SAO=ブラッド・キルバス・エボリューション= 作:鐘楼卿(ベル卿)ベルフェスティフ
いろいろな事情が重なり投稿ができていませんでした。
今後は暇を見つけて続けられれば…いいなぁ…
「兄さん!あれ可愛い!」
「そうだなぁ…ふわふわしてそうだ。だが、狩らないとなぁ…惜しいなぁ…」
「うーん…ほんと惜しいねぇ…」
討伐会議の翌日。
後ろに続く観察部隊(ディアベル・キバオウ・キリト・アスナ)から思い思いの視線をぶつけられながら俺たちはボスエリアへと向かっていた。
「と言うか、やれたらやっちゃっていいんだよな?」」
「ああ。経験値ははっきり言って勿体無いけど…それでも死なないプレイヤーが狩っておいてくれるってのは安心感があるんだよ…少なくとも、ここにいる四人以外であの場にいた人はね」
ディアベルはそう言う。
まあ反抗心があると自白しているようなものだが、彼もまた、生粋のゲーマーなのだろう。
命をかけられるほどの。
あとはキバオウは反骨心。キリトはゲーマーとして。アスナは純粋に安心できない…ってとこか。
「っと、見えてきたな」
ここはあくまでも迷宮区。彼らも観戦しながら周りから寄ってくる雑魚を狩らねばならないだろう。
「じゃ、行ってくるけど、事故って死なないようにな」
「こんなところで死んじゃったら笑い話にもならないからねー!」
このエボルトの言葉は、人によっては煽りと取られるだろう。事実キバオウは青筋を露わにしている。
そんなキバオウの面などエボルトは一瞥もせず、ボスの方へと向かっていく。
俺もついていきながらキバオウに軽く頭を下げる。
それによってさらにピキったキバオウから目を逸らし、ベルトに蜘蛛を挿す。
キルバススパイダー!!
コブラ ライダーシステム エボリューション!
俺とエボルトはハンドルを回す。
Are you reade?
Are you ready?
「変身!」「
スパイダー スパイダー! キルバススパイダー!!
コブラ コブラ! エボルコブラ!! フッハッフッハッハッハッ!!
もはやパンドラボックスから出てからでさえ慣れた変身。
そして観衆は二度目か三度目の視認。
その瞬間、取り巻きのルイン・コボルト・センチネルが湧き出てくる。
「ほいっと!」
エボルトのその軽い掛け声とは比にならないほどの威力で同時に3体ほど蹴り抜き倒す。
「ハァッ!」
そして俺も軽く一体蹴ってボウリングのように他の6体ほどを巻き込んで倒す。
そこまでやると、大きな影が俺たちを覆う。
「GOAAAUUUUU!!」
空から、巨大なコボルトが降ってくる。
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コボルト・ロード。正式名称:Illfang the Kobold Lord.
取り巻きとしてルイン・コボルト・センチネルを率い、タルワールを大ぶりに振り回すボス…で、あった。
「おぉいキリト!こいつの武器、野太刀に変わってるぞ!」
「見えてる!とりあえずそのまま動きをできるだけ見せてく、れ…」
キリトの声に覇気がないのを不思議に思いながらも、飛び上がって襲いかかってきた取り巻きのコボルトを一撃の元に殴り伏せる。
「了解。聞こえたなエボルト!今回は事前情報とも違うし、大事をとって...いや、まぁいいか」
「え?」
エボルトに指示を飛ばそうと、視線を取り巻きの方からボスに戻すと、そこには腕でコボルト・ロードの胸を貫くエボルトの姿があった。
「あー…まぁ勝ったならいいか」
「あっ、これ倒しちゃダメだった系?ごめーん!」
エボルトの軽く、責任をかけらも感じないような反応の声が響く。
一層のボス戦はそうして、何とも締まらない感じで終わりを迎えるのであった。