耐久弱めでいくブルアカ転生   作:草生えるw

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栗原ァァァァ!!こんな話聞いてねぇぞぉぉぉ!!?

 

 

 

 

大半の不良達を制圧した後、特段問題もなく道中に残った数少ない不良達を倒しながら進んで行った

 

 

ちょいとハスミからお叱りは受けたがな!……いやちゃうんすよハスミパイセン、膠着状態でしかも時間制限付きだったじゃないすか、仕方がなかったってやつすっよ。だから見逃して♡

 

 

えっ?戦闘禁止?ンっ拒否するぅ…!そんな事よりはよシャーレいこう!ちょっくら先生持ってくるわ!(露骨な話題そらし)

 

 

先生と移動している途中にワカモが主犯だという連絡がリンちゃんからきた所で…………ここでクソゲーポイントです!

 

 

簡単に言うとワカモが先生に一目惚れしなければリセです!そして残念な事に現実なのでリセができません!クソがぁ!!

 

てな訳でシャーレには俺も同行する*1。もしもの時はシャーレでドンパチします、勝てるかって?  

 

——————勝つさ

 

 

でーじょうぶ、いけるいける。顔見せ困惑から手札全出しすりゃいけるいける、てかいけ。まじ頼むって……最終編とかで詰むんですマジお願いします許して下さい花京院の魂も掛けますからお願いしますマジで

 

 

そんな事を思っているとシャーレに到着、これによりユウカ達は現地解散となった所で俺は先生に話しかける

 

「あっそうだ先生、俺シャーレに入部したいんだけど……「良いの!?」おおぅ、予想外の反応……」

 

 

予想外の反応にちょっと困惑したが、まぁ許可は許可。先生が良いならこれに乗らない手はない

 

 

「てかこっちのセリフだけど、いいの?いや先生がいいなら良いんだけど……まぁいいや。とりあえず中入ります?」

 

「そうしようか、これからよろしくねユクエ!」

 

「はい先生、よろしくお願いします」

 

 

そんな会話をしながらシャーレの中へ入っていく、そろそろガチで覚悟を決めなければならない

 

 

「ん?仮面は外すの?」

 

「えぇ、室内なら身バレする可能性も低いですし……何よりこっちの方が気が楽なもので」

 

 

そう言いながら仮面を外す。もちろん、気が楽になるとかそう言う理由だけではない。いつでもフリスビーの様に投擲できる状態にして懐へしまう

 

この状態でもバリア機能は使えるからいざと言う時に先生の防御として使う予定だ。その後襲いかかってきたらガチ戦闘不可避だが………

 

 

てかなんで特殊部隊相手で捕まえた奴とタイマンしようとしてんだ俺。手榴弾もねぇしよ……いやいや、いけるいける、うん!俺のタイマン戦闘能力を信じろって

 

 

仮面をつけていないからなのか、人の感情の機微に鋭いのか、はたまた俺のポーカーフェイスが未熟なだけか、理由はともかく俺の内情を察知したのか先生が話しかける

 

 

「ユクエ?大丈夫?具合でも悪い?顔が険しいけど……もしかしてさっきの戦闘でどこか怪我してたり…!?」

 

「いやいや、大丈夫ですって。なんもないですから」

 

「いやでも予定より戦闘させちゃったし…!」

 

そう言って詰め寄ってくる先生。コロコロと変わる顔からは本気で心配してくれているのが分かるが、今じゃ無い、今じゃ無いんだよ…!原作通りに進ませてくれ…!

 

 

「いや、だから…ってこらっ!服を捲らない!俺の場合怪我してたら服とか破れてるからそこで判断つくでしょ!」

 

「あっ、ごっごめんね…。あんまり触られるの嫌だったよね」

 

上着を少し捲られた辺りで止めるとハッとした表情をした後、しょぼんとする先生。正直もうちょい気軽に接してくれるとこちらも楽なのだが、と思ってしまう

 

「別に、対応の仕方は他の生徒と同じで構いませんよ。それにさっさと地下行きますよ、リン行政官が待ってます」

 

「わっ!ちょっと待ってよ〜!」

 

 

先生の手を引いてシャーレの地下へ向かう。この後待ち受けるであろう不確定な運ゲーによって胃にダメージを受けながらシャーレの階段を降りていった

 

 

 

移動している最中、先生にギヴォトスについての情報を与える。後、さりげなく先生が扉を開ける様に移動する。もしミスって俺が開ける事になったら最初にワカモが見る相手は俺になるし……

 

 

「えっと……指定された所ってここだよね?」

 

 

リンちゃんに指定された部屋の目の前に到着する、リンちゃんはまだ来ていない様で周囲には音ひとつない

 

 

「多分そうですね……中入りますか?」

 

「そうしよっか」

 

そう言って俺は移動する。おおよそ、先生の三歩程斜め後ろ。そこから先生が扉へ手をかける光景を目にしながら、同時に俺は懐にある仮面へ手を伸ばす

 

 

 

 

 

そして扉が開かれる

 

 

「……あら?」

「えっと……?こんにちは?」

 

 

一秒後、ワカモと先生がお互いを認識。ワカモには俺が見えない様に移動している、だから先生と言う要素だけをワカモに見せる事ができる

 

 

二秒後、少し体を傾け、俺がワカモを認識する。ワカモを見据える。ワカモの反応次第で俺がどう動くかが決まる。

 

だからここはもう数秒待っ——————

 

 

 

三秒後、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()仮面を投擲する

 

 

ワカモと先生の間に割って入る様に仮面が投擲され、金属が衝突した音が辺りに響き渡る、跳ね返って宙に浮いた仮面から青白いバリアが展開され2人を隔てる壁となる

 

 

 

 

 

 

 

 

投擲する為振り抜かれた右腕、そしてその目の前で起きた光景を目にしてなお、俺の理解は追いつかなかった

 

 

………はっ?なんだ今の思考?俺は何をやっている?

 

なんで動いた?どう考えてもあのまま出方を見ていた方が確実だったはずだ

 

 

確かにワカモを視認していて尚且つその場に先生がいるのだから何かしら行動しないのは不自然だろうし、なにかしら言及される可能性もある

 

 

だが、どう考えても釣り合わない。なぜ動いた?なぜ?なぜ?どう見ても愚策だ、なのにどうして

 

 

「ッ!!?クソっ……!先生!!」

 

「?、ッ!!」

 

「わっ!?ユクエ!?」

 

間に割って入る様にした後、仮面を回収し先生へ押し付ける。俺の声に反応したのであろうワカモは銃を構えており、その銃口が顔を覗かせていた

 

 

「ワカモッ……!」 

 

 

僅かに漏れ出た言葉、向けられた銃口から光が漏れ出たかの様に幻視した、肉体の反射から思わず目を瞑る

 

 

————が、いつまでたってもそれは来ない。銃声も、弾丸が肉を焼き貫く熱さも、その痛みさえも

 

困惑から思わずワカモヘ目を向ける

 

 

「——————!、?!?!?!??はっ、え!?おとっ、…?!なんっ!はわっ…、ん?、??????、、?」

 

 

「……………ん?」

 

 

「ほっ、ホワァァァァァァァ!!!!!???」

 

 

「…………?」

 

何故か攻撃せず、声にならない悲鳴を上げたのち逃亡したワカモを見て、思わず先生と顔を見合わせる

 

 

「?」

 

「???」

 

 

 

 

「「??????」」

 

 

訳の分からない一連の行動に俺たち2人は首を傾げるばかりだった

 

 

 

  

 

 

   

 

 

 

 

 

「なん………で……?ん?何が起こっ…えっ?はっ?ん???」

 

 

まてまてまてまて!?何今の?なんで逃げ出した?訳分かんねぇ………どうなってんだよ……はあぁぁ?原作はどうした!?

 

そしてワカモォ!?結局先生に惚れたの!?どっち!?俺への反応はなんだったのぉ!?ねぇ!頼むって!!分からないままにしないでぇ!?

 

 

疑問で頭が埋め尽くされているユクエと先生はその場に立ち尽くしていた

 

 

「えっと………?今の子は?」

 

「……おそらく、先ほどリン行政官から話があった七囚人のワカモかと……てかなんで逃げた?後、セキュリティガバガバすぎんだろ、どうなってんだ、危うく死にかけたぞマジで」

 

 

壁を背にしてその場に座り込む、流石に訳の分からない事が立て続きに起きすぎた。ワカモの反応はまだいいが、特に不味いのは最初の俺がやった行動だ

 

 

何をしている、大間抜けが。たかだか整合性が少し取れなくなる程度。「無視すべき事」とは言えない、だとしても優先順位が明らかに狂っている

 

このまま同じような事が起きるのはまずい……なんとしても対策を—————— ()()()()()()

 

 

そんな事より、早くシッテムの箱先生に渡さないといかん。リンちゃんは……

 

 

「お待たせいたしました、先生。それにユクエさんも……」

 

「俺は付き添いと言うか…シャーレに入りたくなったのでそのついで、というやつです。お気になさらず」

 

「そうですか。では先生、こちらに。ここに連邦生徒会長が残した物………シッテムの箱があります」

 

 

リンちゃんはタブレット端末の様な物を手に取り、慎重に状態を確認して傷が無い事に一息つくとそれを先生へ手渡した

 

「どうぞ、先生」

 

「………これでサンクトゥムタワーの制御権を取り戻せるんだっけ?」

 

「ええ、私達では起動すらできない代物ですが……先生なら、と」

 

「そっか、ありがとう」

 

「私は離れています、どうか…よろしくお願いします」

 

 

一連の会話が終わり俺もその場から立ち上がる、だがその足取りは泥沼を歩いているかの様に重かった

 

 

ここがターニングポイント。もし俺の知っているパスワードで無いのならその時は…………

 

 

一歩、二歩と歩くたびに足取りが重くなる。分かってはいる。例え俺が危惧していた事が起ころうと、彼女は………先生は間違えない。

 

 

俺が知らない物語。俺が、知ることのできない所まで先生は、きっと辿り着ける。そこからは俺がやらねばならない事だ

 

 

必ず先生も生かして、必ずこのキヴォトスを——————

 

 

そう思ってまた一歩踏み出した時の足音は、無機質な床の音では無く

 

 

 

 

 

——————ぱしゃり、と。水を踏みしめた音がした

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

頭に浮かんだ言葉を入力する

 

……我々は望む、7つの嘆きを。

……我々は覚えている、ジェリコの古則を。

 

 

一瞬の間の後、無機質な電子音が響く

 

 

『生体認証及び認証書生成のため、メインオペレートシステムA.R.O.N.Aに変換します』

 

 

その文章が流れた後、景色が変わった

 

 

見たこともない様な教室に1人の女の子が机に突っ伏し、居眠りしている

 

同時に、ぱしゃり、と水面を歩いた時の様な音がしてそちらを向く

 

 

「————————————は?」

 

 

惚けた様な、呆然とした様な声を上げて、信じられない物を見た様な顔のユクエがこちらを向いて、私と目が合った

 

私もユクエも心底訳が分からない様な顔をして硬直した後、再度私は居眠りしている少女へと視線を向ける

 

 

「ぐぅ………ふへへ……………カステラにはぁ……いちごみるくより……ばななみるくのほうがぁ…………んぅ……混ぜちゃだめです……ばか……」

 

 

ツンツンと寝言を呟く少女の頬をついてみる。ついでにユクエの方を見てみると白目になりながら空を仰いでいた

 

 

「んにぅ………。…………?」

 

ゆっくりと目を開けて、ゴシゴシと目を擦りながら私を見上げてパチパチと瞼を動かした後

 

 

「あれ?あれれ……?まっまさか……先生ッ!?」

 

驚きと共にその場から立ち上がり、私を見上げる少女に同意すると始まったのは自己紹介だった

 

「私はアロナです!シッテムの箱のメインOSでありこれから先生のサポートをする秘書です!ずぅーーーと、先生を待ってました!」

 

「あぁ…うん………。よろしくね、アロナ!」

 

「はい!よろしくお願いします!早速ですが、生体認証を行いますので私の指に先生の指を当ててください!」

 

「えっと……こうかな?」

 

アロナの言うとおりに指先を合わせると、少し怪訝な表情をした後終了した事を伝えられる

 

 

…………ユクエはなんか色んな感情が一周回ってなんかもうすごい笑顔になってるけどアロナは気づいてないらしい

 

 

「ん〜ヨシ!終わりました!生体認証はこれでわりですね!」

 

「あ〜………うん"私"はそうだね……ハハっ……」

 

「ん〜?変な事言いますね先生、そもそも、ここには私と先生しか…」

 

乾いた笑顔で返事をした後、アロナがそう言いかけた時その小さな肩にポンっと背後から手をかけられた

 

「…………あっ」

 

 

もう何かをやらかした時の様な、例えるなら自分の知らない夏休みの宿題を周りが先生に出し始めた時の様な、そんな表情を浮かべてビクビクと背後に振り向くとそこには満面の笑顔を浮かべたユクエが立っていた

 

 

「ハハッ……初めまして、アロナ……。自己紹介はいるかな……?」

 

「あっ…えっ…えっと……そ、その……ゆっユクエさんですよね…」

 

「うん、そうだよ。所で、俺も生体認証やっとくかい?」

 

「エッ……いや別に先生だけでも「そうか、でも一応やっとこうか」まっ、まっ、まッ、待ってくだ!?ア゛ッ—————!!!???」

 

 

震え声で返事をするアロナにずっっっっと笑顔で対応するユクエ。アロナの返事を意に返さず、右手でアロナの顔をりんごを握りつぶすかの様に掴み始めた

 

 

「アイダダダダダ!!??待って下さい!!謝りますから!?謝りますからこの手離して!?」

 

「んー?いやちゃんと指紋が残るか心配だからね!ほらよく見えるだろ!?遠慮すんなって」

 

「遠慮じゃな——————「話は変わるけどチョーカーかわいいね、似合ってるよ。後、報連相は大事だとアロナも思わないかな?」ア——————!!ごめんなさいーーーーーー!!!」

 

 

汚い絶叫と謝罪をあげながら、ジタバタとユクエに空中まで持ち上げられてお説教?をされている光景に呆気に取られながら、なんとかユクエをなだめて話を再開させた

 

 

………なんか仲良くない?これ完全に喧嘩するほど仲が良いとかそう言う関係じゃない?と、一連の対話になんかモヤモヤした私であった

 

 

 

 

 

 

「ゼー……ゼー……、ひっ酷い目に会いました……」

 

「…………おっそうだな」

 

 

息も絶え絶えなアロナの呟きに『自業自得だろ…』とそんな視線を送りながら適当に返事をするユクエ。その光景はなんだか何度も繰り返された様な予定調和の様なものだと感じた

 

 

「とりあえずサンクトゥムタワーについてはなんとかできそうなんだよね?」

 

「ハーッ……ハーッ…はい……実行しますか……?」

 

「う、うん。ゆっくりでいいからね?アロナ?」

 

「はぁい……サンクトゥムタワーのアクセス権を復旧、制御権を回収します……」

 

 

少し気だるそうな声で返事をして、数秒の時間が流れ……

 

 

「……はい!完了しました。制御権を連邦生徒会に移管しますか?」

 

「うん、お願い」

 

「はい!承知しました!」

 

 

そうアロナか言った後、私の視界はあの教室ではなく、先ほどまでいたシャーレの通路へと変わっていた

 

 

その後リンちゃんから制御権の確保等の連絡を受け取ってから、シャーレを案内してもらった

 

 

その途中でユクエにも目を向けると眉間に皺を寄せながら、はぁ…と深いため息をついてまたその場にへたり込んでいた。少し見ただけでも凄まじく疲れた顔をして、小さく「もうめちゃくちゃ……」と呟いていた

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
(転廻院……)






ユクエの心の中「ファーーー??!??!ナンデ!?ナンデ入れてんの?!?!馬鹿野郎ォォォォ!!?もうしばらく会えないって覚悟決めてた俺がバカみてぇじゃん!!!!!ふざけやがってぇぇぇぇぇ!!!必殺っ……アイアンクロォォォォ!!」

なおこの後アロナはちゃんと愛でた、目の前でバナナミルクとイチゴミルク混ぜたらすごい顔した。ちなみに例の会長にも同じことをやった事がある





あっ新年あけましておめでとう御座います。なんとか完結頑張りたいと思いますのでどうぞよろしくお願いします

感想、高評価くれるとめちゃんこ喜びます。どうかよろしくお願いします
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