活動報告欄にタケルが乗るかもしれない4WDの候補車を入れてみましたので宜しければ一言下さい。
秋名山 麓 駐車場
パアン
秋名の麓にある駐車場にて、京一は指示を無視した挙句ハチロクに惨敗した清次に制裁のビンタを噛まし。その様子を近くで見ていた浩二もスイスポに負けたからかバトル前までは偉そうにふんぞり返っていた清次が痛々しい顔をするのを見ては複雑な気持ちになるのだった。
「す…すまん、京一…」
「俺が何に対して怒ってるのか分かるのか清次…?何故ハチロクに負けたのか、その理由を説明できるか?」
清次はハチロクに負けたことを京一に詫びるも、京一は清次に対しての怒りを見せつけては何故自分が怒っているのかを清次に問うが。清次は首を横に振っては理解できないでいた。
「わからねえ…。いくら攻め込んでも振り切れないんだ…。
「当然だ。バックミラーを覗くだけで何がわかるもんか。後ろについて走っていればもっと色んなことがわかるんだ…。シミュレーション③で行けと言ったのはその為だ。俺の指示通りに戦っていればこんな無様な負けはなかった筈だ…。いろは坂の猿じゃねえんだからちったァ頭使えよ」
京一は何故シミュレーション③で行けといったか理由を説明してはハチロクに負けた清次に自分で考えてはバトルするよう一喝し、それに続けてスイスポに負けた浩二の方を振り向いては言う。
「浩二。お前はこいつとは違って頭が回る奴だからスイスポに負けた理由を説明できるな?」
「ああ、スイスポは序盤では安定した走りをしていたが。中間区間で追い越した後は俺のエボⅥに食らいついては最後のコーナー手前でその場から姿を消して俺のすぐ横に並んできやがった。これだけ言えば納得はしてくれるか京一」
「そうか…。あいつは『消えるライン』を使ってはお前を追い越したか。そんな高度な技を使ってきたとは俺が想像してたよりもあいつはやれる奴だってことがよくわかった…。浩二、ご苦労だったな」
負けた理由を説明した浩二に対し京一は先程ビンタを嚙ました清次とは違い、労いの言葉を掛けていく。しかし、結果はどうであれ連勝記録を打ち破られてしまったこの状況に対し京一はここにいる全員に言う。
「これでエンペラーの群馬エリア全勝記録は無くなったわけだ…。けどいくら悔やんでもこの二敗の記録が消えるわけでもねえ。気を取り直して次は赤城に乗り込む…」
「レッドサンズか…」
「俺の本当の目的は高橋涼介だから赤城で勝ちさえすれば俺の気が済む…。俺が負けなければいいんだ」
「けど京一さん。秋名のハチロクとスイスポは!?」
「俺達のメンツにかけても、負けっぱなしでほっとくわけには…」
「黙ってろ!!そんなことはお前らに言われなくてもわかってんだ!!ハチロクとスイスポのことは任せておけ…」
レッドサンズのホームコースである赤城にて涼介に勝てればそれでいいと京一は言うが、負けたままではチームの威信に欠けてしまうというメンバーを一喝してはハチロクとスイスポのことを口にしないよう釘を刺し。後のことは自分に任せるようここにいるメンバーに強く言う。
「(一番頭に来てるのは…。この俺なんだからな!!)」
いつか自分が相手をするであろうハチロクとスイスポに対し、京一は自らの手で負かしてやろうと強く誓うのだった。
翌日
「それにしても、昨日はいい気分だったなー。今までであれ程スカッとしたことはないよー。特に拓海にさ、秋名湖で『ハチロクなんてアウトオブ眼中』なんてめちゃめちゃに言われたこと忘れないよ!!心の底からざまーみろって言ってやりたいよ!!」
「そうだね。浩二さんも自分を負かした相手である僕を評価しては役に立つアドバイスもしてくれたんだし、昨日のことは絶対に忘れるわけにはいかないよ」
エンペラーとのバトルから一夜明けた翌日、タケルや拓海と一緒に登校するイツキはいつもの調子でハチロクとスイスポがランエボを相手に勝ったことを嬉しそうに言い。タケルもバトルした浩二にそれなりの敬意を表してはいいバトルができたとイツキに話すが。その中でただ一人、拓海だけは勝ったことに嬉しそうにしておらず。寧ろ不機嫌な様子で歩いていく。
「どうしたんだ拓海、ランエボに勝ったことが気持ち良くないの?」
「気持ちよくなんかねえよ」
「えっ?そりゃまた何で?」
「ちょっと前から漠然と考えてたことなんだけどさー、昨日のバトルでハッキリと思った。秋名でやるのは嫌なんだ、もう秋名ではバトルしねえ…」
「またまたーお前が考えると碌なことがねえんだから…。秋名のどこが悪いんだよ?」
「昨日のバトルなんて勝ったなんて思ってないよ。気分的には俺の負けだよ」
「(ふぅん…拓海はエボⅣとのバトルに勝ったとはいえ何かしら不満があったんだ…。まぁ本人が納得してないのなら何とも言えないね)」
「あ、おい待てよ拓海。何に怒ってんだよ!?」
拓海が結果としてランエボに勝ったのに対し不満があったことをタケルは理解するが、拓海の言うことがわからなかったかイツキは慌てた様子で拓海を引き止めては拓海に聞くと。拓海は二人に対しこう宣言する。
「別に怒ってねえよ。お前ら二人に宣言しても仕方ねえけど…秋名じゃもうバトルしない。負けてもいいから秋名じゃ
「ええ…」
「ちょっ…拓海、いくらなんでもその言葉はあんまりじゃないか!?何があったかわからないけど、それは僕達秋名の走り屋に対しての裏切りに他ならないんじゃ…」
「タケル、いつかお前と秋名でバトルしようかと心の中で考えてたけどそれはもう止めておくよ。今のお前に勝っても全然嬉しくもないからな…」
「!!」
拓海の口からまさかの秋名ではバトルしないという宣言だけでなく、タケルとバトルをして勝ったとしても然程嬉しくはないという発言にタケルは絶句するや。その言葉に憤りを感じたのか拓海に近づいては言う。
「拓海…。その言葉は本気で言ってるんだよね…」
「ああ、俺はもう秋名では走らないし。例えお前から挑まれても俺はやらない…」
「そうか…。拓海、ちょっといいかな」
「なんだよ…」
タケルは何を思ったか、拓海の前に出ては対峙する。すると、
バキィ
「なぁ!?」
タケルは拓海に渾身の右ストレートを嚙ましては拓海を殴り飛ばし。それを見たイツキはあまりにもの予想外な展開に驚くしかなかった。
「見損なったよ。まさかお前がそこまで言うとは思ってもしなかったよ」
「タケル…」
「決めた。秋名最速の走り屋の称号は僕が引き継ぐ。だから拓海、お前はもう二度と秋名に来るんじゃないよ」
「お、おいタケル…!!いくら拓海の言ったことが許せないからって今のはあんましじゃねえのか…」
「イツキ。悪いけど僕は先に行って済まさないといけない用事があるから、そこで座り込んでいるバカをお願いするよ。じゃあね拓海、お前にはもう何も期待しないよ…」
タケルはそう冷たく言い放っては拓海とイツキを置いては登校していき。一人で歩いていくタケルを見た拓海は何も言い返せなかったか押し黙るしかないのだった。
古関モータース ガレージ
「ったく、ここまでくれば直すのに手間掛かるってのに…。あの野郎、少しは直すこっちの身にもなれってんだよ」
エンペラーの走り屋である浩二のエボⅥとのバトルを終えたスイスポは古関モータースに持ち込まれてはリフトアップされ、足回りがイカれてしまったスイスポを見ては直すのに手間が掛かると愚痴を溢す勇であったが、元々は自分が乗っていた車でもあるので直さないわけにはいかないと溜息をつきながらも整備に励むのだった。
「にしても…ランエボ相手にここまでやるとはな…。これはもう北関東周辺の走り屋じゃあ、あいつを止められる奴は見つからないかもしれねえな…」
パワーの低いスイスポでランエボという格上をぶっちぎったタケルにはもう敵う奴はいないのではと勇は予想していく。実際、群馬を始めとする北関東周辺にはレベルの高い走り屋はそれなりにはいるが、結局のところ群馬エリアにいる高橋涼介や風間瀬那。栃木エリアの須藤京一など一部を除いては然程変わらないのが実情ではある為、勇はどうすればいいのかと頭を悩ましてはスイスポに手を掛けようとしたその時、
「おーい勇。お前にお客さんだぞー」
「あぁっ、俺に用がある奴だぁ…?一体誰なのか聞かせてくれるか」
「何でもお前さんが昔勤めてたというチューニングショップの経営者だと言ってるが心当たりはあるのか?」
「俺が前に勤めたとこって…もしや!?」
勇の父である古関モータースの社長が勇を呼び止めるや来客した人がいると伝えにきたのだ。
勇は父親がいう人物に心当たりがあったか、作業する手を止めては工場の入り口に行くと、そこには日産 M35型ステージアが工場の駐車場に止まっては中から太り気味の中年の男が出てきたのだった。
「よぉ、久しぶりやなァ勇。元気しとったか?」
「久保さん…ご無沙汰しています。どうしてここに?」
「なあに、仕事で偶々群馬に寄ってはお前さんが元気にしてるか気になってな。前にショップを辞める時に実家の整備工場を継ぐと言っとったのを思い出してはここに来たっちゅうわけや」
「そうでしたか。態々俺に会うためにご足労いただきありがとうございます」
勇は久保に頭を下げては礼をし、久保はかつての教え子であろう勇が元気にしていたのを見ては微笑む。
この男、久保英次は勇が群馬にUターンする前に勤めていたチューニングショップの社長で、勇にモータースポーツのいろはを教えた師とも呼べる存在でもあるのだ。
「それはそうと一つ聞きたいんやけどな勇、群馬で一番速いっちゅう走り屋はハチロクとスイスポっていう話やがそれは本当かいな?」
「え…?何故久保さんがそれを知っているのですか?そんなこと、プロの世界に携わっているあなたが知ってたとは思いもしませんでしたよ」
「いやな、仕事で寄ったショップにここら一帯を走ってるっちゅう奴がおってな。そいつから聞いた情報によれば群馬で一番速いって噂の走り屋が乗ってる車がその二台と言っていたんや。それでそいつらと同じ地元におるお前さんなら、何か知ってるかもしれないと思っては聞いたんやがその話は本当にあってるよな?」
「ええ、その話は事実で間違いありません。実際そのスイスポは俺が昔乗ってたヤツでして、今は俺が昔通ってた高校の後輩にあたるタケルっていう若者がスイスポに乗っているんです」
「ほぅ…なら、お前さんがいうそのスイスポに乗ってるタケルっちゅう若者はいずれこっちの世界に来るかもしれないってことでええんやな?」
久保は秋名のハチロクとスイスポ、つまり拓海とタケルは近い将来モータースポーツの世界に携わるのではないかと勇に問いかけるが、勇は苦い顔をしては言う。
「…そう言いたいところではありますが、あの二人…特にタケルに関しては精神的にまだ未熟な面もありまして、俺から言わせれば半人前だと言いたいところですね」
「そうかいな?なら、どこがどう未熟か俺に話してくれへんか」
「はい、あいつにはまだ…負けを知る怖さというものが全く身に付いていないのですよ。ここの所数多くの強敵を相手に勝ち続けてはいるのですが、敗北に関しては経験が浅いのでプロの世界に進むにはまだ早いのではないかと…」
「なるほどな…。腕に関しては申し分ないが、メンタルにかけてはまだまだガキのままやっちゅうことか…」
「ええ…。ですからここらで一度敗北を経験しておかないと将来に関わるのではないかと俺は思いますね」
「……」
久保は勇が深刻な顔をしてはタケルを心配している姿を見ては何を感じたか、胸ポケットからタバコを一本取り出し、それを一息吸ってふぅ~と白い煙を出しては勇に言う。
「それならよ勇。俺の知り合いにまだアマチュアながらも凄腕の奴が一人おってな。そいつとタケルってガキをバトルさせよう思うがそれでいいか?」
「え?」
「そいつはな、ガキの頃からカートを習ってはレースのいろはを学んでいてな。ついこの間まではイギリスに留学しとって今は帰国して神奈川に住んではいるんやが。その凄腕と戦わせては負けを思い知らせるってのはどうだ?」
久保がある人物を紹介してはタケルとバトルさせては敗北を経験させようかと提案を持ち掛け、それを聞いた勇は少し考えていくが。これ以上の方法が浮かばない為久保の出した案に乗るしかないのだった。
「…わかりました。久保さんのいうその凄腕のドライバーとタケルをバトルさせてみましょう。でも、いいのですか?もしそれでタケルが負けたとしてあいつはかなりの精神的ダメージを追ってしますのでは…」
「別に構わんやろ。そいつに負けたぐらいで諦めるようでは所詮その程度の奴やったってわけやからな…」
久保は凄みを効かせた顔をしては残酷なことを勇に告げるが、勇は恩人でもある久保に全てを任してもいいのかと不安に駆られるのだった。
「え?今週末にエンペラーが赤城に攻め込んではレッドサンズとやり合うって?」
「ああ、こりゃあ見逃すてはないぜ!!噂じゃあさ、エンペラーにはもう一人、タケル達が相手したエボⅣやエボⅥの他に黒いランエボがいただろ?そいつとバトルするのにレッドサンズからは高橋涼介が出るらしいぜ!!」
昼休み中に校舎の屋上で休憩していたタケルにイツキが今週末にレッドサンズとエンペラーの交流戦があると伝えに来ては高橋涼介がバトルするかもしれないと話す。
「黒いランエボ…それって確か車種はエボⅢじゃなかったか?」
「そうだぜ、ほら、あのエンペラーのリーダーである須藤京一って奴が乗ってたヤツ…」
「そうか…。だとしたら、これを見逃すわけにはいかないか。あの須藤京一って人がどれだけやれるか気になるし。涼介さんを相手にどんな走りをするのか気になるしね…」
「でしょでしょ。タケルもやっぱそう思うだろ!!だからさ、今度の週末は拓海も誘っては三人で観に行ってみようぜ!!」
「……」
拓海も誘っては一緒に行かないかとイツキは言うが、タケルは拓海の名前に反応しては先程乗り気だった表情が打って変わるや不満有り気な顔を見せていく。
「…タケル。ひょっとしてお前…まだ今朝のことを根に持ってんの?」
「別に…。拓海がどうなろうと僕には知ったことではないんだし。あいつに関してはもう何も気にしないよ」
「…そうか、お前がそう言うなら仕方ないけどよォ。もう少し拓海のことも考えてやったら…」
「イツキ。悪いけどその話はまた今度だ。今はエンペラーとレッドサンズがどうなるのかが先だし、拓海に関してはもう二度と僕に話さないでくれるかな…」
「……」
イツキは拓海と仲違いを起こしたタケルとどうにかしては元通りになれないかと心配するが、二人共揃いに揃っては意地を張っている為そう簡単にことは済みそうになかったのであった。
放課後
「ふぁ〜あ…今日はもうすることないんだし、さっさと帰っては寝るとしようっと…」
ブォオオオン
学校を終えたタケルは一人で下校しては帰路に着こうとするが、後ろから物凄い
「よぉタケル、昨日エンペラーの奴らに勝ったみたいだな」
「瀬名さん?」
タケルに呼びかけてきたのはレッドサンズと同じ赤城の走り屋である瀬名で。瀬名は愛車であるスープラに乗っては前橋からタケルがいる渋川市に来ていたのだ。
「いやぁ〜正直驚いたよ。まさかお前と拓海がランエボに勝っちまうとはな…。まあおかげでレベルが高いと自称する群馬エリアの走り屋としてのメンツは保たれたしな」
「何他人事のように言ってるのですか。あなたが妙義で須藤京一を焚き付けては秋名に向かわせるよう仕向けたんでしょ?おかげでこっちは昨夜大変な思いをしたのですから」
「ははっ、それに関してはすまなかったな。俺はただ偉そうなことを抜かすあいつらに一泡吹かせたくてつい口を滑らせてしまったんだよ。まぁそのお詫びといってはあれだが、一ついいことを教えといてやるよ」
「教えるって、一体何を教えてくださるというのですか?」
タケルが瀬名に疑いの目を向けていくと、瀬名はいつもの飄々とした顔を見せては言う。
「タケル、お前は今週末にエンペラーが赤城に来るって話は知ってるよな?」
「ええ勿論、それで時間があるのなら赤城へ行っては観に行こうかとイツキと話をしてたとこなんですよ。それと何が関係あるというのですか?」
「実を言うとな、お前にはもうそろそろ秋名に留めておかずに他所の峠を走らせた方がいいかもしれないと思ってな。それでお前を赤城に呼び寄せては走らせてやろうと思ったってわけさ」
「それってつまり…僕に赤城を走ってみろと言いたいのですね」
「ま、そういうことだ。お前には大物になる可能性があると涼介は言っていたからな。だから俺達の地元でもある赤城に連れてってやろうと思ってここに来たってわけなんだよ。どうだタケル、お前赤城に来てみる気はあるか?」
瀬名から赤城に来ないかと誘いを受けたタケルはその場で考えてゆくが、瀬名が言うように秋名以外の場所へ行くのも悪くないと判断しては誘いに乗る。
「いいですよ…その誘い受けさせていただきます。でもスイスポは今、勇さんのとこに預けては直してもらうのに時間が掛かりますのでどっかから別の車を調達しないと…」
「それに関しては俺に任せな。前橋には俺の知り合いが車の整備工場をやっていてな。お前に合った車を貸してくれるよう話を付けておくからその日を楽しみにしておくことだ」
「え、いいのですか!?そんな簡単に言ってますけど車を貸すなんてこと相当信頼されてなきゃできないのに…」
「大丈夫だ。そいつとは俺がドイツにいた頃からの昔馴染みだからな。俺からの頼みとあればきっと貸してくれるに違いねえよ」
瀬名は知り合いにお願いしてはタケルにあった車を用意すると言い切り、それを聞いては瀬名の人脈の深さに驚きを見せるが。瀬名はタケルが了承したと知ってはこう言う。
「それじゃあタケル、今週の土曜日にお前を拾いに行ってやるから彼女も連れて一緒に来ることだな」
「はい。じゃあ当日お願いしますね…あれ?なんで瀬名さんは僕に彼女がいると知ってるのですか?」
タケルは自分に彼女。つまり結衣と付き合ってることを何故瀬名が知ってるのか聞くと瀬名はニヤけた面を見せてはタケルに話す。
「忘れたのか。お前の彼女は涼介の家に行っては勉強を見てもらっているだろ。この前涼介の家に寄ったらその子と会ってお前とお付き合いをしてると知っては色々と聞かせてもらったんだよ」
「なぁにぃー!?」
瀬名から結衣と話をしたと聞いては声を出すタケル。しかし瀬名は驚いてるタケルを他所にこう続ける。
「タケル、お前にはまだ早いかもしれんがこれだけは言っておくぜ。女って奴は普段人前には見せない裏の顔ってヤツがあるってな。まぁあの子に限ってその心配をする必要はないが、昔の俺みたいに付き合ってた女をBMWの男に寝取られんよう気を付けておくことだな」
「……」
瀬名はさらっとトンデモ発言をしてはその場を走り去って行き、タケルは結衣との深いお付き合いをしてることを知られてしまったことにショックを受けるのだった。
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