狂って歪んで 作:むきむき
「じゃあお姉ちゃんが治してあげる!」
「できるの! おねーちゃんすご〜い!」
わたしは無垢な5歳児を演じながら冷や汗を流す。
……もしかしてやりすぎた??
いやこのわたしに限ってそんなことはない。今だってきっと純粋にわたしのことを心配しての言動だろう。まったくけしからん。実の妹を意識するようには仕向けたがそんな意味深なセリフは教えてません! チラリと抱きついているマイシスターの顔を見る。そこにはすこしの興奮と多分の心配を含んだ瞳……ではなく完全に情欲に濡れた瞳があった。……たしかにちょっぴりやりすぎてしまったかもしれんな。いやまだだ……見間違いという可能性もある。よくよく考えたらいくらわたしが仕向けたとはいえ小1で情欲に濡れた瞳なんてする人間がいるはずがない。もしいたらそいつはマセガキとかそういうレベルではない。ただのど変態だ。スーパーハイパーウルトラミラクルアルティメット変態だ。HAHAHA! 驚かせやがって。すこしアニメを見過ぎてしまったようだ。もうマイシスターがスーパーハイパーウルトラミラクルアルティメット変態でないことは確定的だが念のためもう一度確認しておこう。
チラリとマイシスターの顔を見る。そこには紛れもなくスーパーハイパーウルトラミラクルアルティメット変態の顔があった。
♢♢♢♢♢♢
誰だ! 中途半端に計画を立てて適当に行動した奴は! 見つけたら二度とこんなふざけた真似できないようにしてやる! さて、これからどこかのバカの尻拭いをしなくてはいけない。なんて可哀想なわたし。しかしどうしようかな。今は知識不足であそこを擦るまでしかしてないが知識がついたら最後までやられそうな勢いだ。それも悪くはないがもうすこしわたしの価値を上げてからにしたい。それにもっと善悪の判断ができるようになってからの方がいい。ここは背徳感を上回る罪悪感を与えよう。マイシスターはスーパーハイパーウルトラミラクルアルティメット変態だが根はとても良い子なので効果はあると思うます! だが効きすぎてまったく叡智なことをしなくなるのは悲しいので力加減が重要だ。こんな時どうするか……それを教えてくれたのは……!! 一か八かっ!! 0.2秒の拒絶反応!!
「いたっ」
「っ!!」
自分勝手な感情でガシガシと夢中になってわたしのあそこを擦っていたマイシスターは一瞬の、しかしはっきりとした拒絶反応に急速に頭が冷える。そして守るべき対象に何をしていたかを本当の意味で理解する。
「わ、忘れもの取ってくる!」
見え透いた言い訳を吐いて逃げるように家を出て行くマイシスター。ガキがっ!! 大人を甘く見るからそうなるんだ! ……またやりすぎてないよね??