ここまでは原作沿いにしてきましたが、次からは募集したリクエストキャラを登場させていきたいと思います。
群馬県甘楽群 某ウォーターランド
碓氷峠でのバトルから数日、タケル達は沙雪の誘いを受けてはプールに来ており。タケルがトランクス型の海パンを履いてはパーカーを着用し、拓海・イツキ・池谷の三人はトランクス型の水着(健二だけがメンズビキニ)を履いてはプール場に入るとそこには数多くの水着ギャルがひしめいては盛り上がりを見せるのだった。
「ねえ、早まったすね健二先輩…!!」
「イツキ…!!素晴らしい…猛烈だァ!!」
「(いくら沙雪さんの誘いでプールに来たとはいえ、そこまで大袈裟にする必要はないと思うんだが…)」
タケルと拓海が平然とする一方でイツキと健二に至っては滅多に味わえない経験ができたのがよっぽど嬉しかったか。プールで遊ぶ女子を見ては感動のあまり涙を流す。
「拓海くぅ〜ん〜こっちにおいでよ。一緒に泳ごうよー」
「いえ…あの俺…」
「「はーい今行きまーす!!」」
「どうしたの?は~や~く~!」
「「今行くっちゅーの!!」」
「来て良かったァイツキ」
「ですよねえ先輩」
赤のビキニを着た沙雪が真子と一緒に待ち構えては拓海に呼びかけ、当の拓海は沙雪の水着姿にたじたじするもイツキと健二に乗せられては一緒に泳ぐことになり。沙雪の水着からハミ出る谷間をガン見したイツキ達はますます喜びを見せては興奮するのであった。
「やれやれ、あの調子じゃ先が思いやられますね。ねえ池谷さん?」
「……」
「ん?どうしました池谷さん、ひょっとしてプールに来るのは嫌でしたか?」
「あ、いや…そんなことはねえぞ。折角プールに来たんだ思う存分楽しまねえとな」
一人だけどんよりとしたムードを漂わせていた池谷はイツキ達と違い乗り気ではなかったようで、それを見たタケルが気を遣っては声を掛けるも池谷はプールに来れたのは然程嫌じゃなかったと返す。
「さぁ拓海君、スライダー乗りに行こう」
「え…俺…別にその辺でボーっとしてますから…」
「いや、こいついつもボーっとしてて…!」
「あの…俺達でよければ…」
「いいわよついでだし。あんた達も来なさい」
「「わーい、ついでついで!!」」
「(普通女子からついで扱いされたらそう喜ぶもんじゃないんだけどなぁ…)」
「おーし行くぞォ!!」
「それ拓海行こうぜ!!」
「あれ、いやあの…俺…苦手なんすよスライダーって…」
拓海はウォータースライダーへ行くのにあまり乗り気でなかったがイツキ達に腕を引っ張られては強引に連れてかれるのだった。
「拓海の奴、沙雪さんにめちゃくちゃ気に入られたみたいですね」
「そうね。沙雪って強引だからいつもあんな調子なの。池谷さんもそう思いません?」
「え?ああいいんじゃない。あの連中も喜んでるから」
「本当に平気だったんですか?仕事皆で休んで…」
「ははっ無理矢理有給取っちゃったよ。店長には嫌な顔されたけど」
「僕の方は偶々バイトが休みでしたのでなんともないすよ。もしそうでなければ池谷さんと同じように休みを取ったかもしれませんけど」
「そうでしたか」
「(池谷さん、本人を前にして言うのもなんですけど水着姿の真子さんはいいですね)」
「(ああ。正直な話今にも心臓が破裂しそうだ…。真子ちゃんの水着姿を見ることができただけでも21年の人生で最高の夏の思い出だ…。今日のことは一生忘れない)」
「(でしょうね。こんな間近で真子さんの水着を見れる機会は滅多にありませんから」
真子が仕事をそっちのけで遊びに来ては問題なかったかと二人に尋ねるも、池谷とタケルは真子に心配掛けないよう問題なかったと返し。沙雪と同じビキニ姿の真子を間近で見た二人は真子に聞こえないよう小声で話しては感想をいい。
プロポーションが良いからか真子の水着姿は様になっては二人を魅了させており。その姿に池谷が感動してはタケルが同情する。
「池谷さん、タケル君」
「?」
「はい、何でしょうか」
「本当に色々ありがとうございました。このご恩は一生忘れませんから」
「ああいや、俺はただなんて言うかその…」
「別にそこまでなさらなくてもいいですよ。僕達は真子さんと本気のバトルをしたかっただけですから」
真子は池谷とタケルに頭を下げてはバトルするよう話を付けてくれた礼を言ってはタケルがあっさりと返すが、池谷はどう返事を返したらいいか言葉に行き詰まる。
「二人には凄く感謝してます。この間のバトルで凄く色んなことが分かりました」
「真子ちゃん…」
「色々ご迷惑をお掛けしましたけど、あたし走るのを止めないことにします」
「そうかァ…それは良かったよ。俺止めて欲しくないと思ってたよ…」
「そうですよ。あれだけいい腕を持っていながら止めるなんて勿体ないですからね」
「結局自惚れていたんです。碓氷峠最速だなんて他人が貼ったレッテルに…。あの時タケル君やハチロクとバトルをして車をコントロールする技術の奥の深さを改めて思い知らされた気がするんです…。だから今止めるのは中途半端でお終いにすることになるんだってわかりました」
「それを聞いて安心したよ。俺とタケルのしたことで少しは役に立つことがあったんだなァ…」
真子は碓氷峠でタケルと拓海を相手に二度も続けて負けたのを思い出しては、気付かない内に自信過剰になっていたことを打ち明かし。まだ走り屋を続けると池谷に言っては安心させる。
「池谷さん、覚えていてくれてますよね?この間湖の畔での約束…」
「……!!」
「あたしの言い方が悪かったから池谷さん誤解したかもしれないけど…取引みたいなつもりで言ったんじゃないんです…。真子の…バージン貰ってください」
「なっ……!!」
「(おいおい、あれは冗談じゃなく本気だったの…)」
「8時頃に…初めて池谷さんと会ったあの看板の下で待ってます…」
真子は意を決したのか池谷を前にしては思いをぶちまけ。真子の初めてを自分にあげてもいいと聞いた池谷は真子からのトンデモ発言にうろたえるしかなく。
池谷と初めて出会った横川の釜めしの看板下で待ち合わせをしようと約束を持ち掛ける。
「(とりあえずこっから先は池谷さんと真子さんだけの話になるかもしれないから僕はここを離れるとしますか…)」
真子の雰囲気から池谷と二人っきりにした方がいいと思ったか。タケルはその場をゆっくりと離れ、ウォータースライダーを滑りに行っている拓海達の元へ向かうのであった。
ウォータースライダー
「きゃー!!ははっ!!」
「もっとスピード緩めて!!」
「可愛い!!」
「(せ、背中に胸が…)」
池谷と真子がしんみりとした雰囲気に包まれていたその頃、ウォータースライダーへ滑りに行った拓海は沙雪と一緒に滑っていき、沙雪に後ろからぎゅっと抱きつかれては胸が当たり顔を赤らめるが、無意識になつきのことが頭によぎったのか拓海はなつきに対して罪悪感に苛まれるのだった。
「うわ~拓海の奴、沙雪さんと一緒に滑っては興奮してやんの。もしこれが茂木さんに見られでもしたら絶対ヤキモチを焼かれるに決まってるよ」
「ねぇ…どうしてなつきがヤキモチを焼くのか聞かせてくれる?」
「そりゃあ拓海が茂木さんに内緒で他の女の子と遊んでるだもん。こんなこと茂木さんが知ったらきっと嫉妬するに決まって…え?」
拓海が慌てふためく様を面白そうに見ているタケルは後の祭りが楽しみだなと一人でに期待していたのだが、後ろから聞き慣れた声が響いたのでゆっくりと振り向くとそこには白いビキニの水着を着た女の子が腕を組んでは突っ立っており。タケルはその女の子の顔を見ては顔が青ざめていく。
「や、やぁ…結衣さん、君もここに遊びに来てたんだぁ。奇遇だね…ははっ…」
「私は今日友達と一緒に泳ぎに来たんだけど、まさかタケル君が他の女子と遊びに来てたなんて微塵にも思わなかったわ…」
どういう偶然の一致か、プールにはタケル達だけでなく結衣も泳ぎに来ていたようで。
他の人から見れば結衣の顔は笑っているようには見えるが目が完全にドス黒く濁っては怒りを滲み出しており、その鋭い目つきでタケルを睨みつけては威圧感を出していた。
「タケル君、私は怒らないからどうして他の女子と一緒にプールに来てるか話してくれるよね?」
「え、えっと…。なんていうかその…」
「はぁ〜楽しかったぁ…。あれ?拓海君、なんか向こうでタケル君が女の子に睨まれてるけど?」
「タケルが?…げっ!?なんで結衣さんがここに!?」
「へぇ〜あの子結衣ちゃんって言うんだァ…。ひょっとしてタケル君のコレかしら?」
「ま、まぁ一応そんなとこですかね…(ま、マズイ…!!もし今の状況が茂木に知られでもしたら大変なことに!!)」
「なぁ、タケルは今追い詰められてるみてえだがヤバそうじゃね?」
「そりゃあ彼女をほったらかして遊びに来たんですからこの後どうなるかはタケル次第っすよ」
タケルが結衣に浮気現場を見られてはどう言いつくろうか考えていると、滑り終えてはタケルが結衣に追い詰められていく修羅場を目撃した拓海達は慌てふためくタケルを見ていく。
沙雪が小指を立ててはタケルの彼女じゃないのかとニヤけながら尋ねるが、拓海は沙雪と遊んでたのを結衣の口からなつきにバラされるのではないかとドキドキしながら二人を見ていくのであった。
「というわけで、あちらで拓海と遊んでいる沙雪さんって方からバトルをしたお近付きの印に一緒に泳がないかと誘われてはこうして一緒に遊んでいるというわけなんですよ…」
「へえ~そうだったの。じゃあどうして遊びに行くのに私に声を掛けてくれなかったかしら?」
「あ〜それはなんて言ったらいいかその…」
結衣に怒りの眼差しを向けられているタケルはすうっと一呼吸しては気持ちを落ち着かせ。結衣を誘わなかった理由を正直に話す。
「真子さん達と泳ぐのに夢中になっては結衣さんのことを完全に忘れてたからであります」
「ふぅん。じゃあタケル君は私のことを完全に覚えていなかったのね」
「そうなんだ。色々と展開が重なっていってはうっかりしてて記憶してなかったんだ。あははは…」
パァン!!
「最低!!見損なったわ!!」
プール場にて渇いた音が響き渡るや、結衣は自分をそっちのけで真子達と遊びに来ていたタケルにビンタをしてはその場を離れていき。ビンタをまともに食らったタケルは顔に紅葉ができては地面に降っするのだった。
「あちゃぁ…タケル君、強烈な一発を食らっちゃったね」
「うわ〜今のは結構効いたぞぉ…」
「いくら結衣さんに話すのを忘れてたとはいえ今の発言はあんまりじゃねえのか?」
「……」
タケルと結衣のやり取りを見ていた拓海達はタケルに憐れみの目を向けるも誰一人とてタケルに助け舟を出そうとしなかった。
「おまたせ〜着替えるのに手間取っちゃって…あら、どうしたの結衣?なんか顔が怒ってるように見えるんだけど…」
「ううんなんでもないわ。行こう緒美、あっちでビーチバレーでもしましょう」
「え?う、うん。そうしましょうか…」
結衣は自分を置き去りにしたタケルに怒りを隠せず苛立ちを見せるが後からやってきた親友の緒美と一緒に別の所へ言ってはタケルの元を完全に離れるのだった。
「ぐすっ…どうして僕だけがこんな目に遭わなくちゃいけないのさぁ…」
「いや、今のはどう考えたってお前の自業自得な気がするんだけどなァ…」
「拓海ぃ…そこはせめて気の一つくらいは遣ってくれよぉ…」
結衣に見限られたのにショックを受けたかタケルは地面に倒れていながらも涙を流すも、拓海から容赦のない言葉を浴びせられては落ち込むのだった。
「結衣。さっき倒れてた人と知り合いみたいだったけどあの人とはどういう関係なの?」
「この間秋名でドライブデートをしたのを話したのは覚えてるよね。その時の彼が遂さっきビンタした人なの」
「えぇ!?じゃあ今倒れてたあの人が結衣が言ってたタケル君だったの!?」
「そうよ。それなのに私に内緒で他の女の子と一緒に遊びに来てたのよ。本当信じられないわ!!」
「う〜ん。結衣が怒るのもわからなくはないけど緒美が見た感じじゃそんな悪い人には見えなかったけどなぁ…」
タケルが浮気してたのが余っ程許せなかったか結衣は額に青筋を立てては緒美に話していくも。話を聞いていた緒美は怒り気味の結衣に相槌を打ちながらも刺激しないよう気を遣うのだった。
「じゃあさ、お詫びとは言ってなんだけどプールの帰りに結衣が食べたいって言ってた伊香保クレープをタケル君に奢ってもらうってのはどう?そうすれば少しは気が晴れるでしょう?」
「……いいわ、そのことを後でタケル君に持ちかけてみるよ。きっとあの調子だと言うことの一つは聞いてくれるかもしれないしね」
結衣は怒りがまだ収まってはいないものの、緒美からクレープを奢ってもらってはどうかという案を聞き入れてはタケルを許してあげようとするが。スイスポを弄るのにお金を注ぎ込んでいるタケルにとっては痛い出費であったのは言うまでもなかった。
その日の夕方
「めちゃくちゃ楽しかったすよ俺~。女の子とプール行くのが楽しいだなんてーなぁ拓海ィ?」
真子達とプールで楽しいひと時を過ごしてはいい思い出が作れたのか、イツキは充実感に満たされたような顔をしては感想を言うのだった。
「ほとんど健二先輩と二人じゃないかァ…」
「えっ…!?真子ちゃんと沙雪ちゃん最高ですよねっ先輩!!」
「お前ホント立ち直り早えなァ。この間までは走り屋に女はいらねえって言ってたじゃんかよォ」
「あの二人なら別っすよォ。水着姿の二人が瞼に焼き付いて離れないっすよー。眩しい!!」
「沙雪ちゃんの揺れるオッパイも捨てがたいが、やっぱ真子ちゃんだよスタイル抜群だもんなー」
「それだけじゃないっすよ健二先輩。結衣ちゃんも同じ場所に来てたなんてこんな偶然あります?水着を着た結衣ちゃん、真子ちゃんや沙雪ちゃん程ではないにしても結構いい身体してましたよー」
「まぁおかげでタケルはあの後結衣ちゃんとその友達の緒美ちゃんに連れられてはクレープを奢ることになったんだからよォ。あいつの身からすりゃかなりの出費になったんじゃねえか」
「それは仕方ないっすよ。元はといえばタケルが結衣ちゃんをそっちのけで真子ちゃん達と遊びにきたのが悪いんすからね」
イツキ達はタケルの心配をよそにするも。当のタケルはあの後結衣と緒美を連れて伊香保温泉に行くことになってはプールの駐車場にて別れたのであった。
「なぁ池谷。お前はどうだったんだ?真子ちゃんの水着姿は良かっただろ。あれ…?」
「あ…あ。そうだな…」
「なにそのうわの空のリアクションは…。お前なんかブルーだぞ?真子ちゃんと喧嘩でもしたのか?」
「そんなことねえよ…。ちょっと疲れてるだけだよ…」
健二が池谷に真子の水着姿が良かったのではと感想を聞くも、池谷は嬉しそうな顔をしておらず、歯切れが悪い返事を返すのだった。
渋川市 伊香保温泉
「ごちそうさま。タケル君が奢ってくれたクレープ、とても美味しかったわ」
「そうだね。伊香保温泉にこんな美味しいクレープが食べれるお店があったなんて緒美知らなかったよォ。もう一度ここへ訪れる機会があったらまた食べに行きたいなァ」
「いいね。だったら今度は別の味を試してみましょう。勿論タケル君の奢りで♪」
「げっ!?今日奢ったばっかりなのにまた僕が支払わないといけないのぉ!?」
「当然よ。私を除け者にして他の女の子と遊んでたからこれくらいしてもらわないと」
「とほほ…。ただでさえスイスポに乗るのに結構お金を使ってる僕の身にもなってよぉ…」
現地にて拓海達と別れたタケルは結衣達を連れては渋川市にある伊香保温泉に来ては浮気した罰として結衣と緒美にクレープを奢ったのだが。緒美がまた食べに行きたいと聞いた結衣からむちゃぶりをかまされてはますます懐が寂しくなるのであった。
「ん?タケル君。あの人ってプールでタケル君と一緒にいた池谷さんだよね。どうしてベンチに座っては独りでに落ち込んでいるのかしら?」
「え?」
結衣が指差した方向には池谷がしょんぼりと落ち込んではベンチに座りこんでは腰を下ろしており。それを見かけたタケル達は池谷のところへ寄っては何故落ち込んでたのか話を聞くのであった。
「どうしました池谷さん?その様子からして真子さんと上手くいかなかったのですか?」
「タケル…それに結衣ちゃんも…」
「あの〜もし良かったら私達が相談に乗ってあげますけど…。何があったか話していただけますか?」
「…そうだな。二人も当事者だから話してやるよ。実は…」
群馬県安中市 横川の釜めしの看板下
「(あたしの方が先に来ちゃった…。うわー苦しい凄いドキドキいってる。どうしよう今からこんなじゃ池谷さん来たら…)」
真子は池谷を待ち構えては来るのを期待するのだが、当の池谷は伊香保温泉にて静まり帰っては来るかどうか不明なままであった…。
「そうでしたか…。でも、本当にこれで良かったのですか?真子さんは今あの看板下で池谷さんのことを待っているんですよ?」
「いいんだ。どうせ俺には真子ちゃんなんて高嶺の花に過ぎなかったからな。期待した俺がバカだったよ…」
「……」
プールにてタケルと別れた池谷はそっからどうなったか端から説明していき。
真子が若かりし頃にある走り屋の走行するシーンを目撃しては走り屋になったと池谷に明かしては順調に行ったが、真子がその場を少し離れた際持っていたケースを落としてはそれを池谷が拾いあげると載っていたのがまさかの高橋涼介で。持っていた写真を見た池谷は涼介との格差を知っては自分なんかでは真子と付き合うのは無理なのではと諦めがつくしかなかったとのことだ。
「すまねえなタケル。俺や真子ちゃんの身勝手な頼みとはいえお前や拓海には散々迷惑を掛けちまって」
「いえ、僕は別に気にしては…」
「おかしいですよ池谷さん。それはいくらなんでもあんまりじゃないですか?」
「え?」
池谷は以前タケルから真子が自分を好きだと聞いては密かに期待していたのだが、持っていた涼介の写真を見ては何かと察してはもう無理なのではと諦めがつくしかなく。タケルが傷心してる池谷を気遣うと結衣は池谷の話に疑問を持ったか真剣な眼差しで池谷を見つめては言う。
「だって、真子さんは憧れていた走り屋ではなく池谷さんを選んだのですよ。それって凄く勇気がいることで口に出すのはとても簡単なことじゃないんですよ」
「結衣ちゃん…」
「いつまでそうして劣等感を抱くのですか?女の子が本当に惚れる人は決して高橋先生のような容姿や金銭面で優れている人ではなく、どんな欠点があろうとそれを優しく包み込んでくれる人を好きになるんですよ。それがどうしてわかってくれないのですか!!」
「……!!」
結衣は池谷に活を入れるかのように強気な発言をし、それを聞いた池谷は大事なことに気付いたか正気を取り戻す。
「そうしてうじうじしている暇があるのでしたら今すぐにでも真子さんの元へ行っては会いに行ってあげてください!!きっと真子さんはあなたのことを本気で待っているかもしれないんですよ!!」
「で、でも…もう時間が…」
「今更そんなこと気にしてる場合ですか!!あなたから言えなくてもタケル君が真子さんの番号を持っているんですからそっから連絡しては遅れると伝えれば済むんですよ!!」
「くっ!!」
池谷は結衣に言われては決心したか、腰を下ろしていた姿勢を立ち上げては駆け出していき。真子が待っているであろう安中市へと向かって行くのだった。
「池谷さん…」
「タケル君、何吞気にしてるのよ!!あなたの方から真子さんに池谷さんが向かって行ったと言わないといけないでしょ!!」
「あ、ごめん。急いで真子さんに連絡しないと」
タケルはズボンのポケットから携帯を取り出しては真子に連絡を開始するが、
『おかけになった電話番号は電源が入っていないか電波がとどかないところにあるためかかりません…』
電話をかけたはいいが、どういう風の吹き回しか真子は電話に出ることはできず。タケルからの連絡は徒労に終わるしかなかった。
「さ、最悪な展開だ…。よりによって繋がらないなんて…一体どうすれば…」
「池谷さん。お願いですから間に合ってください…」
タケルと結衣は池谷が真子が待っているであろう看板下へと無事に辿り着くよう願うしかなく。
池谷は無事に真子の元へ辿りつけるであろうか…。
群馬県安中市 横川の釜めしの看板下
キキキィ
「真子ちゃん…!!」
猛スピードで待ち合わせ場所に来た池谷は急いで真子を探し始めるも、そこには真子の姿が見当たらず。池谷は崩れ落ちては間に合わなかったのかと絶望するのだった。
「すまねえ…タケル、結衣ちゃん…。俺、間に合わなったよ…」
放心状態になってはタケル達に謝る池谷だがこの場に池谷を慰める人はいない為、一人で泣き崩れては落ち込むしかなかったのだった。しかし、
「あの…池谷さん…」
「え?」
自分を呼ぶ声がしたので振り向くと、そこには探していた筈の真子が池谷を見下ろしては立っていたのだった。
「ま、真子ちゃん…どうしてここに?」
「どうしても何もあたしはここを待ち合わせ場所にしたのですよ。ですからこうして池谷さんが来るのを待っていたのですから…」
「ま、真子ちゃん!!」
ようやく思いが募ったか、池谷は真子ちゃんの元へ無事に辿り着くことができたのであった…。
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