......て.......
「ん...?」
....いて....感.....て......
「ここ...は....」
聞いて....感じて....考えて....
少し暗い....だけど遠くに太陽のようなものが
辺りを照らしている...そして謎の声が
「な、なに...?この声は....」
一体誰の声だろう?けど...
何故だか聞いたことがある気がする...
「うっ...!眩しっ...!」
突然、自分自身が謎の光に包まれた。
それは数秒経ったらすぐに収まった。
しかしなんだろう...体の様子がいつもと違う気がする....
「えっ...あれ!?なんだこのムキムキな体!?」
なぜなのかはわからないが、体が異常に大きくなっている。
筋肉もすごい、プロのヘビー級ボクサーだって目じゃない。
とにかく自分の肉体が急に変わってしまったのだ。
さっきまではぽっちゃりボディだったのに...
そうこうしている内に、視界は真っ白になり、
俺は意識が遠のいていった。
意識が戻った後、視界が黒くなった。
いや、目を閉じてるだけか...
「.....う.....うがっ!あああがあああ!」
頭痛が!今までにない痛みが襲った。
それだけじゃない。吐き気、めまい、全身のけいれん。
もう苦しみのオンパレードだ!
一体なんなんだこの痛みは!
「痛い痛い痛いいいいいいい!」
???「うお!?おいお前さん!大丈夫かい!?」
「えええ!?誰だああ痛い痛い痛いいいあああ!」
???「こりゃあひどいな...エーテル酔いか?にしても...」
???「ひどい汗だ...ひとまず水を与えてあげよう」
???「そうだな...積荷に水瓶があった筈だ。取ってくるよ」
とにかく、目を開けてみよう...
黄色の服の男「水を持ってきたぞ!ほら飲みなさい!」
喉に冷たくて爽快な感覚が走る。一瞬それが不快だったが、
すぐにそれが気持ちよく感じる様になった。
少しずつ苦しさが和らいできた。
全身のけいれんはほとんどなくなった。
白髪の少年が背中をさすってくれるおかげで吐き気も和らいだ。
白髪の少年「大丈夫かい?ひどくうなされていた様だが...」
「....んああ、なんとか...頭はまだいたい...」
黄色の服の男「なら良かった。“グリダニア”まで後もうすぐだ。
そこまでの辛抱だ」
グリダニア?なんだそこは?
いやそんなことより頭痛が治らん!
とはいえ何も出来ることはないのでひとまず、彼の言う
“グリダニア”なる所に着くのを待とう。
というかこいつら誰!?!?
ここはどこ!?
私はだれ!?
...俺は杉本瑛(すぎもとあきら)だ!当たり前だろ!
あまりの苦しさにそこへ気付いてなかった。
一体俺の身に何が起こったというんだ...
少しずつ頭痛は引いてきた。
呼吸も整い、落ち着きも取り戻した。
黄色の服の男「見たところ、体調は良くなってきたみたいだな!
全く、驚いたよ。急に大男が大声を上げて
暴れ出すんだから」
黄色の服の男「お前さん、どこから来たんだい?」
「俺?俺は...日本から...日本知ってる?」
黄色の服の男「ニホン?聞いたことがないね。少なくとも“エオルゼア”
の地域では無さそうだが。」
エオルゼア?グリダニアに続き初耳の地名?だ。
俺はどうやら“異世界”とやらに迷い込んだらしい。
なんだっそら!マンガじゃねぇんだぞ!
まぁそんなこと言ったって今実際に起きているんだ。
今はそれを受け入れるしかない。
黄色の服の男「見慣れない民族衣装だ...やたらと赤いみたいだが」
うお、なんだこの服。ローブ?中にも異世界らしい服が着てある。
おお!俺の好みに合わせて赤を基調としてやがる!
異世界さんは気が効くねぇ!
とはいえこの服には何も心当たりはない。
いやローブには何故かデジャヴが...
「そうだな...まぁ俺はとにかく遠くから来たのさ」
黄色の服の男「そうだ、名前を聞いていなかったな!お前さんは?」
「俺はスギモト アキラだ。アキラが下の名前ね」
黄色の服の男「アキラ スギモトか、俺はブレモンダ。よろしくな!」
「よろしく!...あ、そういえば君は?」
白髪の少年「私の名前はアルフィノ。そして、隣にいるのは
アリゼーだ。」
アリゼー「...ふん」
双子か...全く見分けがつかないな...アリゼーとかいう子
気が強そうだ。仲良くはなれそうにないな...
ブレモンダ「お前さん、もしかして冒険者か?」
「冒険者?」
ブレモンダ「そうだ、簡単に言えば色んなところを渡り歩いて、
その土地で色んな仕事をして生活する人らのことだ。」
「うーん、まあそういうことにしておく」
ブレモンダ「なんだそりゃ!ハハハ!」
冒険者...異世界モノにはピッタリじゃないか。
ひとまず俺は冒険者だ!
ブレモンダ「それじゃあ、登録はもう済んでんのか?」
「え?登録?」
ブレモンダ「してないみたいだな!冒険者はれっきとした職業だ。
登録しておけば、色々と便利だぞ。」
ブレモンダ「もうすぐ着くグリダニアに
“カーラインカフェ“で登録できるぞ。
行ってみると良い。」
カーラインカフェか。さしずめ酒場みたいな所かな。
少し話をした後、グリダニアに着いた!
馬車から降りて、白髪の少年にはお礼を言いつつ別れた。
街に行こうとした折、ブレモンダに呼び止められた。
ブレモンダ「呼び止めちまって悪いな。
お前さん、お金持ってないだろ?
文無しじゃいかんだろうから、少しあげるよ」
「えっ!良いんですか!ありがとうございます!」
ブレモンダ「ハハ!急に敬語かい!まぁこれは餞別みたいなもんだ。
お前さんからものすごいオーラを感じてな。
期待せずにはいられないってもんだ。
それじゃ、俺は次の街へ行くよ」
「何から何までありがとう!ブレモンダさん!」
ブレモンダ「おう!お前さんと出会ったことが俺の自慢になるように
立派な冒険者になってくれよ!」
「あたぼうよ!」
すっかり仲良くなった
ブレモンダと気持ちよく別れた後、俺はグリダニアに足を踏み入れた。
第一話 前編
初投稿になります。
不定期にはなりますが、続きもあるので乞うご期待!
とは言ってもただの自己満作品です。優しい目で見てネ。
深夜テンションで書いたので誤字があるかも。後で見返してみます(おせえ!)