バトルの間の繋ぎですが最後まで見届けてください。
後、この後の展開に関してはタケルのライバルにあたるであろうオリキャラを考えているのですが、その際リクエストを受け付けては募集しようか考えてますので何卒お願いしますね。
P.S 後半の文章を追加しました。
ファミレス 夜
「頼む…拓海。こんなこと健二達にはかっこ悪すぎて話したくないけど…。お前だけには話さないと納得してもらえないとだろうと思ってさ…」
「俺…、なんか嫌ですよ許せないですよ…その女…」
池谷は拓海をファミレスに連れてっては真子とバトルするようお願いする。だが拓海は真子が自分とやる為だけに池谷に近づいたと聞いては怒りを露わにするのだった。
「拓海、真子ちゃんのこと悪く思わないでくれ。あの子はいい子なんだ」
「なんで先輩あの女のこと庇うんですか。俺わかんないですよォ。先輩がそこまでやることないですヨォ…」
「頼む…拓海。この通りだ…」
池谷が後輩である拓海に頭を下げ、拓海は碓氷峠で見たシルエイティのドリフトを思い出しては考える。
「いいですよ…走りますよ」
「ホントか。すまん恩に着る!!」
拓海は池谷の頼みを受け入れると言うや池谷は涙を流しては拓海に感謝する。
「先輩や相手の人がどういう状況になれば納得するのか、俺にはわかんねーけど…。とにかく行きますよハチロクで碓氷に…!!」
バトル当日 鈴木自動車整備工場
「よし。足回りも弄ってはタイヤも新品に交換したことだし準備万端っと。おじさん、急な頼みを引き受けてくれてありがとね」
碓氷峠でのバトルを夜に控えたタケルは政志の整備工場でスイスポを碓氷峠のコース向けにセッティングするのであった。
「別にこれくらい大したことじゃねえよ。にしても今まで秋名しか走ってこなかったお前さんが他所の峠を走ることになったから足を弄ってくれって言葉が出るとはな」
「だって、今までは秋名の高速コーナー向けにしてあったんだからそのままの状態で走らせたところですぐに引き離されては負けるのが目に見えてるからね。やるからには徹底的にしておかないと」
「そりゃあそうだけどよタケル、走ってくるのはいいが遥香の方は大丈夫なのか、あいつは今晩仕事なんだろ?」
「あっ、そうだった!車も弄ったばかりで碓氷峠へ行く前にタイヤを減らしたくないしなぁ…。おじさん、今晩だけでいいから姉ちゃんに車の一つや二つ貸してあげてくれない?」
「おいおい、さっきは車を弄ってやったってのに今度は代車を貸せってかァ。ここまで厚かましいお願いをしてくる奴はお前ぐらいしかいねえぞ」
「いいでしょおじさん。一生のお願いなんだしさぁ」
手を擦り合わせては政志に遥香が使う為の車を貸してと頼むや政志は呆れたような顔をしつつも観念したのか溜息をついては言う。
「しゃあねえな。そこに置いてある
「ありがとう、おじさん。一回代車を自宅の駐車場に持っていくから少しの間だけスイスポを置かせてもらうよ」
政志から遥香が仕事に行く時に使う車を借りるや早速運転しては自宅の横の駐車場へと持っていき。代車を借りたのを姉に伝えようと自宅に入る。
「フンフフ~ン♪」
その頃、遥香はというと風呂に入ってはシャワーをしている真っ最中で。仕事に行く際シャワーを浴びるのが日課になっており、今日も夜勤に行かないといけない遥香は全身をシャワーを浴びては汗を洗い流すのだった。
「はぁ〜スッキリした〜。今夜も夜勤だから綺麗にしておかないと」
シャワーを浴び終えた遥香が風呂場から上がるやバスタオルに身を包み洗面台に備え付けてあったドライヤーに手をかけ髪を乾かそうとしたその時、
ガチャ
「姉ちゃんいる〜?」
「きゃっ!?」
タケルが何の躊躇もなく入ってきては姉がいるか確認しに来ては風呂場の扉を開け、遥香は悲鳴を上げるのだった。
「こらタケル、お姉ちゃんが入ってるのに何勝手に開けてくるのよ!!」
「そう怒らなくたっていいじゃないか。僕と姉ちゃんの仲なんだしさぁ」
「あんたねぇ…デリカシーに欠けてるにしても程があるでしょ。で、あたしに一体何の用があってきたの?」
「急で悪いんだけどさ姉ちゃん、拓海達とちょっくら碓氷峠へ行ってくるよ。代わりとはいってなんだけど代車は家の前に置いといたからそれ使ってね」
「もうっ。それを言うのならお姉ちゃんが上がってからでもよかったのに…」
タケルは姉に言うだけ言っては風呂場を後にし家を出てすぐに拓海達との待ち合わせ場所に向かっていき。
弟からの伝言を聞いては呆れる遥香だったが、仕事に行かなければならないので髪を乾かしては服に着替え仕度を整えては外に出る。
「えっと確か外に停めてあるって言ってたよね。一体何を置いて…え?」
遥香は普段スイスポを停めてある駐車場を見てみるとそこにはタケルが政志から借りてきたであろう軽トラが置いてあったが、改造を施してるからか荷台には何らかの過給器やらエンジンが取り付けられており物凄いパワーを発揮しそうな雰囲気を漂わせていた。
「なんで魔改造した軽トラを代車として置いとくのよ!!こんな車で行ったら職場から変な目で見られるじゃないのよー!!」
代車として置いてあった軽トラを見た遥香は怒鳴り散らすも、タケルは既に碓氷峠へ向かっている最中の為、姉の絶叫は木霊と化すしかしかなかったのだった。
伊香保IC 前
「ん?今姉ちゃんの叫び声が聞こえた気がしたんだが気のせいか」
実際には聞こえてはいなかったが遠く離れた場所にいたタケルには姉の声は届いていたようだ。
上信越自動車道
タケルが拓海達と合流するや伊香保ICから高速道路へと入っては碓氷峠へと向かっていくのであったがハチロクとスイスポの後を走っているS13に乗っていた健二が車を運転する池谷にあることを聞くのである。
「池谷、お前に聞いておきたいことがあるんだけどな」
「なんだ…?」
「お前…どっちの味方なんだ?今日のバトル…」
「どっちって言われても…俺は只バトルの仲立ちをしただけで…別に…」
「本気で言ってんのかそんなこと。あの二人の立場はどうなるんだよ。お前、真子ちゃんの手前いい顔したいばっかりに友達を蔑ろにしてねーか?」
「そんなことねえよ」
二人を利用しては真子に自分を良く見せたいのではないかと健二に怒り気味で聞かれるも、池谷は内心動揺してはいるものの冷静さを保ちながら否定する。
「いやあるね。じゃあお前聞くけど拓海達に勝ち目あると思ってんのか?」
「……」
「どうなんだよ池谷!!はっきりと答えてみろよ!!」
「そ…それは…」
池谷は健二の言うことが刺さったか足元が緩んではアクセルを離しスピードを落とす。
「勝てるわけねーだろ秋名の峠しか知らないあいつらが生まれて初めて走る碓氷で、あんな難しいコースで!!そりゃ、あいつらは凄いテクニックを持ってるよォ!!だけどテクニックあるだけじゃどうにもなんねーことだってあるだろ。コースの慣れの問題がさァ。練習もしないででぶっつけ本番じゃいくら拓海達でも…勝負になんねーよ!!お前にだってそれぐらいのことわかんねーわけねぇだろ!?」
健二は怒り口調で池谷を問い詰めるが、肝心の池谷は健二の話に耳を傾けながらも黙っているしかなかった。
「そりゃ男なら誰だって惚れた女にゃ…弱いよ…。だけど一番大事なことに目を瞑ってんじゃねーよ。女に惚れ込んで友達売るようなマネすんな!!」
仲間を売るようなことをするなと健二は言うも池谷は顔を震わせては聞き続ける。
「お前二人に今まで大事なところであいつらに助けてもらったこと忘れたのか!!秋名のハチロクとスイスポは
「健二…。わかった…」
池谷は健二の言う事に従い近くのパーキングエリアに寄っては二人にバトルしないよう話をつけることにした。
甘楽P.A
「そういうわけだから…気の進まないバトルを無理にするのは止そうぜ。先方には俺と池谷で話つけてくるからお前達二人は次のインターで戻れ…」
拓海とタケルに乗り気でないバトルを中止にしては真子達に話をつけると健二は言うが、拓海は無表情な顔をしては返す。
「健二先輩。俺…戻る気ないっすよ」
「拓海…」
「俺は走りたいから行くんです。これは自分の意志ですよ。引き返すつもりはないですよ…!!」
「僕も拓海の意見に賛成です先輩方。真子さんにバトルすると言った手前で引き返すなんて格好悪い真似はしたくありませんから」
「タケル、お前まで…」
碓氷峠に行くと拓海は言うやタケルはそれに同調しては引き下がらずにいた。
「けどな…お前ら…。真子ちゃんの実力は見たからわかるだろ?どう考えたって不利すぎるぞ」
「わかってます。勝ち負けは俺には関係ないですよ」
「僕達はただ碓氷峠へ行っては真子さんと走りたいから行くだけです。それに僕達が今まで勝ってこれたのも走ってた場所が地元だっただけですし、いつまでも同じ場所を走ってばかりじゃつまらないですからね」
「お前ら…そう軽く言うなよ。秋名のハチロクとスイスポっていやあ凄い評判になんだから…もうちょっと自覚した方が…」
「そういうの俺苦手なんですよ。タケルが言ってたようにたまたま地元だから勝ってこれたけど…。実力以上に噂だけ先行してるのは気持ち悪いし…。そんな噂壊れて無くなった方がスッキリしますよ」
「オイオイ」
「そんなァ…」
「そう気を落とさないでください先輩方。どんなに凄い走り屋でも勝ち続けるなんてことはありえませんからいっそのこと負けた方が返って楽になりますしそれはそれで良しとしましょうよ」
タケルも拓海を行かせるようフォローしては池谷達を促すも。本心では今にも早く碓氷峠へ行ってはバトルをしたいという気持ちであった。
「俺行きますよ。俺はただ…初めて走る峠を思いっきり攻めてみたいだけだから!!」
「僕も池谷さんには数え切れないほど世話になった恩がありますからね。それを今ここでお返しておきたいですから行かせてください!!」
拓海とタケルは何が何でも行くと断言しては二人を止める人はいなかったか。池谷達はそのまま碓氷峠へと車を走らせ、苦い顔をしては悔やむしかなかったのであった。
「悪かったな池谷さっきはキツい言い方して…。拓海にああ言われちゃ俺達何も言うことはないよな」
「ああ…」
「はあ~あ。不思議な奴だよなあの二人って…。俺達とはちょっと感覚が違うっていうか…。大物なのかただズレてるだけなのか…。わかんねーよなー…」
碓氷峠 夜
「タイヤはOK。このぐらいの山の残り具合が一番食いつくのよ。足回りも特に弄るとこないわ。今のままでベストだと思うから…」
碓氷峠では真子がパートナーである沙雪と一緒に車の調整をしてはバトルに備えていた。
「沙雪が言うなら間違いないわ」
「わかってると思うけど真子。ガチンコの勝負の時はアングルの大きいドリフトはダメだからね。それと流すコーナーと流さないコーナーの使い分けがキモなのよ。特にここ連続したコーナーが多い碓氷ではね」
碓氷峠を攻める際の注意点を述べては真子に気をつけるよう忠告する。
「あたしがいるんだからあんたは自分の
「バッチリ決めるから任せておいてあたし達は二人で一つだからね…」
「うん!!」
「凄く燃えてきたわ沙雪。今夜は今までで最高のノリだわ」
「楽しみだよワクワクする。どんなバトルになるかどんなドライバーが相手なのか!!」
「(沙雪は知らないかもしれないけど、タケル君を見たら驚くに違いないわね。運転免許を取って間もない彼が相手になるんだから)」
高速道路を抜け軽井沢へと着くやすぐさま碓氷峠へ入っていっては真子との待ち合わせ場所へと向かって行く最中。イツキは拓海に話を振る。
「なぁ拓海、どうやって勝ちに行くんだ?作戦あんのか教えてくれよ?」
「ねえよ。そんなもん」
「なんだよォ…なんとかなんねーのかよ…。お前とタケルが負けるとこなんか見たくねーよォ」
「……」
「こんなのどうかなァ?碓氷は狭いからさストレートもないし。ちょっとフライングして前に出る」
「なんだそれ?」
「そしたらさァ、後はブロックして抜かさないように走り続ければ勝てるじゃん!!」
「そんなの卑怯過ぎるよできるわけねーだろ」
イツキは思いついた作戦を没にされるやがっくしと肩を落とす。
「だってぇ、前に出られたら抜かされてお終いだろォ…。」
「そりゃそうだろ」
「あ~何かいい作戦ないかなー。タイヤが4個ついてんの同じなのになー」
「……」
拓海はイツキが勝てるかどうか心配しているのを他所にそのまま走り続けては真子達が待っている場所へと車を走らせていくのであった。
碓氷峠のスタート地点にて真子と沙雪が待っていると、スイスポを筆頭にハチロクとS13が続いては到着した。
「来たわね。秋名のハチロクとスイスポがどんな奴なのか、早速顔を拝ませてもらおうかしら…へ?」
沙雪がウキウキしながら車からドライバーが降りてくるのを待つが、出てきたのは自分が想像してたよりも若い子で。それを見た沙雪は啞然としたような顔を見せては真子に向ける。
「ねえ真子…。まさかとは思うけど、秋名の弾丸っていうのはあの子のことを言うんじゃないよね?」
「ええそうよ沙雪、彼がスイスポのドライバーのタケル君よ」
「噓でしょ!?あたし達より若いあの子がスイスポに乗ってバトルするっていうの…!?」
タケルを見ては自分達よりも年下だと知った沙雪は拍子抜けしたような表情を見せては愕然とする。
「ちょっと待って。それじゃあもう一組のハチロクのドライバーも…」
「それは池谷さんの方から紹介してもらわないとあたしにもわからないけど、少なくとも腕の立つドライバーだってことに変わりはないわ」
そう話している二人であったが、池谷が二人の前に拓海を連れて来るや拓海を紹介しては先程と同じリアクションをするのだった。
「えぇっ!?ホントに君がハチロクのドライバーなのォ…。信じらんないーちょっといくつなの年?」
「18ですけど」
「じゅうはちー?高校生…勘弁してよー」
「沙雪さんでしたっけ?僕達を免許取り立てだからって甘くみない方がいいですよ。こう見えても秋名では最速の走り屋であることに変わりはありませんからね」
「そうだぞ。そっちだって二十歳ったら充分若いじゃんかァ。女のくせして」
沙雪は今夜バトルする相手が18歳だと知ってはげんなりした顔を見せるが、自分達を過小評価しないようタケルは強気に言ってはイツキもそれに合わせ真子と沙雪を非難する。
「年下とあっちゃ尚更負けるわけにはいかないわね真子」
「……(こくり)」
沙雪が強気で言っている側でタケル達をまるで強者を見るような目で見つめる真子。隣にいた池谷に視線を移すや少し乱すも、気持ちを切り替えてはバトルの話へと移す。
「それじゃあ本題に入りましょうかバトルのやり方だけど…。ヨーイドンというやり方はここではちょっと具合が悪いのよ…。だってスタートで断然前に出ちゃった方が有利でしょ?」
「それは言えてますね。碓氷峠は道幅が狭く同時スタートするのは厳しいですし、フライングなんてしたら後で揉める羽目になっちゃいますからね」
「じゃあどうやってバトルをするって言うんだ?」
「先行後追いバトルで行きましょ〜わかる?追いかけっこだよ。先行が後追いをちぎれば勝ち、ちぎれなければ後追いの勝利っていうルールだけど…どう?」
「いいですけど…」
「それで構いませんよ。まず最初にあなた方二人の相手をするのは…」
「俺から行くよ」
「いいのか拓海?この勝負は後からにした方が相手のタイヤも減っては有利になるんだぞ」
「悪いけど俺、そんな姑息な手を使ってバトルに勝ちたいとは微塵も思ってないから。この人達とは本気のバトルをやりたいしな」
「そこまでやりたいって言うのならお前から行きなよ。でも、やるからには負けるなんてことは許さないからね」
「わかってるよ。俺は最初からこの人達に負けるつもりはないから」
二人は沙雪の提案に乗り、始めのバトルは拓海が出ると決めては話を進めていく。
「あたしらは地元だからポジションの選択権はそっちにあげるよ。前か後ろか決めて」
「えーと」
「ちょっと待った」
「こっち来い拓海」
拓海が答える前に池谷と健二が腕を引っ張っては場所を変え作戦会議を始める。
「このルールなら絶対に先行だろ」
「ああ、走り慣れていないとは云っても引き離しさえすれば勝ちが決まるからな…」
「あの〜その言い方からしてお二方は拓海が後追で負けると思って言ってるんじゃないですよね?」
「そりゃそうだろ。そもそも相手の地元でやるんだから向こうにとっちゃ有利に決まってるだろ」
「まぁそれは言えてますけど…。どうする拓海、どっちを選ぶんだ?」
「せっかく心配してアドバイスしてくれてるのに、悪いんですけど先輩…。俺…そういうの嫌ですよ」
「何言い出すんだよ拓海ィ!?」
拓海は池谷達からのアドバイスを無視しては言う。
「俺は
「「「ええっ!!」」」
「(やっぱりそうきたか。拓海の性格から考えて先行なんて手は
拓海が後追いで行くと言っては池谷達が愕然とするもタケルは拓海の性格面からそう来るのではと予想していた為大して驚かなかった。
「考えなおせ拓海!!」
「これは俺のバトルでしょ?俺が決めます」
「でぇ…だけどォ…」
「先輩。拓海が考えを曲げない奴だってのはもうわかっているでしょ?ああ言ってしまった今あいつに何言っても無駄ですよ」
池谷達は必死で拓海を止めようとするがタケルが間に入っては拓海をいかせるように促す。
「でも本当にいいのかよタケル?だってここは向こうの地元だろ。それならいっそ先行で行った方が良かったんじゃないのか?」
「そうでもないよイツキ、拓海が
「え?それってどういう意味だタケル?半分正解って…」
「碓氷峠は秋名よりも走る距離が長く何も知らないまま攻めたりすれば隙を突かれ抜かれてしまうのはわかりきってるからね。フロントで攻めるFFや4WDと比べたら摩耗性が低いFRとはいえここを走り込んだ場数は向こうが圧倒的に有利である以上、拓海は後追で相手の走りを観察してそれを真似してはコースに慣れていくのが狙いだと僕は思うんだ」
「た、確かにタケルの言うことは一理あるかもしれねえが、そんなことが簡単にできたりするのか?いくら拓海とはいえ初めて走るこの場所で…」
「それはやってみなければなんとも言えませんが、ひとまず拓海が勝つのを信じては見届けましょう。僕達にはそれくらいしかできませんからね」
そう言っては拓海を見守っていくタケル達であったが、果たして拓海の選択は吉と出るだろうか。
「後ろで行きます」
「えぇ!?」
「後追…!?」
拓海が後追でバトルをするのに驚く真子と沙雪であったが、拓海はそれを気にせず車に乗り込むやエンジンを掛けては走る準備をする。
「舐めてるの?それともバカなのかしら?」
「…いいわ、ちぎってやる!!」
沙雪が呆れた表情をするが、真子は沙雪とは違い拓海を相手に本気で挑もうと決意するのだった。
「そろそろいいかしら…。始めるわよ」
拓海が乗ったのを確認した沙雪がバトルの開始を告げる。
「ゆっくり出るからあわてないで後ろからついてきて。一個目のコーナー立ち上がったところから全開走行に突入するから。それがバトル開始の合図よ!!」
真子と沙雪はシルエイティに乗り込んでは4点式のシートベルトを閉め、エンジンを掛けSR20DETを回しては
「さぁいくよ真子!!一気に引き離しては終わらせるよ!!」
「OK沙雪!!今までで最高の走りを見せてやるわ!!」
先頭をシルエイティが走り出してはハチロクを誘導し、一個目のコーナーを抜けたその先で徐々にスピードを上げてはバトルを開始する。
ゴアアアア
「二台ともフルスロットルくれやがった!!」
「いよいよ始まったのか拓海初めてのビジターバトル!!」
「でも不利な条件が多いこのバトル。真子さんの走りに拓海がどこまでついていけるかが勝負のカギを握りますね」
見ているだけしかできないタケル達は勝負の行方を見守っては拓海の勝利を願うしかなかった。
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