SAO=ブラッド・キルバス・エボリューション= 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
「クソッ!やられた…!」
「戦兎!侵入して改変は…」
「出来たらやってる!」
フルダイバーからキルバスは飛び出し、嘆く戦兎に問いかける。
「チィッ!貸せ!地球外技術の神髄を見せてやる!」
キルバスは戦兎のパソコンを奪い取って侵入を開始する。
「…………ハァ⁉どういうことだよ⁉」
「見ての通り、恐らくあっちは常時1000以上の新しいパスワードが切り替わり続けている…製作者はバグ修正なんてするつもりないだろうし、本格的に打つ手が…」
「クソッ…」
その場にいる二人には、嘆くことしかできなかった。
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「…本当に行くのか」
「ああ。フェーズⅡの情報も取り込んだ。あとは中で何とかしてくる…」
実験室という名のフルダイブ室に暗い雰囲気が漂う。
「大丈夫だって!あっちも途中で殴り掛かったから止めてきたけど…多分普通にクリアしていけばあんなことはしないんじゃないかな?」
エボルトの悪く言うならば無責任。よく言えば周りの雰囲気をよくする言葉が部屋に響く。
そしてどうやら今回は良いほうに作用したようである。
「そう…だな。よし。お前らの安全はこの天ッ才物理学者桐生戦兎が保証する!」
「行ってこい!」
「「ああ(うん)!」」
そして現実時間でゲーム退出から1か月と少し。
キルバスとエボルトは再度ゲーム内部に侵入した。
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街には陰鬱な雰囲気が漂い、プレイヤーに影響されてNPCも少し暗くなっているような印象を受ける。
だが、それにそぐわない感じに話している二人が道を歩いているのを見つける。
「…お。キリトだな」
「あー!少年と…女の子だね」
その話声が聞こえたのかキリトがこっちを向いて心底驚いた顔をする。
「キルバス⁉それにエボルトもなんで⁉⁉」
「…なんでそんなに驚いているの?」
「あっ、えーと…言ってもいい?」
「いいよ。というか俺から話そうか…俺は、初日に死んだあのプレイヤーだよ」
その意味を認識すると同時に少女は驚愕の表情を見せ、理解不能といった風な表情を見せる。
「ちなみに俺たちが死んでない理由は…んー。まぁボス攻略会議で話す。全員に向けてな」
「そーゆーことだからね!じゃァちょっと一緒に行こうか!」
エボルトはキリトの腕にくっつく。
「…まぁキリト君。俺は少しやることがある。エボルトの面倒を見ておいてくれないかな?」
「え、あ。はい」
エボルトの大胆な…行ってしまえばはしたないその行動を少女が信じられないといった風に目を向ける。
「じゃ、君も妹を頼んだよ」
キリトは胸を押し付けられて。少女はそれを見て。という風に別の理由で同じように固まる二人をほおっておいて、キルバスは裏路地に入るのだった。
「…で?君、追ってきているだろう?」
「…ンー。そこまですぐニ見破られるとはネ…」
鼠が屋根から飛び降りて話しかけてくる。
「視線を感じた。そもそも、こっちの街に来た段階から見ていただろ?そんなに長時間見られていたのだからどこかできずかないほうがおかしいさ」
「フーン。マ、いいヨ。サテ、なんで生きてるのかナ?」
「…言ってもいいが、どうせすぐに言う。商品価値はなくなるが、いいのか?」
「ダイジョーブ!情報屋としてノ知的好奇心だけだからネ!」
その気になって仕方がない。といったような目にキルバスも折れたのか話し出す。
「ハァ…まぁいい。じゃァこれだけは先に言っておいてやるよ。俺と妹は…地球外生命体だ」
「…………⁉⁉」
鼠の驚いた顔を放置してキルバスは攻略会議の会場へと動くのだった。
だいぶ短め。すいませんでした。
チョット場面転換が多すぎて多分こっから伸ばしたら二回くらいやることになるからさすがにそれは…ねェ?