しーど・ふりーだむ・じ・あふたー 俺だけ部外者転生なん?   作:ラナロウ

1 / 4
AA本当に好きだったんだなぁって

導入書いてたら
延々とAAどうにかしなきゃってなっちゃった
論外な程強化されるAAに
嫌気さす人もバック推奨
本編?未来の約束って遠いよね
ハロ大好き

中にオリ主居ませんよ?



天使の息吹

 

 

A.D.2024某日

 

20年、20年だ。

 

当時カッコいいってだけで、まともに使えもしないフリーダムを駆り、ランチャーでボコボコにされていた俺も、ダメなガンプラおじさんになっていた。

 

最期を看取るかぁくらいの気持ちで、ダチ達と行った映画はお祭りだった。

 

好きだったのに、分からなくなった彼。

正義に迷い、俺達のオモチャにされ続けた彼。

運命に翻弄され続ける姿しか描かれなかった彼。

 

キャラへの解像度が一気に上がり、大迫力だったMS戦、艦隊戦に興奮冷めやらぬまま、俺達は動物園等と揶揄されていた当時のように、キャイキャイ騒ぎながら帰っていたんだ。

 

「おいっ!」

 

ダチの鋭い声が響いたと同時、振り向くと強い光が目に入った。

次いで大きな音、その音が自分と車から出た物だと認識するのに、多少の時間を要した。

朦朧としてくる中、周りの喧騒が遠ざかっていった。

あぁ、出来る事なら、あの物語の先を見てみたかった。

そんなしょうもない事を考えながら、俺の意識は闇に落ちて行った。

 

 

ーーーーー

 

C.E.76

 

オーブ領海、ギガフロート[タカマノハラ]

 

一年前に発生した、ファウンデーション動乱時、建設途中であったここは、当初の予定とは別に、徹底されたセキュリティ対策が施され、あらゆる武力行使に対するカウンターとなる戦力を、公然の秘密ながら保有し、難攻不落の海上要塞都市として完成していた。

 

未だ混迷の渦中にある世界の中、平和を享受する事が可能な、地上における天上界とも揶揄されている。

 

 

同島[モルゲンレーテ]開発部

 

モニタに映し出されている設計図を前に、マリュー・ラミアスが眉根に皺を寄せる。

一番辛い時期も過ぎ、職場復帰した途端、モルゲンレーテ出向と共に振られた仕事がこれ。

[超アークエンジェル級]強襲機動戦闘特装艦

[アークエンジェル]の監修である。

 

「よっ、あんまり、根を詰めると体に障るぜ」

 

部屋に入って来た、ムウ・ラミアスが麦茶の入ったマグカップをデスクに置きながら、軽薄に聴こえがちだが、優しさが籠った声をかける。

 

「ありがと、無理はしてないわ」

 

一息つき、丸みを帯びつつある腹部を撫で、微笑みながら応える。

 

「もう、フレームやブロックは出来てて、装甲と艤装くらいなんだろ?

 今までのログから最適解は打ち出せるだろうし、何に引っかかって……」

 

モニタを覗き込んだムウの言葉が、途切れる。

さもありなん。

 

「艦首、ニ連装ローエングリン1番2番、艦底、多角対応ローエングリン、他はハリネズミかってくらいマシマシ、ディスラプター、ってオイ!スーパードラグーンにエネルギー偏向FT複合装甲ビームガンポッドタイプとVPSスパイクタイプ、ドラグーンの適正検査と習熟手伝えって駆り出されたのコイツのせいか、陽電子リフレクター利用の衝角生成に緊急時は艦全体への展開も可能、んで……なぁ艦に大型ビームサーベル付けて何すんの?こいつ単艦でユーラシア辺りを更地に変えるのか?」

 

こんなに早口で喋るムウは初めて見たかも知れない、などと思考が飛びつつ、苦笑しながら答える。

 

「これでヨシッ!って言うタイミングを計ったかのごとく、キラ君から、動力なり装甲なり兵装のアップデート案が、届くそうよ」

 

おのれハインライン

 

無限に追加されるおかわりへの怨嗟と、技術への嫉妬が籠ったこの言葉を、何人の担当者から聞いたか、もう覚えていない。

マリューが呼ばれたのも、この終わらないアップデートに、終止符を打つ為だろうと予測して居る。

 

「そうか、キラが」

 

軽く息を吐き、口角を上げ遠い目をするムウを見て、あの時の事を思い返しているのだろうと察して、マリューの表情は自然と綻んだ。

 

 

ーーーーー

 

 

轟沈したアークエンジェルに代わる、地上活動艦新造が決まったは良いが、艦名を考えようとも、アレもコレもしっくりこず。

一旦休憩と会議室を出たところで。

 

「もういっそセラフィムにでもする?オーブの命名基準に則るなら、ド直球に天使とか、天女さんからもらうとかかねぇ」

 

軽く茶化した様に、ムウが言葉にしたが、皆解っている。

アークエンジェルに代わりなど、無いのだ。

艱難辛苦を、皆で、あの艦で乗り越えて来たのだ。

だが、そもそも大西洋連邦の艦であり、連合からの脱走艦。

命名基準として縁起云々は関係無いとは言え、C.E.71に起こったヘリオポリス崩壊から、これでもかと厄に塗れている。

同じ名を冠する等と。

皆一様に表情が曇る中、キラが顔を上げる。

 

「僕は、僕はやっぱり、アークエンジェルが良いと思うんです」

 

その言葉を聞いたマリューは衝動を堪えられなかった。

ただ感情のまま、キラを強く抱きしめる。

溢れる涙をそのままに、声にならない声で強く頷く。

戦禍に巻き込んでしまった、中立国の戦いなどとは無縁な優しい学生。

生き延びるために戦わせて、心まで壊れても、また戦いに戻らせてしまった。

誰よりも近くで見ていたからこそ、擦り切れていく彼がわかり、大人としての責任も果たせぬ、自らの罪を自覚しない時など無かった。

許されない、許されるはずもない、許される事などあってはならない。

ただ彼にとっても大事な場所なのだと言う、今の言葉で救われた。

 

目尻に涙を浮かべる者、優しい表情を浮かべる者、皆で二人を見守る中、キラの顔色が段々と悪くなってきていた。

 

「おいっ、マリュー。締まってる締まってる!」

 

キラの弱々しいタップには気付かず、ムウに強めに肩を叩かれた事で我に返る。

 

「ゴ、ゴメン!キラくん大丈夫!」

 

「ゴホッ、は……はい」

 

少し妙な空気になったところを吹き飛ばす様に、キラの肩に腕を回しながら、ムウが努めて明るく口を開く。

 

「やっぱり、俺達の帰る(ふね)はアークエンジェルじゃないとな!」

 

 




争いが無くならぬから、力が必要なのです
未だ彼の言葉は棘となり、残り続ける
また世界に、戦禍が広がりつつある中
それでも、守りたい世界の為
終わらない明日を求め
その背に、再び翼広げ
甦れ!アークエンジェル!


アークエンジェルはどれだけ盛っても
ノイマンは超えてくるって議長達が言ってた。

石川県に脳を焼かれた奴、おる?
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。