しーど・ふりーだむ・じ・あふたー 俺だけ部外者転生なん? 作:ラナロウ
導入書いてたら
延々とAAどうにかしなきゃってなっちゃった
論外な程強化されるAAに
嫌気さす人もバック推奨
本編?未来の約束って遠いよね
ハロ大好き
中にオリ主居ませんよ?
A.D.2024某日
20年、20年だ。
当時カッコいいってだけで、まともに使えもしないフリーダムを駆り、ランチャーでボコボコにされていた俺も、ダメなガンプラおじさんになっていた。
最期を看取るかぁくらいの気持ちで、ダチ達と行った映画はお祭りだった。
好きだったのに、分からなくなった彼。
正義に迷い、俺達のオモチャにされ続けた彼。
運命に翻弄され続ける姿しか描かれなかった彼。
キャラへの解像度が一気に上がり、大迫力だったMS戦、艦隊戦に興奮冷めやらぬまま、俺達は動物園等と揶揄されていた当時のように、キャイキャイ騒ぎながら帰っていたんだ。
「おいっ!」
ダチの鋭い声が響いたと同時、振り向くと強い光が目に入った。
次いで大きな音、その音が自分と車から出た物だと認識するのに、多少の時間を要した。
朦朧としてくる中、周りの喧騒が遠ざかっていった。
あぁ、出来る事なら、あの物語の先を見てみたかった。
そんなしょうもない事を考えながら、俺の意識は闇に落ちて行った。
ーーーーー
C.E.76
オーブ領海、ギガフロート[タカマノハラ]
一年前に発生した、ファウンデーション動乱時、建設途中であったここは、当初の予定とは別に、徹底されたセキュリティ対策が施され、あらゆる武力行使に対するカウンターとなる戦力を、公然の秘密ながら保有し、難攻不落の海上要塞都市として完成していた。
未だ混迷の渦中にある世界の中、平和を享受する事が可能な、地上における天上界とも揶揄されている。
同島[モルゲンレーテ]開発部
モニタに映し出されている設計図を前に、マリュー・ラミアスが眉根に皺を寄せる。
一番辛い時期も過ぎ、職場復帰した途端、モルゲンレーテ出向と共に振られた仕事がこれ。
[超アークエンジェル級]強襲機動戦闘特装艦
[アークエンジェル]の監修である。
「よっ、あんまり、根を詰めると体に障るぜ」
部屋に入って来た、ムウ・ラミアスが麦茶の入ったマグカップをデスクに置きながら、軽薄に聴こえがちだが、優しさが籠った声をかける。
「ありがと、無理はしてないわ」
一息つき、丸みを帯びつつある腹部を撫で、微笑みながら応える。
「もう、フレームやブロックは出来てて、装甲と艤装くらいなんだろ?
今までのログから最適解は打ち出せるだろうし、何に引っかかって……」
モニタを覗き込んだムウの言葉が、途切れる。
さもありなん。
「艦首、ニ連装ローエングリン1番2番、艦底、多角対応ローエングリン、他はハリネズミかってくらいマシマシ、ディスラプター、ってオイ!スーパードラグーンにエネルギー偏向FT複合装甲ビームガンポッドタイプとVPSスパイクタイプ、ドラグーンの適正検査と習熟手伝えって駆り出されたのコイツのせいか、陽電子リフレクター利用の衝角生成に緊急時は艦全体への展開も可能、んで……なぁ艦に大型ビームサーベル付けて何すんの?こいつ単艦でユーラシア辺りを更地に変えるのか?」
こんなに早口で喋るムウは初めて見たかも知れない、などと思考が飛びつつ、苦笑しながら答える。
「これでヨシッ!って言うタイミングを計ったかのごとく、キラ君から、動力なり装甲なり兵装のアップデート案が、届くそうよ」
おのれハインライン
無限に追加されるおかわりへの怨嗟と、技術への嫉妬が籠ったこの言葉を、何人の担当者から聞いたか、もう覚えていない。
マリューが呼ばれたのも、この終わらないアップデートに、終止符を打つ為だろうと予測して居る。
「そうか、キラが」
軽く息を吐き、口角を上げ遠い目をするムウを見て、あの時の事を思い返しているのだろうと察して、マリューの表情は自然と綻んだ。
ーーーーー
轟沈したアークエンジェルに代わる、地上活動艦新造が決まったは良いが、艦名を考えようとも、アレもコレもしっくりこず。
一旦休憩と会議室を出たところで。
「もういっそセラフィムにでもする?オーブの命名基準に則るなら、ド直球に天使とか、天女さんからもらうとかかねぇ」
軽く茶化した様に、ムウが言葉にしたが、皆解っている。
アークエンジェルに代わりなど、無いのだ。
艱難辛苦を、皆で、あの艦で乗り越えて来たのだ。
だが、そもそも大西洋連邦の艦であり、連合からの脱走艦。
命名基準として縁起云々は関係無いとは言え、C.E.71に起こったヘリオポリス崩壊から、これでもかと厄に塗れている。
同じ名を冠する等と。
皆一様に表情が曇る中、キラが顔を上げる。
「僕は、僕はやっぱり、アークエンジェルが良いと思うんです」
その言葉を聞いたマリューは衝動を堪えられなかった。
ただ感情のまま、キラを強く抱きしめる。
溢れる涙をそのままに、声にならない声で強く頷く。
戦禍に巻き込んでしまった、中立国の戦いなどとは無縁な優しい学生。
生き延びるために戦わせて、心まで壊れても、また戦いに戻らせてしまった。
誰よりも近くで見ていたからこそ、擦り切れていく彼がわかり、大人としての責任も果たせぬ、自らの罪を自覚しない時など無かった。
許されない、許されるはずもない、許される事などあってはならない。
ただ彼にとっても大事な場所なのだと言う、今の言葉で救われた。
目尻に涙を浮かべる者、優しい表情を浮かべる者、皆で二人を見守る中、キラの顔色が段々と悪くなってきていた。
「おいっ、マリュー。締まってる締まってる!」
キラの弱々しいタップには気付かず、ムウに強めに肩を叩かれた事で我に返る。
「ゴ、ゴメン!キラくん大丈夫!」
「ゴホッ、は……はい」
少し妙な空気になったところを吹き飛ばす様に、キラの肩に腕を回しながら、ムウが努めて明るく口を開く。
「やっぱり、俺達の帰る
争いが無くならぬから、力が必要なのです
未だ彼の言葉は棘となり、残り続ける
また世界に、戦禍が広がりつつある中
それでも、守りたい世界の為
終わらない明日を求め
その背に、再び翼広げ
甦れ!アークエンジェル!
アークエンジェルはどれだけ盛っても
ノイマンは超えてくるって議長達が言ってた。
石川県に脳を焼かれた奴、おる?