて了承すべきなのに…

 

さっき見せた破竜のあの顔が頭から離れない。

 

『………約束しろ。お互いに大きな怪我をしない範疇でやる事。それが条件だ。それを守れないのであれば…俺はお前を除籍するぞ。』

 

『わかってます。明日の13時からTDLには誰も近づけさせないでください。宜しく…お願いします。』

 

夜分遅くにすみませんでした…おやすみなさい。と言って破竜が自分の部屋に戻っていく背中を見届ける。

 

『(俺も随分と…甘くなったのかもな。)』

 

相澤の脳裏に思い浮かぶのは学生時代の頃。

 

自分、山田、そしてもう1人の3人で譲れない喧嘩をした時の事。その時も結局、合理的じゃないのをわかった上で殴り合いの喧嘩をした事は記憶に懐かしい。

 

その後、ミッドナイトに「なにやってるのあなた達。」と呆れた目を向けられ、最終的に当時の担任に反省文を何枚も書かされた事。

 

だが、それがきっかけで前以上に腹を割って話せる様になった。

 

『破竜…お前はやっぱりお人好しの大馬鹿なのかもしれないな。全く、爆豪や緑谷に匹敵するくらいお前も相当な問題児だぞ…』

 

 

恐らく明日、TDLで相当な喧嘩が起こるだろう…と。そして、その監督責任で自分にも火の粉が降りかかる事を考え、今からでも胃痛薬を買いに行こうか悩み出す相澤だった。

 

 

 

 

◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆

 

 

 

 

そして翌日、13時…!!

 

 

 

 

 

 

 

『破竜くん…1人でTDLに来いって何なんだろう。』

 

緑谷は1人、TDLまでの道のりをトボトボと歩いていた。昨日はインターンでの事を考え、寝ては起き、寝ては起きを繰り返した結果、全く眠れていなかった。

 

正直に言えば…今は破竜くんと会いたくない。

 

インターン終了後から耳郎さん、切島くん、麗日さん、蛙吹さんの4人と話している姿は見掛けていたが、自分とは「TDLに来い」以外に何故か一言も話してない。

 

何かしただろうか…と頭を悩ませるが、睡眠不足の頭で考えられることなど対してなく、行けばわかるか…と諦めて足を早める。

 

 

 

 

 

ようやく着いたTDLの扉を開ける。

 

 

 

 

『破竜くん、来たよ?どこ?』

 

呼び出した張本人を探すが、その姿はどこにも見当たらない。

 

『いない…もしかして…忘れてる?』

 

『んなわけねぇだろ。』

 

『!?』

 

頭上から聞こえた声を頼りにその姿を探すとセメントス先生が作ったコンクリートの上に座りながら、こちらを見下ろす破竜くんの姿があった。

 

『破竜くん…』

 

『やっと来たか…待ってたぜ。』

 

よっと言いながら上から飛び降りると、ジーン「ウィンド」の力で降下の勢いを殺して着地する。

 

『悪いな。わざわざ休みの日にここに来てもらってよ。』

 

『ううん…元々、少し体動かそうと思ってて…相澤先生に聞いたら破竜くんが許可とってるから一緒にやってこいって言われたんだ。』

 

『そうか…じゃあ、体動かす前に一つだけいいか?』

 

『(何だ…全然普通じゃないか。僕の気のせいだったのかも…)』

 

昨日までと打って変わって普通に話してくれることに緑谷も気が緩んだのか、纏っていた緊張を解こうとしたが、次の一言で再度緊張の糸を張り巡らせた。

 

『なんで…』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ワン・フォー・オールを手放そうとした?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ビクリ!と背筋が震えた。な、なんで破竜くんがワン・フォー・オールの事を!?

 

『な、何の話…ワン・フォー・オールなんて…僕はしら…』

 

『今更取り繕わなくていい。俺はもうオールマイトから全部聞いてる。お前の個性の詳細、手に入れた過程、譲渡する為の条件、その個性が何の為にあるのか、全部知ってる。それよりも俺の質問に答えろよ。なんであの時、お前は個性を譲渡しようとしたんだ?』

 

『あの時って…』

 

その時、脳裏によぎったのは通形先輩と病室で話していた時のこと。まさかあの時…その場にいたのか!!

 

『話……きいてたんだ。』

 

『あぁ。その時、たまたま病室に来ていたオールマイトと鉢合わせた。俺とオールマイトとの関係性は知ってんだろ?』

 

コクリと頷く緑谷。

 

『俺は雄英に入学した時から、ずっとお前の事が気になっていた。オールマイトと何か特別な関係性を持ったお前を。』

 

そんなに前から…

 

『初めは自分と似た個性を持って上手く扱えないお前を単純に気にかけているだけだと思ってたが…個性把握テストでお前が最近まで無個性だったという疑念、個性使用時に大怪我を負っていた事、USJ事件で俺も知らないオールマイトの何かを知ってたことで確信した。お前はごく限られた人間しか知らないオールマイトの何かを知っている。そして、その関係者だと。』

 

『…………』

 

『だけど、俺はあえてその事をオールマイトに問い詰める事はしなかった。誰にだって秘密にしておきたい事の一つや二つはある。オールマイトが言いたくなった時に言ってくれればいいと…そう思っていた。お前のあの発言を聞くまでは…。最初の質問に戻るぞ。なんで、ワン・フォー・オールを譲渡するなんて通形先輩に言った?』

 

『…………』

 

 

 

 

 

 

 

 

『答えろ緑谷!!!』

 

 

 

 

 

 

 

黙りこくってしまった緑谷にあえて追い打ちをかける様に俺は大きな声で問いかけると…小さな声でつぶやいた。

 

『僕よりも通形先輩の方がワン・フォー・オールを上手く扱えると思ったから。先輩の方が…オールマイトの…平和の象徴の後継にふさわしいと思ったからだよ。あの戦いでハッキリしたでしょ…?』

 

淡々とした声質で話す緑谷に対し、破竜は冷たい目で緑谷の事を睨む。

 

何を言ってんだこいつは…と心からの疑問が沸き上がる。

 

後継にふさわしい?オールマイトは()()にワン・フォー・オールを託した。

 

あの時の戦いだって俺はお前に完全に助けられた。壊理ちゃんも強大な力を使うきっかけはお前だ。あのサーナイトアイだって、最期は…()()()()()()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それを…全部無かったことにする気かよ…!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『……本気で言ってんのか?』

 

『本気だって…言ったらどうするの?』

 

『…許さねぇ。』

 

その瞬間、破竜の周りを赤いオーラが吹き荒れた!!

 

『っ!?』

 

『構えろよ緑谷…』

 

『ちょっと待ってッ!いきなり何を…』

 

 

 

『うるせぇ!!!』

 

 

 

緑谷が構えるよりも先に動き出し、右拳で先制攻撃を仕掛けるが、緑谷もワンフォーオールを8%まで引き出して破竜の拳を受け止める!

 

『破竜くん…今、本気で…!!』

 

『冗談だと思ったか?俺を信頼してここを貸し出してくれた相澤先生には悪いが、俺は…()()()()()()()()()()()()死にたく無かったら…本気で抵抗してみろや!!』

 

掴まれていた拳を引き、緑谷を引き寄せると同時に強烈な前蹴りを叩き込む!間一髪でブロックされるが、緑谷は蹴りを喰らった箇所をさする。

 

『くっ…なんて重い一撃なんだ…ちゃんとガードしたはずなのに…腕がビリビリって痛む!!』

 

『来いよ緑谷…、それとも俺と戦うのは怖ぇか?』

 

破竜らしさ全開の挑発。

そんなのを受け流せる程、緑谷もまだ大人ではない。

 

『…そういえば、かっちゃんや轟くん、他のみんなとは何かしらの形で戦ったりした事はあったけど…破竜くんとはまともに戦った事ないよね。』

 

緑谷もワン・フォー・オールの力を引き出して、構えをとった。

 

『僕だってサンドバッグになる気はないよ…!』

 

『見せてみろよ。お前がオールマイトから受け継いで…作り上げてきた力を!!!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイトに縁を持つ者同士。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

TDLにて全力でぶつかり合う!!!!!

 

 

 

 

 

 







あとがきです。




緑谷くんの行動と発言に強い怒りを覚えた破竜くんと緑谷くんのタイマンバトルが勃発!



緑谷くんらしくないじゃない!って声が来そうですが、本作の緑谷くんは破竜くんという自分と同じくらいオールマイトに近しく、彼のヒーロー性を間近で見てきた存在のせいで「自分なんかがいなくてもどうにかなる…」という悪い思考に取り憑かれています。



本編にはないサイドストーリー…
どんなふうに展開するかな?







皆さんのお気に入りや感想、評価が執筆する活力になります。何卒…







ではでは…次回もお楽しみに!!!










次回予告






『俺に…形だけ模倣したオールマイトの必殺技は通じねぇ。』


『破竜くん…ぶっ倒す!!!』


『一つ、聞かせろよ。テメェ、何でそんな顔してる?』






























『僕が…僕が、、、もっと強かったら!!!』


























次回!
半人半竜のヒーローアカデミア



















『激突する2人!俺はお前(緑谷)が許せねぇッ‼』

































『テメェのその考えがいかに愚かで傲慢なのか…
直接、体に叩き込んでやる!!!』






















更に向こうへ!Plus ultra!!!
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