作品の参考資料にしようと頭文字D THE ARCADEでスイスポ(ZC33S)を使ってはストーリーモードをやってみたりタイムトライアルをしてますが、私自身の走り方が下手くそな故に特にこれといったものは得られなかったです(笑)
「お前
池谷の自宅にはスピードスターズのメンバーの一人である健二が見舞いに来ており、池谷が交流戦でチームの代表にタケルを出すことを聞いては度肝を抜かれたか激しく驚いては慌ただしくする。
「そうだ。うちのチームで他に出れそうな奴がいない今あいつを出すしか方法がないからな」
「でもよォ池谷。タケルはまだ免許を取って間もないんだろ?そんな素人も同然な奴にレッドサンズと当たらせるのはいくらなんでもヤバ過ぎねえか…?」
「お前の言う事は最もだがそれについては心配ねえ。これはタケルから聞いた話なんだが、俺達が初めてレッドサンズと走り込んだあの日の夜、あいつは俺達が帰った後に秋名の下りでレッドサンズの一軍を尽く抜いていったみたいでな。その時にあの高橋涼介とやり合ったと言っていたんだ」
「げぇっ!?レッドサンズのリーダーの高橋涼介とやり合っただと!?で結果はどうだったんだ?まさかあいつ、高橋涼介に勝ったんじゃ…」
「いや、勝負は惨敗に終わったがタケルの走りを高橋涼介が評価したみたいでな。弟の啓介もうちのスタンドに寄った際タケルを認めてるようなことを言っていたんだ」
「池谷がそこまで真剣に言うんじゃ明日の交流戦、タケルに任せるしかないよな…」
「あぁ。秋名のハチロクが出てこれない今俺達の頼みの綱はタケルだけだからな。とにかく今はあいつにすがるしか他に方法がないんだ」
池谷はタケルの実力は高橋兄弟の折り紙付きだと言い伏せては健二を納得させ、チームの代表として出すには申し分ないと言い切ってはタケルに全てを託そうとするのであった。
ガソリンスタンド
「なんだよ今日はもう終わりだぞ」
「固いこと言うなよ。ハイオク満タンだ…」
「生意気だぞハチロクのくせしてハイオクだぁ…」
その日の夜。文太が閉店間際のガソリンスタンドに来てはハチロクにガソリンを入れてもらうや、ハイオクを入れ終えたハチロクを前に置き仲良くタバコを吸い始める。
「てめーだろ祐一。あの池谷っていう若いのと勝の息子に変な噂を吹き込みやがったのは…」
「オウ…別に嘘を言ったつもりはねぇがそれがどうかしたのか?」
「困ってんだよしつこくて今日も来たぞォ。頭に包帯巻いてギプス付けてスクーター乗ってくるで、気の毒に事故ったな…ありゃあ。勝の息子の方は俺にドラテクを教えてくれと頭を下げに来てな。あぁ言われちゃあ断ろうにも断りきれなかったぞ」
「気の毒だと思ったら代わりに走ってやるかタケルを鍛えてやったらどうだ?あの二人は気のいい奴だぞ」
「やだね…。ガキの喧嘩に大人が首を突っ込むみてーなもんだろ。それにドラテクは教えてすぐさま物にできるもんじゃねーからな。そーゆのは俺の主義じゃねーんだよ」
文太は大人としての立ち場故今回の交流戦には出ないと拒否する。
「だったら…ガキの喧嘩にはガキを出せばいいだけだろ」
「拓海のことを言ってるのか?」
「そうだ。かなりの腕になってんだろ?」
「まだまだだけどな…。秋名の下りならどんな奴が来ても負けねぇぐらいにはなったかな…。俺には負けるがな」
「ぷっ、すぐ負けん気出す」
「あいつもなー。誰に似たのか頑固なとこあって走れと言って素直に走るような奴でもねーんだよなー」
言わずもがな拓海は父親の文太に似たのである。
「まぁあの池谷って奴の頭の包帯に免じて…作戦を考えてやるわ…じゃあ」
「おう。ところでタケルには何か言ってやったのか?」
「別に大したことは言ってねえよ。普段拓海を鍛える為にやらせてる奴を教えてやっただけださ」
「ほほぉ拓海にやらせてる奴かぁなんなんだそれは?」
「言ったろ大したことじゃないって。至ってシンプルな方法なんだが…」
文太は祐一にタケルに何を教えたのか軽く説明し、ガソリン満タンになったハチロクに乗り込んではリトラクタブルを点灯させスタンドを走り去って行くのだった。
「考えたな文太の野郎…。確かにそれなら腕を磨くにはうってつけのやり方だからな…」
藤原豆腐店
「あのさーちょっと言っとくけど今度の日曜日、俺車使わしてもらうからな…」
文太は拓海から車を聞いてはある作戦を思いつく。
「日曜…?だめだ!!」
「なんで?前の日の朝と次の日の朝の配達はちゃんとやるからさ」
「そういう問題じゃねぇ商工会の寄り合いあって俺が車使うんだ」
「マジかよー不味いよそれー。俺どーしても車使いてーんだよ」
「ハハーンさては女だな。いっちょ前に色付きやがって」
「いいだろなんだってもったいぶらねーで貸してくれよ。どーせボロい車なんだから。勝手に乗ってくからな…」
「ふざけんな…キーなきゃ車は動かねーよ。紐つけて首に下げとこう」
「きたねー(あんなボロでも使えないと困るこればっかりは…)」
「どうしてもって言うなら…考えてやってもいいぞ」
「ホントかよ!?」
拓海はハチロクが使えると知るや興奮しては喜ぶも文太はある条件を突きつける。
「但し条件がある。土曜の夜あの車で赤城最速とか言ってやがる蒸したガキを軽く捻って来い…。秋名の下りでだ!!」
「!! なんだァ…それ…?」
「そうすれば車は無条件で貸してやる。しかもガソリン満タンのおまけ付きだ」
「(ガソリン満タン!?この条件はめちゃくちゃぐらっと来るぜ…。俺金ねぇから…)」
拓海はバイトをしているがまだ高校生であるが故バイト代は安く、しかもハチロクはハイオク仕様である為ガソリン代が高くつく為文太から出された条件を聞いては考え始める。
「どうするんだ?」
「ちくしょーちょっと考えさしてくれる?明日の朝まで…」
「いいぜ…。好きなだけ考えても」
引き受けるかどうか判断を明日の朝まで待ってもらうよう父親にいうや、拓海は部屋に戻っていっては考えるのであった。
高橋邸
高橋兄弟の兄の涼介は自室にてパソコンとにらめっこしては考えごとをしていた。
コンコン
「兄貴…入るぜ」
弟の啓介がドアをノックしては涼介の部屋の中に入る。
「啓介か。丁度良かったお前に聞きたいことがあったんだ…」
「?」
「お前が秋名で見たっていうハチロクだけどな…。俺が今取り組んでる論文に何か役立つデータがありそうだな…。今思い出してそいつらの速さを論理的に説明できるか?」
「勘弁してくれよ兄貴。俺は兄貴とは違うそういうのは無理だ…。兄貴はバトルしながら後ろにつくと何でも分かっちまうんだよな…」
細かく説明するのは苦手だと言いながらも近くにあったベッドに座っては兄の凄さを語り始める。
「右と左のコーナーを抜けただけで…相手のドライバーの癖や欠点、車の足回りの仕上がりまでズバズバ当てるし…エンジンのパワーだって殆ど当たる。人間シャーシダイナモって言われるぐらいだからな…。俺に言わせりゃ兄貴の分析力はバケモノ染みてるぜ…」
「いつも言ってるだろ。ドラテクで大切なのはここだって…」
涼介は自分の頭を指差しては啓介に頭を使うことの重要性を説く。
「俺に言わせりゃ何も考えずに走って俺とタメはるお前の方がよっぽど気持ち悪いぜ」
涼介は弟の啓介の凄さを語るや話を続ける。
「啓介の走りに理論が加われば理想的なドライバーなんだがな…。まぁいい…、明日の交流戦俺も行ってみるか…。そのハチロクのドライバーに少し興味が出てきた…」
涼介は当初は行く予定じゃなかった交流戦に参加すると決め。啓介は一つ気になることがあったのか涼介に尋ねる。
「なぁ兄貴、一つ聞いていいか?この間兄貴に挑んだあのスイスポのドライバーなんだが…」
「なんだ啓介。お前も奴に会ったのか?」
「見てくれは免許を取って間もないガキだったがそんな奴がどうしてウチの一軍を抜かされたか説明してくれないか…」
「それについては後々教えてやるよ。とりあえず今は交流戦に専念しておかないとな」
翌日
「タケル、スイスポの調整を済ましたぞ。エンジンにスーパーチャージャーを取り付けては
「サンキュー。これで心置きなくレッドサンズとやり合えるよ」
交流戦当日の夕方。タケルは高校から帰宅してすぐさまスイスポを政志の整備工場に持ってきては交流戦への準備を進めている真っ只中であった。
「にしても本当に大丈夫か?今晩バトルする相手は群馬じゃ名の知れた走り屋だって聞いてるが」
「ん〜前にやった時は車の性能差もそうだけど僕自身ドラテクに関しては未熟だったからね。でも負けてから今日に至るまで結構走り込みをしてきたんだし、今夜のバトルは絶対負けるわけにはいかないよ」
「大層な自信だな。ま、やるのは勝手だが絶対に事故を起こすなよ。峠での全開走行は一歩間違えれば即座にあの世行きになるかもしれねえからな」
「心配ないよおじさん。秋名山のコースは頭の中に入ってるし、拓海の親父さんから教わった練習を続けてきたんだからなんとかなるさ」
「文太から教わっただ?どおりで車内が水浸しになっていたわけだ…。ったくあの野郎、こっちが苦労するようなことを教えやがって…」
政志はタケルの口から文太が関わってると知っては整備士に苦労かけさせることを教えたなと愚痴を溢す。
「それじゃあ僕は交流戦に行ってくるねおじさん。このお返しはちゃんと精神的に返しておくからさ」
「おう。そいつは俺がキチンと仕上げたんだ。精々事故らないよう気をつけろよな〜」
タケルは調整を終えたスイスポに乗っては整備工場のガレージを出て今夜の戦いの舞台となる秋名山へと車を動かし、秋名へと向かっていったタケルを見送った政志はその場でタバコに火を付けては一息つく。
「ふぅ〜。ようやっとあいつも走り屋として一歩進んだってとこだな。さて、今晩の
渋川市 某電話ボックス
「帰ってない?そーですか。すみません何度もかけて」
ガチャ
「何やってんだー拓海の奴ー。一体どこほっつき歩いてるんだよーあれ程念を押したのにーてめーなんかもう友達じゃねぇ!!」
イツキが拓海と連絡が取れないことに苛立っては電話ボックスに八つ当たりをしてはしょげてしまう。
「もう8時過ぎてる交流戦始まっちゃうよーこれ以上待てない」
ブォォォ!!
「ん?あれはイツキじゃないか、こんなとこで何してんだ?」
秋名山へと行く途中拓海と連絡がつかず一人で佇んでいるイツキを見かけたタケルは近くに車を停めるやイツキに呼びかける。
「おーいイツキー。何一人で突っ立ってんのぉ?」
「タケル!!丁度良かった~俺今秋名山へ向かおうと思ってたとこなんだー。悪いけどその車に俺を乗せてくれないか」
「いいよ。僕も今から交流戦に行くとこだったしさっさと乗りなよ」
「ありがとなタケル。お前ってホント拓海と違っていい奴だぜ全く」
行く途中でイツキを乗せることになったが、特に気に留めることもなく車を動かしては目的地へと向かうもやかましい奴を拾ってしまったなと内心思うのであった。
秋名山 頂上
「タイムアタックは予定通り10時から始めよう…。遅い時間の方が一般車の通行がなくなってやりやすいからね…。スタートとゴール地点で携帯電話を使ってカウントするんだ。安心してアタッカーが全開走行できるようにブラインドコーナーにはオフィシャルを立たせて対向車が来てる場合は大きく腕を回してドライバーに合図するってわけだ」
「なるほど」
タケルがイツキと一緒に秋名山へ向かっているその頃、頂上にある料金所跡には両チームを含め多くのギャラリーが詰めかけては今晩行われるであろう交流戦を観に来ており。先に到着していたスピードスターズのリーダーである池谷がレッドサンズの広報係を務める史浩から説明を受けていた。
「そういうことだから10時まではフリー走行ってことで楽しく走ろう…ギャラリーも多いことだし」
高橋兄弟はそれぞれのRX-7に乗っては交流戦が開始されるまでの間、秋名の峠を走ってはギャラリーにちょっとしたパフォーマンスを披露する。
『うめーなーレッドサンズのドリフト!!きっちりクリッピングポイントにつくもんな!!』
『目からウロコ落ちたぜーこんなの見たことねぇ!!赤城最速の触れ込みは伊達じゃねーぜ!!あいつらの実力は本物だっ!!』
『並んで突っ込んでくる!!何をする気だ!?』
ギャラリーは目の前で繰り広げられる高橋兄弟の芸術的な走りに興奮しており、そこから更に新旧RX-7は立ち並んではドリフトをしてコーナーを横切る。
『すげーあんなにくっついて。当たってんじゃねーのかっ!?』
『あれが有名な
『気持ち悪いぐらい息が合ってるぜ』
『昔テレビのコマーシャルにあんなのあったなー』
「(くだらねぇ…こんなのはただのパフォーマンスだ。タイムを出しに行くときの走りとは違うからな)」
「(秋名ごときに俺の敵はいねぇ!!出てこいハチロク。それを証明してやる!!)」
兄の涼介が余裕の表情を浮かべる一方弟の啓介はハチロクへリベンジをかまそうと闘志を燃やしている。走っている途中で反対車線から明かりを灯しては車が近づいてくるのに気付き、車を左車線に動かしては車が横切るのを待つ。
「(ちっ…誰だよ折角のショータイムを邪魔してくる奴は…。俺達の横を通り過ぎるとはいい度胸してやがるぜ)」
自分達のアピールを妨害されたことに不満気な顔をするも自分の横を横切る車を見るやその車がタケルが乗るスイスポだと知るや意外そうな顔をする。
「(スイスポ?ってことは先週秋名で兄貴に挑んて来たあいつが来たってことか。面白れぇハチロクじゃなくあいつがスピードスターズの代表だというのなら徹底的にやってやろうじゃんかよ!!)」
「うっひょーすげえぜタケル。今高橋兄弟がすれ違い様に俺達を見て行ったぞ!!ひょっとして俺達、高橋兄弟から注目されてるってことだよな!!」
「そんなわけないだろうが。さっきのはどう見たって敵意剝き出しで睨んでいたじゃないか」
スイスポを見送った啓介はその走りを見て何かを感じたのか一変して笑みを浮かべているのに対し、高橋兄弟のRX-7とすれ違ったタケルは啓介からの強烈な視線を気にしながらも上っていっては頂上へと車を走らせるのだった。
秋名山 頂上
頂上に辿り着いたスイスポは車をスピードスターズ側のスペースに停め、先に到着していた池谷達の方へ駆け寄る。
「遅れてすいません。斉藤丈瑠その他一名只今秋名山に到着致しました」
「っておい!!俺がその他一名ってどういうことだよタケル!?」
「来てくれたかタケル。待ちわびたぜ」
池谷はタケルが来てくれたことに安堵しては迎え入れる。
「にしても今日はかなりのギャラリーがここに来てますね〜。大方レッドサンズの高橋兄弟が目当てでしょうけど」
「それはそうとあいつらに勝つ勝算はあるのか?相手は県内ではトップクラスの走り屋だぞ」
池谷から勝算があるかと聞かれたタケルはその場でう〜んと考えては結論を言う。
「そうですね。僕のスイスポはどれだけパワーを振り絞っても精々150馬力が限界なのに対し、高橋兄弟のRX-7は最大で300馬力以上は出るみたいですから正直なところ難しいですね」
「そうか。お前でも高橋兄弟に勝つのは無理なのか」
「でもまぁここまで来たんじゃ当たって砕けろってとこですね。それと池谷さん、僕は
池谷はタケルの口から敵わないと聞いては落ち込むもタケルは今から行われるであろう勝負を前にしていながらも平然とするのだった。
藤原豆腐店
「今日は紙コップはいいのかよ?」
「いらねーよそんなもん。後に豆腐載っけてねーんだから」
タケルが池谷と合流したその頃、拓海はハチロクのエンジンを掛けてはリトラクタブルのヘッドライトを点灯させ、交流戦が行われるであろう秋名山へと向かおうとする。
「いつもの配達じゃねーんだから。せいぜい遊んでこいや…」
「あそび?遊びっていうのはもっと楽しいもんだろ。俺気が重いよ」
「なんだよ…自信ねぇのか?」
「そういうわけじゃねーけど…」
「ふつーに走りゃ負けはしねーよ」
「分かってるよ」
拓海は返事を返しては文太に聞く。
「あと、2、3年もしたら…。俺の方がうまくなっちまうんじゃねーか親父よか…」
「ぬかせ…10年早えー」
「行ってくる」
拓海はエンジンを蒸しては車を出し、目的地である秋名山へと車を走らせていく。
果たして拓海は交流戦に間に合うのだろうか。
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