頭文字D 峠の弾丸   作:ペンギン太郎

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 およそ一ヶ月振りの更新ができました。
 リアルでは色々とあっては書く気力が上がらず、億劫となった状態が続いては執筆を怠ってしまいましたが。適度に進めていっては仕上がりました。


ACT.44 FFを極めろ!!

 「Ouah、秋名山の公道(ストリート)でレースをすると聞いては観に来たが。今通っていったあの白黒の車、ギャラリーの話じゃここでは一番速いと言われてるだけにいい走りをしていたね。まさかジャポネの片田舎にあれだけの走りをするドライバーがいたとは…」

 

 「レオ〜車に興味を持つのはいいけどもうバトルは終わったんだし早く帰ろうよ〜。そろそろ宿に戻らないとママが心配するかもしれないし」

 

 

 拓海と涼介のバトルを見るギャラリーに混ざっては茶髪の青年が目の前を通り過ぎていったハチロクを見ていってはそれに興味を示しては、隣に立っている妹であろう茶髪の少女が青年に宿泊してるであろう旅館に戻るよう促す。

 

 

 「大丈夫だよアンナ。ママは今温泉に入っては寛いでいるかもしれないんだ、少しくらい抜けても問題はないんだからさ」

 

 「でも…さっきママから泊まっている旅館の戸が閉まるから早く帰ってきなさいって連絡があったわよ」

 

 「Ah bon?」

 

 

 レオが左腕に付けている腕時計を確認すると時刻はもう11時を過ぎており、後数分で日にちが変わる時間帯になっていた。

 

 

 「あちゃあ〜もうそんな時間になっていたか…。これは流石に早く戻らなママに叱られるから宿に戻ろっか」

 

 「Oui。レオ」

 

 

 そう言っては乗ってきた車に乗っては秋名を後にし、二人は宿泊している宿へ車を颯爽と走らせ戻っていくのであった。

 

 

 

 

 

 

 「ちーっす。秋名から戻ってきました〜」

 

 「おかえりタケル。こっちもスイスポが仕上がったところだぜ。見てみな、生まれ変わったお前のスイスポの新しい姿を…」

 

 

 秋名にて拓海と涼介のバトルが終わっては借りてきたスイスポ(ZC32S)に乗っては政志の工場に戻ってくると、

政志と勇によってチューニングを終えたスイスポはボンネットが純正からカーボンに変わっておりリアもGTウイングが取付られ、足回りも徹底的にチューニングをされては本格的に仕上がっていた。

 

 

 「僕のスイスポが…こんなにも変わってるなんて凄いじゃないですか!!ありがとうございます!!」

 

 「いいってことよ。高橋涼介とバトルをするからにはこれぐらいしておかねえといけないからな。そうだタケル、戻ってきて早々ですまねえが今日のバトルがどうなったんだ?」

 

 「それに関してですがね勇さん、なんと拓海が初めて涼介さんに黒星をつけたんですよ!!」

 

 「なんだと!?俺の予想じゃ拓海は負けてしまうんじゃないかと思っていたんだが、まさか勝っちまうとはな…。で、拓海がどう勝ったか詳しく聞かせてくれるよな」

 

 「勿論、といってもこれは拓海が涼介さんのFCを抜き去る瞬間を真近で見た瀬那さんから聞いた話なんですけどね…」

 

 

 勇からバトルがどうなったか聞かれたタケルはバトルの詳細について語り。拓海がゴール直前の複合コーナーで勝負を決めては涼介に勝ったと説明し、それを聞いた勇は内容を聞いては納得したような顔をしてはタケルに言う。

 

 

 「そうか…最後の大一番で拓海が高橋涼介のFCを抜いてはバトルを制したんだな…」

 

 「ええ、拓海が涼介さんよりも先にゴールをした瞬間を見た時は正直目を疑いましたよ。まさか拓海が本当に奇跡を起こしてしまうと…」

 

 「それは言えてるな。高橋涼介が負けただなんて話は俺からすれば未だに信じられねえからな。タケル、何故拓海や高橋涼介があそこまで車を走らせることができたのかお前にはわかるか?」

 

 「え?それはやっぱり涼介さんはモータースポーツをしているのと、拓海はハチロクに乗り続けては秋名の峠を走ってきたからこそあそこまで車を走らせることができたんじゃないのですか…?」

 

 「それもあるが肝心なところを見落としてるぞ。ハチロクやFCはスイスポと同じスポーツカーとはいえどこが違うかお前にはわかるよな?」

 

 「ハチロクやFCにはあってスイスポにはないもの?う〜ん…」

 

 

 タケルは勇に言われてはその場で考えていくや、一つの答えにたどり着いては言う。

 

 

 「ひょっとして駆動方式のことを言ってるのですか?僕のスイスポはFFに対し、ハチロクとFCはFRですけど」

 

 「正解だ。拓海や高橋涼介があれだけ車を使いこなしては走れるのも全て、FRを極めている他ないからだ。お前も知ってはいるだろうがFRは駆動軸が後輪にあるからオーバーステアが発生しやすく、乗りこなすにはそれなりのコントロールが要されるが、使いこなせばドライバーの腕は一段と上がっていくからな」

 

 「つまりあの二人はFRに乗り続けてきたからこそ、あれだけの走りができては驚異的なコースレコードを打ち出したと勇さんは言いたいのですね」

 

 「そういうことだ。お前だっていきなりFRに乗れっていってもすぐさま走りこなせるわけがないからな。それに対抗するからには今乗ってるスイスポを…FFを乗りこなしては拓海や高橋涼介と張り合えるようになるしかないってわけなんだよ」

 

 「それって、拓海がハチロクに乗り続けてはFRを極めたように、僕はスイスポに乗ってはFFを極めろと?」

 

 「ああ、FFは駆動軸が前輪に掛かってるからFRのように曲がるのは難しいから走り好きにはあまり好まれていないが、俺から言わせればFFは運転しやすく使いこなせばかなり走れる部類に入ると思うからな。明日はお前にFFの極意を教えてやるから覚悟しておくんだな」

 

 

 そんなことで二人は明日、スイスポを持ってある場所へといくことになるが。果たしてタケルはどれだけパワーアップをしていくのだろうか…。

 

 

 

 

 

 ガソリンスタンド

 

 

 「ほおーお…そんなに凄いコースレコードが出たのか…。そのコースレコードはこの先も敗られることはないだろうな…」

 

 

 拓海と涼介のバトルから一夜明けた翌日、スタンドにて池谷達から話を聞いていた祐一は昨日のバトルで拓海が秋名のコースレコードを大幅に更新したと聞いては深く興味を示し。ちょっとのことでは抜かれることはないと言うのである。

 

 

 「それにしても…相手の高橋涼介も大した奴じゃないか…。相手の地元でやるっていうハンデをものともせず…。拓海をそこまで追い詰めたとなるとな。どこを走っても速いってことだからな」

 

 「店長…。一つ聞いてもいいですか?高橋涼介を負かした拓海が凄いのはわかったことなんですけど…タケルに関してはどうなんですか?今度はタケルが高橋涼介とバトルするんですが…勝てるかどうか…俺は気になります」

 

 

 池谷は来週の土曜に行われる高橋涼介とのバトルにタケルが勝てるのか聞くと。祐一はう〜んと頭を悩ましては答える。

 

 

 「それはな…」

 

 「「それは…」」

 

 

 「俺にも…わかんねーなー」

 

 

 がくっ

 

 

 祐一からのまさかの答えに池谷達はズッコケる。

 

 

 「またあ…そうやってすぐとぼけるー」

 

 「ズルいですよ。俺らだけに言わせといてー」

 

 「しゃねえだろ。本当にわかんねーんだから。ところで、タケルは今何してるかお前達は聞いてるのか?」

 

 「いえ、俺はなんも聞いてませんが…。あいつに何かあったんですか?」

 

 「いやな。今朝、政志の工場からタケルのスイスポが積載車に載せられてはどっかに持って行くのを見かけてな。お前達なら何か知ってるんじゃないかと思っては聞いたんだが…。あいつ、一体スイスポをどこへ持っていくつもりなんだ…?」

 

 

 

 

 

 一方その頃、タケルはというと勇が運転する積載車の助手席に相乗りしてはとある場所に来ていたのであった。

 

 

 「おい起きろタケル。目的地に着いたぞ」

 

 「ふぁ〜あ〜今朝早くに出たんですからもうちょっと寝かせてくださいよ〜」

 

 「いつまで寝ボケてるんだお前は。ここに来たのも全てお前のためだというのによ」

 

 「へ?あ、すみません。もう例の場所に着いたのですね」

 

 「そうだ。合法的に峠のように走行できる唯一の場所、群サイこと群馬サイクルスポーツセンターに来たぞ」

 

 「おおっ!!遂に本物の群サイにやってきましたかぁ!!ビデオで見るしかできなかった憧れの場所に本当に来れるなんて感激っすよ!!」

 

 「おいおいここへ来ただけでそんな大袈裟に騒がなくてもいいんじゃねえか。俺なんかしょっちゅう走りに来てるってのによ」

 

 

 群馬サイクルスポーツセンター

 

 

 群馬県利根郡みなかみ町にある観光施設『群馬サイクルスポーツセンター』は元々は自転車競技をする人向けの施設ではあったが、民営化しては合法的に自動車が走れるの場所として設けられ。

 タケルは人生初となる群サイに来れたのが嬉しいあまり、ビデオでしか知ることができなかった場所を肌で感じてはハイテンションになり。その興奮ぶりを見た勇はあまりにも歓喜するタケルに呆れるのである。

 

 

 「それじゃあ群サイに来たとしてだ。ここへ走りに来たのはお前の腕を鍛えあげては来週の土曜に間に合わせるようにするってことを忘れてはいないよな」

 

 「勿論ですとも。態々群サイに来たたからには真剣にやりますのでご指導お願い致しますね!!」

 

 「そうかい。じゃあ早速お前の31Sを降ろしてはレッキから始めるぞ」

 

 

 政志の工場から運んできたスイスポを積載車から降ろしては、早速スイスポに乗り込んでは群サイでの走行を開始する。

 群サイはサイクリング用のコースとして作られているからか道幅が狭く車が一台通るのがやっとであり。まず最初に勇がスイスポのステアリングを握ってはナビシートに座っているタケルに群サイでの走り方を教えるのだった。

 

 

 

 

 

 群サイ コース

 

 

 「うひゃあ…こうして見てみる限りじゃかなりキツそうなコースですね…。ビデオなんかでは何回も観てきたとはいえ、実際に走るとなると攻め込むのに苦戦を強いられるような気がしますよ…」

 

 「おいおい、さっきまでの自信はどこへいったんだ。これくらいで根をあげるようじゃ来週のバトルでは苦しい思いをするかもしれないんだぞ。群サイの特徴はなんといってもこの狭い道幅に、見通しの悪いコーナーをどう攻め込むかだ。下手にステアリング操作を誤れば事故を起こしかねないこのコースをどうクリアしていくかが攻略の糸口を掴むんだからな」

 

 

 初めて走る群サイのレイアウトを覚えるのに苦労するのではとタケルはいうも、勇はここを走れないようでは涼介に敵わないぞと忠告する。

 

 

 「さて、群サイのコースを下見したことだし次はタケルが走る順番が回ってくるのを待つとするか」

 

 「そうですね。今日は僕達以外にもここを走りに来ている人がいて順番が回ってくるのを待たないといけないのがネックですけど…」

 

 「それは仕方ないだろ、群サイはそこらにある峠と違って誰もが闇雲に走らせることができねえんだからな」

 

 

 コースの下見を済まし乗り手を勇からタケルへと変わっては、次はタケルが群サイを走ることになるが。

 群サイにはタケル達の他にも走りに来ていた人がいたようで目の前で待機してる青い車が走るまでの間待つことに。

 

 

 「よし、いよいよタケルの番が回ってきたか。俺が横でみといてやるから試しに走ってみろ」

 

 「了解しました」

 

 

 勇の指導の元タケルは群サイのコースを攻め始めるが、やはり見ただけでは覚えきれなかったか。コーナーを攻めていく途中アンダーステアは勿論、勇が手本として見せたライン取りもできずぎこちない走りをするのだった。

 

 

 「どうでしたか勇さん、それなりに走れたと僕は思いますけど?」

 

 「そうだな。まだここのコースに慣れてないのもあってかコーナリングには甘い箇所が見受けらるが、走り込んでいけばそれなりにできるかもしれないな」

 

 「本当ですか!?っしゃぁこの調子で続けていってはFFを極めていきますよ!!」

 

 「やる気があるのはいいことだがなタケル、FFを走らせる上で必要なテクニックはなんなのかお前にはわかるか?」

 

 

 群サイにてスイスポを走らせてはタケルのドラテクを見た勇はそれなりに評価していくも、まだ練習する必要があると言うや。タケルにFFを走らせていく上で必要なものはなんなのかと問いかける。

 

 

 「テクニックでありますか?それはやっぱりブレーキングと荷重移動ですかね。ブレーキングって一見簡単そうに見えますけど、下りを攻めるのにブレーキをどう踏み込めるかが重要ですし。荷重移動も車を走らせるのに欠かせないテクニックですからね」

 

 「御名答だ。FFはタイヤのグリップが前輪に掛かる負荷が大きいからコーナーを曲がっていくのにアクセルを踏んでは無理に曲がろうとするとアンダーステアになってしまうからな、ブレーキングするポイントをきっちりつかみつつスピードを落としてはどう曲がっていくかで勝負が決まるといっても過言じゃないからな」

 

 「そうですよね。如何にアンダーを出さずに走りきれるかでよし悪しもありますので、そこはかなり大事なところですし」

 

 「それに荷重移動といっても車に荷重を掛けるのにそれなりのコントロールができなきゃ話にならないしな。FFを速く走らせるのにブレーキングや荷重移動も大事だが、もう一つだけFFを走らせるのに必要な要素を教えてやるよ」

 

 「なんですか?」

 

 「それはなタケル。FFを速く走らせるのに必要なのは…」

 

 

 勇はFFを走らせる上で必要なことはなんなのか説明しだすのだった。

 

 

 

 

 

 秋名山 夜

 

 

 タケルにとって最後になるであろう高橋涼介とのバトルを1週間後に控えたある日の夜。

 イツキはバイト先の先輩である池谷と一緒に秋名山を走ろうと頂上まで上ってきてはある一台の車を見かける。

 

 

 「池谷先輩、向こうに車が一台停まってるみたいですけどもしかしてここを攻めに来た走り屋じゃないんすか?」

 

 「う〜ん。見たところそういう風に見えなくもないが乗ってる車がなんというか外車っぽいしな。とてもだが走り屋とはいえなくもないな」

 

 

 イツキと池谷が秋名の峠を走ろうといつもの溜まり場である旧料金所跡にはハッチバックの形状をした一台の白い車が停まっては中から乗っていたドライバーが出てくる。

 

 

 「おぉっ。乗っていたのはやっぱりというか外国人っぽい人ですよね池谷先輩」

 

 「そうだな。見た感じ走り屋って感じじゃなさそうだが…」

 

 「とりあえずあの人に声掛けてみますよ。なあそこの君。ちょっといいかなァ」

 

 「quoi(何だい)?」

 

 

 イツキに声を掛けられるや青い車の青年はイツキ達に振り向くやイツキと池谷を見つめる。

 

 

 「見たところ、秋名(ここ)を走りに来たみたいだけどよォ。もし良かったら俺がここでバトルの相手してやろうか」

 

 「おいイツキ!まだ走り屋かどうか分からないのに急にバトルを申し込んでやるなよ!!ただ単にここを観光しに来た一般のドライバーかもしれないんだぞ」

 

 「そうですかァ?この時間帯に秋名に来る奴なんざ走り屋ぐらいしかいないじゃないですか。だったらこの人もここを走りにきた走り屋だと考えてもおかしくないですよね」

 

 「まぁ…そう、言えなくもないが…」

 

 

 イツキが調子に乗っては白い外車に乗っていたドライバーにバトルを仕掛けては池谷が注意し窘めるも。自分達がいつも来る時間帯に一人できては如何にも走りそうな車に乗っているのを見ては走り屋ではないかとイツキは推測してはそれを聞いた池谷は半々納得したような顔をする。

 

 

 「そういうことだからさ。もし君が良ければ一緒にここを走ってみようぜ?」

 

 「…D'accord(いいよ)。その話に乗るよ」

 

 

 イツキからの提案に思い至ったか、誘いに乗った青年は乗ってきた車をハチゴーの横に持ってきては走る準備を整える。

 

 

 「そういや自己紹介がまだだったな。俺はイツキってんだ。君の名は?」

 

 「Est-ce moi(僕かい)?僕はレオっていうんだ。レオ・アルベール。以後よろしく頼むよ」

 

 「へぇ〜変わった名前だな。それに日本語も上手だし俗に言うハーフって奴なのか?」

 

 「C'est exact(そうだよ)。僕はフランス人の父と日本人の母の間に生まれたハーフで、母と妹の三人で渋川の伊香保温泉に観光に来たんだけど、宿泊している旅館の人から秋名の山頂から眺める夜景はとても綺麗だって聞いてきてはここへドライブに来たんだ」

 

 「そっかあ。レオの言うように秋名の夜景はここらじゃちょっとした観光スポットだからなあ…。ところで、その車見たところ外車みたいだけどなんていう車か教えてくれるかな?」

 

 「これかい?プジョー・205だよ。元々は僕の父が乗っていた車でね、僕が16で免許を取った時に譲ってくれたんだ」

 

 

 イツキも頻繁に秋名を走っては観てきたからかレオの言うことに納得したような顔をするや、レオの乗ってきた車を見ては質問をするとレオはプジョーだとイツキに教えるのである。

 

 

 「へぇ〜プジョーかあ〜。俺外車に関してはそんな詳しくないけど如何にも速そうって感じがするなぁ〜」

 

 「(ん?プジョー・205だと?それって昔WRCでグループBっていうカテゴリーがあった時に活躍したプジョーが誇るあの名車じゃなかったか?)」

 

 

 池谷はレオの車プジョー・205について知っていたのか警戒するも、イツキに至ってはいつものように調子に乗った様子でレオと話をしていく始末である。

 

 

 「池谷先輩。すみませんがカウントを数えてくれますか?」

 

 「お、おうわかった…。カウントは俺が数えてやるよ」

 

 

 イツキに言われては池谷がスタートラインの真ん中に立っては早速カウントを開始する。

 

 

 「じゃあ行くぞ!!カウント10秒前!!」

 

 

 池谷がカウントを数えると、イツキとレオはそれぞれの車のエンジンを蒸してはいつでも出れるよう体勢を整える。

 

 

 「5…4…3…2…1…Go!!」

 

 

 カウントが切られると同時に二台はそのまま飛び出して行ってはスタートダッシュを開始すると颯爽と駆け抜けては秋名の峠の中へ入っていく。

 

 

 「よしっ、二人も行ったことだから俺もついていかないと…。俺の予想だとおそらくイツキは途中置いて枯れては呆気なくやられてしまうかもしれねえしな」

 

 

 池谷はイツキのハチゴーではレオのプジョーとは勝負にならないと言い切っては、自分もすぐさまS13に乗り込んではバトルを始めた二台の後を追いかけてゆくのだった。




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